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(短編集)

晴れた日は図書館へいこう



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晴れた日は図書館へいこうの評価: 4.00/5点 レビュー 12件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(4pt)

ストーリーを楽しみ、図書館マナーも再考

図書館のキーワードと表紙の絵が気に入って、手にしました。最初のページで、表紙の子が“わたし”と言う女の子だと知って、ちょっと想像と違って軽い失望。
その上、その子が小学5年生と言うのも少し無理があるようで、児童書を読み慣れていないので、かなり違和感があった。中学生位の設定が妥当な感じさえした。
その違和感は特に取って付けたような地名などに顕著でギクシャクした気持ちのまま読み進みました。
が、ストーリーは図書館利用のマナーブックとして読んでも為になるような、素敵な一冊でした。
晴れた日は図書館へいこう (文学の森)Amazon書評・レビュー:晴れた日は図書館へいこう (文学の森)より
4338174153
No.11:
(5pt)

心温まるお話

本が大好きで近くの図書館によく通っている小学校5年生のしおりさんが、いとこでその図書館で司書をしている美弥子さんや、しおりさんの同級生ですぐれた推理力を持つ安川君などとも協力し合って、図書館の本をめぐって起きるさまざまなトラブルを解決してゆくというストーリーです。他の方々もレビューでおっしゃっているようにとても心温まるお話ですし、文章もお上手で、作者の非凡な力量がうかがわれます。
ただ、考え方によっては、登場人物がみんないい人で話ができすぎているとか、ミステリーと称しているわりには内容が薄いとかいった批判もできるかもしれませんが、上記の長所はこうした点を補って余りあると思いましたので、星5つとしました。
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No.10:
(4pt)

図書館を中心とした不思議が5編

図書タイトルの通り、晴れた日こそ、好きなことを存分にしたいときこそ、図書館という新しい世界への無数の扉へ向かおう!という想いで作者が綴る、図書館を中心としたちょっとしたミステリー5編。 小学5年生~6年生に。

---あらすじ---
出版社に勤めながら女手ひとつで自分を育ててくれている母と、二人暮らしの生活を送っている小学5年生のしおりは、いとこの美弥子さんが働く市立図書館へ通うのが大好きだが、あるとき、ブックポスト内に水がぶちまけられるということが起こった。
濡れた本、そこにはさまれていたツユクサの花びら、そして、土のにおいの残る水。
許せないのと哀しいのと複雑な気持ちを抱きながら、しおりはクラスメイトや美弥子さんと事の真相について考えをめぐらせていき、ひとつの答えにたどり着く。
---------------

上に紹介したのは第3話「ぬれた本のなぞ」ですが、春休みから夏休みの終わりまでを舞台としたどのお話からも、読後には爽やかな印象が得られますし、こどもたちもまたすぐに、好きな本を探しに図書館へ足を運びたくなるのではないでしょうか。 普段あまり意識することのない図書館の仕事やシステムにも、興味を持つようになるはずです。
周囲と関わり合いながら進む展開に、皆おもしろかったと口を揃えますし、“おすすめ図書”として学校で紹介する子も多い作品です。
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No.9:
(4pt)

図書館ものの「日常の謎」

ラノベ版あるいは少年少女小説版の「日常の謎」小説です。
図書館もの、本屋もの、古書店ものの小説や漫画が好きで、この小説もタイトル買いをしました。

収録の6編の連作短編は、いずれも読後穏やかな気持ちになれるもので、老若男女すべてに薦められる本です。

ただ、実在の本をもっ使ってほしいと思いました。それで★は一つ減点。
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No.8:
(5pt)

成長の物語

読書好きな少女の成長を、周囲の大人が温かく見守る、心温まる物語です。その過程で「日常の謎」が解かれていきますが、その謎じたいが少女の成長と機を一にしている。見事な構成です。
気持ちよい読後感、久しぶりの収穫です!!!
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No.7:
(3pt)

ほっこりする日常の謎系のミステリ

"読みたい本は、たくさんある。その上、わたしが一冊の本を読んでいる間にも、世界中でたくさんの人が、わたしたちのために新しい本を書いてくれているのだ。雨の日だけじゃ、とても読み切れない。
だから、わたしは声を大にしていいたい。
晴れた日は、図書館へいこう!"

小学校5年生のしおりは本が大好き。いとこの美弥子さんが司書を務める図書館の常連さん。
春休みの今日も、まずは図書館へ。

迷子の女の子が「あ、わたしの本」と言った本は、ちょっと彼女が読むには難しいかなという本だった。「わたしの本」
同級生が図書館に返そうとしている本は60年間借りたままの本だった。「長い旅」
図書館の返却ボックスに川の水が注がれて台無しに。どうしてそんなことをしたんだろう。「ゆれた本のなぞ」
図書館から消えてしまう不明本。あまり行方不明になりにくい児童書や絵本が消えた理由は?「消えた本のなぞ」

児童書に位置付けられる日常の謎系のミステリ。
……あれ? なんでウチ、この本を図書館に予約していたんだろう。何がきっかけになったのかなぁ……と、こちらでもミステリ。
タイトルで検索したら昨年に新装版が発刊されていることが分かって、おそらく書店で気になってメモってたんだろうな、と推理しました。

文体も穏やかで読みやすく、小中学生から楽しめる作品だと思います。
それぞれの事件の原因となることも、子どもらしくて微笑ましく思ってしまいます。
父親のことを知らないしおりへのアプローチも優しい視点で描かれており、読んでいてほっこりしました。
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No.6:
(3pt)

編集者の方、しっかりと!

