その女アレックス

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評判

その女アレックスの評価:

3.65/5点 レビュー 475件。 B ランク

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平均点3.65pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全480件 461〜480 24/24ページ
No.20
(3pt)

そんなに良いかなあ?

正直なところ、ほかの皆さんの評価がなぜこれほどまでに高いのか、わかりません。
確かに、プロットだけを見ると惹かれます。
けれども、ところどころで描写のポイントがずれているなと感じました。
警察官同士の関係や、その中でも核となる警部の私生活などはかなり詳細に描かれている一方で、肝心のアレックスという女性に関しては、描写が大ざっぱすぎます。
もっと彼女の成育史や家族関係が文中に盛り込まれていれば、彼女がああいう行動をとった彼女なりの必然性に説得力が増したのに…
個人的には深い余韻もなく、大味で冗長な印象で終わりました。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.19
(5pt)

ホワイダニットとして傑作

まず、登場人物がよい。妻と胎児を誘拐殺人で亡くした主人公のカミーユ警部(小柄だけど気は短い)、その部下である二人、タバコも食事もとことんせびる超どケチなアルマンに、インテリ、金持ち、男前と三拍子揃ったルイ。小生意気な予審判事。彼らの小気味好いやりとりに時にはニヤリとさせられ、時には大きく頷き、そこはフランスミステリの面目躍如である。カミーユの内面描写も胸をつき、個人的にはそれだけでも読んだ価値はあった。

一方肝心のストーリーだが、帯の惹句は正直言って煽り過ぎである。オットーペンズラー大丈夫か?「三部構成の各パートで全く違ったストーリーに見えるのが本作の肝だ、二転三転する展開に翻弄される!」というが、そうだろうか?キャラクター造形を除けば、私は第一部から一貫してホワイダニットが読みどころだと思っている。どこか肝心なことを書かない印象を受ける描写に違和感を感じ、第一部はなぜアレックスが監禁されたのか?という疑問で読み進めることになる。第二部はまた違った話であるのは間違いないが、話の展開よりはアレックスの一連の行動の謎が読者の一番の興味ではないだろうか。その謎は終盤でピークを迎え、第三部ではいくつもの謎が明かされる。ただし情報の後出しがほとんどで、本格スピリットを期待してはいけない。唯一評価できるのは、TシャツをXXXXXところだな。若干無理目ではあるが、素直に頷けた。

そして読み終わった後に、これまで感じた違和感を確認するために第一部を読み返す。このときアレックスが何を考えていたかに想いを馳せるとそこでようやく、違ったストーリーに見えてくるのだ。本作はホワイダニットを中心に据えることで、アレックスという1人の女の壮絶な軌跡を読者の心に焼き付けたのである。

余談だが、アレックスで検索すると、本作の横にモニカベルッチ主演の仏映画アレックスが出てきた。アレックスという名前は創作物上では報われないな。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.18
(4pt)

ストーリーと筆力は至極

【多少ネタバレしているかも知れません】

誘拐監禁事件の第一部、警察による追跡劇の第二部、どんでん返しの第三部と、それぞれ異なった展開で読者を飽きさせない。
最後の数ページで、それまで見えていた風景が180度変わってしまう卓抜な終幕は、快感ですらあります。
読後、ヒロイン、アレックスの壮絶な人生に、誰もが想いを馳せずにはいられないはず。

ーーが、ふと立ち止まって考えると、この話は、当然ながらフィクションだという事に思い至ります。
フィクションであれば尚更、面白さを追求するためなら、女性あるいは少女がここまで残虐な仕打ちを受ける設定もありだとする事には、疑問符を付けたくなります。
自分も含めて、架空の話であるミステリに多少の残虐性を求めるのは一般的な傾向の範囲内だとは思いますが、本作の場合、直接的な描写は無くとも度が過ぎている、というのが正直な感想。
何しろ、ヒロインに救いが無さすぎる。

刑事たちのユニークな個性も個人的には不要。
シリーズものの二作目のようなので(一作目は未訳)仕方がないのだろうけど、彼らの内輪のエピソードは本筋とはほとんど関係が無く、ヒロインの個性が強烈なだけに、この物語を単体として見ると、シリーズものをあまり読まない自分には蛇足だと感じられました。

諸悪の根源である人物に対する処罰は、他の人物に対するそれと比べると軽すぎる気がするし、フランスには死刑制度は無いので、数十年経たずに出所してしまうのでは?

ストーリーと筆力は至極、しかし上記のように釈然としない部分は若干残る。
よって評価としては、細かいですが、星3.8ぐらいです。
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No.17
(5pt)

久しぶりに「読み応え」のある小説に出会いました!

