■スポンサードリンク


涼宮ハルヒの驚愕



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

涼宮ハルヒの驚愕の評価: 4.08/5点 レビュー 206件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.08pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全146件 61~80 4/8ページ
No.86:
(4pt)

設問3

「宇宙人、未来人、異世界人、超能力者のどれが一番だと思うか?」
答えは、地球外の異空間からやってきた時間移動の出来る超能力の使い手が「一番」だ。
幽霊とは魂だけの存在であり、言い方を変えれば意識だけの存在が「幽霊」であるのだから。

まあ、それは余談として、
「ワタハシ ヤスミズ」ですか・・・・。
ちょっと、気に入らないですね。
なぜなら、ストーリーテリング的に考えるならば、物語の中で華々しく宣伝されているものほどフェイクであり、
よく読めば分かるように書かれているものの方がフェイトであるからです。

偽の情報を強調して読者をミスリードさせる手法を「レッドへリング」といいます。

あのかわいらしいお嬢さんの「正体」は、本当にそれでいいのでしょうか?
古泉君の解説だと、筋が通っていないんじゃないかなぁ?

それにしても、「驚愕」などというから、これで最終回だとばかり思っていました。
涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)より
4044292108
No.85:
(5pt)

結成一周年

『涼宮ハルヒの驚愕(後)』です。表紙イラストは佐々木。
『涼宮ハルヒの分裂』から三冊セットエピの最終巻ではありますが、涼宮ハルヒシリーズの最終巻、というわけではないようですので念のため。

αパートとβパートが相変わらず分かれたまま、ヤスミというキーになりそうなキャラも登場しまして、少しずつ両パートの架け橋になっているのかなと思いつつも、それほど決定的には進んでいないように思われたのですが、、、。
意外と早い段階で最終章に入り、そこでの事態の収拾、ネタバラシは、手際よくまとめてあって、なんか色々理解できない読解できない部分も多かったように思うのですが、語りの巧みさに乗せられて分かったような気分になったというか、とりあえず分裂エピはしっかりまとまってやれやれ、といったところでした。

分裂エピ全体としては、佐々木やヤスミなども含めて多数の新キャラが登場し、九曜や藤原などがそれぞれどんな奴でどこに所属しているかなど、把握するのが一苦労でした。その割には長門は半分ふせったままでしたし、朝比奈さん(小)や鶴屋さんの出番はちょい少なめだったようにも思いました。が、最後には朝比奈さんや鶴屋さんのすごさ、存在感をきっちり魅せていて、そのへんのフォローは隙が無いと感じました。
ハルヒシリーズを象徴する、独特な比喩表現とSFマインドを満載しながらもテンポ良く読めるキョン一人称は健在で、それによって描かれる不思議現象、ハルヒのツンかデレかぶりをはじめとする個性的な各キャラの活躍など、十分に楽しめる内容でした。
分裂エピ三冊としては、終わってみると三冊というのは刊行ペースを別にしても長すぎのようにも感じるので評価は★4。
本巻単体としては、案外あっというまで、きれいに話が纏まったようなので、★5ということでいいでしょうか。
涼宮ハルヒの驚愕(後) (角川スニーカー文庫 た 1-1-11)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕(後) (角川スニーカー文庫 た 1-1-11)より
4044292124
No.84:
(4pt)

後編へ続く

『涼宮ハルヒの驚愕(前)』です。『涼宮ハルヒの分裂』から始まる三連冊エピの二巻目になります。ややこしい。
αパートとβパートに分かれて話は進みます。αでは新入学した一年生のSOS団入団テストが実施され、βでは長門が病で倒れたままです。
三連冊の真ん中だけあって、この巻だけではストーリーが一体何が何なんだか分からないです。
平行世界なのかな、というところまでは誰でも想像できます。

それでも、作品全体に漂うSFマインドや、ウザさも割り増し気味のキョン一人称のミョーにハイレベルな比喩表現や、佐々木や新入部員などのキャラなど、しっかりと楽しみどころがあるのは、さすがに本家の面目躍如で、雨後の筍の如き劣化ハルヒ作品とは一線を画していました。
αとβの統合へと至る伏線と思われるものも、ちらほらと見られたので、それが(後)でどう回収されるのか、楽しみはふくらみます。
つなぎの巻、ということを考えたら、評価としては★4が妥当なところでしょうか。
涼宮ハルヒの驚愕(前) (角川スニーカー文庫 た 1-1-10)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕(前) (角川スニーカー文庫 た 1-1-10)より
4044292116
No.83:
(5pt)

