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五稜郭残党伝



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【この小説が収録されている参考書籍】
五稜郭残党伝
五稜郭残党伝 (集英社文庫)

五稜郭残党伝の評価: 4.40/5点 レビュー 10件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

西部劇

二人の侍の物語。
明治初期、戊辰戦争で最後まで抵抗を続ける旧幕府軍の立てこもる五稜郭もついに落城となる。
その前夜投降を潔しとしない腕に覚えのある二人の青年が脱走した。
蝦夷地が北海道と名を変える頃、未だ自然が多く残り道路の整備もされていないようだ。
そんな厳しい大自然の中、新政府になってもアイヌの人々は和人たちの圧政下におかれたままである。
やがて二人は邪悪な和人たちとの戦いに巻き込まれていく。

北海道の大自然の中を颯爽と駆け抜ける侍の冒険活劇はアイヌの少年との友情やアイヌ女性との恋などをからめて進んでいく。
これを執拗に追いかける新政府の役人との駆け引きは映画「逃亡者」の様。
主人公の生き様はアメリカン・ニューシネマ風であり、背景にある問題提起は「ダンス・ウイズ・ウルブス」といったところか。
全体の流れは古き良き時代の勧善懲悪的西部劇といった感じである。
テーマは面白いので素敵な脚本があれば実写化で観てみたい。
表題にある五稜郭はほとんど意味がない。
五稜郭にまつわる歴史上の人物や戊辰戦争の歴史的背景を期待する人には不向きです。
五稜郭残党伝 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:五稜郭残党伝 (集英社文庫)より
4087481336

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