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盗まれた記憶の博物館
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盗まれた記憶の博物館の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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ミヒャエル・エンデ作品の続きから、作者を知り、5年生の息子と一緒に読みました。 先に息子が読んでから、「パパ、これ面白いから読んでみて!」という事で読み始めましたが、上下巻で1000ページ近い大作だったため、良く息子が読み切れたと感心しました。 実際に読んでみると、内容はファンタジーで想像力をかきたれられるシーンやキャラクターが数多く出てくるので飽きません。また、謎解きも秀逸です。 ドイツの作品だけあって、ナチス時代の話が多数出てきますが、こういった小説の中に織り交ぜて記憶から無くしてはいけないという事を書いてくれる方が、戦争に関する本を真正面から読むよりもハードルが低く、かつ、記憶に残って良いのではないかと思いました。 | ||||
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児童書ですので、大人の方が読むと確かに星4か3か、そのくらいになってしまうかもしれません。。。 私は小学生の時にこの本を読んで、本当に心に残りました。 人生で初めて、優しさに涙を流し、寂しくてつらくて、でも嬉しいと心をかき乱され、眠れなくなったのを覚えています。 当時、自分で理解できない涙を流した記憶は、映画館で見たミュウツーの逆襲(ポケモン)とこの本の二つだけです。 小学生、中学生のお子さんがいる方はぜひ買ってあげてください。 私にとって人生で一番大切な本です。 この本をきっかけに、私は文学を好きになりました。 同世代にはなんだかもったいなくて今でも内緒にしてしまう一冊です(笑) 当時図書室で借りた本を、大人になって自分で稼いだお金で買うことができてうれしいです。 ご参考までに。 | ||||
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ジェシカとオリバーのポロック兄弟は双子ではあるが、全く異なる方向に才能を開花させた。 姉のジェシカは数学やコンピューターに、弟のオリバーは美術に目覚しい才能を見せ、それぞれ奨学金を受けるほど。 ある日、そんな二人のもとへ警官達が押し寄せ「トーマス・ポロック」を探していると言う。 二人は正直に「そんな人物は知らない」と答えるのだが、警官の反応でトーマス・ポロックなる人物が自分たちの父親らしいことを知る。 そう、双子の記憶から、父親に関する事柄が一切失われしまっていたのだ・・・ 失われた記憶の国”クワシニア”に期せずして乗り込んだオリバーと、一人取り残されたジェシカの冒険が平行して語られていく様子は前作「ネシャン・サーガ」を想起させるが、本作の背景は古代バビロニアの神話伝承。 クワシニアには、人々が気に留めなくなった人物や物が行き着く世界であり、双子の父親もそこに囚われの身となっているのだ。 オリバーがクワシニアで出会う”失われた記憶”の中でも、ガラス製の小鳥ニッピーのエピソードは秀逸。「千夜一夜物語」のシェラザードの持ち物だったという「物語中物語」の構成は、クワシニアという異世界を際立たせている。 ジェシカとオリバーの父親救出の冒険は、それぞれ仲間を得て何時しか両方の世界を支配するために復活を遂げようとする古代バビロニアの邪神クセハーノ(仮名)の企みの阻止へと繋がっていく。 打倒クセハーノ(仮名)の鍵はその「真の名前」。 複雑に交錯し、地域や年代で変わっていまう古代の神の真の名前を、数学の天才ジェシカがネットワークで繋がれたコンピューターで突き止めようとする暗号解読の下りは、目に見えない動きではあるけれど手に汗握るクライマックスだ。 | ||||
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久しぶりに読みたくなって買っちゃいました。 懐かしいなー たのしみ!! | ||||
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「これ読みたかったの」って言われたのがうれしいです! 読書は大切ですね。 | ||||
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本が大好きな小6の娘の為に購入しました。 タイトルに惹かれたので、内容はまだわかりませんがとても喜んでくれました。 | ||||
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本が大好きな小6の娘の為に購入しました。 タイトルに惹かれたので、内容はまだわかりませんがとても喜んでくれました。 | ||||
