■スポンサードリンク


悠木まどかは神かもしれない



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
悠木まどかは神かもしれない (新潮文庫)

悠木まどかは神かもしれないの評価: 3.00/5点 レビュー 19件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(5pt)

読んだ感想

最後の終わり方が少し残念だったけどでも和の気持ちがオダギリスに向いてたことを知ってとっても嬉しかったです!叶わぬ恋で終わると思っていたけど以外と二人は似合うと思う 後批判に対する批判って訳じゃないけどもう少し純粋に楽しめないのかなぁ?
悠木まどかは神かもしれない (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:悠木まどかは神かもしれない (新潮文庫)より
4101256411
No.7:
(4pt)

テンポ良く登場人物がカワイイお話。

主人公は平凡な小学生男子、舞台は彼が通う塾と、帰りに友人と立ち寄るハンバーガーショップ。
大きな事件が起こるわけではなく、小学生の日常と、小さな事件や少しの成長の物語です。
でもそんな日常の中に登場する、明るく非常識な大人たちに対しての、主人公の彼の心の中でのツッコミや、小学生どうしの会話のテンポが良くて、楽しい気持ちで読みすすめられます。
それになんといっても悠木ジョシがカッコいい!小学生ならでは、小学生だからこその格好いいところと可愛いところを持つヒロインだと思います。
物語の中の期間は短くて、あっという間に彼らとのごくちいさな冒険は終わってしまうのですが、でも、彼らにきっといろんな未来があるんだということを感じさせる余韻のあるラストだったように感じました。
悠木まどかは神かもしれない (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:悠木まどかは神かもしれない (新潮文庫)より
4101256411
No.6:
(5pt)

これは道徳の副読本かもしれない

筑駒・開成が有望視され、将来の官僚エリートまで視野に入れている塾通いの小学生たちに、いつもゆるゆるのオヤジが「選ばれた者こそ、他人のため・弱者のために働け!」と檄を飛ばすくだりが、大人から子供へのメッセージとして、なおかつ官僚批判として効いてるなあと、意外に感動できました。
最後まで読むと溜飲が下がりますよ。そして、子供に読ませたくなります。
「バカミス」だけど、小学生または、その親御さんにふさわしい作品。
悠木まどかは神かもしれない (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:悠木まどかは神かもしれない (新潮文庫)より
4101256411
No.5:
(5pt)

ジャケ買いすべき本

皆さん、中身のことを一生懸命批判してますが、私は、本のカバーだけで満足です。CDでジャケットを気に入って買うようにカバーに惹かれて購入しました。
本の中身は、カバーイラストの女の子の紹介程度の物なので、こんなに可愛い娘なのだから、本の中身が薄くったっていいじゃないか。
読むよりも持っているだけで幸せな本は少ないですよ。
ライトノベルの表紙は、これでもかって感じで飽きてきたので、このイラストは買いです。
悠木まどかは神かもしれない (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:悠木まどかは神かもしれない (新潮文庫)より
4101256411
No.4:
(5pt)

弱者へ向けられた温かいまなざしに涙する

知人の強い推薦で手にとってみた。「ラノベか……」。50歳近い大人が電車の中で読むにはちょっと気後れする表紙イラストだ。だが読後にこの気後れは、大きな勘違いであると気付かされる。

本書は一言でいうならば、進学塾に通う小学5年生の男の子の成長物語。しかし、作中一貫して流れる作者の「弱者へ向けられた温かいまなざし」が最後に涙を絞らせるのだ。

主人公は学校の成績はトップクラスだけど、俊英の集まる塾では目立たない成績の男の子。トップの子からいちびられるシーンから物語は始まるのだが、この会話がなんともいやらしい。天才・秀才といえども、場所が変われば凡才となり、偏差値という序列のなかでは弱者でしかないことが示されている。

この弱者がひとりの女の子に憧れることによって勇気を学び、夢を探る。そして「人はなぜ勉強するのか」という問いに対しても、明確なビジョンを持つようになる。このシーンは本書の白眉である。子供から「なぜ勉強しなきゃいけないの?」と聞かれたとき、こんなにも心を震わせる答えがあったとは。そうして子供は、勇気と夢、知恵を身につけて大人になっていく。

「弱者」は主人公だけではない。主人公の両親も、ハンバーガーショップの店員も、そこに集うサラリーマンもみんな弱者として描かれる。なかでも特に、女性店員に向けられた作者のまなざしはことのほか、温かい。

このまなざしの温かさは「人はそれぞれみんな違うからこそ素晴らしい」という多様性から導かれたものではなかろうか、と勝手に推測してみる。聞くところによると作者は豪州在住とか。かの国が白豪主義を乗り越え、人種や文化の多様性を認める国家になったことは記憶に新しい。そんな国の人だからこそ、かくも弱者に寄り添う物語が奏でられるのだろう。

人生は強いとか弱いとか、勝ったとか負けたとか、「かくあるべき」とか、そういう見方をするもんじゃない。勇気と夢と知恵をもっているか、否か。自分とは違う存在に対してどれだけやさしくなれるか、否か。表紙のイラストに気後れしてる場合ではない。
悠木まどかは神かもしれない (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:悠木まどかは神かもしれない (新潮文庫)より
4101256411
No.3:
(5pt)

