ハピネス

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評判

ハピネスの評価:

3.45/5点 レビュー 128件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全127件 41〜60 3/7ページ
No.87
(4pt)

やはり最後はそうきたか

タワマンに住むママ友達を巡る話と聞いて、正直腰が引けていた。読んでみると、やはり桐野特有の終わり方である。
不運に押され気味の主人公に対し、反対軸の立場にある者が、ある時は華やかに、ある時は強靭に対峙してくる。それが最後には立場が反対になり、読者は軽いカタルシスを感じることが出来る。勿論、最後まで引っ張ってゆくのが桐野の筆力であり、そこにこそ魅力がある。
ハピネス (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ハピネス (光文社文庫)より
433477234X
No.86
(4pt)

やはり最後はそうきたか

タワマンに住むママ友達を巡る話と聞いて、正直腰が引けていた。読んでみると、やはり桐野特有の終わり方である。
不運に押され気味の主人公に対し、反対軸の立場にある者が、ある時は華やかに、ある時は強靭に対峙してくる。それが最後には立場が反対になり、読者は軽いカタルシスを感じることが出来る。勿論、最後まで引っ張ってゆくのが桐野の筆力であり、そこにこそ魅力がある。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.85
(5pt)

あの桐野夏生とあのvery

あの「桐野夏生」があの雑誌「very」に連載した小説ということで興味をもって手に取りました。いつもの桐野夏生節でばっさりといったら雑誌読者の価値観と真っ向対立となるのではと戦々恐々としながら読み始めたのですが、いい意味で裏切られました。多分にご都合主義のところはあるとは思いますが、タイトルにあるようにこの小説の本当のテーマというか、最初にむけられた読者と、作家がずっと抱え続けている問題意識の絶妙なバランスをとった形になったのではないかと感じました。桐野夏生の職業作家としてのうまさに唸らせた一冊でした。桐野夏生に腰が引けるひとにも読みやすい作品ではないでしょうか。ただ、女性雑誌の連載ということでブランド名等にこめられたメッセージを読み解くことに興味がない人にはつまらないかもしれません。
ハピネス (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ハピネス (光文社文庫)より
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No.84
(5pt)

あの桐野夏生とあのvery

あの「桐野夏生」があの雑誌「very」に連載した小説ということで興味をもって手に取りました。いつもの桐野夏生節でばっさりといったら雑誌読者の価値観と真っ向対立となるのではと戦々恐々としながら読み始めたのですが、いい意味で裏切られました。多分にご都合主義のところはあるとは思いますが、タイトルにあるようにこの小説の本当のテーマというか、最初にむけられた読者と、作家がずっと抱え続けている問題意識の絶妙なバランスをとった形になったのではないかと感じました。桐野夏生の職業作家としてのうまさに唸らせた一冊でした。桐野夏生に腰が引けるひとにも読みやすい作品ではないでしょうか。ただ、女性雑誌の連載ということでブランド名等にこめられたメッセージを読み解くことに興味がない人にはつまらないかもしれません。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
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No.83
(4pt)

暗い未来も予感させる結末が桐野夏生らしい

桐野夏生らしくない、林真理子的な題材。
そんなレビューも多く、たしかに林真理子版も読んでみたいなと思いました。
そして、桐生さんにしては惜しい作品だなと感じたのは事実です。
描かれている世界のスケールに対してではありません。
「迷っている」など、セリフの言い回しに不自然さがあることや、各登場人物の人間性がややとっちらかっており、それがリアルさの描写なのか描ききれていないのかわからないことなどです。
例えば「いぶママ」は、もっと魅力的に描いてくれてもよかったな、と。

ですが、ぐいぐい読ませる筆力はさすがですし、時間とお金を返せとは全く思いません。
そして、桐野夏生らしさもありました。

【以下、ネタバレを含みます】
 
 

前向きにやり直すことを決意したとはいえ分不相応な家賃のタワマンを出ない主人公の甘さ、エレベーターでときおり会う階下の男性とこの先なにかありそうな気配といった不穏さのあるハッピーエンドは、桐野夏生ならではだと思います。
また、下町育ちで格下扱いの洋子が実は経済的にはいちばん裕福であるらしいという設定も、林真理子ではありえない、もしくは全面に押し出してくるところではないでしょうか(時計や靴だけはハンパなく高いとか、いぶパパは洋子の財産狙いだとか)。
ハピネス (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ハピネス (光文社文庫)より
433477234X
No.82
(4pt)