無事に出版されて何より

この涼宮ハルヒの驚愕はもうでないものと思い込んでいました。
このシリーズは年に1回は読み返すほど好きなのですが、やっぱりもう無理なのかなとどこか諦めの境地に達していて、アマゾンでいつの間にやら予約が始まっていたことを知ったときはそりゃもうたまげました。
わくわくしながらカラーイラストを捲るといとうのいぢさんの上達した絵が!キャラクターがもう皆可愛い!
そして気になる内容ですが、予想を超える大作に仕上がっていました。そしてめちゃくちゃSFしてます。同作者の学校を出よう!かよと思いました。
2つの分岐世界が徐々に近づいていく描写、そこからの新キャラのヤスミのセリフが印象的です。某キャラクターのゲスト出演もあり思わずニヤリとさせられました。そしてラストでのちょっとした種明かしには素直に感心しました。待っててよかったと素直に思える出来に仕上がっています。
この本が出版されるまでに作者にいろいろな苦悩があったに違いありませんが、無事に出版され、多くの人の手に渡ったことを嬉しく思います。
涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)より
4044292108
No.82:
(5pt)

待ちに待った 流 の新作

期待して待ち続けて、届いたら。 「積ん読」状態
少しは読んでいるのだが、すでに文体が鼻につく。
前にもまして、特徴を強調しすぎているように思う。
ま、出てきただけいいわ。

 「ジョン・スミス」がもう一度、過去へ行く映画を 長門中心で作ってくれることを希望。
涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)より
4044292108
No.81:
(5pt)

相変わらずの谷川節

テキストは相変わらずの谷川節で、回りくどくも絶妙な修飾が個人的に好き。読了後の日常生活に少し影響が出てしまった。
ストーリーは細かいことを言えば色々あるかもだが、全体的にはよくまとまっていたと思う。分裂の時点でどうまとめるか不安だったが、最後にはタイトル通りの驚愕や納得感を得ることができた。
キャラクターは少し活躍に偏りがあった。古泉がおいしいところを持っていってカッコよかったのと、渡橋が無邪気で可愛かったのが印象に残った。
のいぢ絵は小冊子で本人も触れていたが多少タッチに変化があった。素直な可愛い絵から、艶っぽい絵に変わった気がする。
全体的に、数年の空白期間が不安だったが、読んでみると満足の出来でさすがだなと感じた。
涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)より
4044292108
No.80:
(5pt)

分裂の続き

分裂の後、待ちに待った驚愕は、そのまま違和感なく続きとして読めました。(分裂から読み直しました)
とっても楽しみに待っていた身としては大変満足しました。
続編が待ち遠しいです。
涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)より
4044292108
No.79:
(4pt)

長く待ったかいあって

文句なく、面白かったです。
もしかしたら、誰かが思いついたかもしれないアイデア、だけどまとめれなくて、作品にできない、、、というものを、綺麗にハルヒの世界/作品にまとめたなぁ、と感じました。
個人的難点としては、以前のストーリーを忘れていたので、思い出しつつだったので、かなり、アウェイ感?を感じながら読んでしまったのは、もったいなかったですね。連作の場合は、間をあけずに作品を出して欲しいと願います。
涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)より
4044292108
No.78:
(4pt)

一番の驚愕は谷口氏。

5/25を迎える前に前作分裂を再読しておきました。これは正しかったですね。おかげですんなり読むことが出来ました。

 SOS団の新しいエピソードがまた見られたのはうれしいです。分裂を読了後どうまとめるのか心配になりましたがきっちり完結しています。団員のピンチ、キョン君孤軍奮闘、平行世界といったパーツがこれまでの作品と被るのは少々気になりました。

 感想としては若干パワーダウンしていると感じました。あふれ出るアイディアをダカダカと文章にしたのではなく、産みの苦しみのはてに書かれたような印象です。初の3冊構成、4年ぶり、TV第二期&映画で増えたファンの視線などつらい環境であったのかもしれません。今後はコンスタントに出版してもらえるとうれしいです。
 
