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シアター!〈2〉
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シアター!〈2〉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全41件 21~40 2/3ページ
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登場人物が次々とメインに立ち 話を進めていく話しは、 まさにもともとのシアターフラッグの演劇によう | ||||
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劇団の存続問題が主かと思いきや、そこはやっぱり有川さん! 恋愛要素がメインですねぇ。 有川さんの本を読むとキュンキュンと乙女心が刺激されてます。 30代にもなってこういうのを楽しみにしてる自分ってどうなのーって思うとこもあるけど、 有川さんの作品だけは特別かな・・・と、自分を許すことにしましょう。 今作では1作目から描かれている恋にちょっと進展があるほか、 意外な2人が急接近したり・・・。 特に牧子さんの巧への気持ちが切ないー。千歳と司がもどかしい。 掛け合いのテンポの良さは相変わらず気持ちいい! 「3」が待ち遠しいです。 | ||||
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ほんと、上手いなぁと思う。 でもやっぱりラブコメなんだ、と思う。 ラブコメが苦手なのに、ついつい面白くて有川作品を読んでいる私としては、 このまま恋路要素が高まると読みたくなくなりそうで、困る。 後半のとある劇場の契約をめぐるエピソードは、 1巻に引き続き、作者の小説におけるスタンスに そのまんま置き換えられる気がする。 また、オリジナルグッズ作りの話は、 学生時代の文化祭やら、会社で作ったくだらない販促グッズやらを思い出してしまい、 笑うに笑えない気分ながら、楽しく読んだ。 | ||||
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シアター1を読んだときの感想が「ポップでキュートでぬるい」でしたが、続編もそんな感じです。小学校高学年から中学生くらいがメインターゲットですかね。この作者は基本そんな感じです。青春小説が大好きな僕ですが、作品によってはあまりにぬるくてチープ過ぎて読めないこともありますが、シアターシリーズは面白いです。「3」も楽しみにしています。 | ||||
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有川浩さんはすごく正直な作家さんだと思う。 このシアター!は、どうも次の3巻で終わるらしい。 それを念頭に書かれているせいか、今回のストーリーは それぞれの登場人物達への気遣いにあふれてる。 登場人物達を並べてシャッフル&カップリング。 気になるあたりがなーんかいい感じになってきて、 さらに借金返済のめども?! 最後の巻は誰しもが気になっていてでも、 今回でついに決着しなかったあのカップルよね? なーんていう期待にもちゃんと応えてくれるんだろうなー。 ほくほく、にやにや。 この人の作品は本当に、なんていとおしくて幸せになる。 今の時代にこそ、多くの人に読んで欲しい作品、じゃ、ないのかな。 | ||||
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奇遇にも、『シアター!2』が発売されてすぐに『シアター!1』と一緒に購入し、一気に読みました。有川さんの描く若者はみんな素敵です。そして、掛け合いの言葉がおもしろすぎる☆ そして、運よく1巻目と2巻目を通しで読めてしまった私は、言いたい。 『シアター!3』が待てません!!! 3巻目で完結だそうで、早く完結させたいような、もう少し引っ張って余韻に浸りたいような、愛すべき作品です。 ちなみに、しっかり者の司と、芸術肌の巧、この二人の兄弟では、私は断然司派です!! | ||||
