ムーン・パレス

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評判

ムーン・パレスの評価:

4.36/5点 レビュー 104件。 B ランク

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平均点4.36pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全212件 81〜100 5/11ページ
No.132
(3pt)

好みでない割には面白かったです

私は明確なメッセージとか方向性(?)がある話が好きで、村上春樹さんの一部の作品のような、どこにも向かわないようなゆらゆらした小説が苦手です。この本はそっち系の印象を受けましたが、その割には楽しめました。他の方のレビューにもありますが、後半はちょっと締まりがなく感じました。随所随所で爆笑。知的なユーモアだと思いますが。著者によるとこれは”コメディ”らしいですし、そう思って読むのが一番楽しめると思いました。
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048
No.131
(3pt)

好みでない割には面白かったです

私は明確なメッセージとか方向性(?)がある話が好きで、村上春樹さんの一部の作品のような、どこにも向かわないようなゆらゆらした小説が苦手です。この本はそっち系の印象を受けましたが、その割には楽しめました。他の方のレビューにもありますが、後半はちょっと締まりがなく感じました。随所随所で爆笑。知的なユーモアだと思いますが。著者によるとこれは”コメディ”らしいですし、そう思って読むのが一番楽しめると思いました。
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.130
(4pt)

月の満ち欠けのように

何かを得ては失っていく、その繰り返しが身体を突き抜けて行くような作品。 怒涛の様に続くこの運動の中からも、何かがしこりのように心に確かに積み重なって行くような感覚があり それを味わうような作品だったという感想が自分には一番しっくりきた。 あと,マーコ達のように,自分もアメリカの西部に行ってみたくなる。 自分の人生にも何かが起きるのだろうか(笑)
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048
No.129
(4pt)

月の満ち欠けのように

何かを得ては失っていく、その繰り返しが身体を突き抜けて行くような作品。 怒涛の様に続くこの運動の中からも、何かがしこりのように心に確かに積み重なって行くような感覚があり それを味わうような作品だったという感想が自分には一番しっくりきた。 あと,マーコ達のように,自分もアメリカの西部に行ってみたくなる。 自分の人生にも何かが起きるのだろうか(笑)
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.128
(5pt)

孤独とは何か

2年程前に一度読んだけれど、ふとまた読みたくなって再読しました。

オースターの作品は、少なくとも2回以上読むのが良い、と思う。(1回でも十分楽しめるけれど)
1回目はどうしてもストーリーに気持ちがいってしまい、「このくだり長いなぁ」とかいろいろ思うのですが、
2回目は文章そのものを本当の意味で楽しめました。柴田さんの訳は本当に読みやすい。
とくにオースターとの相性が良いのだと思います。

オースター作品の登場人物の中で、とりわけ私はこのマーコ・フォッグが大好きです。
いつも寂しくて孤独で、純粋で愚かで、そして青くて。読み手はいつの間にか自分を重ねてしまう。
そんな寂しさを隠して、他人には饒舌で陽気な振る舞いをするマーコ。
「月」は、ある意味「孤独」を象徴している。他の登場人物たちも皆、孤独を抱えているのがわかる。
でも孤独とは生きている証みたいなものだ。

最後のシーンで、夜空に月が上り、闇のなかにみずからの場を見出す姿が描かれる。

「太陽は過去であり、地球は現在であり、月は未来である。」 P172、401

夜になると太陽は沈んでしまうが、地球の裏側で月を照らしてくれている。過去が未来を照らすのだ。
闇の中の孤独は、「自分」という未来の光でもあるのだ。
多くのものを失った過去(太陽)は、今(地球)に隠れて、未来(月)を照らす。
「ムーンパレス」はそんな希望の物語であり、はじまりの物語だ。
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048
No.127
(5pt)

孤独とは何か

2年程前に一度読んだけれど、ふとまた読みたくなって再読しました。

オースターの作品は、少なくとも2回以上読むのが良い、と思う。(1回でも十分楽しめるけれど)
1回目はどうしてもストーリーに気持ちがいってしまい、「このくだり長いなぁ」とかいろいろ思うのですが、
2回目は文章そのものを本当の意味で楽しめました。柴田さんの訳は本当に読みやすい。
とくにオースターとの相性が良いのだと思います。

