緋色の研究

評判

緋色の研究の評価:

4.30/5点 レビュー 165件。 B ランク

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平均点4.30pt

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全187件 181〜187 10/10ページ
No.7
(5pt)

逸話だと思えば

シャーロックホームズといえば、まず緋色の研究を思い出します。
10回以上読んだのは、唯一この作品だけです。
ルパン、ポアロ、マープルを読むと、じゃ、しらばくぶるにホームズを読もうと思うと、最初に手に取ります。
半分以上筋は覚えていますが、それでも面白く読めます。
ワトソンの天然なところも素敵です。
緋色の研究 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.6
(4pt)

推理小説の金字塔・第一作

シャーロック・ホームズを忌避していたわけではないが、「いつかそのうち」が30年にもなり、今回初めて繙くことになった。娘が読んで、面白かったという。推理小説は初めてのはずだ。これ以上は考えられないほど、正当派の入門法である。私はその文庫を借りて読んだ。
ホームズの登場の仕方は鮮やかで、ドイルの文壇初登場には実に相応しい開幕である。しかし物語の方は、ホームズが言うのとは違った意味で単純である。読者には何も手がかりが与えられず、ただホームズの言うことをありがたく拝聴し、それが事実に相違なかったことをあとで確認して感嘆するだけの小説だからである。横溝正史が言う「コネコネクチャクチャ小説」、つまり、根本的に間違っているかもしれない探偵の「解説」を謹聴するだけの推理小説であり、現代の本格推理の水準とは比べるべくもない。
しかしこれだけ書いて終わっては、世に数多あるシャーロッキアンの憤激を買うことになろう。私はこの作品を古典として楽しんだのだ。古典を読むには、それなりの作法がある。19世紀後半にあっては革命的な論理的作品であったに相違なく、この「ガス灯時代」の子を、現代の目で論難するのは明らかに不公正である。私はこれを、単にホームズの超人性に驚嘆し、これを満喫するためだけにでも、読む価値があると考える。つまりは一種のヒーロー小説である。さらに私自身の怠慢を棚に上げて言うなら、ホームズものを知ることは、推理小説好きにとって、いわば一般教養として必須の儀礼なのだろうとも思う。娘はこのあとの作品も次々に読んでいる。私も追って後続を楽しむことになるだろう。
緋色の研究 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.5
(5pt)

一読の価値アリです。

確かにミステリという点で見ると、やはり古臭くてある程度予想がついてしまう部分もあるかもしれません。
しかし、ホームズやワトソンなどの登場人物が、知らない人が読むと意外なほどにクセのあるキャラクターだと思うし、その会話のやり取りや展開だけで私はかなり楽しめました。
探偵小説の古典として、またひとつの物語として1度は読んでみてもいいと思います。当時の世界情勢・生活文化なども知ることが出来るし、ホームズの言動には笑える部分も多く、なんか半分コメディです。
そしてまたその可笑しみの部分や味を強調させているのが延原謙さんの名訳だと思います。
昔親戚の叔父さんに貸してもらって読んだのが延原謙訳のこの文庫の改訂前のものだったんですが、大人になってまたホームズ読みたくなって本屋行ったら訳が全然違っててビックリしました。
ホームズが「わしは・・・」とかゆってるのもあって愕然です。
なので延原謙さんの息子さんが改訂版を出すと知った時は、もう一度あの粋なホームズに会える!ととても嬉しくて全巻揃えてしまいました。 息子さんに感謝です。表紙も素敵。
もう、あの古めかしい文体が当時の世界感にマッチしてて素晴らしいのです。
他の巻で訳がイマイチという方がいましたが、そんな事はありません。
現代の文章に慣れて、あのともすれば回りくどいとも取れるような言い回しが鬱陶しく感じられるのかもしれませんが、私は大好きです。ホームズやワトソンがこんなに人間臭く感じられる文章は他に知りません。
また逆にスマートな文章で書かれてしまうと、ミステリという点では余計に退屈に感じてしまう気がします。雰囲気で読ませてしまうところがいいんです。
時代性を大事にしたい、味のある文章が好き、という方にはこの訳で読む事をオススメします。
緋色の研究 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.4
(4pt)

