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黒い金魚
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黒い金魚の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ペリー・メイスン・シリーズの1945年の第26作。金魚マニアの資産家フォークナーの依頼に、メイスンは興味が持てなかった。彼の興味を引いたのはむしろサリイ・マディスン、重病の恋人の療養費を稼ぐため、金魚の病気の特効薬をフォークナーに法外な高値で売りつけようとする”金目当ての女”である。彼女の力になろうとする親切心が仇となり、メイスンは抜き差しならぬ窮地に追い込まれてしまう。いつもながらのキビキビした文体とストーリー展開が楽しめたが、メイスン物としてはあまり出来が良くないと思った。特に、手がかりが全くない中、メイスンがいかにして真相を探り出すか…という点での面白味に欠けるのだ。「色っぽい幽霊」のような、埋もれた証拠を反対尋問で執拗に掘り起こしていくコクはない。どちらかと言うとワンチャンスをものにしての形勢逆転だが、いつものような劇的さ、鮮やかさがない。メイスンが大ピンチをどう切り抜けるのか期待していただけに、余計残念。 | ||||
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