オースター作品の登場人物の中で、とりわけ私はこのマーコ・フォッグが大好きです。
いつも寂しくて孤独で、純粋で愚かで、そして青くて。読み手はいつの間にか自分を重ねてしまう。
そんな寂しさを隠して、他人には饒舌で陽気な振る舞いをするマーコ。
「月」は、ある意味「孤独」を象徴している。他の登場人物たちも皆、孤独を抱えているのがわかる。
でも孤独とは生きている証みたいなものだ。

最後のシーンで、夜空に月が上り、闇のなかにみずからの場を見出す姿が描かれる。

「太陽は過去であり、地球は現在であり、月は未来である。」 P172、401

夜になると太陽は沈んでしまうが、地球の裏側で月を照らしてくれている。過去が未来を照らすのだ。
闇の中の孤独は、「自分」という未来の光でもあるのだ。
多くのものを失った過去(太陽)は、今(地球)に隠れて、未来(月)を照らす。
「ムーンパレス」はそんな希望の物語であり、はじまりの物語だ。
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.126
(5pt)

二十世紀末における “リアルな”「青春小説」

大学生の主人公はある日唯一の肉親である叔父を亡くす。母子家庭に育つも10歳のときに母親を失った彼にとって、叔父は自分のアイデンティティの要をなす人物であった。心身ともにぼろぼろになった主人公は死の淵まで追いやられるが、友人や恋人の助けを借りながら次第に立ち直っていく。そんななか見た求人広告に応募すると、不思議な仕事が彼を待っていた。その仕事の内容は車椅子の老人の話し相手になるというものだった。 

著者の多くの小説には自伝的要素が多少なりともはいっているが、主人公が著者と同じコロンビア大学の学生という設定だけあって(題名の『ムーン・パレス』も大学近くにある実在の中華料理店の名前らしい)、本書はその要素が比較的濃いように感じられた。くわえて他のオースター作品と同様、父の不在やあてもない旅といった設定はこの物語のなかでも重要なファクターとなっている。

著者初期作品に見られるハードボイルド小説の影響は、本作でも、主人公が暴力的な運命に巻き込まれ抗うことができないという不条理さに現れている。少し異なるのは、彼の他作品における旅が往々にして無目的かつ無軌道でなんら実りをもたらさないのに対して、本作では旅が自らのルーツを見つけるのに一役買うこと。その経験は主人公に必ずしも良い結果を生むわけでもないけれど、「旅」という非日常的なプロセスを経ることで課せられた試練をひたすら“耐える”という点は、青春小説の定型を踏襲していると言えるだろう。
ただ、試練を“くぐり抜ける”とは言いづらいのは、主人公がそれをきっかけにポジティブな変化を受けたとは断言できないうえ、最後まで試練の終わりが明示されないからだ。そのようなわかりやすい成長物語はもう説得力を持ちえないことを、筆者も了解しているのかもしれない。
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048
No.125
(5pt)

二十世紀末における “リアルな”「青春小説」

大学生の主人公はある日唯一の肉親である叔父を亡くす。母子家庭に育つも10歳のときに母親を失った彼にとって、叔父は自分のアイデンティティの要をなす人物であった。心身ともにぼろぼろになった主人公は死の淵まで追いやられるが、友人や恋人の助けを借りながら次第に立ち直っていく。そんななか見た求人広告に応募すると、不思議な仕事が彼を待っていた。その仕事の内容は車椅子の老人の話し相手になるというものだった。 

著者の多くの小説には自伝的要素が多少なりともはいっているが、主人公が著者と同じコロンビア大学の学生という設定だけあって(題名の『ムーン・パレス』も大学近くにある実在の中華料理店の名前らしい)、本書はその要素が比較的濃いように感じられた。くわえて他のオースター作品と同様、父の不在やあてもない旅といった設定はこの物語のなかでも重要なファクターとなっている。

