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明日の子供たち
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明日の子供たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.51pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全79件 21~40 2/4ページ
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職員に児童にサポート人員&施設等、児童擁護の世界を様々な視点から描き、 リアルな問題や不満を提示しつつ、作品内で見事な解決や明るい未来を勝ち取っていく見事な感動作品! 特に、施設の女子高生の不満『私は、親と今よりも遥かに大変な生活をしてきた上で、ここに来て救われたから、ここに来れて幸せ。なのに、児童擁護施設にいるから可哀相だなんて思われたくない』という叫びは、多くの施設児童の現実的な叫びに聞こえたし、 高卒後に就職せず進学した場合、親に一切頼れない場合のリスクの深刻さにも切実な現実的叫びを感じました。 作品の終盤のテーマのように、今はこどもだけど『未来の社会を作る明日の大人たち』なんだから、もっと世間や社会が現状を知り、老人と同じく手を差し伸べていかなくてはならない大切な分野だという事を、発信したり訴えていかなくてはならないと感じましたし、 その1歩として、素晴らしい作品に仕上がった今作品を一人でも多くの方に読んでもらいたいです! ドラマ化も切望する程に、感動の涙に満ちたオススメの神作品でしたO(≧∇≦)o | ||||
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児童養護施設に暮らす子供達の物語です。 自分達をかわいそうと言わないでほしい、施設に暮らせて幸せなのだから これがこの本のメインテーマだと思います。 ですが、その「幸せ」の根拠が… 殺されずにすむ 殴られずにすむ 三度三度のごはんが食べられる 学校に行ける… もちろん大切なことです。ですが、自分でも幸せだと言うときに、これらを根拠として挙げますか? むしろひどく落ち込んだり絶望感にかられたり、悲嘆に暮れたりしたときに数え上げてなんとか自分を励まそうというときの「日常の、普段忘れている幸せ」ではありませんか? こんな、普段意識にも上らないことを自らの幸せとし、だから自分達はかわいそうじゃないと言って疑わない子供は、私は間違いなくかわいそうな子供だと思います。 イヤと言うなら申しません。でも、私がかわいそうと感じる気持ちに指図をすることは、当事者であってもできないのです。 | ||||
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始まりはつまらないかなぁ…と、あまり乗り気じゃなかったのですが、途中から最後、一気に引き込まれました。 | ||||
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母から勧められ読んでみた。 奏子の演説が、印象に残った。具体例を挙げ、理論を織り込み、児童養護施設について あまり知らない人たちの偏見を解きながら、最後は味方につけていた。 巻末の、施設の子から作家への手紙は本物だということに驚いた。明晰でわかりやすい文章だった。 本当の意味で大人になりきれていない親が増えつつあるので、こういった子供の避難所的な施設は、 これから益々必要性が高まるかもしれない。親だけど親では無いものに育てられるより、 施設での生活の方が幸せなようだ。 誰に対しても、上から目線で見てはいけないなと、改めて感じたし、他人を説得する術も教えられた。 中三の娘にも読ませたい。 | ||||
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これからの人生を考えている若い人々に是非読んでいただきたい本でした。 | ||||
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綿密な取材に裏打ちされた起伏に富む優れた著作。児童養護学校について色々 学ぶことができました。ぜひお薦めしたい良著です。 | ||||
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幸せの形は人によって違う。当たり前の事だけど‥「養護施設にいるだけで可哀想と思ってほしくない。」の言葉にハッとさせられました。結婚してるから、経済的に恵まれているから、親がいるから…幸せと感じるかは人それぞれ。 頑張らない自分でいられる場所がある、それが幸せなのかも。 私の人生は一つだけだから、色々な人の人生を疑似体験出来る本の世界を改めて素敵に感じます。 言葉を発する時や行動を起す時、少しでも多くの価値観と出会っていればいるほど 分かち合ったり共感出来る機会に恵まれる気がします。 素敵な作品に出会えた事に感謝。 | ||||
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単行本レビューに「内容がうすい」「予定調和」という意見があるが、私にはとてもそうは思えない。当事者以外で、果たしてこの本に書かれている児童養護施設の状況・さまざまな事実について全て正しく知っていたという人がどれだけいるだろうか?繰り返すが、とても「内容がうすい」とは思えない。私も知らなかったことが多く、知ることができ感謝している。多くの人たちに読んでほしい。文庫本「あとがき」まで必ず読んでください。当事者達を傷つけることなく、それでいて過不足なく淡々と事実と思い書くことの難しさ、筆者の優しさを感じる。心の波長があわない人達がいることも認めます。甘いかもしれない、でも、私自身いつも、この作者の作品に心慰められています。 | ||||
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様々な分野で「人間の子育ては一人ではできない」といわれています。(疑問のある方は是非「NHKブック「ママたちが非常事態」を読んでください)そんな中で虐待される子供たちが・・・”子供は親と一緒が一番”という幻想 保育所の数は「女性の社会進出」という視点で語られることが多いです。『子育て』という視点で,保育所の充実とそしてこの本のテーマの児童養護施設、里親の充実、一時保護施設の充実 是非真剣にみんなで考えたいです。そして一人の少女の声から 本を書く 有川浩さんは素晴らしい。 | ||||
