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神様の裏の顔



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【この小説が収録されている参考書籍】
神様の裏の顔
神様の裏の顔 (角川文庫)

神様の裏の顔の評価: 3.66/5点 レビュー 97件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.66pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全57件 41~57 3/3ページ
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No.17:
(5pt)

笑いながら読めるミステリー

ミステリーなのに笑いながら読んだ本はこれが初めて
もともとお笑い芸人だった著者だからできるのだと思います

内容はストーカーだったり、殺人だったり思い内容なんだけど
それを笑いを交えなが書いて、暗い気持ちにはならない
関係者の心情描写も人間らしさがある

基本的にコミカルなタッチで物語は進んでいくので気軽に読めると思います。
ただ、ラストはゾッとするような話の展開になっていく。

そこまで行くのに2、3コ話の山があるので、ぜひ周りにもぜひお勧めしたい。
神様の裏の顔 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:神様の裏の顔 (角川文庫)より
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No.16:
(5pt)

古典ミステリをよみつけた読者であればあるほど作者の手の内を転がされます

藤崎翔の事実上のデビュー作であり、第34回横溝正史ミステリ大賞の大賞受賞作である。

舞台は、とある教師の通夜の席。生前には清廉潔白な教師であり、利益度外視のアパート経営を続けていたという、神様のような人だったと評される坪井先生の通夜には、多くの人が弔問に訪れ、在りし日の先生の思い出に浸っているのだが…という展開。弔問客の間で交わされる何気ない会話の途中、それぞれの記憶にあった、ちょっとした疑念がどんどん浮上してくるのだ。
…はい、もちろんどんでん返しの結末を期待して読み続けてOK。どうどんでん返しするか、そこのところが藤崎翔の腕の見せ所というわけである。

古典ミステリをよみつけた読者であればあるほど、作者の手の内をきっと転がされるでありましょう。
倒叙ものの醍醐味である「読者だけは知っている」、そして新・本格の時代に花開いた(ですよね?)あの手法、これらを知っている(もしくは頭に染み付いてしまっている)人は特に、読後のヤラレタ感に酔いしれることができるでしょう。
ぜひ楽しんでください、としかもう言いようがありません。
神様の裏の顔 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:神様の裏の顔 (角川文庫)より
4041046068
No.15:
(5pt)

思わず鳥肌が立つほど素晴らしい作品

亡くなった恩人のお通夜の日に、実は恩人(神様)に裏の顔があるという疑惑を軸に話が展開していく作品。

もう正直最初から最後まで翻弄されっぱなしだった。
全ての文章が考えつくされていて、無駄が全く無い。ちょっとしたネタや小話もきちんと伏線回収している。

話はそれぞれの登場人物の視点で変わりながら進んでいく。「清洲会議」みたいな感じ。
たまにキャラクターが頭の中でごちゃごちゃになることもあるが、基本的に出てくるキャラクターは決まっているし、キャラ設定もしっかりしているので、そこまでストレスにならない。
話の筋もしっかりしていたので、読んでいて気持ち良い。

ストーリーもきちんと練られていて、思わず唸ってしまった。
裏表紙に「「どんでん返しの結末に話題騒然!!」と書いていたが、言葉に嘘は無かった…。
まさかあんな結末になっているとは思わず、度胆を抜かれてしまった。

昨今はどんでん返しというと、何か奇をてらったようにド派手な結末さえ用意しておけばいいみたいな作品が案外多い。
とにかくとんでもない展開を用意しておいて、あとは読者の想像に任せると言った、匙を投げたような作品ばかり。
それに比べてこの作品は、そういった作品とは一線を画して、きちんと結末まで持ってきている好例。
ミステリ好きだけではなく、読書好きの全ての人に読んでもらいたい素晴らしい作品。文句なしの星5つ。星8つでも良いくらい。
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4041046068
No.14:
(5pt)

傑作ミステリー

著者の作品を読むのは初めてであったが、この作品には打ちのめされた。読み始めたら止まらない。
長年教師を務め生徒やご近所から神様のような人物と尊敬を集める人物の葬儀において、実は極悪人だったのではないかとの疑いが浮上。
前半のソフトな内容が後半には激変する。
ストーリーのどんでん返しもかなり凄く、私にとっては本年で一番夢中になったミステリーであり、長く記憶に残る作品となった。
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No.13:
(5pt)

神様の裏の裏??の顔

さくさくと読めて、「あ~、犯人はもしかして・・・」と思ったら、最後は思いがけない結末にビックリ!!