長く生きて、大量の読書をしてくると、なかなか「これは!」という作品に巡り合わなくなってきます。
そんな中で、本作品は久しぶりに「こんな小説を待っていた!」と思わせてくれるものでした。
発売されたばかりなのに、アマゾンで数週間待ち!・・・・そんな興味から、本屋に走って購入しました。
「残酷な描写やシーン」も多々ありますが、それが最後にはその描写やシーンの必要性に納得させられました。
良い作品と出会った時には、読了してから2~3日間はなんとなく小説の世界から抜け出せずに「放心状態」のようになることがありますが、当該作品はまさしくそのような小説でした。
読み終えて、時間が経てば経つほど、アレックスの心に寄り添わずにはいられません。
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No.16
(5pt)

着地が見事に決まり、このミステリーはすごい!

ゆるやかな導入部分だが、30歳で美人のアレックスが誘拐される段になって、そのリアルな暴力と悍ましさが緊張感を強いる。監禁された倉庫内で、隙間のある木箱の中に全裸で入れられ、その箱は横になることも立つことも出来ない狭さだった。そこには鼠も徘徊しており、弱っていくアレックスをじっと見ている。誘拐犯は早い時期に判明するが、警察の追跡中に事故で死んでしまうので、アレックスの居所は不明のままだ。

しかし話はアレックスの脱出劇のスリルを味わうのがメインではなく、序章に過ぎなかった。被害者と加害者が錯綜し、意想外の展開となる。伏線もきっちりとさり気なく有り、警察側を含める人物造形も類型的でなく、個性が際立っているので、ストーリーに深みがある。

3部構成だが、2部の死体の山はやりすぎだろうと思え、どうなるのかと心配したら、きっちりと3部で納得させられる。何と云ってもアレックスが謎めいているので、途中で止めるにやめられない。原題アレックスを、「その女アレックス」と変えているだけで、平凡なタイトルだと思っていたのだが、徐々に意味深なタイトルに変貌する。そして着地が見事に決まり、このミステリーはすごい!
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No.15
(5pt)

一気読み

凄いものを読んだ。大満足。久々に一気読みできるミステリーに出会った。内容を説明してオススメしたいのだが、下手に喋るとネタバレしてしまいそう。みんな、早く読んで…。
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No.14
(5pt)

読んで直ぐ人に薦めました。

久々に、人に薦めました♪
本は、個人的な物だと思っているのであまり人にはお薦めしませんが・・
この本は!!
それでも誰かに読ませたくなりました!

誘拐から進むサスペンス。
テンポ感読みやすさはどちらかと言うとハードボイル系

犯人が誰かよりも、誘拐されたのは誰なのか??が主題になって行きます。
被害者が犯人!?
犯人が被害者?!
誘拐事件を追いかけて行きながら悲しい過去と向き合う刑事。

まぁ、こういうお話は刑事や探偵はたいてい過去がありますが
個性的な(フランスっぽい)刑事達が出てきます。
そこがまた読んでいて面白い。
資産家の相続人の全身たぶん高級ブランド?で固めたハンサムで
会う女性が皆色目を使いたくなる刑事さんに個人的には会ってみたいですが・・
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No.13
(5pt)
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アレックス、、。

読み終わって、正直、「こんなものか」と。
他のレビュアーの方々の評価が非常に高いので期待を高く持ちすぎたのかな、と。

ところが、生きてるんですね。いつまでも、心の中に、アレックスが。

読み終わってしばらく経つのに、ふと、彼女に想いを馳せている自分がいるんですよ。

年とともに希薄になっていく感受性を、久々取り戻してくれた作品です。
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No.12
(4pt)

すべての残虐行為に理由がある

見知らぬ男に拉致され、全裸の状態で、窮屈な檻に閉じ込められたアレックス。
彼女がここから、自分ひとりの力で脱出を図るところから、物語は進んでいきます。
なぜ、アレックスは拉致されたのか。
なぜ、脱出した彼女は、警察に助けを求めないのか。
二部、三部と読み進むにつれて、アレックスという三十歳の女性の人生が浮き彫りになり、すべての残虐な犯罪の「理由」がジグソーパズルのピースのようにはまっていく…。
それがこの小説の醍醐味といえるでしょう。
途中で「理由」に勘付いたとしても、刑事たちと容疑者との言葉の応酬、心理戦で、最後まで飽きさせず、いっきに読み進めてしまう。
人物造形と描かれる心の機微に、なんとも言えない魅力があります。