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初の有川浩だったが、読み物として非常に面白かった。どの程度児童養護施設の現実を捉えているのかは、現場職員ではないため分からないものの、丁寧な調査に基づいて作られているのはよく伝わってきて、とても好感が持てた。奏子のスピーチのシーンはこちらまで胸が熱くなった。 | ||||
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今まで児童養護施設とはどういうものか、この本を読むまで知りませんでした。一人の入所者の手紙がきっかけで本書が誕生したとのことですが、「自分たちを可哀想だと思って欲しくない」という言葉には、はっとさせられました。また、読みながら、所々で自然と涙が出る感動本でした。 | ||||
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子供の虐待記事が続く毎日 育児放棄する親、育てかたがわからない親 子供の気持ちを汲めない親 それでも縛り付ける親 現実にいくらもそのかけらを見つけることができる 物語の高校生、カナとヒサも同様だ ようやく逃れてたどりついた環境で 賢く伸びやかに成長してきた 知らないで、知ろうとしないで 哀れみや差別の色でしか認識しない多くの人たち 事件に絡めたマスコミも、ドラマも その色だけを誇張し伝える 施設は子供たちにとって決して「かわいそう」なものでないと 自立したのちのよりどころを守りたいと 施設の職員、子供たちの痛切で熱くて懸命な生きざまが 細やかに語られ、胸を打ち、ハラハラドキドキ 有川さんらしい主人公慎平のキャラは 軽くて憎めなくて一生懸命で、火が付くと加速して、 ほのかに恋心も見え隠れして魅力満載 涙腺ゆるむ短編も良いし お得意自衛隊もちょっぴりスパイシー きっと映画化されるだろうな | ||||
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『先に生まれただけの僕』という学校を舞台にしたドラマで、印象に残っているセリフがある。 「奨学金は借金だ」 大学進学に悩んでいる生徒に向けて、主人公が言った言葉だ。 本作を読んで、一番感じなくてはいけないのは、これだと思う。 本作が創られるきっかけとなった手紙を出した女性には悪いが、たぶん現場の苦労や作者などの意図が本当の意味で伝わった人はたぶん少ないと思う。 読んだ人が感じなくてはいけないこと。 そのひとつは、奨学金は借金であること、これだと思う。 読んだ人の数だけ教えがある作品だと思うので、是非多くの人に読んでもらいたい。 | ||||
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最後まで読んで、ノックアウトされました。ジーンと来ます。SFでもミステリーでもない小説なのに、予想外の展開も多く、ハラハラしました。 同じ児童施設を扱った某テレビドラマの批判も所々にあって、思わずにやっとします。当然、同じ作家(脚本家)仲間を批判してもいるのですが、そこは著者の勇気。作家の良心でしょうね。 | ||||
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児童養護勤務です。著名な作家が書いてくれたという事で非常に読みやすくドラマもちりばめられています。1年目新人2年目中堅3年目ベテランと言われた養護施設の実情をある一面から書いていると思いました。 ただ、そこはそれ小説というドラマであり現在の実情はだいぶ違います。退所者支援、携帯、勤務、勤続年数等々、ああ、20年前はこうだったなと思いました。個人個人がその自分の力の中で子供たちが将来困らないようにと支援を考える。ドラマの様なダメ職員はあまりおらず、みな一様に想いを持って制度の中で個人で取り組んでいる、横のつながりは個人レベルではあってもチームとしての機能はしていない。なんでその経験を共有しない?それは一人で抱えて良い問題じゃないし皆の経験にならないだろうが??というところは結構ありました。まあその方がドラマになるからなんでしょうけども。 あとは制度面、今でももちろん変わっていない状況はある程度はあると思いますが今は色々変わってかなり良くなっているんだけどなあと思いました。 ただ、施設の子は「かわいそうな子」ではないというところは本当にその通り、感動ポルノの対象ではないというところがこの本で一番のところでそこへんは非常に共感できました。そんで明日ママは爆笑 | ||||
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さすが有川浩さんの本ですね。 引き込まれてあっという間に読み終わりました。とても読みやすかったです。 | ||||
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施設に暮らす子どもたちと、職員の、心あたたまる交流と、成長を、優しくかかれたお話で、読後元気が出る本です。 施設の「問題の無い子」と新しい職員が主な主人公ですが、他の登場人物もふくめ、とてもいきいきとしていて、反発を感じる場面も、しっかりと、あとで背景がわかると、なるほど、とうなずきます。そして、私自身施設に対する偏見を指摘されたようでドキッとする場面もありました。また、主人公の言葉は、大人でもげんきがでる、また、ヒントになることが、たくさんです。 | ||||
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中学生の娘が大事にしながら読んでます。大切にとっておきたい一冊らしく、安価に綺麗な本が買えてありがたいです。 | ||||
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素晴らしい、としか言えません。 有川さんが、きっと、細かく細かく取材をして、丁寧に、より多くの人に実情を知ってもらえるように、と一生懸命に書かれた小説だと思います。 現状に、少女達の思いに、読んでいて、まさに目からウロコ状態でした。 驚きと感動の連続です。 児童養護施設のことを、私は詳しくは知りませんでした。この小説を読み、何となく分かった気になりましたが、全ての施設で同じ様な状況、思い、なのかは分かりません。 でも、この小説には、多くの人が持っているだろう思い込みや偏見を覆す言葉が多く書かれています。 より多くの人が、この小説を読み、少しでも児童養護施設に関心を、正しい知識を、暮らしている子達の想いを、実情を、知ってもらえたら良いな、と思いました。 | ||||
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児童養護施設を取り巻く状況について勉強になりました。18歳以上の対象者に対して、今後どのような支援策が生まれるのか(それとも、現状のままなのか)心配です。 | ||||
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