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今作は、もう、作者の考古学から神話学までの知識の豊富さに圧倒されます。一つの名前を巡って、様々な地域の神話・伝説・歴史から類似を拾ってきたりは、研究書ならトンデモ本になりますが、フィクションですからそのウソに乗っかってしまうのが吉。 記憶がなくなることが、『モモ』のように抽象度が高い説教になってはおらず、記憶ですから当たり前ですが、具体性を帯びます。ナチズムの記憶と歴史が失われていく辺りは、具体的な警鐘です。それを現実世界と、盗まれた記憶が住む世界を交互に描くことで生々しく描いてみせるところなど、『ネシャン』からずっと腕が上がりました。 でも、このファンタジーもある意味パラレルやな〜。 | ||||
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この本は小学生のとき(六年前)に読んだんですが、衝撃的でした!読んで損は絶対にしません(^o^) | ||||
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ミヒャエル・エンデが見いだしたというだけあって、非常にテーマ性の高いファンタジーでした。 いまの日本の政治にもつながる感じです。 内容的には、既存のファンタジーをつぎはぎして、考古学の知識を加えた作品です。 ものすごい博識、かつ作者はコンピュータが本職なので、そっち方面の知識も異様に豊富。 つぎはぎという点で、少しマイナス、考古学を加えたところで、プラス。 総じて、面白くはありましたが、なにかが足りない気もしました。 つまりは、「恋愛」 子ども向けなので仕方ないと言えば、仕方ないのですが。 エンデほどには心に響かなかった、というところもあります。 しかし、テーマが本当によかったので、おすすめです。 | ||||
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博物館から美術品が盗まれ警察が双子の姉弟の家に調べに来る。 なぜ、そこには見知らぬ男の写真が・・・ 盗まれていたのは美術品だけではなく人の記憶も盗まれたようだ、こうしてこの物語は始まる。 作者の豊富な知識を理解するのは到底不可能。でもハラハラどきどき、なかなか読ませる本です。 | ||||
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いろいろと考えさせられる本です。世界の歴史や読者へ伝えたいメッセージが織り込まれた作品ですが、全く気負うことなく読めました。 というか、とてもおもしろかったです。 学校の授業でだったら、あくまで「勉強」でしかなかった内容が、この本を読んで興味に変わり、自分から知りたいと思うようになれました。 何度読んでも飽きなし、逆にどんどんのめりこんでいける大好きな本です。 | ||||
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双子の姉と弟が、意識と無意識のような別世界で、それぞれ活躍します。姉ジェシカは現実世界でインターネット駆使し、弟オリバーは失われた記憶の世界で人脈をひろげ、父親を捜します。オリバーが出会うのは、千夜一夜のシエラザードが持っていたガラス細工の小鳥や、ナポレオンの外套、ソクラテスの弟子などで、読書経験が増せば増すほどキャラクターが見えてくる本なのではないでしょうか。数十年後にまた読もうと思います。 | ||||
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じっくりと考えさせられる本です。まだ上巻しか読んでいないのですが、はまりました。最高です。内容は難しいけど、読み始めたら引き込まれてしまった。。。すごくオススメの本です。 | ||||
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こんなにミステリアスで楽しいファンタジーはない!!とにかく先が読みたくてたまらない。読み出したら止まらない!!うまく2つの世界を描いているので混乱したりはせず、まるで自分がその世界に入りこんだみたいにドキドキ・ハラハラしてしまう☆ 一つの博物館を挟んで2つの世界でそれぞれ姉と弟が奮闘するなんて、物語を2つ読んでるみたいでお得だしとっても楽しい♪ ファンタジーにしては複雑な所も多いので子供よりは大人の方にお薦め!! これを読まなきゃ損!! | ||||
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この本の内容を簡単に言ってしまえば「お父さんを探しに行く旅」という感じでしょうか。私も最初はそんな気持ちで読んでいました。しかし読めば読むほど奥が深い!何気なく出てきた言葉・名前があとあと鍵となったりと読んでいくうちに記憶のパーツがはめこまれるような不思議な感覚が広がります。歴史上の人物や出来事など少し難しい部分もありますが、「あ、ここ授業で出てきた!」とか「へ~!こんな人いたんだ」とか新しい発見などもあり楽しく読めました。この本は、最後までハラハラドキドキの物語のひとつです。 | ||||