低身長で、妻を殺された過去のある、主人公の警部。
みすぼらしい身なりで、まわりからタバコやら文房具やらをせびって倹約している、超ドケチな部下の刑事。
登場する人物は、みな何かしらの弱さを抱えているのですが、それが物語に、微妙な陰影と温かみを与えています。
映画化されるそうですが、いったい主人公は誰が演じるのか、気になるところです。
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No.11
(5pt)

ミステリーというより・・・

とても人間くさいミステリーです。アレックスの生きたあかしは、あまりにも悲しく、ひどいもので、結末に至った状況に怒りのすべてが込められていると思いました。誘拐事件から始まった謎ときが、警察をあっちこっちにひっぱっていきますが、底に流れているカミーユ警部や、ルイ、アリソンらの部下たちの個性でこの本を面白くしています。若い女性の誘拐事件が、暗闇のストーリーの発端ですが、切なく、強い女性の生き方が、心をゆさぶります。
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No.10
(5pt)

これは評価できます

他の方もたくさん書かれているので、特に説明しませんが、面白いです。

特に刑事達が、言葉で敵を追い詰めていく過程は楽しいし、キャラも非常に立っています。

ミステリー好き以外でも、かなり楽しめる一作だと思います。同氏の他の本も翻訳して欲しいですね。
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No.9
(4pt)

最後まで展開が読めない面白さ

第1章、第2章、第3章と、次々と事件の様相が変化していき、関わっている人間の顔も見え方も変わっていきます。事件の真相を知りたいという欲求の赴くまま一気読みです。
ミステリィというより、エンタテイメント小説として楽しめました。
登場人物のキャラクターにも魅了があり、筆力のある書き手だと思います。他の作品も翻訳希望!

※☆4つの理由は、警察の捜査能力に少々疑問があって、気になる人はかなりのマイナスになる恐れも。
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No.8
(4pt)

フランスのお巡りって、こんなものなのか?

他の方のレビューにもあるように、ストーリーは抜群に面白い。久しぶりに堪能した。女主人公の監禁のされ方、被害者たちの殺され方、残虐ではあるが実に斬新。
しかし、フランスのお巡りたちの実態は、本当に本書のようなものなのか? 登場するデカたちの質はなんともひどいものだ。目撃者や参考人をやたらと脅迫する、見世物小屋のほうが似合いそうなチビの捜査主任(そもそもフランスではこんなチビでお巡りになれるのか?)、手当たり次第にものを強奪する部下の乞食デカ。ましなのは富豪デカくらいだ。とはいえ日本のお巡りたちもどんどん質が低下して、まるで税金で養われている犯罪者集団のようになってきているのでお互い様か。
ここでよくわからないのがフランスの司法システム。捜査の初動段階で予審判事が出てくるのが不思議だし、そんな必要があるのか?混乱させるだけじゃないのか。どうもフランスはよくわからない国だ。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
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No.7
(5pt)

転調の見事さ!

とにかく、引き込まれるのです。
この本に関しては、先入観を持たずに読んだほうが楽しめると思うので、あまり書きません。
騙されたと思って!読んでみてください。
何度も何度も、「えっ、そっち!?」と、ドキドキするような転調が待っています。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
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No.6
(5pt)

なんとも凄いミステリー

なんとも凄いミステリー。三部構成なのだが、部が変わる度に主人公アレックスに対する印象がガラリと変わる不思議な面白味を持った作品である。

怪しい男に監禁され、檻の中に閉じ込められたアレックスに次第に死が迫る…脱出を試みるアレックス…

物語の核心に触れないとこの作品の素晴らしさを語るのは難しいが、これまで余り読んだ事の無いタイプのミステリーである。強いて挙げるならば、フィリップ・マーゴリンの『黒い薔薇』が同じようなタイプだろうか。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
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No.5
(5pt)

今年のベスト候補

拉致された美女が監禁を抜け出してからの第二部と第三部が驚愕の展開。ここまでは予測できなかった。ロマンの香りは殆どなく、むしろノワール。登場人物に対しては警部にも犯罪者側にも好感度はないが犯罪者=悪ではないので小説に対してのネガティブな気持ちは起きない。ストーリーの意外性、構成の妙など自分としては高い評価点をつける項目が多い。今年のベスト候補。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
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No.4
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

真実は純粋であることはめったになく、単純であることは絶対にない。(O・ワイルド)

<アレックスはその店で過ごす時間が楽しくてたまらなかった。>

最後の頁を閉じたあと、この冒頭の一行を読み返したとき、読者は「アレックス」のいきざまが走馬灯のように映像としてよみがえり必ずや胸を熱くする。

それは誘拐され、徹底していたぶられ、苦痛に苛まれるアレックスが描かれる第一部のリアルな描写。しかし恐怖に満ちあふれた状況の中でも必死に生きて脱出しようとする力強い生命力の爆発。

