太陽の塔

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評判

太陽の塔の評価:

3.89/5点 レビュー 204件。 B ランク

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平均点3.89pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全409件 281〜300 15/21ページ
No.129
(3pt)

作風がすでに確立されている、青春妄想小説

話題作です。
「夜は短し、歩けよ乙女」と同じく、独特の作風はすでに本作で
確立されています。文体や構成、なにより主題が非常に独特で、
読めばすぐ、この作者の作品だとわかります。このような感覚は
ジャンルは違いますが、京極夏彦を初めて読んだときに近いものが
あります。

内容はすでに他のレビュアーの皆さんがお書きになっているように、
京都を舞台にした、妄想大魔王達の疾走する日常が、半ば強引に
勢いだけで語られていきます。前半の盛り上がり、絶妙な言い回しの
連発に比べて、後半少し盛り下がりますが、作品の主題が、そもそも
勢いと妄想にあるようなので、それもまた良いのかもしれません。

久しぶりに登場した貴重な若手作家だと思います。
妄想族だけでなく、万人が読むべき21世紀の純文学です。
太陽の塔 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.128
(4pt)

日本語のおもしろさ再確認!!

「太陽の塔」このタイトルに誘われ買ってしまった。
森見 登美彦氏の作品にはまったく認識がなく、しかもファンタジーノベル大賞を受賞という触れ込み、勝手に綺麗をファンタジーを描いているのだろうと思っていたのだが・・・・・・
男汁、体臭、醤油風味、なんと油ぎっしゅ。男子は少なくとも一度は考えたことがある妄想を言葉のリズムと活字の面白さで苦笑した。
太陽の塔 Amazon書評・レビュー: 太陽の塔より
410464501X
No.127
(4pt)

日本語のおもしろさ再確認!!

「太陽の塔」このタイトルに誘われ買ってしまった。
森見 登美彦氏の作品にはまったく認識がなく、しかもファンタジーノベル大賞を受賞という触れ込み、勝手に綺麗をファンタジーを描いているのだろうと思っていたのだが・・・・・・
男汁、体臭、醤油風味、なんと油ぎっしゅ。男子は少なくとも一度は考えたことがある妄想を言葉のリズムと活字の面白さで苦笑した。
太陽の塔 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.126
(5pt)

太陽の塔という電池

崩壊しかけた四畳半の真ん中にでんと腰を据えて、私はこの手記を書く。内容は私
の日常である。「おまえの日常なんぞに興味はない」と言う方は読まない方が賢明で
あろう。周囲を見渡せば、もっとお気軽で、お気楽で、愉快に読み捨てられる書物が
ごまんとある。なにを好きこのんで、こんな男汁溢れる手記を熟読する必要があろう。
読了したあかつきには、必ずや体臭が人一倍濃くなっているはずである。読み終わっ
た後で文句を言われても困る。私の経験から言えば、いったん濃くなった体臭は二度
と元には戻らない。
 しかし、敢えてこの手記を読む人は、貴重な経験をすることになるだろう。もちろ
ん愉快な経験とは言えまい。良薬とはつねに苦いものである。
 ただし、苦いからと言って良薬であるという保証はどこにもない。
 毒薬もまた苦いのだ。

                                              本文より
太陽の塔 Amazon書評・レビュー: 太陽の塔より
410464501X
No.125
(5pt)

太陽の塔という電池

崩壊しかけた四畳半の真ん中にでんと腰を据えて、私はこの手記を書く。内容は私
の日常である。「おまえの日常なんぞに興味はない」と言う方は読まない方が賢明で
あろう。周囲を見渡せば、もっとお気軽で、お気楽で、愉快に読み捨てられる書物が
ごまんとある。なにを好きこのんで、こんな男汁溢れる手記を熟読する必要があろう。
読了したあかつきには、必ずや体臭が人一倍濃くなっているはずである。読み終わっ
た後で文句を言われても困る。私の経験から言えば、いったん濃くなった体臭は二度
と元には戻らない。
 しかし、敢えてこの手記を読む人は、貴重な経験をすることになるだろう。もちろ
ん愉快な経験とは言えまい。良薬とはつねに苦いものである。
 ただし、苦いからと言って良薬であるという保証はどこにもない。
 毒薬もまた苦いのだ。

                                              本文より
太陽の塔 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.124
(4pt)

独特の価値観

第15回のファンタジーノベル大賞の受賞作だけに、非常に魅惑的な世界が現出されています。
ストーカー紛いと言うか、実際ストーカーかも知れませんが、その手記の形を取っています。でも、読んでゆくとそれだけではなく、独特の価値観がそこにはあります。
この本を好きになるかどうかは、この世界観、価値観に共感するものがあるかどうかで決まるのではと思います。
太陽の塔 Amazon書評・レビュー: 太陽の塔より
410464501X
No.123
(4pt)

