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フリーター、家を買う。
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フリーター、家を買う。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全140件 61~80 4/7ページ
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ドラマも見たことなかったけれども、なぜかいきなり読みたくなった本。 きっと、今の私の環境が「フリーター」なので、フリーターと言うキーワードに僕の脳内センサーが反応したのだと思うが。 正直、読み出す前は全然読み物として期待していなかった。表紙のせいなのか、ちょっとナメていた。 話が現実離れしていて、フリーターが大成功をつかみ家を買うのかと思いきや、怠け者の若者の小さな幸せを掴む(この小説でははっきり描かれて終わってないが、ハッピーエンドが想像に難しくない状態で終わります)話でした。最後の方の色恋話には賛否両論あると思うけれども、悪い話じゃない。 他の方がおっしゃる、「周りの人が良過ぎ」のにも頷けるが、何かがきっかけで真面目に働きだし、幸せを掴む人には良い出会いがあるのは間違いないので、あながちこのストーリーが絵空事とは思えない。そして、仕事に打ち込む男の自信のみなぎり方にも共感できる。昨今、男の生き方の多様性が生まれたとは言え、「働くことによって男は自信がつく」のは今も昔も変わらないもんね。 | ||||
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騙された。標題に騙された。 非常勤雇用者(part-time jobber)のまま家を買うのかと思った。 いつ買うんだろうと思ったら,常勤雇用者に先になっている。 酷い,詐欺だ,ペテンだ。 登場人物のうち、主人公の武誠治は、あとがきによると著者の影らしい。 現場監督候補の女性,千葉真奈美も著者の一部かもしれない。 せっかく拾った猫も丈夫そうだから、続編を読みたいかも。 参考文献一覧がないのは残念。 有川浩にとって常識的なことしか書いてないという意思表明だろうか。 ps. 星5つが少ないのはなぜだろう。 軽文学は有川浩の得意技のはずなのに。 | ||||
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前半はとてもおもしろかったのに、新人を採用するあたりから失速。突然恋愛メインになってしまって残念。恋愛を否定するつもりはないが、とってつけたようなエピソードでは読者の心はつかめないし、何より、一番メインの「家族愛」が霞んでしまった。 その他ダメだった点 (1)タイトルと内容が合ってない(家を買わせたのは子供達だけど買ったのは父親) (2)前半と後半で主人公が別人 (3)鬱描写にこちらまでも気が滅入ってしまい、一時読むのが苦痛になった (4)鬱になった原因(町内会のもめ事)が陳腐。借り上げ3万よりも持ち家のほうが将来的には優位なのにそこまで妬まれる理由がわからない。他にも上から見下すような態度があったのではと勘ぐってしまう。 (5)誠一は定年後どこに住むつもりだったのか?社宅には定年までしか住めないので、いくら趣味にお金と使うと言えど、将来どうするかくらい考えていたでしょうに…。だったら少し早めて家を購入してもよいのでは、という考えに至らないのがおかしい (6)どうせフリーターが家を買わないのなら、子供の貯めたお金に手を付けずに家を購入してほしかった (7)就職後の好待遇に疑問。新人にそこまで任せないだろ (8)次々と資格を取る主人公。仕事もバリバリこなす。そこまで有能なら、最初の会社でも続けていく忍耐があったのでは? | ||||
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主人公の誠治に共感したのは、きちんと踏みとどまり、自分の人生に責任を持った点です。 私自身、誠治と同様に、小さなプライド(他人から評価されないこと)で、 20年間努めた会社を辞めた経験を持っています。 私も、なんとか再就職して、2年弱になりますが、誠治の就職活動の部分は、昔の自分自身と重ね合わせて、 ドキドキしながら読みました。生きているうちには、土壇場で逃げてはいけない時が 必ずあるのだなと、再認識しました。 誠治を「人生の主人公」にしていく過程を丁寧に描いた著者の描写力は、すごいと思います。 もし叶うなら、誠治と真奈美の恋愛模様のその後を読んでみたいです。 | ||||
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家族をテーマにした主人公(親父もかな?)の成長物語。 最初は重い内容で始まったが、 最終的には大団円で清々しい読了感だった。 やっぱり小説なもんで現実味に欠ける部分はあるにせよ、 誰かのために必死になって仕事したり、看病したりと 感動する部分はあった。 んで気になったのはラスト。 主人公の色恋沙汰より家族のその後を描いて欲しかったなぁ。 | ||||
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今どきの飽きっぽくて根性のない若者が、母親の精神病をきっかけに心を入れ替えるというストーリーです。家族の絆が母親の病気によって結束されるというストーリーはありふれているかもしれませんが、なかなかリアリティもあり面白く読み進めることができました。ただし、最後の章に関しては今までの話の中心であった母親と家族の関係ではなく主人公である誠治の色恋沙汰にスポットを当てているため、その後の状態が全く分からなくなってしまいます。これは作者が意図した手法なのでしょうが、読者としてはせっかく今まで読み進めていたメインテーマが最後の最後で蔑ろにされた感じでちょっと残念な気がしました。 しかし、全体的に笑いあり涙ありのとても良い本だったと思います。 | ||||