 一番の驚愕はなんといっても谷口氏。あなたはすごいよ・・・。
涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)より
4044292108
No.77:
(4pt)

このエピソードが終わったことにまずは「やれやれ」

もしかした作者自身が一番そう思っているかもしれないが、まずは“分裂”していた話が収束されたことに「やれやれ」と安堵したい。『驚愕』したかと言えば、そうでもあり(クライマックスにカタルシスはあった)、実はそうでもなかった(読み手の期待が過剰だったか?)ようにも思える部分は正直あるのだが、それは、小説の構成としての複雑さの割に展開自体は思いの外シンプルだったことや、あれだけ悶々と一人語りを続けていたキョンが主体的に動いているように見え、実際に重要な役割を担っていながら最終的な“後始末”は他のメンバーにお株を奪われていたようにも見えたからかもしれない。終わってみれば「あぁ、なるほどね」とか「そういうことね」といった感慨も得られるものの、登場人物も多かったせいか消化不良も否めない展開だったと思う。

ただ、作中における一年間の行動の数々を回顧しつつ、ハルヒを中心とするSOS団メンバーの大切さ、誰一人として欠けてはならないとする心情を描きながら、キョンのSOS団や団員に対する考え方が結成当初とは大きく異なるものへと変化していることが示されていた。要するに、未来人や宇宙人や超能力者であろうとも共に過ごしてきた仲間に変わりはなく、この一年間で醸成された確たる関係を失うことへの憤慨であり、その危険に対する決然とした心意気がクローズUPされていた形である。そして、その心意気を知っているからこそキョンを前面に出しつつ各メンバーが陰で動いていたようにも見えるし、同様にみんなを大事に思っているからこそのハルヒの“なんでもあり”な超設定にもなっていたと考えることもできよう。敢えて(?)何も知らされておらず、何もしていないようにも見える朝比奈さん(小)にも過去から現在に至る未来人本来の役割の正当性を与えて補完しているようでもある。

結局のところ、これだけの人物が関わりながら、とある誰かの壮大な我が儘とその対抗策だったのかい?という今回の騒動によって、出てくるだけの意義はあるものの実は大して活躍の場を見出せない人物もいるのだが、これを含めて他にも小さな布石のような伏線めいた小ネタも幾つか見られるので、次には通常の体裁による小説として改めて面白可笑しな不思議世界を綴る準備はなされていると思う。何年先になるかは作者のみぞ知るところだが、これでシリーズ完結では作中に残したモノが多過ぎるので、願わくば今後も作品を重ねてほしいとは思う。珍しく未来を見せた面白さがあったし、そこで瞬間的に見られた、「もしかしてハルヒ、デレてない?」という場面は僥倖だった。
涼宮ハルヒの驚愕(後) (角川スニーカー文庫 た 1-1-11)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕(後) (角川スニーカー文庫 た 1-1-11)より
4044292124
No.76:
(5pt)

とても良かったです。

前作からかなり期間が開いてしまったので
正直な所、興味もかなり薄れてしまっていたのですが…

内容としてはとても良かったと思います。

2冊同時発売と言う事で読み応えもあったし
話もきちんと完結しているので後味も良かったです。

やはりハルヒは変わらず魅力がありますね。
早く続きが読みたくなってきました。

あと、初回特典の冊子も面白かったです。
SSやスタッフの部屋なんかも載っているので
ファンの方にとってはたまらない内容だと思います。

買って損はない内容でした!!
涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)より
4044292108
No.75:
(4pt)

分裂とセットで買ってね

原作未読でアニメ→映画と見たファンです。
何の予備知識もなく驚愕を買ったら、分裂の続き話だと初めて知り(^-^;
慌てて分裂を買いました。
初めての方は、分裂とセットで驚愕買ってね。
是非映像化して欲しいですね。
涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)より
4044292108
No.74:
(5pt)

佐々木の"その気"

ごく最近ハマったので"憂鬱"から"驚愕"まで一気に読んだ。
ので、別に"驚愕"だけ極端にレベルが落ちるわけでもないよ。

評価の低い人は期待値がリミットブレイクしてただけだろう。

特に不満はないのだが、キョンを折り目としてシンメトリーな
SOS団が出現しただけにそれなりの展開は期待した。
どうやっても"その気"になりそうにない佐々木が、いかに
"その気"になるか、その経過と理由を楽しみたいと思っていた。

