ハピネス

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ハピネスの評価:

3.45/5点 レビュー 128件。 B ランク

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Amazonレビュー一覧

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全127件 101〜120 6/7ページ
No.27
(5pt)

義理の父母がかっこいい!

私はVERY年代ではない、とっくに卒業した年齢だ。しかし、現在のVERYで連載されているというので読んでみた。桐野さんもかなり「VERY」読者層を意識しているおではないだろうか。ここまで極端でないかもしれないが。
良人と離婚だけで「一気に没落する」そういう世界。そこから「離婚を決意しながら、また元に戻してもいい、それから1人立ちしよう、即離婚より、もっと何かがあるのではないか」という主人公と、離婚で一気にボスの座を奪われたもう一人の女性との対比と。

なんといってもかっこいいのは主人公の夫の母と父だ。金銭的援助もしてくれたが「これ以上は駄目!」としっかり言い切る。自分の世界を持っていて変に娘息子に依存しない。
感情を持ち、言いたいことを言う。それでもって
愛をもって主人公(嫁)と息子と孫に接してくれる。甘やかさないが、見守ってくれる。この義理の父母の存在は大きい。この義理の父母のようなおばあちゃん、おじいちゃんはなかなかいない。

ママカースト制のようなもの。主要人物の1人の結婚の破綻などは通俗的な終わり方だ。ねたみ、ということもあるだろう。

ただ、主人公もかなり「過去のある」人間である。つきなみな主婦でなく影を抱えた女性である。ただママカーストのことだけでなく、この主人公の「今の世界からの脱出」をサブテーマに持ってきたところがいい。泥臭くても生きようという主人公に共感できる。

メインテーマはママカーストのことだろうが。

このサブテーマ、主人公の「他人にいえない家庭内のこと」、これがあったからこそ、ママカーストを描いたもの「だけで」なくなった。カーストのトップの女性にしろ、人に言えない負い目を持つ。その女性の没落になぜか共感してしまう。

メインテーマを主人公の脱皮にもっていくと気持ちがすっきりする。

主人公がきっぱりと「今の世界から出ていこう」「過去をひとつづつ清算していこう」そして「ほかの幼稚園ママと違い、どういう仕事でもつき、自活していこうという姿」それを後押ししてくれる義理の父母。
この関係と、主人公と義理の父母、このりりしさに打たれた。最後の足ふみをする主人公。これは
しっかりと地面を踏んであるこうという決意に思えた。

 それとこの主人公を通して、ほかの幼稚園ママたちにも何か隠された秘密などもあるのだろうということを暗に含むところがある。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.26
(4pt)

普通の人のささやかな問題

この小説を読み、思い出すのは角田光代さんの「森に眠る魚」。
あちらはお受験にまつわる実際にあった事件をモチーフにした母5人のストーリーだが、その中に、小説は自分たちの等身大のストーリーが書いていない、と不満を漏らすシーンがある。
そしてこの「ハピネス」こそ、どこにでもいる主婦たちの、世間から見れば派手ではなくても当人たちには大問題の事件を描いた作品だった。
地味な性格の主人公は、その地味さゆえに自信がなく、従属的で依存的。 小説の主人公としては全く魅力がない。でもきっと、作者はあえてそういう人物を主役に据えたのだと思う。 
臆病ゆえに人生を大きく踏み外さない、凡庸だが、じぶとい女性像。  共感も同情もしにくいし、カタルシスもないが、だからといってあまり糾弾する気にもなれない。 毒にも薬にもならない、平均寿命まで生きそうなタイプ。  
彼女のような人。 彼女のような人が送る日常。 このつまらなさこそ、ハピネス。 
そんな気がした。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.25
(4pt)

あんまりブラックじゃないママ友もの

高級マンション、ママ友、お受験。小説の題材としてはいささか手垢のついた感のあるこうした題材を、桐野さんがどういう切り口で描くのかと思ったら、意外とあっさりしててブラック感は薄め。いつもの桐野夏生とは趣を異にしていた。冒頭のベランダから風で飛ばされたシャベルや匿名の手紙、無言電話など、思わせぶりな伏線はあるものの特に大きな展開にはならず肩すかし。すわラスボス登場か?と思われた終盤の別居中の夫の突然の帰国もなんとなーくハッピーエンドへ。一番大きな山場は、主人公とは関係ないママ友内でのダブル不倫とお寿司屋さんでのプチ修羅場とは…。ま、事件の起きないこういう小説も書けるんです、ってことかな。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.24
(4pt)

淡々と綴られる

夫婦愛の再生物語?と言えるのでしょうか。少なくとも主人公だけに限って言えば、読後感は爽やかです。

主に、タワマンの賃貸部分に住んでいる主婦とそのママ友達との日常、そしてその主婦の夫との家族問題が語られます。

主人公の主婦の過去の隠し事もそう珍しい事でもありませんし、美雨ママから告げられる事も現実にはあまり無くても、小説の世界では良くある話。

物語にあまり起伏がなく、感情移入できなければ面白くないかもしれませんが、それでも読むのを止めれない、展開が気になるというのは、やはり桐野夏生氏の力量によるものだと思います。

もう少し毒があっても良かったです。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.23
(4pt)

ありえない話ではない!