その頃パリ警視庁犯罪捜査部ではカミーユ警部他3名が誘拐事件発生の一報を受ける。
この4人のキャラクターが面白く、強烈な個性で描かれる。

交互に描かれる緊張感あふれるアレックスをとりまく状況が変わるにつれ、第一部では捜査はまだ初動だが第2部でしだいにアレックスとは何者なのかが絞り込まれていくのだが。

そして驚愕の第三部。カミーユ警部の執拗な仮説の積み重ねが仮説を突き破っていく迫力に圧倒されるのだ。
いくつもの仮説の中でアレックスの人間としての怒り、おそれ、涙の意味が明らかにされる時、細部まで緻密すぎる地獄絵図が突然目の前に立ち現れる。

人間の生と死と絶対的孤独が、アレックスがいつも持ち歩いている小さなガラクタの中にいっぱいつまっていることが分かる。著者ルメートルの人間への洞察力の深さと作家としての筆の力なくしてはこれだけの傑作は生まれなかっただろう。
断言してもいい。本書は大傑作である。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
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No.3
(5pt)

少なく見積もっても三冊分のスリラー

とてもキレイな女性が暴力的な男に誘拐、監禁される。死を待つばかりと怯えるアレックス。目撃情報から警察も動くが捜査は決定的には進まず・・・

これだけ見ればよくある監禁スリラー。しかしそのあとが凄まじい。いろんな意味で。
本書は三部構成で、監禁スリラー部分は180ページくらいの第1部。第1部の終盤、意外な展開が待ち、これを継いで予想外の第2部に突入します。この第2部は全く別のスリラーになります。登場人物紹介欄に誘拐犯の名前が書いてあるくらいなので、誘拐事件の追及が本筋ではない。

本書の白眉は何といっても100ページちょいの第3部。この第3部全体がどんでん返しといってよい。
この第3部全体を貫く緊張感がなんともすごい。そして、第1部、第2部の内容が全く覆らないのに、風景が全く変わってきます。
その上で、鳥肌が立つような、最後の数行。検事のセリフと、これを受けて微笑む主人公の刑事。

陰惨な話ではあります。読み終えた後に冒頭の十数ページを読み返すと重い感情がこみ上げてきます。
しかし、胸に押し寄せるような、何か心洗われる読後感でした。
話はまっすぐ進んでいくのに、これだけ予想を裏切る(というか、予想外の展開というよりも、予想可能な範囲なのに深さがとんでもなく深い)小説というのは初めてかもしれません。これは読むべき一冊です。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
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No.2
(5pt)

正義とはなにか

その女アレックスを完読しました。
初めは単なる監禁誘拐ものかと思いきや・・・、第一部の最後で“えっ!?”
そこから第二部、第三部と誰が加害者で、だれが本当の被害者なのか?怒涛の展開。
そこえ、個性的な警察の凸凹コンビがからみ、最後は納得の感動すら覚える結末に
まったく予想をしなかった読後感を味わいました。
「真実だとか、そうでないとか、いったい誰が証明を出来るのか!大事なのは真実
ではなく正義だ」と言い切る作者に大きくうなずいてしまいました。
けして読んで損は無い本だとオススメをします。是非とも手にとって欲しい作品です。
必読を!!
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
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No.1
(5pt)

被害者、加害者、そして被害者。

初めて読む、これまでとは全く異なる次元で書かれたミステリー。
あとがきにもあるように、「私たちがサスペンス小説について知っていると思っていたことすべてをひっくり返す」by オットー・ペンズラー。
パリの路上で若い女性がで誘拐されたことから始まるが、事は誘拐では終わらず、速いテンポで様相が異なる事件へと発展する・・・としか書けません。
ダークな雰囲気で(主人公の警部カミーユも妊娠8か月の妻を誘拐され殺された過去を背負っている)、重く、殺人の描写もかなり克明に描かれているので、苦手な人もいるかもしれませんが。
身長145センチのカミーユ警部、ハンサムであきらかに上流階級に所属するルイ、とにかくケチケチ生活のアルマン、膨らむ(体格が)一方の上司ル・グエンなど登場人物も際立っています。フランスのミステリーならフランク・ティリエを思い出しますが、雰囲気は少し似ているかもしれません。
最後に感動してしまうなんて本当に予想外でしたが、"勧善懲悪"の一言に尽きます。

(tweetしたら、すぐに海外の方達からretweetがあり、やはり評判になっているようです)
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
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