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抱影



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【この小説が収録されている参考書籍】
抱影 (100周年書き下ろし)
抱影 (講談社文庫)

抱影の評価: 4.00/5点 レビュー 15件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

北方にしては

面白かったが、北方にしてはイマイチだった
抱影 (100周年書き下ろし)Amazon書評・レビュー:抱影 (100周年書き下ろし)より
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No.3:
(3pt)

どちらかに寄せた方が

ハードボイルド側に寄せても文学側に寄せてもよいものになったと思うのですが、なんか珍しく中途半端な感じがしました。
抱影 (100周年書き下ろし)Amazon書評・レビュー:抱影 (100周年書き下ろし)より
406216535X
No.2:
(3pt)

読了後、勝手に副題を、「横浜西埠頭」と付けていた。

北方謙三は「三国志」や「水滸伝」等で今や大御所の域にあるが、どちらかと云えば初期の現代ハードボイルド、例えば「弔鐘はるかなり」、「逢うには、遠すぎる」、「檻」などに私は痺れたものだ。最近、何かの記事で、北方謙三なら「抱影」を読むと良いと書かれていたので、調べてみると珍しく現代物である。ならばかなり昔に感動した北方を読めるのかと、期待をもって頁を開けた。

舞台は横浜。4軒の酒場を経営する硲は、昼間に2時間、夜に2時間自転車を飛ばし酒場を巡回するが、スケッチブックに鉛筆を走らせる画家でもある。画商の吉村、元バーテンダーの信治、20年以上に亘り食事だけの付き合いの響子、長屋酒場「花え」のおっかあ花江、隣の店の小娘加奈、クラブのママたき子らとの交情が淡々と描かれる。

北方節は健在であるが、ストーリーが収斂されていない。究極の恋愛小説と、ハードボイルドが中途半端に混在し、ラスト、硲が行動に移すのが、止むを得ない衝動ではないので共感も覚えない。これを究極の恋愛小説というなら、響子以外の女性の接し方があまりに身勝手なので、先ず、女性の指示は得られないだろし、北方謙三のファンはやはり男性読者に限られるのだろう。
抱影 (100周年書き下ろし)Amazon書評・レビュー:抱影 (100周年書き下ろし)より
406216535X
No.1:
(3pt)

抽象画的ハードボイルド小説?

久しぶりに北方謙三を読む。
『血涙』以来か?

主人公は抽象画家である。(といっても本人は画家ではないと言っているが…)
写実的なデッサンをひたすら重ね、狂気めいた創作活動の末、ある瞬間抽象へと飛ぶ。
この過程の描写がまさしくハードボイルドである。

しかしながらストーリー自体はなんだか甘っちょろい。また、脇を固める登場人物も…。
主人公に犯られてしまう画家志望の美大生、主人公が描き続ける想い人の外科医、
NPO活動の揚句片腕をとられる若い男etc.etc.…なんだか無理やりハードボイルドしていて
そのせいか主人公の生き様も結末もかえってなんだか滑稽に思えてきてしまう。

主人公が描く抽象画の様な研ぎ澄まされたハードボイルド小説には
なっていないところがちょっと残念。
抱影 (100周年書き下ろし)Amazon書評・レビュー:抱影 (100周年書き下ろし)より
406216535X

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