雑誌「VERY」連載中より、気になっている作品でした。
もともと「VERY」の読者層は、本書に出てくるの「ママ友」と年代も価値観も合致するのでは?と思います。素敵なブランドの洋服を着こなし、おしゃれなお店でランチ、夜は子供を預けて独身のようなスタイルでバーに出かけ、一流企業に勤める夫とのデートを楽しむ。幼稚園の送迎の際のファッションは?若さを保つためのエステは?コスメは?…。
おそらく、多くの「VERY」読者は、この連載を身近なものとして読んだはず。
まるで「VERY」から抜け出たかのような「いぶママ」にあこがれを抱き、彼女の仲間でいようと苦心する有紗、一方でモデルのような体形にチープな洋服を颯爽と着こなし、言いたいことをズバズバいう「美雨ママ」と本音を言い合う中に…。
対極の二人が、あることでつながり、最後に笑うのは…。
優柔不断だった有紗が自立していく過程にはちょっと説得力がなかったのですが、彼女とりまく人々はよく描かれていて楽しく読めました。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.22
(5pt)

良かったです

ママ友の現状をリアルに描写した小説のように感じました。現在幼稚園児の母としては他人ごとではなく興味深く一気に読めました。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.21
(5pt)

さすが桐野夏生先生

outと他一冊読んだことがあります…outを読んだ頃は自分はまだ若く幼くて桐野夏生のストーリー、世界に衝撃を受けたのを覚えています。ハピネスなんて軽い感じなのに…ママ友なんて帯に書かれている。興味津々!!outを読んでからだいぶ歳をとり、いろんな経験をしたからか、あの頃よりスラスラ読めました。女のめんどくさい部分、男のズルさ、夫婦のいざこざ、自分が現実に見てきたものばかり書かれていて私は再確認しました。共感できない人はそれはそれで幸せなことだと思います。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.20
(5pt)

相対的価値感で不幸になるイブママ、ずうずうしい専業主婦の主人公

他人と比べて優越感を感じることを生きがいとする女性のいやらしさと、相対的価値観にとらわれて大事なものを失う女性の悲しさ浅はかさの象徴が、イブママ。ブランド(子供の学校、旦那の容姿とステータス、身に着けるもの、暮らし等)をひけらかし優越感を感じることばかり考える。多分中味が空っぽだから、ブランドにこだわるのだろう。イブママが愛しているのは、ブランドやステータスのある子供や夫であり、ブランドやステータスがあることが条件だったことを、子供や夫が気付いた時には、上手く行かなくなるのは当然のことだし、上から目線の相当根性の悪い女だから、彼女が不幸せになるのは当然かなとも思う。

何かあると他人のせいにして、ずうずうしく自分の権利だけ主張する、甘えた頭の悪い専業主婦の象徴が、主人公の有紗。股を開き男を騙して妊娠したことで高級マンションに住むずうずうしさと、それを当たり前だと思うずうずうしさ、離婚経験という重大事項を言わないで再婚するずうずうしさと開き直りにはびっくり。だって前夫の下の長男、前夫に何かあったら引き取る義務があるんだよ。私が再婚相手だったら不信感で即刻縁を切りますよ。それを許すご両親、立派なのか、息子がダメ男だからと諦めているのか、どっちなんだろう。とにかく、こういう勘違い女は存在する。それを上手く描いていると思う。

女の社会のいやらしさが分からない方には、面白くもなんともない作品かも知れないが、相対的価値観で人と比べて自らを位置づける人の中で暮らしてきた私としては、よくかけていると思います。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.19
(4pt)

不公平な世の中で自分の小さな幸せを探す

主人公の煮え切らなさ、グズグズした感じ、イライラしながらも連載中から楽しみに読んでいました。良くも悪くも「女性ファッション誌らしい」軽さがあると思います。なので、ずっしりとした読み応えを期待される方には物足りないでしょう。
不倫だのママ友内のカーストだの、誇張されてるとは思いますが、社会人として望まないのに付き合わなければならない人間関係に悩んだことがある方は、きっと共感できる部分があると思います。
追加されたラストもモヤモヤしましたが、この不公平さも現実によくありますよね…。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.18
(4pt)

桐野夏生 ハピネス

前作と比べておとなしい感じですが、いつの間にか引き込まれる魅力的な作品でした。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.17
(4pt)

ハピネス

とても、最後は、どんでん返しで、面白かったです。色々とあるものですね。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.16
(5pt)

幸せって!青い鳥?

