殺意の構図 探偵の依頼人
評判
殺意の構図 探偵の依頼人の評価:
4.00/5点 レビュー 6件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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全7件 1〜7 1/1ページ
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巻末の解説で、作家の法月綸太郎氏がこう述べている。「事件との関わりを通じて榊原という探偵の孤独なシルエットがくっきり浮かび上がる三部作の完結編」と。読後、その表現がピッタリ当てはまった。前二作ではまだおぼろげだった彼のシルエット。本作ではその輪郭だけでなく、内側にある人間性の本質までもが浮き彫りにされたように思えた。二作目「衣更月家の一族」のある会話の中で、「榊原の声は夕凪の海のように重く穏やかだ」とあったが、本作ではどうだったのだろうか?
この「構図」を構築し得た深木氏の手腕に拍手を送りたい(「ある重要な部分」を予想させていなかったら、星五つ)。人生経験を積んだ元弁護士さんだからこそ描けるリアルな人物描写、人間の業、心の闇。まさに熟練技のミステリー。そこには事件を超えた「事実」がある。