著者初期作品に見られるハードボイルド小説の影響は、本作でも、主人公が暴力的な運命に巻き込まれ抗うことができないという不条理さに現れている。少し異なるのは、彼の他作品における旅が往々にして無目的かつ無軌道でなんら実りをもたらさないのに対して、本作では旅が自らのルーツを見つけるのに一役買うこと。その経験は主人公に必ずしも良い結果を生むわけでもないけれど、「旅」という非日常的なプロセスを経ることで課せられた試練をひたすら“耐える”という点は、青春小説の定型を踏襲していると言えるだろう。
ただ、試練を“くぐり抜ける”とは言いづらいのは、主人公がそれをきっかけにポジティブな変化を受けたとは断言できないうえ、最後まで試練の終わりが明示されないからだ。そのようなわかりやすい成長物語はもう説得力を持ちえないことを、筆者も了解しているのかもしれない。
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.124
(5pt)

天津飯は美味しい・・・・・・

君も通った私も行ったあのコロンビア大学の近所にあった中華料理店「ムーン・パレス」のオーナー一家の細腕商売繁盛記!っていうのはこれまた冗談で、実際のところ、この「ムーン・パレス」は前半にちょこっと出てくる程度、むしろ1969年7月にアームストロング船長が月面を闊歩した!、ゴルフのスイングを楽しんだ!という歴史的事実の方がこの作品には重要、年代的に重要・・・・・・・

 僕(マーゴ・フォッグ)の青春物語・・・・・といいたいところだけど、むしろトマス・エフィングことジュリアン・バーバーの青春血風録でもあるし、彼の息子ソロモンの青春風土記でもあるし、僕の元カノ・キティ・ウーのダンス武者修行でもある・・・・・・・・

 最後の方で、自分の実の父親!っていうのがマーゴには分かるようだけど、実はこれって、もう少し前の方でネタばらししてるじゃん!って、突っ込みたくもなる。
 でも、オースターのストーリー・テリングの巧さは相変わらずで、この人の書いたもの、さらには柴田センセの翻訳したものは、決して速読じゃなく、じっくりと、読むことにしたい。で、本書もなかなかに面白く、読んでいることによって、至福のときを味わうことの嬉しさ、楽しさ、作者との一体感、登場人物との快い間柄・・・・を楽しむことができる。
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048
No.123
(5pt)

天津飯は美味しい・・・・・・

君も通った私も行ったあのコロンビア大学の近所にあった中華料理店「ムーン・パレス」のオーナー一家の細腕商売繁盛記!っていうのはこれまた冗談で、実際のところ、この「ムーン・パレス」は前半にちょこっと出てくる程度、むしろ1969年7月にアームストロング船長が月面を闊歩した!、ゴルフのスイングを楽しんだ!という歴史的事実の方がこの作品には重要、年代的に重要・・・・・・・

 僕(マーゴ・フォッグ)の青春物語・・・・・といいたいところだけど、むしろトマス・エフィングことジュリアン・バーバーの青春血風録でもあるし、彼の息子ソロモンの青春風土記でもあるし、僕の元カノ・キティ・ウーのダンス武者修行でもある・・・・・・・・

 最後の方で、自分の実の父親!っていうのがマーゴには分かるようだけど、実はこれって、もう少し前の方でネタばらししてるじゃん!って、突っ込みたくもなる。
 でも、オースターのストーリー・テリングの巧さは相変わらずで、この人の書いたもの、さらには柴田センセの翻訳したものは、決して速読じゃなく、じっくりと、読むことにしたい。で、本書もなかなかに面白く、読んでいることによって、至福のときを味わうことの嬉しさ、楽しさ、作者との一体感、登場人物との快い間柄・・・・を楽しむことができる。
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.122
(4pt)

kindle版

原著のペーパーバック版と、日本語訳された新潮文庫判を「同じ書籍」として扱う(kindle版がある、という認識)のはそろそろ改善されてもいい頃ではなかろうか。
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048
No.121
(4pt)

kindle版

原著のペーパーバック版と、日本語訳された新潮文庫判を「同じ書籍」として扱う(kindle版がある、という認識)のはそろそろ改善されてもいい頃ではなかろうか。
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.120
(4pt)