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私は、嵐の二宮くんがドラマをやると知ってから読みました。うつ病の母親に、土木工事? 何やら難しさが漂っている気もしましたが、 読み進めれば「全然!!」 気弱な誠治が母親の病気や周りの人との関わりで、どんどん真の意味で大人になっていく…。 何か言えばすぐ言い争いになってしまう、父・誠一との会話。見ていて、とても微笑ましかったです。 ドラマは、二宮くんの演技は素晴らしく、原作と同じくらい面白かったですが、最終回で母が笑うというシーンは、 ちょっと唐突というか、そんな感じがしました。 確かに、現実離れしているかもしれないし、誠治の改心ぶりが滑稽に思えたかもしれないですが、 私はそんなに気になりませんでした。 ページ数は決まっているものだから、その中に自分の書きたいことを収めなければならない。 それは大変なことです。 有川さんは、他にも、「図書館戦争シリーズ」や「自衛隊三部作」など、一見カタく見られがちなものをテーマにして書いています。 でも、あまりカタく感じないんです。 だから私は、彼女の作品が好きです。 | ||||
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前半と後半でここまでカラーががらりと変わる小説も珍しいなあ 前半は現実から逃げまくる駄目息子が自分のよく知ってるようで全然知らなかった隣組的ご近所づきあいの中で 20年間延々と磨り潰され続けて心が折れた母親の姿を嫁ぎ先から戻ってきた姉に突きつけられ一念発起する話 逞しく「男前な」女性がちっぽけなプライドにしがみ付いて全ての犠牲を母親に押し付ける男性陣の尻を蹴飛ばし (典型的ホワイトカラー管理職の父親の描き方は残酷なぐらい「あるある…あるけど、そこまで言わんでも」と思う位です) 機能不全に陥った家族を再起動させる、ある意味女性にしか書けない話です 後半は打って変わって実家にパラサイトしていた駄目息子が土建会社での半年間の肉体労働の末に周りの「気の良いおっちゃんたち」 から認められて、その元締めに見込まれて正社員として採用され前半とは別人のように、人生を駆け上がります… こう言っちゃ何ですが島耕作やサラリーマン金太郎並のトントン拍子です。小説に一部の隙も無いリアリティを求める読者には この展開を受け入れるのは難しいかな…男性の描き方が前半と打って変わって「女性から見た理想像」になり過ぎなのは確かですが 個人的にはその辺のご都合主義以上に後半に登場する国立大土木科出身で現場監督志望の女性と元バンドマンの下りが気になりましたね この二人が登場した後は前半でまがりなりにも主人公の原動力となっていた母親のストレスの元となっていた「家」の問題や 就職先を「ドカタ」呼ばわりまでした父親との確執は主人公と現場志望の女性の恋愛模様の背景に押しやられてしまったのは唖然としました 前半で回復に何年かかるか分からんほど磨り減った母親をそのストレスの根本である近所からの虐めから開放する為の家の購入を タイトルにまでしているのに、エピローグは完全に主人公を中心とした職場の若者三人の恋愛模様にして 主題をそんなに簡単に書き流してしまっていいんかい、と…この辺も女性作家、それも若い読者層を相手に書いてきた作者の癖なのかなあ? 良くも悪くも女性作家の書いた作品でした | ||||
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三根梓さんがイメージ・キャラクターの、幻冬舎文庫の夏バージョンですか〜っ!! ということで、 そういえばTVドラマ化されていたっけ・・・・・ といった知識程度で、この作品は購入。 他の有川浩氏の作品、『図書館戦争』シリーズは全巻読破。うんうんうんっ!! 『県庁おもてなし課』だって、しっかり新本を購入して拝読した身として。 “地味な”自衛隊という存在に、しっかり焦点をあてた作品を書かれる、有川氏に 対して。 えっ〜〜〜!、“職業・コンビニ店員”というものの、描き方。 コンビニ店員歴10数年を経た身として、声を大にして、ブーイングのひとつでも。 有川氏でしたら、それを乗り越える筆力をお持ちだと、信じます。 | ||||
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テーマは重いのですが、とても面白かったです。 どこの家庭にも有り得る話だと思いました。 少し似たような状況だったせいか、 とても勇気をもらいました。 | ||||
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タイトルに惹かれて買ったのですが、フリーターが家を買えるはずもなく、主人公が真面目に働いたので、買えたという話でした。 若者に、「目標を持てば、人生は変わる」というメッセージを与えてくれる本としては、その趣旨は伝わりました。 ただ、最初のドタバタが伏線になり、最後に何かもう一波乱あれば、もっと面白かったです。 | ||||
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有川さんの作品は、阪急電車を手にしてから片っ端から読んでますが、 これも期待を裏切らない作品でした。 ぐいぐい読めます。 実はドラマ(それも再放送)を見て、面白いな〜、これって原作があるの?と探したら、 それがまさか有川さん原作とは!!!といったところ。 フリーターを脱出していく過程、そして更にたくましく成長していく過程は微笑ましくもあります。 そして、有川さんの作品らしい生真面目な恋!!!(笑) ドラマにその後があったように、この物語にもその後を書いて欲しい気もします。 | ||||
