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黒い金魚



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黒い金魚の評価: 4.00/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

金魚マニアの守銭奴 VS 金目当ての女

ペリー・メイスン・シリーズの1945年の第26作。金魚マニアの資産家フォークナーの依頼に、メイスンは興味が持てなかった。彼の興味を引いたのはむしろサリイ・マディスン、重病の恋人の療養費を稼ぐため、金魚の病気の特効薬をフォークナーに法外な高値で売りつけようとする”金目当ての女”である。彼女の力になろうとする親切心が仇となり、メイスンは抜き差しならぬ窮地に追い込まれてしまう。いつもながらのキビキビした文体とストーリー展開が楽しめたが、メイスン物としてはあまり出来が良くないと思った。特に、手がかりが全くない中、メイスンがいかにして真相を探り出すか…という点での面白味に欠けるのだ。「色っぽい幽霊」のような、埋もれた証拠を反対尋問で執拗に掘り起こしていくコクはない。どちらかと言うとワンチャンスをものにしての形勢逆転だが、いつものような劇的さ、鮮やかさがない。メイスンが大ピンチをどう切り抜けるのか期待していただけに、余計残念。
黒い金魚 (ハヤカワ・ミステリ文庫 3-20)Amazon書評・レビュー:黒い金魚 (ハヤカワ・ミステリ文庫 3-20)より
4150702209

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