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(短編集)
パン屋再襲撃
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パン屋再襲撃の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 61~67 4/4ページ
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こちらに収められている短編、特に「象の消滅」が翻訳されて、異国でばかうけなんだとか、、、、 象の消滅をモチーフにした舞台「エレファントバニッシュ」を先日見てきたのだけれども、改めてテキストの凄さを実感するばかりだった。もちろん舞台はすばらしかった、映像を巧みに利用したり、象の足を演じる一人一人の身体表現だったり、すっとぼけた演技だったり、ほんと面白かったのだけど、村上春樹の勝ち!って印象はつよまるばかりだった。 作品の内容ももちろんなんだけど、このユーモアのセンスだったり独特のリズムだったりがすばらしい。長編の村上春樹があわないなと感じてしまった人も、さらりと読めるこの短編なんか楽しめるのではないかと思います。 | ||||
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読むのは二度目だったのですが、記憶と随分違っていたのに自分で驚きました。 読み終えた後、小説がいつの間にか変容していたんですね。 不条理でシュールな感じのする作品集です。 1985年8月から1986年の1月頃までに雑誌に掲載された短編が6つ納められています。 最初のタイトル作品『パン屋再襲撃』は村上さんの短編では特に人気の高い作品です。 とにかく不条理で面白い、ですね。ポップな感覚が素敵です。 この短編作品は少しだけ既存作品とリンクしている箇所があります。 ビートルズの曲などで「ウォラス」ですとか「ビリー・シアーズ」といった歌詞に登場する人物を別の作品で使ったりしていたのですが、そんな雰囲気を感じました。 このあたりから村上さんの文体はかなり固まってきたのではないかと感じています。 いいですね。村上春樹さんの長編は勿論ですが、短編を読むとこっちもいいなぁ、と思ってしまいます。 感性に呼び掛けるような小説です。 | ||||
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どれも同じような主人公が、延々と愚痴る話ばかり。 こちらに何を問いかけるでもない(もちろん一方的に話すのは小説として当然だが)、返事を求めない独白。 読んでいる自分が無意味に感じてくる。 どうでも良い小さな事柄をセンス良くすくい上げるところは上手いなあと思うが、今のところそれだけ。 何の非もなく勝手に生きる主人公が嫌いだ。 | ||||
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「ファミリーアフェアー」が、お勧めです。何度も読みかえしたほど。妹の結婚話を機に、少しずつ、変わり始める「僕」と「妹」の関係。それは、あたりまえのように繰り返されていた「僕」の日常の中に、「戸惑い」をもたらした。「僕」が、変わっていく「妹」との関係を透かして、変わろうとしている「日常」をぼんやりと眺め、受け入れていこうとする… そんな「僕」の心の奥に見え隠れしている「妹」への優しさが、この話を包んでいます。いつもの村上春樹ワールドに、どこかしらの優しさがブレンドされて、ほっとさせられる1話でした。 | ||||
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突如空腹感に襲われ眠れなくなった夫婦の逸話。 これはあの時の出来事に関係あるに違いない! 若かりし頃のパン屋襲撃になぞらえてマクドナルドを襲撃! 不思議さの中に暖かさを感じる短編集 | ||||
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「ねじまき鳥クロニクル」の序章となる「ねじまき鳥と火曜日の女たち」を含む短編集。ちょっとした日常が、なにかによって損なわれてしまう人達の話。そして、もとに戻れなくなってしまう人達の話。それをどう受け止めるのか?アンチクライマックスの先に、何かが見える作品。 | ||||
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表題作の奇妙さがなんともいえない。 何かしら奇妙だと感じつつも、「妻」の行動力によってその流れはリアルな力を持ち、 シリアスに、静かに、再度の襲撃はなされた…糸井重里と共著の「夢で会いましょう」の中の 「パン」の続編とも言える作品。ちなみに本書全編に通して出てくる「ワタナベノボル」とはあのおなじみのイラストレーターの方の本名だそうです。 | ||||
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