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話のあらすじを簡潔に言うと、就職したがすぐに会社を辞めてフリーターになった主人公の武誠治が、母親の精神疾患から一念発起してバイトをしながら就職活動し、最終的には就職して、マイホームを購入するという話。 話の展開として、フリーターという逆境からどうやって正社員になるのかという所に興味を持った。そこまでは、重いトーンなんだけど読んで楽しめる作品だと思った。誠治が正社員になってからは、急に誠治が賢くなった感じで、どう考えても出来すぎだろう。そういう面ではリアル感とは違うかな。作り話っぽくなったなあという印象で、感情移入できなくなった。それでも、誠冶が成長していく姿が、頼もしくもあり、誠治の家族や会社の人などそれぞれの人物の立場や感情がいい意味でキャラがたっているという感じだ。 予定調和的なんだろうけど、読後感もいい作品に仕上がっている。 あとがきにある「バカで怠惰な自分を取り繕うのはバカで怠惰であることよりカッコ悪い」ということはそうなんだろうと思う。苦しいことから脱却するためには、まず自分を見つめるところからはじめないといけないだろうからね。 | ||||
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もったいないよなー、というのが読了後の第一印象。 無理な近所付き合いがたたって精神を病んでしまった母親のために、 フリーターの主人公が、正社員を目指し、家族の絆を取り戻すストーリー。 家族関係の修復を主眼にした作品だと思っていたのに、 途中から話の流れが後輩女子との恋愛話へとシフトしまって、 念願の一軒家購入のシーンにカタルシスが感じられないのが残念。 ラブコメ部分は省いて、家の話にもっと重点を置いてほしかった。 個人的見どころは、主人公のねーちゃんの無双っぷり。 ――あの姉、最強すぎる。 | ||||
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前半はテンポよく話が進み、仕事中でも話しの続きが気になり、楽しめた。 後半に恋愛の話があったが、必要なのか?と感じた。 | ||||
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テレビドラマをやっていたので本があることを見つけて読んでみました。 作品の内容から有川浩さんとは想像が付きませんでした。 はじめの会社をわずか3ヶ月で辞めてしまった主人公誠治。家庭内はギクシャクし母親はうつ病になってしまう。情けない主人公がとんとん拍子に成長していくストーリー。「有川流の強い女子」は健在だが、恋愛は取って着けたようで少なめ。母の病気で家族に和が生まれ始めていくと言う、テレビドラマとはかなり違った物語です。 | ||||
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題名に惹かれ、聞いたことのある本なので久々に読んだのですが。。 もっとリアリティがあるのかと思ったらとんとん拍子に話が進んでしまって普通こうもうまくいかないだろうって思った。 いくら貯金してもそんな早くにお金たまらないと思ったし、そもそもついこの間までフリーターして不採用続きだったのに、今度はすぐに採用する側とかありえないね。 でも面接側からみら視点や参考になることもあったので星3つで。 | ||||
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題名からフリーターが一戸建てを買うサクセスストーリーとおもったが、家を買うのはフリーターではないしそれが本書の主題でもない.要はまじめな社会人になることとはどういうことか、それを母親の病気、鬱病をとおして自覚して成長してゆく物語である.有川浩のすばらしいところは、しっかりとした取材で鬱病や土木関係の仕事などを丁寧に描きリアリティを崩さないところだ.土台がしっかりしているから、役者がのびのび演技できる。就職後の主人公はちょっといい子になり過ぎ、出来過ぎの感はあるが、本書の中でもかっこいい大人(姉、作業長)がでてきて楽しい.最後に恋愛ものも忘れずにつけられているところがまた憎い。TVドラマも見てみたくなった. | ||||
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この本のタイトルはよく聞くし、嵐の二ノ宮君が出演して有名らしいので読んでみた。 2日で読み終わったが、想像してたいわゆる底辺からの大逆転物語ではなく、どちらかというと 母親の悲壮感が全体的に強い印象を受けてタイトルと大分かけ離れた物語になっている。 家を買うために貯金し銀行にいって相談して・・・などという所は思いっきり省かれてあっという間に 家をかってしまい話の終盤に入ってしまっている。フリーターという立場がいかに社会的に厳しいかという側面を匂わせながら主人公はわりとそこそこ早くに就職しているので読者はそこで「えっ?もう?」という気持ちになるだろう。限られたページ数で話を展開していかないといけないので無理は分かるがフリーターという題材を扱うならもう少し厳しい社会を描いた方が読者に近親間が沸いていいのではないか? | ||||
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何気なく本屋で買った一冊。 設定がすごく現実味を帯びてて、明日自分の身に降り掛かってもおかしくないような事件からのサクセスストーリー。 普通に大学を出て、普通に就職したものの3ヶ月で会社を辞めてしまった主人公。 母親の突然の変化に一念発起し、崩れかけた家族との絆を取り戻して行く・・・ | ||||
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