暗い未来も予感させる結末が桐野夏生らしい

桐野夏生らしくない、林真理子的な題材。
そんなレビューも多く、たしかに林真理子版も読んでみたいなと思いました。
そして、桐生さんにしては惜しい作品だなと感じたのは事実です。
描かれている世界のスケールに対してではありません。
「迷っている」など、セリフの言い回しに不自然さがあることや、各登場人物の人間性がややとっちらかっており、それがリアルさの描写なのか描ききれていないのかわからないことなどです。
例えば「いぶママ」は、もっと魅力的に描いてくれてもよかったな、と。

ですが、ぐいぐい読ませる筆力はさすがですし、時間とお金を返せとは全く思いません。
そして、桐野夏生らしさもありました。

【以下、ネタバレを含みます】
 
 

前向きにやり直すことを決意したとはいえ分不相応な家賃のタワマンを出ない主人公の甘さ、エレベーターでときおり会う階下の男性とこの先なにかありそうな気配といった不穏さのあるハッピーエンドは、桐野夏生ならではだと思います。
また、下町育ちで格下扱いの洋子が実は経済的にはいちばん裕福であるらしいという設定も、林真理子ではありえない、もしくは全面に押し出してくるところではないでしょうか(時計や靴だけはハンパなく高いとか、いぶパパは洋子の財産狙いだとか)。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.81
(5pt)

思った以上に面白い作品です!

初めての人生でミスジャッジはある意味、当然だと思う。誤った選択をしたくない為、他人の意見を求めたり耳を傾けたりする。自分より多くの苦痛と歓喜の人生経験をしている親のアドバイスは信じて見ても悪くないだろうと思う。そう言う意味で岩見有紗には凄い苛々した。同じ辛さにも耐える器の大きさは人それぞれ全然違うだろうけど、限りなく消極的に見える彼女に舌打ちを続けていた。でも本当は同じ過ちを繰り返さない為に必死だった有紗は本当に強い女性だった。思った以上に面白く、Amazonどうしてこんなに低評価されてるの?って思った。
ハピネス (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ハピネス (光文社文庫)より
433477234X
No.80
(5pt)

思った以上に面白い作品です!

初めての人生でミスジャッジはある意味、当然だと思う。誤った選択をしたくない為、他人の意見を求めたり耳を傾けたりする。自分より多くの苦痛と歓喜の人生経験をしている親のアドバイスは信じて見ても悪くないだろうと思う。そう言う意味で岩見有紗には凄い苛々した。同じ辛さにも耐える器の大きさは人それぞれ全然違うだろうけど、限りなく消極的に見える彼女に舌打ちを続けていた。でも本当は同じ過ちを繰り返さない為に必死だった有紗は本当に強い女性だった。思った以上に面白く、Amazonどうしてこんなに低評価されてるの?って思った。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.79
(5pt)

夫婦問題で悩んでいる人必見です。

この作品は、現代のの夫婦像が何層にもリアルに描かれていて、一気に夢中になって読めました。タワマンだけに限らず、どの環境下に住んでいてもカーストはありますよ。久々にハラハラしました。VERY読者も納得だと思います。

夫婦の問題は、簡単なようでいて一筋縄ではいかないもの。夫婦が上手くいくって難しいんです。人生、どう転がっていくか当人同士でも分からないのですから。

文体も林真理子氏ではなくて良かったと思いました。大衆化してしまうのは、作品が浅はかな内容になってしまうし、桐野夏生氏でなければ、こんなにハラハラしなかったでしょう。素晴らしい作品でした。
ハピネス (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ハピネス (光文社文庫)より
433477234X
No.78
(5pt)

夫婦問題で悩んでいる人必見です。

この作品は、現代のの夫婦像が何層にもリアルに描かれていて、一気に夢中になって読めました。タワマンだけに限らず、どの環境下に住んでいてもカーストはありますよ。久々にハラハラしました。VERY読者も納得だと思います。

夫婦の問題は、簡単なようでいて一筋縄ではいかないもの。夫婦が上手くいくって難しいんです。人生、どう転がっていくか当人同士でも分からないのですから。

文体も林真理子氏ではなくて良かったと思いました。大衆化してしまうのは、作品が浅はかな内容になってしまうし、桐野夏生氏でなければ、こんなにハラハラしなかったでしょう。素晴らしい作品でした。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.77
(5pt)