若年層向けの図書館物としては、そこそこだが、

重要な役割をしている主人公のいとこの名字が本書では「葉山さん」、
続編では「早野さん」となっている。

そこをチェックするのも、編集者としての大切な仕事ではないだろうか?
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No.5:
(2pt)

ほのぼのするお話しではあるけれど

小さい時から本が好きで、図書館にも随分とお世話になったので、題名に引かれて読んでみました。内容的には、ミステリーとは呼ぶには他愛のない図書館を舞台にした出来事を通して、主人公やその周りの人たちが描かれていますが、キャラ設定が表面的であるため結果として薄いお話が多い様に感じます。もう少し突っ込んだ人物造詣と心情描写が必要だと思いました。なお作者は、第一章の「わたしの本」の中で「煮詰まる」という言葉を誤用しています。言葉の意味は時代によって変わっていくものだ、という意見もありますが、文章を書くことを生業としている人には、正しい日本語を若い世代に伝えて欲しいと思います。
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No.4:
(3pt)

日常の中のちょっとしたミステリー。

タイトルに惹かれて購入しました。
主人公が小学生ということもあって、期待したほど話に入り込むことはできませんでしたが、読みやすい内容・文面だったと思います。
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No.3:
(5pt)

初夏に最適

児童書です。
対象は小学校高学年から。
でもね、でも。。。
この本を、子供だけに読ませるなんてもったいない。
この本を読んだ子供は大人に教えてあげてください。
またこの本を読んだ大人も、ぜひ子供に教えてあげてください。
親子が一緒になって読むことができたら……。
きっとその親子は少しだけ、その関係を深くすることができるでしょう。主人公のしおりは、本を愛する女の子。
時間があれば図書館にかよって本を選びます。その市立図書館を中心に、さまざまな人間模様が描かれています。図書館で一人さまよいお母さんを探している幼い女の子。
まだひらがなを読めるかどうかの年齢なのに、
彼女が「あ、わたしの本」といってはなさない本。
その『魔女たちの静かな夜』というタイトルの本に隠された謎は?
そしてその女の子の事情は?60年も前に図書館から借りたという本を抱えて悩むしおりのクラスメイト。返却ポストにはずぶぬれの本が入れられ、その本の間には一輪のツユクサが……。図書館で起こる静かな事件が少しずつ解決されていきます。安らぎや怒り、心配や感動、
人の理不尽さにふれる嘆き、人の優しさに触れる喜び。
さまざまな感情で埋め尽くされた図書館は、
いつも静かに、みんなが成長していくのを眺めています。作中作の中の一節が忘れられません。【言葉はわたしたちの、剣であり、盾であり、食事であり、恋人である。
言葉は時に、剣を防ぎ、盾を壊し、食事を隠し、恋人を奪う。
あなたが言葉の海に漕ぎ出すときには、言葉は船にもなるだろう。
あなたが言葉の空に飛び出すときには、言葉は羽にもなるだろう。
そして、いつかあなたが新しい世界に旅出つなら、
言葉の川をことばの橋で渡り、
言葉でつくられた扉を、言葉の鍵で開けるだろう】美味しそうなお食事やハーブティが登場して美味しそうな香りも漂い、
さらに優しいタッチの挿絵が想像力を膨らませます。この本を書いた作者に、心より感謝します。
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4338174153
No.2:
(5pt)

これを読めば図書館通!?

知っていそうで知らない図書館のこと、司書のこと。図書館にまつわる日常を、小学校5年生の女の子の視点で描いています。とはいえ、ストーリーはちょっとしたミステリー。小さな女の子の謎、濡れた本の謎、消えた本の謎などなど、ショートストーリーが数編収められています。楽しく読んでいるうちに、図書館の利用の仕方やマナーがすっかり判る、お得な1冊。司書の想いにも触れてください。
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No.1:
(5pt)

これを読めば図書館通!?

図書館や司書の日常が、小学生の女の子の視点で書かれています。ストーリーは、ちょっとしたミステリー仕様。図書館にひとりで来ていた幼女の謎、濡れた本の謎、消えた本の謎。。。
楽しく読んでいるうちに、図書館のマナー、利用の仕方などが自然と判ります。図書館通になれるかも!?そして、少しでも多くの人にこの本を読んでもらって、普通に利用しているだけではなかなか判らない司書の想いに触れて欲しいと思います。図書館を気持ちよく利用してもらいたい、大勢の人に訪れてもらいたい、そのために司書は働いているんだよ、ということ。
これから大人になる人たちにも、すでに大人の人たちにも。
晴れた日は図書館へいこう (文学の森)Amazon書評・レビュー:晴れた日は図書館へいこう (文学の森)より
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