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兄の春川司から運営資金として300万円を借りた劇団シアターフラッグの泣き虫主宰・春川巧は、借金の条件として運営益で2年以内の借金返済ができなければ劇団を解散するという条件をつけられた。人気声優の羽田千歳を女優に加え、兄に2年限定の経理責任者をお願いして、何とか利益を出せるところまではたどり着くことができた。 今度はこの動員規模を大きくして、安定した採算ベースに乗せるための奮闘が始まる。 1巻では春川司と羽田千歳がストーリー展開の両輪として活躍したけれど、今回は序盤は控えめ。前巻では劇団メンバーという程度の位置づけでしかなかったキャラクターたちが、大体二人1組になって、4つのetudeを奏でる。このため、おとなしく収まるストーリーばかりではなく、トラブルも多いに発生する。 エチュードのうちは「春川司先生の電話相談室」みたいな感じで相談役に徹していた鉄血宰相が、STAGEに入ってからは立場を入れ替えてみたり、前半はおとなしくしていた羽田千歳が後半でめちゃくちゃ暴れたり、他のキャラクターたちがそれぞれの生き方を明らかにしてきたり、起伏があってとても面白い。 この劇団の中で、どういうルートで情報が流れるのかを考えながら、ストーリー展開を読み直しても面白いかもしれない。 | ||||
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登場人物ごとに焦点をあてて、細かなシーンで割った群像劇になっています。 あとがきで、作者が、キャラクタが動かなくて困った、と書いていますので、なんとかしようとあがいた結果が、この形式だったのでしょう。 結果的に、成功しています。 各人の心の内面がじっくりと描かれて、深みのある作品になりました。 印象に残っているのは、106ページから始まる、牧子と巧のやりとりです。 他の劇団に客演した牧子に対し、巧が演出家として独占欲をむき出しにする。 その独占欲に、牧子が女としての官能を感じる、という内容です。 おそろしく生々しくて、こういう女の生々しさの苦手な男子には、ちときびしいかな、と思うくらいです。 こういった場面を描くことに、作者がだんだんと傾倒していって、そのうち某女流直木賞作家のように、女のぎとぎとぬるぬるしたいやらしさばかりが目立つ小説を描くようになるのではないか、とちょっと心配です。 まあ、なにはともあれ、第3巻が待ち遠しいです。 | ||||
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今回は劇団内のそれぞれ個々の気持ち等が入り交じっていて読みやすかったです。司兄さんの出番は少なかったけど、僕が好きな所は強気の司が演劇通の上司に弱音を語っていて、この上司がいい言葉を話す所は渋いなぁと思いました! | ||||
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前作の評判もよく、早速の続編。 最初の章で、作者得意の甘い甘いラブモノ部分で多少詰まるのですが、そこが実はamuse-gueleなんですよね。 前回は、司を中心に置いて巧と千歳ちょっとだけ牧子で回したけど、今回はその周辺の皆さんでetudeすなわち外伝が続きます。 このetudeが実に上手く組み立てられていて、少しずつエピソードや人物が個々のetudeをつなげていて、全体としてシアターフラッグのステージアップに纏まります。 その高揚感は、「オレは担任教諭か」と司に嘯かせるくらいの上手さ。 それなので、stageがマイナス1から始まることが、ホント舞台の暗転みたいに効いてます。 3部作で完結と筆者に予告される見事なstageが出来ましたこと、うれしい限り(まぁ、図書館シリーズも3部完結と一旦言っているのだけどね) 今回上手い上手い云うのは、劇団関係者以外のオトナの使い方もあってです。 前作でも存在は確認されていた司の上司(元・演劇青年)と司・巧の母親は、客演的にツボです。全くイージーなイメージですが、若者中心の舞台に、竹中直人と浅野温子さんが加わった感じです。(案外とはまってない?) それと、作中の演劇の内容が、ジワッと登場人物達に被っていく流れがパネェ上手さです。 「遥かなるあの山へ」での巧−司−千歳のくだりがあるので、ラスト前の「走れ!ボート部」の「オー、ヤッ!」「ラスト、スパートォー」が心を打って止みません。前者が劇団員一人一人の内心の読み込みであるのに対して、後者は一つずつちょっとだけ上手くなった彼ら・彼女らが心から声に出した言葉です。楽しいだけの劇団や役者には、あるいは、気取った分かったような芝居では、この声や感動は味わえないことでしょう。 作者は、言うこときかない劇団員を愚痴ってますが、どう観ても自家薬籠中なんですよねー。 フジテレビは、有川さん囲っているんだから、「シアター」も三部作完結次第、テレビ化してください、お願いします。 | ||||