「僕にはね、世界でただ一人、僕だけの仕事があるんだよ」

知人の紹介で知り合った奇妙な男シャーロック・ホームズと、ベーカー街221Bの下宿で共同生活を営む事になった戦地帰りの軍医ワトスン。
しかし、いざ共同生活をはじめてみるや、この謎の同居人の思い掛けない言動と、多彩かつ大きく偏った知識、そして時折見せる彼独特の不思議な能力に、何も知らないワトスンはただ驚かされるばかりだった。
そんな奇妙な共同生活を送る中で数週間が過ぎた頃、ロンドン警視庁のグレグスンからロウリストン・ガーデンの空家で男の死体が発見されたことを報せる一通の手紙が届く。ホームズに促されて現場へと同行したワトスンは、恐ろしい形相で息絶えた傷ひとつない死体と、壁に残された不気味な“RACHE”の血文字を目の当たりにすることに―
今、世界に一人と自負する顧問探偵シャーロック・ホームズの頭脳が、現場に残された痕跡から隠された犯人像と事件の裏に潜む更なる連鎖を推理する!
シャーロック・ホームズと相棒のワトスン博士が出会い、二人が最初に関わった事件の顛末を記したホームズ物語の第一作。
世に「ワトスン役」と言う言葉さえ生み出した、推理小説の先駆けにして世界的ロングセラーの主人公たち。彼らの出会いと、その人物像を描いたエピソードを、一度お読みになってみてはいかがでしょうか。
緋色の研究 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.3
(5pt)

1作目です

ホームズの第1作目「A Study in Scarlet」の全訳。「緋色の研究」は発表した当時のイギリスでは全く無視されドイルは2年後にアメリカで発表した「4つの署名」で花開きます。「緋色の研究」を書いてから2年の歳月が過ぎたせいでしょうか、「緋色の研究」には後にでる作品との矛盾が多く指摘されています。詳しくは書きませんが有名なドイルの錯覚としては、ワトスンの傷やホームズの文学や天文学の知識です。NHKで放映されたホームズシリーズにこの作品が入っていないのは、他の作品との整合性を考えての事だったのではないでしょうか。他の作品にもドイルの錯覚は多く出てきますが、ここまで決定的に違う記述は誰しも首をかしげます。しかしその錯覚を探し出すのも大いに楽しめる作品なんですね。まずはこの作品を見て後に語られる登場人物の背景の違いを探して下さい。
緋色の研究 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.2
(5pt)

なぜグラナダTVのジェレミー・ブレッド作品にこれがないの?

56の短編と4つの長編があるシャーロック・ホームズ・シリーズ。かの名探偵の最初の登場が本作品です。当然押さえておきたい最初の長編ですね。不思議なのはシャーロックの映像化で最も成功したグラナダTVのジェレミー・ブレッド主演本シリーズにこの作品がないこと。ホントに不思議でなりません。
緋色の研究 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.1
(4pt)

ホームズ登場

沈着冷静。文学の知識は皆無、哲学の知識も皆無。毒物に通暁し、古今の犯罪を知悉し、ヴァイオリンをたくみに奏する特異な人物シャーロック・ホームズ。世界で最も有名な名探偵ホームズが初めて登場した記念碑的作品。ホームズ物の中でそれほど際立った作品という訳ではありませんが、ホームズとワトスンが初めて登場し、怪異に満ちた事件を解決する最初の事件ですから、まずは押さえておきたい作品です。深夜のロンドンで起きた殺人事件にまきこまれていく2人。空家の中年男の死体は何者か?壁には赤で「RACHE」という文字が・・・「毒殺です」ホームズはそっけなく言い放つ。
緋色の研究 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050