すごいことだなあ。。。と感心してしまいました^^.。
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4041046068
No.12:
(5pt)

誰からも慕われたあの人は…。

すごすぎる。ここ5年間のうちに読んだミステリで一番面白かった。最初は笑いの入った軽いお話なのかな、と進めたら、もうそれぞれの登場人物の独白の迫力が半端でない。それでも筆致は軽く、本の裏のあらすじで大体展開は想像できる…はずでした。しかし、葬儀が進むにつれ不穏な空気が増し、なんだか異常な話になってきた…なんか怖い怖い、とビビりながらも、先が気になってページをめくる手が止まらない。個性的な登場人物達のそれぞれの過去、封じた記憶、推理などが一体となって、それでも笑いの要素を入れながら次第に『神様』の裏の顔が明らかになっていく…のか?そのままで終わるわけが…ないよね?本当にどうなるんだ…と焦りを感じながら読み進める。全編が伏線といってよく、細かな記憶とやりとりが渦のように絡んでいき、とんでもない真相が明らかに…なるのか?なんなんだこの話は、どこへ向かっているんだ?と困惑するも、ああ面白いな…と思いきや。凄まじく異常な体験でした。ミステリとして、これ以上ないほど高度です。そして最高に面白い。『姑獲鳥の夏』、『六枚のとんかつ』、『斜め屋敷の犯罪』と並んで人生のミステリベスト10に堂々ランクインしました。

これほどの大傑作に出会えたのも、いつもの本屋さんで平積みされていたからでした。そうでなければ読み逃していました。作者さん、出版社のかた、本屋さん、本当にありがとう!
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4041046068
No.11:
(4pt)

構成が面白い

神様の様な人だといわれる元教師のお通夜から物語は始まります。娘達、元同僚、元教え子、そして神様が経営するアパートの住人達の各々の独白形式で物語は進んでいきます。神様といわれる所以のエピソード、そして各々が気付く疑問…。ラノベテイストは否めませんが、それを差し引いてもなかなかの面白さです。今後も注目したい作家さんです。
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4041046068
No.10:
(4pt)

芸人らしいユーモアたっぷりな文章でミステリーが書かれている

本書の内容説明だけで、ほぼ小説の展開が分かってしまいます。それ故に、一番肝要な最後がどうなるのか、というハードルが普通よりも高くなりそうですが、多少の粗さや強引さはあっても、見事に着地しています。

お通夜という限られた空間と時間の中で、これも限られた人物が其々故人に思いを寄せながら過去を振り返り、いずれ各人が交わり推理が繰り広げられ、もう一つの仕掛けが炸裂するという展開は、既視感は否めないものの、ラストまでしっかりミステリーとして読ませます。

コントでありそうな勘違い・すれ違いネタを、話の展開に上手く取り込んでおり、それがコントネタの脚本みたいにも思え、その点も別の味わいがあります。
神様の裏の顔Amazon書評・レビュー:神様の裏の顔より
4041021294
No.9:
(4pt)

安定して読めるミステリー。

人格者として多くの人から慕われていた故人のお通夜を舞台に、生前の個人と関わりの有った人々が過去を偲ぶうち、故人への意外な疑いが次々に湧いて出て…といった流れで進むミステリー小説です。

複数人の視点で進む構成と、「十二人の怒れる男」を思わせる中盤でのディスカッション、終盤でのどんでん返しまで安定して読めたストーリー構成でした。
平易な文章(各登場人物の語り口)も、好感が持てました。反面、ハードで難解な謎解きを求めておられるミステリーファンの方には、やや歯ごたえの軽さを感じてしまう方もおられるかも知れません。
私は楽しく読ませて頂きました。
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4041021294
No.8:
(5pt)

展開が面白い

話の展開が途中から一気に変わるところが面白い
人の噂はこんな感じで広まっていくんだろうとも感じましたね
面白くて一気に読んでしまいました
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4041021294
No.7:
(5pt)

面白かった。

届いて、すぐに読み始めなした、非常に面白い内容でした、今までに無いような展開でとても面白かったです。
神様の裏の顔Amazon書評・レビュー:神様の裏の顔より
4041021294
No.6:
(4pt)

元お笑い芸人は伊達じゃない!

10代女です。以前ラジオでこの作品が紹介されていて、そこでも藤崎さんが饒舌で軽快なトークをされていて元お笑い芸人の方だし面白いに決まっていると思い購入に至りました。
実際読んでみてもやはり面白かった〜!
リズムがよくて飽きる事なく3時間程で読めましたし、随所に鏤められた作者のユーモアに思わず吹き出しそうになりました。
ボスゴリラや、阿部寛を10発殴った様な顔とかいう人物描出が特にツボにはまりました。
いやー流石だなー(笑)
それに内容自体も実に面白かった。どんでん返しの連続というかすんなりいかない感じに引き込まれました。ただもう一回読みたいかといったらそうではないので評価は星4つにしておきます。今後の活躍が楽しみです。
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4041021294
No.5:
(5pt)

本が嫌いな人でも読める

私の学校の先輩ということで、前に講演会を聞いてから、この本を読みました。
正直、前半は本の書き方が分かりやすぎるな、コイツが犯人だろうなどと思いましたが、衝撃の展開に驚きました。
私はこのような本が好きですね。
藤崎さんはも元々お笑いの方ということで、暗く重いミステリーではなく新しいミステリーのような感じです。
本が好き、ミステリーが大好きという方には少し物足りなさが起こるかもしれません。
“本読むの苦手なんだよね…”や“本は昔から読まない”という人にお勧めです。
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4041021294
No.4:
(4pt)