オヤジでも胸キュン!ww

日頃より積読山がそびえ立ち、一生かかっても手に入れた全作品を読破するのはムリではないかという恐怖に襲われ始めた今日この頃、
自分の読書傾向には全く入らない本作品を入手!
何だこれは・・・?
・・・文句なしに面白い。

中学受験を前にした「オダギリス」ら100円チーズバーガーズの凸凹3人組と、彼らを取り巻く心優しくややセコイ人間味にあふれた人たちが、
男前でミステリアスな美少女「悠木ジョシ」を中心にして織り成すドタバタ学園ミステリ。

時代は違え、自分の小学生時代の異性を意識し始めた頃のかすかな記憶がオーバーラップし、小学生ならではの狭い世界の中の自己認識、
もっと砕けて言えばガキなりのせこさやうざさもたっぷり盛り込まれていて、ある意味「あるある」小説として大人から小学生まで楽しめる
読者年齢を問わない少年小説としても、大傑作でした。

私の場合は、夢中になって読み進むうちに、登場人物の誰かに昔の自分を見つけてしまい、一人でニヤニヤしたり照れたり馬鹿みたいww
また、本編だけでも素晴らしいのに、巻末の角田光代さんの解説が本編以上に素晴らしくて、何だか人生哲学の指南までしてもらったみたいで、
得した気分になりました。

願わくば、「100円チーズバーガーズ」としてシリーズ化され、彼らが人生の荒波を乗り越えてゆく大河小説化してほしいですね。
特に、オダギリスと悠木ジョシとの、再会や成長は、絶対に読みたいと思いました。

あと、表紙イラストの長い髪の美少女も良いけど、私のイメージは「榮倉奈々」だったなぁw
悠木まどかは神かもしれない (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:悠木まどかは神かもしれない (新潮文庫)より
4101256411
No.2:
(5pt)

大人は子どもだった頃を思い出す

表紙が可愛くて、ちょっと読み出したら、最後まで一気に読んでしまいました。子どもたちの物語なのに、自分が中野の学習塾に通っていた頃を思い出しました。

きらきらと光る文章、そして、みんなの心の中にある真実、思いが詰まっています。いつの時代も、子どもたちはすてきです。たくさんの可能性があって、わくわくどきどきしながら、生きているはず。

そんな大人が読んでも楽しめる物語でした。読み始めると、止まらないので、お手元にバーガーなど、ご用意して、お腹を空かせないようにしてください。この続きが読みたいなあ、と思いました。
悠木まどかは神かもしれない (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:悠木まどかは神かもしれない (新潮文庫)より
4101256411
No.1:
(5pt)

笑って読んでたら、最後にはぐっと胸が詰まって……

知り合いの編集者が、
「新潮文庫編集部では禁じ手とされている、<<無名の新人の処女作の、紹介なき持ち込み原稿>>を受け取ってしまった。読んでみたら、なんだかとても胸キュンで、元気の出るいい小説だった。何とかして企画を成立させたいと思ってるんだが、社内に厳しい壁が何枚も立ちはだかっていて……」
と言ってた小説がこれ。彼のひとかたならぬ苦労話を聞いたから、以下は、多分にバイアスが掛かってしまっているレビューです。

塾に通っている子供たちの話です。超進学塾だから、将来の夢を「霞ヶ関」(=キャリア官僚)などと言うような子もいるのですが、主人公たち(小田桐、野田、望月の3バカトリオ)は、素朴に「広尾」(=麻布中学)とか「駒場」(筑駒、駒場東邦)とか言ってます。

3バカトリオは、いつも塾が終わると、ハンバーガーショップで軽く食事するのですが、そこでの話題はいつも、悠木ジョシのこと。頭がよくて、快活で、可愛くて、群れを作らない。めちゃくちゃカッコイイ女の子なんです。でも彼女にはひとつ、謎の行動がありました。それについて、あーでもないこーでもないと仮説を立てる日々。

このマッテルバーガーの店長の篠原さんは、そうとうマッドな人物で、3バカトリオに推理を強要してきます。なんとなれば、このお店は「推理0円」のお店なのです。
3人に割って入って、迷推理を展開し、それにうっかりそそのかされた3人は……。

魅力的なキャラクターがたくさん出てきます。いいなぁと思って読み進めているうちに、だんだん著者がこっそり仕込んだジャブが効いてきます。最後は胸キュンはもちろん、ちょっとうるうる来ます。

この子たちの成長をずっと読んでいたいと思いました。

直木賞作家の角田光代さんが解説を書かれているのですが、これが秀逸。この小説の一見わかりにくい裏テーマを見事に炙りだしています。

小学生から小学生の子を持つ親の世代まで、楽しく笑いながら読めます。そして最後にぐっと胸に来ます。本当にオススメです。
悠木まどかは神かもしれない (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:悠木まどかは神かもしれない (新潮文庫)より
4101256411

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!