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首都崩壊



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【この小説が収録されている参考書籍】
首都崩壊
首都崩壊 (幻冬舎文庫)

首都崩壊の評価: 3.73/5点 レビュー 37件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.73pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

地震の話ではなく、政治の話です。

地震の話ではなく、政治の話です。
首都崩壊Amazon書評・レビュー:首都崩壊より
4344025377
No.4:
(3pt)

国際政治経済技術の記述は丹念だが少しくどいかも。

著者の得意とする崩壊ものだが、いい意味で崩壊しない物語でした。
国際情勢から国内政治、ITまで詳細に書き込まれていて物語にリアリティを与えようとしていますが、繰り返しの解説などが散見されやや過剰な気がしました。そこはななめ読みして切り抜けると、割と爽快感のある種明かしが待ってます。この手の話は政治か経済か技術に偏った作品が多い中、バランスが良い一冊だと思います。ただ、人物描写は通りいっぺんに読めてシンパシーを抱かせるような登場人物は見当たらなかったのが残念。ストーリーテリンクではなくアーケテクトのようだったです。
首都崩壊Amazon書評・レビュー:首都崩壊より
4344025377
No.3:
(3pt)

日本の抱える課題や不安が山盛りだが、消化不良に終わった感がある。

タイトルと本の帯を見る限り、東京直下型巨大地震のシミュレーション小説と思うのだが、日本経済の破綻をテーマにした小説だった。 研究者がはじき出した首都直下型の巨大地震の発生確率に端を発し、一千兆円を超える日本の債務、国債の暴落、有効な経済対策を打てない日本政府に対し、アメリカの格付会社が動き出し、さらにはファンド会社が暗躍を始め、サイバーテロが相次ぐ… 現在の日本社会が抱える課題や不安な要素を山盛りにしているが、それらが全て解決され、バラ色の未来が見えるわけでもなく、小説としては消化不良に終わった感がある。
首都崩壊Amazon書評・レビュー:首都崩壊より
4344025377
No.2:
(3pt)

地震の話というより、首都移転の話。

首都移転について真面目に議論されている。 天変地異のスペクタクルは期待しないほうがいい。
首都崩壊Amazon書評・レビュー:首都崩壊より
4344025377
No.1:
(3pt)

小説としての完成度が低くて、面白味を書く

本書は、数年内にマグニチュード8級の大地震が東京直撃との科学者との予測と、そうしたキッカケで日本さらには世界経済が崩壊するとの米国秘密報告書という2つの情報から、首都移転に取り組む日本を描いた作品。

著者らしく既存のデータを使って描く震災時の首都東京のダメージや世界経済崩壊の展開は、一冊の小説の骨格とはなっている。
ただし、そうしたデータを背景にしたエンタテイメントやサスペンスとしての盛り上がりは顕著に足りない。ヘーとかフーンという気持ちにはなっても、一気読みとか手に汗握るとか誰かに話したくなるといった高い評価につながる要素は皆無。

他レビューでも指摘があるが、文章力という以前の日本語のレベルでの拙さが、その根本にある。
登場人物のキャラややりとりも実に平坦で、会話が描こうとする大きな展開や世界が全く伝わらない。例えば、登場人物の多くがキャリア官僚なのだが、財務省の優美子のバカっぷりに代表されるように、実にレベルが低く、緊張感がない。
その上、場面の多くが会議室での会話か携帯通話の繰り返しなのも、臨場感を欠く。
ホラ話の域を出ないネタ(例えば、大地震の科学的根拠は殆ど示されない)を、読者にリアリティを以て伝えるためには、小説としての完成度の高さが不可欠なのだが、本書はその正反対で、小説としてのレベルの低さがネタも含めた全体のリアリティ自体を下げてしまっている。この手の内容は、週刊誌での10頁以内の記事なら読めるが、本書はその域を全く脱せずに約400頁あるので苦痛だ。

ラストで、主人公たちが「ラッキーにも」と言い合うくだりがあるが、その通りのご都合主義の顛末には唖然とさせられる。首都移転構想だけで、金融危機も国民のパニックも解決するなら、総理など野田(本書では能田、そう、この人物の野田っぽさだけは面白かった)のままでよいだろう(苦笑)。
ちなみに、ずっと素通りしていたと思ったら、右翼やおそらくは中国に扇動された民衆が首都移転に猛反対の大規模デモを打つのだが、その根拠の一つが「皇居のある場所が首都だ!」という点。アホかと!日本の首都は東京という法的根拠がないことが再三書かれているが、明治帝が江戸を東の京として移動したことが実質的な遷都の決め手となった史実はどこいった?敦賀半島の原発群のリスクはあるが、震災に見舞われる東京から京都御所に遷座するのが当然だろう(それも新たな首都の場所の合理性になっているのか(笑))但し、国民を案ぜられる皇室が我先に東京を動くとは仰られないとは思うが、「日本沈没」でも確かスイスに遷座されたはず。
首都崩壊Amazon書評・レビュー:首都崩壊より
4344025377

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