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私はこの作品がラルフ・イーザフの本を読んだはじめての作品です。 ですから『ネシャン・サーガ』と比べることはできません。 しかしこの作品からは一つの世界、大きな存在が感じられます。 ひょんなことから世界中の人の記憶を守るべく戦うことになった双子の弟のオリバーや弟を救うため「二つの顔をもつ男」と戦う姉のジェシカの行動からもう目がはなせません! 消えたお父さんの行方は?双子はどうなってしまうの?双子の母親そっくりの女性、ミリアムの存在もかなり気になります。 上巻で出てきたたくさんの「謎」はこの下巻で明らかになっていきます。 下巻では上巻以上にハラハラの連続です。 本のページ数が残り少なくなってもなかなか終わらない「戦い」に本当にハラハラしました。 これはギリギリまでハラハラの展開が続く本です。 | ||||
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とんとん拍子でさくさくっと読めるかというと、ちょっとそうじゃない・・。中学・高校の世界史で習った言葉がいっぱい、そして歴史の中の著名人がいっぱい、またまた考古学の世界も出てきちゃって・・・。結構難しい事も出てくるからそんなシーンはちょっと読むスピードが停滞気味になったりもしちゃったけど、話の展開が面白い!! 双子の姉のいる現代と、弟のいる忘れられた記憶の世界。この2つの世界が交互に出てきて、「折角いい感じで進んでるのに、現代に戻っちゃった・・」なんて思わせて、どんどんとページを進めて行っちゃう! それに、イギリスの大英博物館、アメリカのメトロポリタンミュージアム大好きな私としては、あの中で深夜、古代の遺跡たちがウロウロしちゃっているようなこと想像して「こわ~~~」って思ったりして。 もともと世界史嫌いの私でも、何だか聞いたことある名前ばっかり出てくるから、ちょっと親近感わいちゃったり、もっとちゃんと勉強しとくんだったって後悔したり。 楽しい1冊(上下巻2冊か・・)です。ぜひどうぞ!!! | ||||
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いやぁ、奥が深すぎです。同じ作者さんのかいた「ネシャン・サーガ」も最高ですが、こっちはもっともっとおくが深い本です! 双子のジェシカとオリバーは、それぞれすごい才能を持っていて、自分の道を進んでいきます。でもある出来事がきっかけで、自分達には生きている父親がいたということ、しかもその事を「忘れていた」ということに気づきます。この事件には、「忘れられた」父親が働いていた博物館にある「イシュタル門」と「クセハーノ像」に関係があるらしいのですが、なんとオリバーまでがそのイシュタル門をくぐって、別世界「クワシニア」へ行ってしまいます。しかももっと悪い事にオリバーは、ジェシカに「忘れられて」しまったのです! さあ、ジェシカとオリバーは、父親をこの世界へ連れ??帰れるのでしょうか?この上巻ではまだまだ謎がいっぱいですが、新しくわかった事実もあります。ちょっとこの本、はっきり言って難しいと思います。なので辛抱強い人でないと読めないかもですが、でもやっぱおもしろいんですよ、絶対!約束します! | ||||
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読み始めてからすぐ、いつものファンタジーものとは一味違う作品だな、と思いました。 どう違うかって言うと、う~~ん、私がよく読むファンタジー物は異世界へ行ってしまう話とか、(タイムスリップとかもね)魔法使い者とか、妖精とであって、、、とか、どちらかと言うと西洋のお話が多かったんですが、これは、舞台は確かイギリス(だと思う)なんですが、でも深く関ってくるのは、なんと歴史での授業ぐらいでしか聞かないあの古代文明のひとつ、「メソポタミア」の国なんです。 だから出てくる言葉はいまいち聞きなれないものばかり、でもその言葉一つ一つが神秘的かつ未地の世界の香を放っていて凄く魅力的なんですね。「青きイシュタル門をくぐりて、、(適当)」な~んて言葉を聞くだけでもうぞっとしませんか? と言った感じでこんな舞台背景だけでも充分この本の魅力が解るんですが、やっぱりこの本のおもしろさは、主人公の双子の姉弟が繰り広げるファンタジーの美味しい部分が一杯つまった冒険、そしてなぞめいたストーリ展開でしょうか? このお話のテーマである「記憶」、私はこの本を読んでいくうちに人間の記憶の曖昧さに気付かされ、今までに自分のものとして蓄えてきた私の記憶に対して、ふと、不安を感じました、作者の説得力のある書き方で、もしかしたらこの本の中の人たちと同じように、自分の記憶もこの世界を支配する何者かによって操作されているのかもしれないと思い始めてしまったからです。 でも本から離れるとすぐにそんな考えは馬鹿馬鹿しいと思いなおしました、が、また読み始めるとす後にそんな疑問が頭をよぎって、、、 と、まあこんな感じで作者の魔法の手によって読者はファンタジーの世界を仮想体験できるんですね、嘘だとわかっていても彼の書き方には不自然さが無くこんなことあるかもしれないと思えてしまいます。 まあとにかく、まず手にとって、1ページ読んでみてください。 きっと続きを読まずに入られませんよ? | ||||
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