太陽は過去、地球は現在、月は未来

ポール・オースターの小説は面白い。本作は89年発表の、言うなれば青春小説。舞台は69年のNYC。本作では三人の男の人生が語られる。トップバッターはマーコ・スタンリー・フォッグ(1946年生まれ)、次にトーマス・エフィング(1883年生まれ)、最後にソロモン・バーバー(1916年生まれ)。

 父親不明の私生児として生まれ、9歳のときに母親にも死に別れ伯父に育てられたマーコはコロンビア大学の学生だが、伯父も突然亡くなったためにその葬儀代等で母の残した遺産を使い果たして、困窮してホームレスになるが、友人たちに救われる。そして何とか大学を卒業してバイトをはじめるが、その仕事が謎の大金持ちの老人で身障者のエフィングの身の回りの世話。そして最後にバーバーに出会う、という流れ。三者三様の人生が語られるワケであるが、マーコの寂しいけれど、伯父や友人たち、そして恋人に支えられた青春物語、エフィングの奇想天外な冒険譚、バーバーの誠実極まりない生き方など、相変わらずの与太話(笑)を交えた語り口は読む者を惹きつけて離さない。そして驚きのラスト!

 物語の中でマーコが「太陽は過去、地球は現在、月は未来」という中国の占いの言葉に出会うが、この言葉が物語で重要な役割を果たす。この謎めいた言葉を本作に結び付けようとすると、太陽はエフィング、地球はバーバー、そして月はマーコ、となるのであろうか?

 
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048
No.119
(4pt)

太陽は過去、地球は現在、月は未来

ポール・オースターの小説は面白い。本作は89年発表の、言うなれば青春小説。舞台は69年のNYC。本作では三人の男の人生が語られる。トップバッターはマーコ・スタンリー・フォッグ(1946年生まれ)、次にトーマス・エフィング(1883年生まれ)、最後にソロモン・バーバー(1916年生まれ)。

 父親不明の私生児として生まれ、9歳のときに母親にも死に別れ伯父に育てられたマーコはコロンビア大学の学生だが、伯父も突然亡くなったためにその葬儀代等で母の残した遺産を使い果たして、困窮してホームレスになるが、友人たちに救われる。そして何とか大学を卒業してバイトをはじめるが、その仕事が謎の大金持ちの老人で身障者のエフィングの身の回りの世話。そして最後にバーバーに出会う、という流れ。三者三様の人生が語られるワケであるが、マーコの寂しいけれど、伯父や友人たち、そして恋人に支えられた青春物語、エフィングの奇想天外な冒険譚、バーバーの誠実極まりない生き方など、相変わらずの与太話(笑)を交えた語り口は読む者を惹きつけて離さない。そして驚きのラスト!

 物語の中でマーコが「太陽は過去、地球は現在、月は未来」という中国の占いの言葉に出会うが、この言葉が物語で重要な役割を果たす。この謎めいた言葉を本作に結び付けようとすると、太陽はエフィング、地球はバーバー、そして月はマーコ、となるのであろうか?

 
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.118
(1pt)

本としてはとても興味深い。 残念ながら出版前にチェックすべきミス多々あり

まだ半分しか読んでいないのですが編集と最終チェックに問題があります。 あちこちに本来使用されているべき単語の代わりにおかしな単語(copy) という単語が挿入されていて全く意味をなしていないセンテンスがあちこちで出てきます。一旦出版社に戻してチェックするべきです。 このようなケースは初めてで正直驚いています。 電子ブックならではのアクシデントとでも言うべきでしょうか。 このような報告はどこに持っていけばいいのでしょう? ちなみに位置NO. 1425, 1474, 1515, 1771, 1772, 1797, 1810 などでその他にもまだまだ沢山。 パターンを見つけようとしたのですがわかりません。 一つだけ推測できたのはright というべき単語が入るべき場所に copy という単語が挿入されているような気がしますが、あくまでも私の推測です。
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048
No.117
(1pt)