いたのだが、まあ、妥当っちゃ妥当だよね。
涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)より
4044292108
No.73:
(5pt)

懐かしい友人に会ったみたい

4年ぶりのハルヒということで読んでみたのですが、
本当に久しぶりで久しぶりで、何だか昔の友人にあったみたいです。

お話自体は他の方のレビューにもある通り、ちょっと微妙かも
ってところです。

二重構成がややこしかったり、キョンのモノローグが冗長ぎみだったり、
SFの解説が過多だったりと。

ですが、それを補うほどの人物たちの魅力が溢れていました。
ハルヒをはじめとして全く変わっていなく、どこか懐かしい気持ちになりました。

昔は「長門萌え」みたいな視点で読んでいたのですが、今回は
SOS団の日常はどうなる?みたいな視点で読んでいました。

そうすると、高校生のころとはまた違った物語の風景が見えてきました。
彼らの中に入って自分も混ぜてくれ、って言いたいような。

この気分を得られただけでも、久しぶりにハルヒたちに会えただけでも
満足できる作品だったと思いました。

驚愕が出るのを待っていた方々はもちろんですが、待っていなかった
もうハルヒを「卒業」した方も読むと面白い作品かもしれません。
涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)より
4044292108
No.72:
(4pt)

三分割された『分裂』の中編と見れば相応な内容

前巻たる『分裂』から約4年。待ちに待ったを通り越し、もぅ出ることもないだろうと半ば諦め、それすらも忘却の彼方に過ぎ去って久しい空白期間を経てしまえば、出たこと自体が“驚愕”と言えそうな、まさかの出版である。これには素直に喝采したい。なぜなら、メディアミックス以降の急激な盛り上がりに伴う周辺事情の劇的変化に“燃え尽き症候群”も危惧され、実際、後編のあとがきから察するに、それに近い状況だった可能性も考慮される作者が果たしてどのような展開で読み手を“驚愕”させてくれるのか。これもまた本巻の要になっているからである。

そんな中で読み終えてみれば、意外に作者も淡々と執筆したようであり、そう見えて実は激烈に苦労を重ねたかもしれないようでもあるという、何とも言えない感慨が残る内容だったと言わねばなるまい。もちろん、前後編の前編なのだからオイシイところは後編に集中しているのであろうし、“驚愕”するのも後編なのであろう。それは元より承知しているのだが、それにしても間延びしているというか、どうにも繋ぎに繋いだ印象が拭えない。正直なところ、テンポがダルいのである。

これは一重にキョンの独り語りがいつにも増して冗長に感じるからであろう。こうも回りくどかったかな?というくらいに独特の婉曲な言い回しが続く。しかも、今回の実質的なヒロインと言える佐々木も同様な語り口なので余計にそう感じたのかもしれない。極端に言ってしまえば、この辺りをもう少し簡潔にすれば前後編ではなく一冊に纏まったんじゃね?と思えなくもなく、これが読み手のリズムを少し狂わせるのである。

しかし、当初より『分裂』の後編という立ち位置だった『驚愕』がさらに前後編に分割されたのだから、これを『分裂』から続く三部作の中編と見れば相応の内容と思われる。ハルヒを主軸にSOS団の新入団試験を中心とした「α」パートと、ハルヒを脇に置いてややシリアスに進む「β」パートが付かず離れずの距離を保ちながらも時に好対照な彩りを加えつつ別々に流れていくのはさすがの構成であろう。起承転結の「承」であれば、「β」パートで若干の驚きはあるものの総じてシリーズ全体のおさらいを踏まえた「転」への繋ぎの役割は果たしている。ただ、その繋ぎ方がほぼ唯一ながら決して小さくないマイナス要因だったと言えよう。

まぁ、それでも作品としてのレベルは全く以て低くなく、あくまで『ハルヒ』の過去との比較なので、作者には申し訳ないほどの待望感を差し引けば純粋に後編を楽しみにできるものではある。
涼宮ハルヒの驚愕(前) (角川スニーカー文庫 た 1-1-10)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕(前) (角川スニーカー文庫 た 1-1-10)より
4044292116
No.71:
(4pt)