この神様のような人のどこに裏の顔があるのか、と不思議に思いながらどんどん読めていけます

新人賞の応募作品なので、選者の評にあるような新鮮な仕掛けが必要なのでしよう。

しかし、最後のあたりはない方がいいように思いました。神様のような行動、裏の顔、その謎を解いていく、という所までで十分面白かったです。そのあとに少しくらいの驚きがあってもいいでしょうが。
神様の裏の顔Amazon書評・レビュー:神様の裏の顔より
4041021294
No.3:
(4pt)

面白かった。興味を惹く題材の勝利。白熱するどんでん返しの連続…だがラストの大どんでん返しは、相当無理があるかな(このレビューは後半からネタバレを含む)

誰からも慕われ尊敬される、「神様」とまで謳われる男が死んだ。葬式に集まったのは、かつての同僚や生徒など、彼を尊敬していた関係者たち。ストーリーはザッピング形式で進展し、皆が故人との想い出を振り返るが、そこで各自、ふとおかしなことに気付く。自分達の尊敬していたあの人は、神様とまで思っていた人格者は、本当に神様だったのだろうか…?回想を深めるたび、その疑念は強さを増していく…

通夜ぶるまいに集まった面々が情報を繋ぎ合わせた時、その疑念が確信へと変わる。そう、「神様」は、とんでもない殺人鬼だったのだ。事態は急展開していく。

…ところが「神様」と縁の薄い、探偵役の主人公だけが、そこでおかしなことに気付く。

「俺たちが人格者だと信じていた彼は、ただの犯罪者のクズだった」

ということ自体が、やはり思い込みなのでは…?「神様」はやはり「神様」なんじゃ…?

喪主である彼の娘に惚れている主人公は、推理を展開し、「神様の裏の顔」を晴らす…というお話。

この二転三転が実に面白い。

伏線の張り方がなかなかに巧みで、些細な疑問を感じながら読んでいた私は、謎が氷解する場面ではなるほどと思った。だが、いくらなんでもこのオチは現実離れしすぎているし、強引だろう

【以下、ストーリーの核心に触れているので、未読者は注意】

喪主である女性とその妹が、”実は同一人物”というのは、「実は双子だった」と同じくらい、ミステリじゃあ、「禁じ手」じゃないだろうか。しかも真犯人がその妹の人格で、黒幕だなんて…正直冷めてしまった。

妹が周りから話しかけられるシーンもなければ、姉妹が同時に会話するシーンもないし、鏡を見ながら云々というところで、もしや…と思い、番号を渡される場面で、「この人物にしては不謹慎じゃないか…?これは…」と確信したが、やはり当たりである。いってみれば、小説でしか実現できないトリックだ。

途中までは満点を付ける気でいたが、★4とする。正直完成度という意味でなら、もっと評価は下かもしれない。上手くやれば化ける作品だけに、惜しい。

ただ、探偵役の主人公(お笑い芸人という職業といい、特徴が完全に作者と一致している、作者の自己投影キャラ)が敗北するわけで、真犯人はのさばったまま次の殺人を企ててるわけで、結局、主人格である姉が、「裏の顔」である妹に人格を乗っ取られるわけで…

そんなブラックユーモア溢れる展開を、新人作家がやったのは、実に挑戦的で、凄いかもしれない。
神様の裏の顔Amazon書評・レビュー:神様の裏の顔より
4041021294
No.2:
(4pt)

さすが横溝正史ミステリ大賞

楽しみました。会話や文章のリズムもよく、最後まで一気に読めてしまいました。場所移動もほぼなく、多人数の視点で回想を多く挟む構成ですが、飽きさせないし混乱もなし。

デビュー作とのことなので次作が楽しみです。
神様の裏の顔Amazon書評・レビュー:神様の裏の顔より
4041021294
No.1:
(4pt)

ミステリーというよりエンタかな

とても、面白かったですよ。
私も一気に読みましたが、最後まで難解な文章表現もなく
コントのような掛け合いもあって、楽しんで読めました。

ネタバレになるので言いませんが、最後のどんでん返し
は私には意外でした。
ただ、トリックとかはやはり稚拙だと思います。様々な
犯罪が都合よく語られていますが、日本の警察は優秀な
ので見つからないことはない。犯罪はどこかでバレる筈。

個人的な感想ですが、読んでいて小説というより2時間
のサスペンスドラマを見ているような感じがしました。
この人、元お笑い芸人らしいけど小説家よりもむしろ、
脚本家とかに向くんじゃないかな(笑)
才能は潤沢なので、きっといいドラマ書けそうな気が
します。
神様の裏の顔Amazon書評・レビュー:神様の裏の顔より
4041021294

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