中産階級の生活の場としての名作

中産階級といっても人気女性誌で連載された物語ということで、どれだけ共感できるのかなあとおもいながらも、近隣問題で悩んでいたので読んでみた作品でしたが、まるでウチの自治体の縮図のようで驚きました。同時に自治体って、自分の住処ってどうあるべきなのかなあ、自分はどんな所に住むのが適しているのかなあと色々考えさせられました。私は林真理子さんの作品も殆ど読んでいて、他の方のレビューから、女性同士の色々としては読後感が物足りないのかな?とも思いましたが、桐野氏の方がより人間に寄り添った描写をされていらっしゃるように感じました。林氏の描写は、リーダー格のセレブママがママ友の集まりで準備するおやつはこんなに気の利いたものだけど、格下のママが準備するおやつはこのレベルといった描写で終わることが多いような気がしますが、桐野氏の場合、このタイプの人間はこんな時、このような考え方をし、振る舞いをし、何を嫌がり、何を好むといった人間の特性がとても細かく描かれていて、さあこれから公園デビューという人にはとても参考になるんじゃないかしら。色々な価値観があるので、それぞれの特性を認めて、みんな仲良くとは、、、、簡単にならないような気がします。自分が目指している方向で、住む場所、ライフスタイルも決まってくる。要するにそういうことで、ブランドマンションに住むから、ブランド品をどれだけ揃えられたかで人間が決まるというわけではないということがとてもよく分かった作品です。
ハピネス (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ハピネス (光文社文庫)より
433477234X
No.76
(5pt)

中産階級の生活の場としての名作

中産階級といっても人気女性誌で連載された物語ということで、どれだけ共感できるのかなあとおもいながらも、近隣問題で悩んでいたので読んでみた作品でしたが、まるでウチの自治体の縮図のようで驚きました。同時に自治体って、自分の住処ってどうあるべきなのかなあ、自分はどんな所に住むのが適しているのかなあと色々考えさせられました。私は林真理子さんの作品も殆ど読んでいて、他の方のレビューから、女性同士の色々としては読後感が物足りないのかな?とも思いましたが、桐野氏の方がより人間に寄り添った描写をされていらっしゃるように感じました。林氏の描写は、リーダー格のセレブママがママ友の集まりで準備するおやつはこんなに気の利いたものだけど、格下のママが準備するおやつはこのレベルといった描写で終わることが多いような気がしますが、桐野氏の場合、このタイプの人間はこんな時、このような考え方をし、振る舞いをし、何を嫌がり、何を好むといった人間の特性がとても細かく描かれていて、さあこれから公園デビューという人にはとても参考になるんじゃないかしら。色々な価値観があるので、それぞれの特性を認めて、みんな仲良くとは、、、、簡単にならないような気がします。自分が目指している方向で、住む場所、ライフスタイルも決まってくる。要するにそういうことで、ブランドマンションに住むから、ブランド品をどれだけ揃えられたかで人間が決まるというわけではないということがとてもよく分かった作品です。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.75
(5pt)

面白かった

タワーマンションのセレブ妻という、自分の知らない世界を覗けて面白かったです。
読み終わった後、絶対に続きが読みたいという気持ちになりました。
桐野さんの作品を読んだのは初めてですが、ファンになりました。
ハピネス (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ハピネス (光文社文庫)より
433477234X
No.74
(5pt)

面白かった

タワーマンションのセレブ妻という、自分の知らない世界を覗けて面白かったです。
読み終わった後、絶対に続きが読みたいという気持ちになりました。
桐野さんの作品を読んだのは初めてですが、ファンになりました。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.73
(5pt)

あまりに卑近…だからこそ怖い。。

一気に読んでしまいました。
面白かった。けれど、前半部分は読んでいてかなり辛いと感じました…!

殺人事件が起こるわけでも無く、孤島などの特殊な状況設定もありません(自分の状況とかけ離れ過ぎた設定は、アトラクションのようでむしろワクワク読めます)。主人公はスパッとしたかっこいい人物でも無ければべつだん俗悪でも無い、多少依存心が強く自分に自信が無いという程度の普通の人物です。

なので…だからこそ怖かったです。
あまりにも現実味がありすぎ。卑近すぎて。
他人からは一笑に付されるであろう、よくありがちな(けれど実際自分に起こったら気の滅入る)人間関係のしがらみを読んでいると、主人公と一緒に真綿でじわじわ首を絞められているような気分になってきます。
実は主人公の首を絞めているのは自分の(そして属しているコミュニティーの)信念なのですが…。