著者の大ファンなので、面白く読んだ。著者の優しさが、終末を
ハッピイにしたのが、ちょっと残念。現実はこうもハッピーにはいかない。
しかし、専業主婦にあこがれる女性が増加しているという事と、保育園が
足りない、人口が減少などなど世の中矛盾だらけ。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.15
(4pt)

何処にでもありそうで・・

ママ友の話・・

一人ひとりに 秘密があり 見栄が嘘を呼んでいく

若い妻・母の「心理」状況が面白い。。

YOKOさんは、格好良さそうですね・・

ありさも魅力あるんでしょうね・・

いぶママ ・・・・

桐野さんにしては、事件と言えないような事件ですが

一般家庭」にしては「大事件」で 人生を左右する事が

起こっていきます・・・

この後、どう暮らしていくのか・・・

興味」がありますね。。。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.14
(4pt)

知らない世界の話で興味深かった。

有明のタマーマンションに住んでいるママ友たちの話。住んでいるタワーによる微妙な格差。そして、有紗と俊平の話。美雨の話。有紗の自立。良い本でした。最後の有紗の決断はすごい。私だったら、100%ついていっちゃうだろうな。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.13
(5pt)

鋭利描写

桐野節またまた爆竹ってか爆発。
鋭利描写の爆音!だね。

テーマはママ友世界からのその皮剥がせば、人間間、コミュニティにおける、見栄や虚構、嘘や嫉妬・・・等等・・・

しかしフィナーレのあたりにあるのもやっぱ、隣の芝は青く見えるし・・・・勢いや今の絶対的な安泰なんて約束はどこにもなく、これは虚構、所詮小説世界なんて思うのも安易だと・・・

それこそワタシには関係無い、、、なんて平和ボケはしたくないね・・・

だから小説には意味がある。

小説を軽くみる人いるけど、それは違う。

結局、作品が良くても読み手の読解力、観察力が問われる気がする。

桐野さんのこの作品にも、頻繁に出る、一瞬、レイコンマ世界の感情を文字にし、それが強烈。

読んでいて苦しくもある・・・

世の中が厳しいとあらためて実感させられる。読まなくても人生の厳しさ常に感じるけど・・・

しかししかし、桐野さんはほんととてつもない作家さんだといつも思う。

このテーマそのものはありがちであり、書き手次第では退屈で地味になる場合もある。しかし桐野節にかかればフック、ボディ、ボクシングで言うなら、ロープに詰めてコンビネーションぶち込み、また距離とり、そしてまた接近戦のコンビネーションって感じのテンポかな。

尊敬する作家さんの一人です。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.12
(5pt)

こういう話は結構好き

面白かったです。
途中から結構ドロドロになってきて最後までこの勢いでいくか、と思いきや
着地はう〜ん、なるほど!とつい共感を覚えてしまう、そんな小説です。

自分がこれまでイメージしていた桐野夏生とはかなり違う感じですが、これはこれでよし、
という感じで最後まで楽しく読めました。
お勧めです。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.11
(4pt)

女性はかくあるべき!

不幸な女性が、強い意志を持って自分の未来を開いていくところに共感した。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.10
(4pt)

主人公の強運さ

華やかな東京出身のママたちにコンプレックスを抱き、夫に無視されることを嘆きながらも、タワマンに住み続ける主人公。
過去を隠したことは、「どうしても言えなかった」と言い張り、夫が悪いと断じ続ける。
東京にいたいという理由でデキ婚を企て、まんまと成功する。
月23万円もの家賃は、離婚が避けられないかもしれない主人公にはどう考えても贅沢なのに、なかなかそれに気づかない。

有紗は働くことになりますが、復縁してまた専業主婦に戻るのでしょう。
一見ハッピーエンドでも、有紗の嫌な感じがずっと読後にも残ったという点では、桐野作品らしく満足です。

有紗は傷つきやすいようでも、どうしようもなく鈍感で、周囲の人を不愉快にしている。
筆者はそういう人物を描きたかったのでは、とまで思いました。
「ハピネス」はあくまで有紗の視点でのハッピネス。

それにしても夫の両親たちの立派なこと。
とんでもない嫁を粘り強く説得し、夫婦の復縁を願っている。
いくら孫がかわいくても、過去を伏せていた有紗を許せるのでしょうか。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.9
(4pt)

さすが桐野夏生、でも

読み始めて、高級マンションのママ友の話であるとわかったとたん、多分予定調和的な物語であろうと、少し興醒めがしたが、好きな作者であるので、気を取り直して読み進んだ。
すると、さすが桐野夏生氏の作品であり、人物描写、エピソードの挿入の仕方、やはり上手いなと手を叩きたくなった。
しかし、読後に多少不満感が残ったのも事実である。
もちろん作品の程度が低いのではないが、これでもか、これでもか、と読者をのけぞらせ、へんな言い方をすれば怖いもの見たさで通ったホラー映画のような趣があるものが多い桐野氏の作品にしては、少し淡白すぎるきらいがあった。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.8
(5pt)

人生の裏側がわかる

エンタテインメントとしてまず時代に即した面白さがある.
美しい表面をはぐと,予想外にもろい現実がある.
まあここまで打算的な人間がいるかは別として,結末は有紗
が自立して子育てをするのかと期待したので,ちょっと甘いと
感じた.今の女性はもう少し自立していると信じたい.
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692