やはり何かもっている

いいところで終わった分裂の続編ということで、
とても期待していました。

読んでみての感想は、やはりこの作品は何かもっていると感じました。

確かに、佐々木や橘といった新たな登場人物の活躍が尻すぼみに感じたり、
無理に長くしているように感じたりもしたのですが、やはり人を引き付ける何か
がこの作品にはあります。結局ワクワクしながら一気に読み進めてしまいました。
このワクワク感がたまりません。
特に後半は先が早く知りたいという気持ちにさせられます。

また、今まであまり主張しなかった人物が主張してきたように感じました。
特に国木田の印象が私にとっては変わりました。

買って損はしない作品だと思います。
涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)より
4044292108
No.70:
(5pt)

渡橋泰水 新入部員

涼宮ハルヒの物語が、アルファとベータに分かれていたのは、とても分かりにくかった。
今回の鍵を握っているのが watahashi yasumizu.

分裂した話をどうやって統一するのか、涼宮ハルヒ的に論理破綻がないように。
感想としては、待った甲斐があったと思います。

いろいろな論理破綻があったはずだし、
佐々木はじめ、前の作品での新規の登場人物を、どこへ落ち着けるかが、
そうとう悩んだことだと思います。

一応無難なところにおちついたので、次回作品が期待できるようになりました。
こういう冒険は、2度としない方がいいのではと思いました。

やってみたかったのは分かるのですが。
涼宮ハルヒの分裂では、アルファとベータに分かれた話が、ちんぷんかんぷんで、
そうとう欲求不満が溜まってしまいました。

それに比べれば、驚愕は、「今日が来」るための着地だったので、安心しました。
分裂が80点の星5つだとすれば、驚愕は90点の星5つ。

渡橋泰水 新入部員の登場が一番気に入っているし、
涼宮ハルヒの小学時代の話題がでたのも素敵です。

不足する10点は、SOS団の次の活動が、鶴屋さんの花見の余興だというところでしょうか。
余興で、映画のときのような、思い切った展開を期待します。
涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)より
4044292108
No.69:
(4pt)

どうでもいい事だけど・・・・

キョン君、他力本願の意味を間違えているよ。
そこだけが、気になって仕方がない。
物語としては、私は結構面白かったですが、
これはシリーズが尻切れトンボで終わるパターンのような・・・・
涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)より
4044292108
No.68:
(5pt)

佐々木かわええええ

発売当日に購入、読破しました。レビューおくれましたー

ハルヒシリーズは全巻読んでます
どこかに書いてありましたが本作品は前作《涼宮ハルヒの分裂》の続編に当たり、
読む前に前作を読んでおかないと、なにがなんだか分からなくなります。そう、じぶんのようにw

前作から4年ですか?ずいぶん長く待たされました。
あまり中身については触れないほうがいいとおもいますが、キョンの語りと展開のgdgd感は否めない。
むりやり2冊にしちゃったみたいな・・・ころもが厚いトンカツみたいな。
作者のモチベーションがそのままストーリーに反映されてるって感じで、そこだけが難点でした。
しかし、しかし、あの設定から見事挽回しましたね。DNAのらせん構造のような展開はなかなか新鮮でして、
逆に1回では理解出来ないので何回か分けて読み返すことになります。

あと、佐々木さんめっちゃかわいいです。
小冊子の挿絵はかなり狙ってるとおもいますが、読者受けもいいようで。

展開的にこの感で原作完!でもよかった。
出版元からダメって言われたのかな?
売れてるシリーズで、ピークを打ってもだらだら続けるアホな漫画の二の舞にはなってほしくないですね。

みなさまのレビューも概ね高評価、ハルヒファンなら読んで損はないでしょう。
涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)より
4044292108
No.67:
(5pt)

読む人の期待感による

ひたすら心待ちにしていてキタアアアアアアアアって思っていた人には

たぶん星三つくらいの価値でしょうね。消失、憂鬱以外の作品と同じくらいの面白さなんで

分裂まで読んで存在を忘れきっていて、たまたま書店の店頭ポップで、「ああ、今日発売なんだ」と買った人には十分面白いでしょう
でもキョンのモノローグ長すぎて疲れるかな

佐々木好きな人は、絶対初回で買うべき。マジでいそげ←
涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)より
4044292108

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!