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私事で恐縮だが、大学生時代に小劇場に嵌まり込み 暫し過ごした後、社会人として「更正」した身としては 劇団再建にあたる語り部、劇団主催者の兄「春川司」 の気持ちと行動とが痛いほど理解でき、 諸所不満はあれど手に取ってしまうシリーズ第2弾。 本巻においては、前巻において鉄血宰相とまで揶揄されながらも 劇団側に少しずつ感情的に肩入れしていってしまう「春川司」の姿と こちらもまたゆっくりとではあるが、独り立ちに向け歩き出す 劇団員たちの姿が、前巻よりも個性豊かに描かれている。 下手に演劇の公演内容に踏み込まず、きちんと取材した上、 周りからその制作プロセスを描き、著者お得意の ラブコメで落とす手法は成功しているといって良いだろう。 (その分、破天荒な勢いが減じてはいるものの) 次巻、最終巻のオチは既に見える。 しかしそこまでのプロセスをどう楽しませてくれるのか、 期待である。 | ||||
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300万の借金返済にがんばる劇団シアターフラッグその後、と「獅子は千尋の谷に子供を『本気で』突き落とす」司にいちゃんその後、です。 前巻では司にいちゃんが面々にカツを入れてがんばっていましたが、どうやら今巻ではその面々がやっと動き出したってところです。 それにつれて、個々の性格が前に出てきて、ストーリーに深みが出てきたように思います。 それでも、面々は司にいちゃんが大好きなようで、保護者のごとく相談しまくるところが可愛かったり。 それに、司にいちゃんファンのワタシには、感涙もののところもあり(ネタバレなのでかけないー。読んでほしいかも)、ますますファンになってます。 やっぱり、司にいちゃん、いい。 加えて有川さんの「人」に対する見方が相変わらず大好きです。 「胸に刺さる」言葉、ワタシにも「刺さります」。ありがとう、といいたいです。 昔上司に言われたことを司にいちゃんも同じように元演劇青年の上司に言われていて、どきりとしました。 この部長さんも大好きです。 | ||||
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これを読んでる時に、同時進行で読んだ他の作者の本が面白かったので、 この本も面白かったんだけど、マイナス面が目に付いてしまいました。 今回は、前回では脇にいた劇団員にスポットが当たって、それぞれが主役になるのですが、 なんだか、みんな似たり寄ったりに感じました。 表面的な性格は違えど、 「常識的な男前な性格な人」と「非常識で我儘な感じの悪い奴」の2分類化しかないような気が・・・。 ただし、それだから面白いっていう面もあるので、一概に否定は出来ないですけど。 あと、気になったのは同じフレーズを、同じ本の中で繰り返し使うとこかな。 今回は「試合に勝って勝負に負けた」ですね。2回使われてました。 お気に入りなのかもしれないけど、他の表現は見つけられなかったのかなと考えてしまいました。 けど、時期さえ良ければ、こんな辛口のコメントにはならなかったと思います。 それに、前作と同様に楽しめたことも事実です。 うん、面白かったです。 | ||||
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前作は一冊でひとつのストーリーでしたが、今回は区切られたいくつかのお話です。別冊図書館戦争みたいな感じ。 演劇の内容も気になっていたのでそれぞれもう少し掘り下げてもらいたかったなぁと感じました。 普段のラブコメな有川節が読みたいのであれば大満足な一冊だと思います。 小宮山さんとゆかりさんのところなんてキュンときますね。 | ||||
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金回りが悪くてつぶれかかっていた劇団シアターフラッグの、2年間で300万円を返そう、という物語の続編である。 2年後に劇団をつぶさないように。そして、2年後のその先もやっていけるように。 「好きだから」の一言で夢を見続けていた劇団員達が、実現可能性という現実に目を向けていくプロセスが描かれている。 それは、夢が破れたというようなネガティブなものではなくて、夢を夢で終わらせないたくましさや頼もしさになっていくだろう。 その上、それぞれに恋愛模様がうごめいている。 うまくいきそうな人たちに、うまくいかなかった人に、まだ決めかねている人たちに。 劇団のひとりひとりに物語が用意されており、前作では影が薄かった人も存在感をもって現れる。 返済を期限を迎えるときにどうなるか。まだ続きが残されている。 劇団の行方もだが、鉄血宰相とディープインパクトがどうなるか、個人的にはそっちのほうが気になって仕方がない。 | ||||