後半、タワーマンションの高層階で狭い人間関係にからめとられながら、宙ぶらりんに浮いていた主人公は、文字どうり「地に足をつけていく」事になります。
作者は闇落ちしてる現実の女性(もしかしてVERY読者に多そうな…)に、一つの抜け道を示したかったのかな、とも思いました。
私は後半、こんな状況の中でもこうして前進していけるんだ…!と、霧の晴れる思いがしました。

また夫の収入などで格付けしあう女たちには、「選ばれる性」である悲しさを感じ、いつも根底にフェミニズムを感じる作者らしいテーマの作品だと思いました。
そして続編「ロンリネス」を調べて、まだ出版されていないと分かり歯嚙みしました。早く読みたい!!

文庫版は、斎藤美奈子さんが解説を書かれているのも良かったです!

ちなみにこの作品のamazonのレビュー欄は、架空の登場人物に対してさえ感情的に反応しているものも多く散見され…この反応を引き出す作者に改めて非凡な才能を感じ、ぞくぞくしました…!
タワマンに住み、一見幸福そうだけれど、けして幸福で無い。それどころか窒息寸前になりもがいている…。そんな幸福といえない主人公たちに対してもなお感情的に嫉妬を禁じえない人々の心理にも興味しんしんになりました…!
ハピネス (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ハピネス (光文社文庫)より
433477234X
No.72
(5pt)

あまりに卑近…だからこそ怖い。。

一気に読んでしまいました。
面白かった。けれど、前半部分は読んでいてかなり辛いと感じました…!

殺人事件が起こるわけでも無く、孤島などの特殊な状況設定もありません(自分の状況とかけ離れ過ぎた設定は、アトラクションのようでむしろワクワク読めます)。主人公はスパッとしたかっこいい人物でも無ければべつだん俗悪でも無い、多少依存心が強く自分に自信が無いという程度の普通の人物です。

なので…だからこそ怖かったです。
あまりにも現実味がありすぎ。卑近すぎて。
他人からは一笑に付されるであろう、よくありがちな(けれど実際自分に起こったら気の滅入る)人間関係のしがらみを読んでいると、主人公と一緒に真綿でじわじわ首を絞められているような気分になってきます。
実は主人公の首を絞めているのは自分の(そして属しているコミュニティーの)信念なのですが…。

後半、タワーマンションの高層階で狭い人間関係にからめとられながら、宙ぶらりんに浮いていた主人公は、文字どうり「地に足をつけていく」事になります。
作者は闇落ちしてる現実の女性(もしかしてVERY読者に多そうな…)に、一つの抜け道を示したかったのかな、とも思いました。
私は後半、こんな状況の中でもこうして前進していけるんだ…!と、霧の晴れる思いがしました。

また夫の収入などで格付けしあう女たちには、「選ばれる性」である悲しさを感じ、いつも根底にフェミニズムを感じる作者らしいテーマの作品だと思いました。
そして続編「ロンリネス」を調べて、まだ出版されていないと分かり歯嚙みしました。早く読みたい!!

文庫版は、斎藤美奈子さんが解説を書かれているのも良かったです!

ちなみにこの作品のamazonのレビュー欄は、架空の登場人物に対してさえ感情的に反応しているものも多く散見され…この反応を引き出す作者に改めて非凡な才能を感じ、ぞくぞくしました…!
タワマンに住み、一見幸福そうだけれど、けして幸福で無い。それどころか窒息寸前になりもがいている…。そんな幸福といえない主人公たちに対してもなお感情的に嫉妬を禁じえない人々の心理にも興味しんしんになりました…!
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.71
(5pt)

面白く、そして怖い人生の機敏。

ママさんたちの幸せの裏側に持つ秘密が描かれた、面白く、怖い物語。

高級タワーマンションに暮らす幼い子供を持つママさんたちが幸せの裏側に持つ秘密が少しずつ明らかにされる。

主人公の岩見有紗は海外出張中の夫を持つ、一児の母親なのだが、誰にも言えない過去と現実があった。そして、ママさん友達のリーダー格の幸せの絶頂にいる竹光裕美には…有紗のママ友の栗原洋子には…

まるで砂上の楼閣か蜃気楼のような儚い幸せと、そんな儚い幸せの裏側、不幸の裏側には必ず幸せがあるという人生の機敏が描かれている。
ハピネス (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ハピネス (光文社文庫)より
433477234X
No.70
(5pt)

