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抱影
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抱影の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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分厚い お肉の焼き方と 穴る の 経緯と 美大生を半ば無理やりに な所と タイヤで練習した後 おばさんに刺青彫ったり マスを掻かずに絵を描いて正に写生してしまう所とか が羨ましかったです。 実写映画は 成功したのでしょうか? | ||||
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厨二病を拗らせた俗物に関心の薄い天才画家が主人公と言っては失礼か。 最近は三国志に始まり中国ものが多かったハードボイルド作家ですが、久々に一気読みさせていただきました。 官能的な性描写は見事でしたがバイオレンスは弱かったし、最後の絵(!?)に関する情報が少な過ぎて(敢えてでしょうが)モヤモヤするがラストシーンも気に入りました。 | ||||
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久しぶりの北方ハードボイルド小説を文庫版で出版されたので、読んでみたが、やはり、面白い。著者の文章の表現が少しおおげさなのと、何冊もよんで、飽きてきたこともあって、ほんとうに久しぶりの北方謙三に酔いしれた。 | ||||
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予定していて受取日より早く到着し、早く着くことは非常にいいことである。 今後も利用したい。 | ||||
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とにかく文章がいい。省筆の妙。クロッキーのような描写の切れ味。気障な会話のやりとりも臭くない。ひさびさの書き下ろし長編に、北方ハードボイルドの文体の完成形を見た。大人の読み物に仕上がっている。初期の北方作品を愛するひとには、特におすすめ。 主人公は、五十代の独身男。横浜で複数の酒場を経営。知る人ぞ知る存在の抽象画家。高級グルメに詳しい。ママチャリに乗り、葉巻をくゆらす。前科あり。女にはやたらともてる。ずいぶん嫌味な人物なのに、隅に置けない男。前半は多彩な群像を描き分けてゆったりと進むが、後半は昭和40年代の日活か東映の任侠映画のような活劇へと急転する。 正統派のハードボイルド・ミステリーの枠組は、とうにはみだしている。でも、そんなことは、どうだっていい。主人公の一人称の独白は、芸術家小説か恋愛小説のような趣きを呈することも。私はそこに吉行淳之介の小説にちかい生理を感じながら堪能した。文章のディテールにポエジーが宿る。 《私は、通俗的でありたかった。通俗の中にこそ、普遍性がある、と思いたかった。》 北方謙三はかつて純文学を志して挫折を経験したことがある。しかし、下手な純文学の作家よりもはるかに赤裸々に、フィクションをとおして、自己の真情を吐露しているという気がしてならない。作家としての円熟。作者のはるかな道のりを思いうかべて、私は胸を熱くした。 ただし、この作品に関しては、一人称でなくて三人称の単視点を採用したほうが、小説としての結構はいっそう自然なものとなったのではないかしら。どうなんだろう。 | ||||
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北方謙三を読むのは30年ぶりでした。 初期作品のイメージで固定していたのですが、 ふと聴いたラジオの書評が気になって買求め、 読み出してからは一気呵成の一昼夜。 面白くて興味深い内容と展開、そして表現に昂奮してしまいました。 PS.最終章〜結末は昔の北方作品と同類型のようで、 ちょっともの足りません。 もっと違う結末が用意されていると思っていたのですが、、。 それでも、まずは、読むべし。です。 | ||||
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年末年始の帰省時に一気に読み終わってしまいました。 ひとりの画家の日常と狂気ににた創作活動。 ハードボイルドの王道をいく北方さんならではの作品だと思います。 | ||||
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「小説は、必ずしも人生に必要なものではない。しかし、酒のように人生を豊かにしてくれるものだ」と北方は言う。 その通りだと、思う。 そして、この抱影も、その通りだと思わせる仕上がりになっている小説である。 北方の死生観と、作家として苦しむ自身の姿を色濃く投影した、読み応えのある仕上がりになっている。素晴らしい。 | ||||
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久しぶりのハードボイルド小説。 横浜を舞台に、 余命半年の女を想う男。 抑えた感情がほとばしる描写がいい。 本書純愛に生きる男の物語でもある。 生と死を考えさせる。 後半ストーリーが動くが、 そこでの主人公の生き様が現れる。 そこが本書の読みどころだ。 簡潔にして余韻のある文体に酔いしれる。 お勧めです。 | ||||
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40歳代の読者である私にとって 男、女、カネが巧みに絡む話は待望の北方作品である。 読後感からは、単純に「ハードボイルド」と類型化されるような印象を受けない。 上質な描写に満ちた現代小説として、繊細な筆致と深いメッセージを湛えている。 例えば、デッサンに向き合う画家の心の中や肉体的な葛藤を 見事な活字表現に引きなおしたその筆力にうならされる。 葉巻や酒に関する種々の描写、こだわりも細部にわたって冴えている。 思わず手帳に書き留めたいような至言が随所に出てくるのも魅力。 往年の傑作『檻』と読み比べてみるのも一興だろう。 | ||||
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