独特の価値観

第15回のファンタジーノベル大賞の受賞作だけに、非常に魅惑的な世界が現出されています。
ストーカー紛いと言うか、実際ストーカーかも知れませんが、その手記の形を取っています。でも、読んでゆくとそれだけではなく、独特の価値観がそこにはあります。
この本を好きになるかどうかは、この世界観、価値観に共感するものがあるかどうかで決まるのではと思います。
太陽の塔 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.122
(5pt)

強がっている部分がすべてキュート

まとめてしまえば、モテない男子学生の
ルサンチマンたっぷりの妄想ストーカー記録、となろうが
強がっている部分がすべてキュートで、読後、
全キャラクターがどうしても憎めなくなる手腕(?)は限りなく高度。

『夜は短し歩けよ乙女』に比し、
祝祭的な雰囲気には欠けるが
その分、内に籠もる悶々としたエネルギーは
誰をも唖然とさせてしまうどうしようもなさと
滑稽さとに満ち満ちている。

さまざまな小説・映画からの影響は
賛否両論分かれるところであろうが
これだけ圧倒的な内面描写を見せつけられると
それだけで高く評価してもいい。
太陽の塔 Amazon書評・レビュー: 太陽の塔より
410464501X
No.121
(5pt)

強がっている部分がすべてキュート

まとめてしまえば、モテない男子学生の
ルサンチマンたっぷりの妄想ストーカー記録、となろうが
強がっている部分がすべてキュートで、読後、
全キャラクターがどうしても憎めなくなる手腕(?)は限りなく高度。

『夜は短し歩けよ乙女』に比し、
祝祭的な雰囲気には欠けるが
その分、内に籠もる悶々としたエネルギーは
誰をも唖然とさせてしまうどうしようもなさと
滑稽さとに満ち満ちている。

さまざまな小説・映画からの影響は
賛否両論分かれるところであろうが
これだけ圧倒的な内面描写を見せつけられると
それだけで高く評価してもいい。
太陽の塔 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.120
(5pt)

ただただ、癒された。

関西には数えるほどしか行ったことがなく、京都や大阪には恐怖感
のようなものさえ感じていたのだけれど、出てくる場所の描写が気
になり、そのうちこの本のところどころに付箋を貼って、レンタサイク
ルに乗って走りまわってしまう日が来るような気がしてきました。

疲れとかいやなこととかマイナス要素をみんな忘れさせてくれるよ
うな小説は久しぶりです。
至極単純に、ただただ、癒されました。
太陽の塔 Amazon書評・レビュー: 太陽の塔より
410464501X
No.119
(5pt)

ただただ、癒された。

関西には数えるほどしか行ったことがなく、京都や大阪には恐怖感
のようなものさえ感じていたのだけれど、出てくる場所の描写が気
になり、そのうちこの本のところどころに付箋を貼って、レンタサイク
ルに乗って走りまわってしまう日が来るような気がしてきました。

疲れとかいやなこととかマイナス要素をみんな忘れさせてくれるよ
うな小説は久しぶりです。
至極単純に、ただただ、癒されました。
太陽の塔 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.118
(4pt)

ファンタジー大賞という妙味

「私」が、振られた彼女の水尾さんを追っかけている話だと、はじめにそう思ったのですが、どうもそればかりでもないのです。
 書き出しでは、水尾さんにまつわる手記だと思わせながら、その内容のほとんどが彼の日常で埋め尽くされており、終始晴れない胸中を語り続けています。

 しかし、その悶々たるや、まことに絶妙です。流行の恋愛小説家などが書けば、憂鬱に口をふさぎたくなるかもしれませんが、この作品、前向きなネガティブとでもいいましょうか、やや高尚な文体ながらギャグテイストが満載であり、笑いが止まりません。
 愉快な仲間たちの紹介に明け暮れていた感もあり、ストーリー的には贅肉が多かったかもしれませんが、美味しいご馳走となりました。
 これがファンタジーノベル大賞というのが素敵な選考です。

最後に回想される水尾さんとの想い出には、自分と重なるところもあり、ほろりとしました。
ありがとうございました。
太陽の塔 Amazon書評・レビュー: 太陽の塔より
410464501X
No.117
(4pt)

ファンタジー大賞という妙味

「私」が、振られた彼女の水尾さんを追っかけている話だと、はじめにそう思ったのですが、どうもそればかりでもないのです。
 書き出しでは、水尾さんにまつわる手記だと思わせながら、その内容のほとんどが彼の日常で埋め尽くされており、終始晴れない胸中を語り続けています。