本としてはとても興味深い。 残念ながら出版前にチェックすべきミス多々あり

まだ半分しか読んでいないのですが編集と最終チェックに問題があります。 あちこちに本来使用されているべき単語の代わりにおかしな単語(copy) という単語が挿入されていて全く意味をなしていないセンテンスがあちこちで出てきます。一旦出版社に戻してチェックするべきです。 このようなケースは初めてで正直驚いています。 電子ブックならではのアクシデントとでも言うべきでしょうか。 このような報告はどこに持っていけばいいのでしょう? ちなみに位置NO. 1425, 1474, 1515, 1771, 1772, 1797, 1810 などでその他にもまだまだ沢山。 パターンを見つけようとしたのですがわかりません。 一つだけ推測できたのはright というべき単語が入るべき場所に copy という単語が挿入されているような気がしますが、あくまでも私の推測です。
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.116
(4pt)

自分に厳しく読者にやさしい

心の中に気持ちよく孤独と悲しみが流れてくる。
それらの感情はぼくたちを突き刺すのではなく、包み込む。
書き手が優しい心根なのだろう、自分に厳しく読者にやさしい小説だ。

喜怒哀楽の感情がバランスよくまぶされているだ
しかし、バランスがよい分、ひとつの感情が突き抜けてこない。
そこが1つ物足りなく感じたところでもあろうか。
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.115
(4pt)

自分に厳しく読者にやさしい

心の中に気持ちよく孤独と悲しみが流れてくる。
それらの感情はぼくたちを突き刺すのではなく、包み込む。
書き手が優しい心根なのだろう、自分に厳しく読者にやさしい小説だ。

喜怒哀楽の感情がバランスよくまぶされているだ
しかし、バランスがよい分、ひとつの感情が突き抜けてこない。
そこが1つ物足りなく感じたところでもあろうか。
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048
No.114
(5pt)

一気に読みました。

急に無性に小説が読みたくなったので、以前から友達が好きだといっているポール・オースターを読もうと思った。本当は原文で読みたかったのだけど、そんなことすると読むのが遅い私は3ヶ月くらいかかってしまうので、日本語訳で読むことにした。ある意味それは正解だったかも知れない。すごく読みやすかったのだ。いつも友達に言われていることは、オースターにはまるのは一人称で書かれているから、まるっきり主人公の視点を通して物語りが進んで行くような錯覚にすら陥るんだそうだ。確かに、映画「ジョン・マルコヴィッチの穴」の穴をくぐるように、ページをめくると主人公と脳みそや五感を共有しているような不思議な感覚にとらわれる。原文を読んでいないのでえらそうなことは言えないのかも知れないが、それでも、作品世界にのめり込める感じがすごく良かった。日本語訳が良いのも1つの理由だと思う。内容については何も書くつもりはないが、物語の荒唐無稽さが蓋然性の低さをある意味凌駕しているような、不思議な統一性が気に入った。また機会があったらオースターを読みたいと思う。
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.113
(5pt)

一気に読みました。

急に無性に小説が読みたくなったので、以前から友達が好きだといっているポール・オースターを読もうと思った。本当は原文で読みたかったのだけど、そんなことすると読むのが遅い私は3ヶ月くらいかかってしまうので、日本語訳で読むことにした。ある意味それは正解だったかも知れない。すごく読みやすかったのだ。いつも友達に言われていることは、オースターにはまるのは一人称で書かれているから、まるっきり主人公の視点を通して物語りが進んで行くような錯覚にすら陥るんだそうだ。確かに、映画「ジョン・マルコヴィッチの穴」の穴をくぐるように、ページをめくると主人公と脳みそや五感を共有しているような不思議な感覚にとらわれる。原文を読んでいないのでえらそうなことは言えないのかも知れないが、それでも、作品世界にのめり込める感じがすごく良かった。日本語訳が良いのも1つの理由だと思う。内容については何も書くつもりはないが、物語の荒唐無稽さが蓋然性の低さをある意味凌駕しているような、不思議な統一性が気に入った。また機会があったらオースターを読みたいと思う。
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048