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魅力ある演出の才能のある劇作家・演出家の弟・巧と、サラリーマンでリアリストの兄・司。 運営費を持ち逃げされ存続の危機にたった小劇団「シアターフラッグ」への兄の出資金300万円を2年の内に返済できなければ劇団解散という危機に立ち向かうシリーズ2作目。 前作は劇団運営をベースにしたグループとしての活躍を描いた作品でしたが、シリーズ2作目になり個々のキャラクターの心情と行動を小編で繋ぐものになっています。 いわゆる「キャラ立ち」して、個々の魅力が存分に発揮された作品は有川浩さんの得意技。中毒性の高い作品で、一気に読み終えました。 劇団経営についても良く取材されてはるんやろうなぁと思え、「趣味」と「仕事」の違いや、経営するということへの姿勢など、単に舞台だけを借りてきたという感がしないのが本当に素敵です。 春にはTheater劇団子で舞台化された「もう一つのシアター!」のDVD、脚本集も販売されるとのこと。ちょっと欲しくなってきました。 | ||||
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メディアワークス文庫の創刊時に出版された『シアター!』の続編。あの終わり方だと必ず続編出るなぁと期待していたらやはり出た。今回は、よりラブコメ度も高く、かなり面白いと思う。 前作は、第1巻ということで、存続が危ぶまれていた劇団を救うために主宰者・巧の兄・司がお金を出し、再建に取り掛かるということが中心で、登場人物もほとんど紹介的な描かれ方だったけれど、今回は、よりそれぞれの登場人物にスポットを当てた内容になっている。 特に前回希薄だった著者得意のラブコメ的な要素も、今回は、登場人物それぞれの恋愛模様を描き盛りだくさんだった。やはり、著者の作品はラブコメが一番かな。 それに加えて、劇団再建のストーリーも、波瀾万丈といった感じで、こちらも楽しめる。 帯を読むと、この小説のスピンオフ的な舞台も作られ、その脚本を有川浩が書くという。ほとんど生で舞台なんか観たことないけど、その舞台のDVDも出るみたいだから、観てみたいな。 また、著者のあとがきによれば、次の巻で完結するようだ。劇団の行く末気になるが、司と千歳の関係がどうなるか、こちらの方が気になる。 | ||||
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1巻の「吊るす」発言で司さんのファンになりました。 同士の方は、今回、さりげにかっこよくて頼りになる司さんが、ますます好きになるはず!(←パジャマの裾をズボンに入れようが何しようが…笑) メンバーにまさかの亀裂が!どうなるシアターフラッグ!?というお話。 メンバーそれぞれにスポットをあてて、嫉妬や喧嘩や恋愛模様などが描かれています。 トラブルがあると、相談相手として頼りにされるのは春川司。 (でも、メンバーから相談されると、劇団をやめる方向でどんどん話をすすめちゃうので要注意) あとがきに、「3」で完結するのでは…とあり、描かれていない恋愛模様が気になるので今から「3」が楽しみです。 | ||||
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有川浩氏の名前で前作「シアター!」を購入し、その続編ということで一ヶ月程楽しみに待たせて頂き、今、読ませて頂きました。 シアター!が主人公・春川司、春川巧兄弟を中心とした群像劇に対し、今作は他の劇団員に焦点を当てたショートストーリーを組み合わせた構成となっています。 内容は有川さんの得意とする恋愛を核に、20代後半の私では読んでいて恥ずかしくなってしまうような有川節でコミカルに、かつ、シリアスに魅力あるキャラクター各々の成長を描いている青春小説だと思います。兄・司の父親へのわだかまりが解けるシーンは少し揺さぶられました。読み終えた後、「面白かった」と素直に思える作品です。 個人的な欲を言えば、作品中で前作を引用した展開の際に、いちいち補足の表現ががされている点が少し不満が残りました。分かっているからこそ思わずニヤリとできるのであって説明されてしまうと少なからず肩すかしをくらいますね。 最後に、ヒロインの恋模様が片付いていないと思ったら、次回に続くのかよ!! | ||||
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わたしも以前演劇に少しだけ関わっていたことがあるので、 この「シアター!」の設定や内容はすごくリアルに感じています。 恋愛関係なんかはもっとドロドロしていそうなのですが(笑) そこはさすがの有川さんと言ったところで、 とてもキレイに関係を作っているなぁ、という印象です。 ホントいいヤツらばかりで、わたしも司さんのように面倒みたくなっちゃいます。 1巻で終わってほしくなかったので、この2巻の刊行は本当にうれしいし、 期待に応えてくれる内容でした。 次巻もあるそうなのでもちろん期待大ですし、 もしそこで描ききれないことがあるならば外伝とかも書いて欲しいです。 | ||||
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