面白く、そして怖い人生の機敏。

ママさんたちの幸せの裏側に持つ秘密が描かれた、面白く、怖い物語。

高級タワーマンションに暮らす幼い子供を持つママさんたちが幸せの裏側に持つ秘密が少しずつ明らかにされる。

主人公の岩見有紗は海外出張中の夫を持つ、一児の母親なのだが、誰にも言えない過去と現実があった。そして、ママさん友達のリーダー格の幸せの絶頂にいる竹光裕美には…有紗のママ友の栗原洋子には…

まるで砂上の楼閣か蜃気楼のような儚い幸せと、そんな儚い幸せの裏側、不幸の裏側には必ず幸せがあるという人生の機敏が描かれている。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692
No.69
(4pt)

有沙視点だけ?

桐野さんはこんな薄いテーマを描く作家ではない。
と評価されてる人がいます。
それ、言い得てる。
が、そこまで裏切られた感はない(参考になった。同意できるとこがあるので押しましたが)
桐野さんのような天稟の物書きは雑誌連載の仕事などの寄り道をして欲しくないと思ってる。
でも、ごくたまに、彼女の仕事には晴天の日にスケッチを描くようにサラサラとした内容のものがある。
安請け合いというのか、(特に)邦画など観て、いい役者さんだなと思っても、
安いドラマやバラエティーの番宣などで観るとシラケる。
それと似てるかも。

この人は「ゾーン」に入ったとか、なにかに取り憑かれたのではないのか、
どこからそのアイデアや文章が出てくるのかとゾクゾクされられることが多いが、
この本は違う。
なんとも平たい。

(以下、ネタバレ含みます)

シャベルとか離婚とか大きな問題があってどーなるのだ?という期待に反して
解決というか、サラと過ぎていく。
そして、ママ友間ではカリスマ的存在のいぶママ。
そしていぶパパと不倫する美雨ママ。
これもいぶママ一家の引っ越しという本編からドロップアウトする
かたちで有耶無耶。

リアルワールドみたくストーリーにケジメがない。
よって読了後の驚きもない。

ただ、一流の作家の文章だけに費やした数時間は惜しいとは思えない。
数ある作家の中ではこれぞ小説といえる文章の美しさ。
(ストーリーが薄ペラくても、極端に言えばストーリー無しでも、
この方が書けばそれなりのいち小説が書けて成り立つ)

花奈がストーリーの流れの中で違和感なく成長している表現など
さすがとしか言い様がなかった。
ハピネス (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ハピネス (光文社文庫)より
433477234X
No.68
(4pt)

有沙視点だけ?

桐野さんはこんな薄いテーマを描く作家ではない。
と評価されてる人がいます。
それ、言い得てる。
が、そこまで裏切られた感はない(参考になった。同意できるとこがあるので押しましたが)
桐野さんのような天稟の物書きは雑誌連載の仕事などの寄り道をして欲しくないと思ってる。
でも、ごくたまに、彼女の仕事には晴天の日にスケッチを描くようにサラサラとした内容のものがある。
安請け合いというのか、(特に)邦画など観て、いい役者さんだなと思っても、
安いドラマやバラエティーの番宣などで観るとシラケる。
それと似てるかも。

この人は「ゾーン」に入ったとか、なにかに取り憑かれたのではないのか、
どこからそのアイデアや文章が出てくるのかとゾクゾクされられることが多いが、
この本は違う。
なんとも平たい。

(以下、ネタバレ含みます)

シャベルとか離婚とか大きな問題があってどーなるのだ?という期待に反して
解決というか、サラと過ぎていく。
そして、ママ友間ではカリスマ的存在のいぶママ。
そしていぶパパと不倫する美雨ママ。
これもいぶママ一家の引っ越しという本編からドロップアウトする
かたちで有耶無耶。

リアルワールドみたくストーリーにケジメがない。
よって読了後の驚きもない。

ただ、一流の作家の文章だけに費やした数時間は惜しいとは思えない。
数ある作家の中ではこれぞ小説といえる文章の美しさ。
(ストーリーが薄ペラくても、極端に言えばストーリー無しでも、
この方が書けばそれなりのいち小説が書けて成り立つ)

花奈がストーリーの流れの中で違和感なく成長している表現など
さすがとしか言い様がなかった。
ハピネス Amazon書評・レビュー: ハピネスより
4334928692