 しかし、その悶々たるや、まことに絶妙です。流行の恋愛小説家などが書けば、憂鬱に口をふさぎたくなるかもしれませんが、この作品、前向きなネガティブとでもいいましょうか、やや高尚な文体ながらギャグテイストが満載であり、笑いが止まりません。
 愉快な仲間たちの紹介に明け暮れていた感もあり、ストーリー的には贅肉が多かったかもしれませんが、美味しいご馳走となりました。
 これがファンタジーノベル大賞というのが素敵な選考です。

最後に回想される水尾さんとの想い出には、自分と重なるところもあり、ほろりとしました。
ありがとうございました。
太陽の塔 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.116
(3pt)

話題の作者のデビュー作

今話題の作者のデビュー作ということで読んでみました。
 ファンタジーノベル大賞受賞作です。
 でも・・・
 私にはこれはファンタジーとはとても呼べないような・・・
 作者云うところの「ジョニー」を慰めるための私的小説(私小説ではない)
といった雰囲気がぷんぷんと漂ってきます。
 京都の街の描写が、非常に丁寧によく描写されているとおもうのですが・・・
 なぜか大阪の「太陽の塔」が京都に割り込んでくるといった感じですね。
 うーん。
太陽の塔 Amazon書評・レビュー: 太陽の塔より
410464501X
No.115
(3pt)

話題の作者のデビュー作

今話題の作者のデビュー作ということで読んでみました。
 ファンタジーノベル大賞受賞作です。
 でも・・・
 私にはこれはファンタジーとはとても呼べないような・・・
 作者云うところの「ジョニー」を慰めるための私的小説(私小説ではない)
といった雰囲気がぷんぷんと漂ってきます。
 京都の街の描写が、非常に丁寧によく描写されているとおもうのですが・・・
 なぜか大阪の「太陽の塔」が京都に割り込んでくるといった感じですね。
 うーん。
太陽の塔 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.114
(4pt)

妄想族たちの青春

まさに「妄想族」達の青春群像。妄想が織り交ざり、私はファンタジー小説だと感じました。青春はこうでなくてはいけません。女の子には振られる、それ以前に接点がない。もちろんお金もない。へんな自信があって、世の中に対して斜に構えている。そんなどうしようもない時代が青春時代なのであります。わかっているけど、やめられない。そんな感じが物語から香ってくる。男にとっては堪らない物語でしょう。
太陽の塔 Amazon書評・レビュー: 太陽の塔より
410464501X
No.113
(4pt)

妄想族たちの青春

まさに「妄想族」達の青春群像。妄想が織り交ざり、私はファンタジー小説だと感じました。青春はこうでなくてはいけません。女の子には振られる、それ以前に接点がない。もちろんお金もない。へんな自信があって、世の中に対して斜に構えている。そんなどうしようもない時代が青春時代なのであります。わかっているけど、やめられない。そんな感じが物語から香ってくる。男にとっては堪らない物語でしょう。
太陽の塔 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.112
(4pt)

ファンタジー<夢<妄想かな

京大5回生の主人公に3回生の時に水尾さんという彼女ができるが、悲しいかな振られてしまう。
それから彼の「水尾さん研究」のレポート作りが始まり、単なる持てない妄想壁のあるストーカー男の話?そして彼の回りも女っ気無しの持てない男だらけで、正直わぁ〜きついかなと思ったのですが、馬鹿馬鹿しいながらも、笑っている内に、あれよあれよという間に、怒涛のラストで、ええじゃないか!

第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞。ファンタジーなのかな これ?
太陽の塔 Amazon書評・レビュー: 太陽の塔より
410464501X
No.111
(4pt)

ファンタジー<夢<妄想かな

京大5回生の主人公に3回生の時に水尾さんという彼女ができるが、悲しいかな振られてしまう。
それから彼の「水尾さん研究」のレポート作りが始まり、単なる持てない妄想壁のあるストーカー男の話?そして彼の回りも女っ気無しの持てない男だらけで、正直わぁ〜きついかなと思ったのですが、馬鹿馬鹿しいながらも、笑っている内に、あれよあれよという間に、怒涛のラストで、ええじゃないか!

第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞。ファンタジーなのかな これ?
太陽の塔 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.110
(5pt)

理系チックファンタジー?

理系作者が書いた本書は、まさに理系チック。
日本ファンタジーノベル大賞受賞作品ですが、
ファンタジー小説に疎い私には、これがファン
タジーといえるかどうかはわかりません。

題材が特に面白いとか言うこともなく、わりと
普通の日常が描かれていますが、それとは対照
的に言葉のテンポ、表現技法は、面白く楽しめ
ます。

あまり読書をしない人が手に取るには、お勧め
しませんが、読書好きの人には、結構楽しめる
こと請合います。

かく申す小生は、他の作品も読んでみようとい
う気になるくらいには気に入りました。
太陽の塔 Amazon書評・レビュー: 太陽の塔より
410464501X