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フリーター、家を買う。
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フリーター、家を買う。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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千葉さん好きだけど主人公は嫌い。調子乗ってる。あと簿記二級半年はきついと思うぜ… | ||||
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あまり面白くなかったので内容すら覚えてないです | ||||
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作者の作品は、正直あまり心に響いたことはなかったのですが、冒頭を読んで面白そうだったので全部読んでみました。 前半の鬱や家族の葛藤はとても良かった。皆に見てほしいくらいリアルでとっても良かったのですが、後半どんどん調子がいい展開で薄っぺらくてなんだかなぁと思いました。 もっと前半位、もしくはもっともっと読み進めるほど、人間の奥深さを見せてくれる作品ならよかったのに。 まぁ、結局作者は売れればいいのかなぁと思うし、世間の求めるものは薄っぺらいんだろうなっと思いました。 | ||||
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良くも悪くも、空想上の物語といった感じです。 高校生くらいが読めば楽しく読めると思います。 ネタバレ有り 後半、採用活動を行う描写があるのですが、ネットからのエントリーはダメだの、字に気合が入ってないだので履歴書を見もせずに不採用。 ブラック企業でも作るつもりなのでしょうか | ||||
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小説としては非常に読みやすい。 けど三分の二くらいで読むのをやめた。 私的には面白くなく、むしろ胸糞悪い気持ちになった。 自分でもどうしてだろうかと思って、他の人のレビューを読み腑に落ちた。 主人公に感情移入ができないからだ。 筆者の常識と私の常識の感覚の違いなのだろう。 フリーターから正社員になって親子二世代ローンで家を買って引っ越しをする。 つまらん。何それ。 小説でこんな現実的な話をしても面白くない。 途中まで読んでて話も順風満帆でトントン拍子に進んでいく。 土方で半年バイトしてキツイ仕事とあるが、どうキツイのか全くそこの描写もない。 土方だからキツイでしょって感じの書き方が気に入らない。 そこで幹部候補として正社員になって、初日からバリバリと仕事をこなし始める。 それに人間関係も良好でときたもんだ。 なんだ、そりゃ。 それに別に持ち家にこだわらなくても賃貸でもいいから引っ越せばいいじゃないかと思ってしまう。 どうせ社宅だったんだしと。 この主人公というかこの家族にも感情移入できなかった。 これ読んでて筆者と根本的な価値観が違うんだなと実感させられた作品だった。 | ||||
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序盤で、主人公のお姉さんが、父親の失態を罵るところは中々の迫力で、読んでて辛くなるくらいだった。 何もそんなに言わんでもいいのにってくらい。 父親がしでかした失態で、ご近所のおばさんたちから、虐められた過去を持つ主人公とその姉、そして母親。 ただ、しでかした失態がそれほどでも無いというか、それくらいで?って感じなので、ちょっとエピソードとしてパンチ不足。 主人公が一念発起して、取りあえずバイトを始めるのも、母親の病気がキッカケと言うのも、有と言えばありだが、主体性に欠けてちょっと感情移入しづらかった。 基本的に、家族が一つになるというのがテーマの物語で、あの時お父さんがこうした行動をとったのは、こういう意味だったとか、 あの人はああいう行動をとるけど、本当はこう思っているとか、そう言う書き割りが好きになれるかどうかです。 主人公はナマケモノでもないし、学歴もそこそこだけど、何故か新卒で入った会社を辞めてしまいます。 その理由もちょっと弱いな。。。 あと、ずーっと怠けてて、いきなりハードな工事現場の仕事を長期間続けられるって言うのもちょっと話が飛躍しすぎかな。 そこで、目を掛けられて正社員になるところも、苦労が無いというか。 後半は、職場の女性との恋愛話が中心になって、トーンがガラッと変わる。 あと、社会人経験がほぼないに等しい主人公が、いきなり出来る人になってて落差に驚いた。 入社一年目で、職場のコンピュータ環境を整えて、コスト削減の話を出来るようになるなんて。。。 もうちょっと、ピンチになったり職場でのつまずきがあれば納得いくが、とんとん拍子過ぎる。。。 ちなみに、家を買ったのは主人公じゃない。 やっぱ惹きつけるタイトルって大事。 色々辛口だったけど、お父さんが息子に履歴書な書き方を教えるところは、就活生にとっては参考になる内容です。 | ||||
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物語として読んでください。 実際の内容はぜんぜん違います。 フリーターで家を買っていません。 | ||||
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フリーター が家を買ってないじゃないか!! 正社員が家を買うだよ。後半はどこかでフリーターに 戻るのかっと思ったけど、そんな展開には。。。 題名がおかしいよ、これ | ||||
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軽くて楽しいなとは思う。漫画の代わりといったところだが、それにしてはインパクトやハチャメチャな面白さはない。読者は中高生くらいまでが対象だろうか。就職活動をしている大学生ならば建設業界についての調査と取材が不足していることが、あちこちで、わかるだろう。登場人物のやりとりは、ちょっと雑で強引だ。心理描写もバランス感覚のよくない子供っぽいものだ。もうちょっと丁寧につくり直せば、良くなるんじゃないかとはおもう。作家と編集者の怠慢。 | ||||
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心地よく清々しい。 有川作品の読後感、そのポジティブな面を一言で表現するならこんな感じでしょう。 自分に甘く、プライドだけは高い。故に折角の正社員の座を安易に放棄し、アルバイトはすれどほぼ引きこもりの自堕落な生活を送る誠司。母親の重度な鬱を引き金に改心し、看病、肉体労働、就職活動に励み、遂には病んだ母親に安住の棲家を提供するというプチサクセスストーリー。 心地よく清々しい読後感。その裏にあるどうしても堪え難い感覚。 なんと言うか、有川作品、どうしても好きになれない。 連発される「クソ親父」「ぶっ殺すような目つき」などどいう表現の汚さ。 誠一の平手打ちは敗北宣言で、亜矢子の号泣は糾弾なのだそうが、一寸重い意味付け。 キスがノーカン(ノーカウント)、そして最後の傍観者の心情、一寸引く。 わかってない奴の戯言です、すみません。 | ||||
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タイトルを見た時点で「どうやって買うんだ?」と思いますが、実際は割とガッカリな内容です。要するにフリータでは家は買えない。正社員になっても、一人ではローンも組めない。そういうストーリーです。 | ||||
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内容はともかく、中扉から50ページくらいまで、折り目がついていて、読みにくく残念だった。 | ||||
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前半はとてもおもしろかったのに、新人を採用するあたりから失速。突然恋愛メインになってしまって残念。恋愛を否定するつもりはないが、とってつけたようなエピソードでは読者の心はつかめないし、何より、一番メインの「家族愛」が霞んでしまった。 その他ダメだった点 (1)タイトルと内容が合ってない(家を買わせたのは子供達だけど買ったのは父親) (2)前半と後半で主人公が別人 (3)鬱描写にこちらまでも気が滅入ってしまい、一時読むのが苦痛になった (4)鬱になった原因(町内会のもめ事)が陳腐。借り上げ3万よりも持ち家のほうが将来的には優位なのにそこまで妬まれる理由がわからない。他にも上から見下すような態度があったのではと勘ぐってしまう。 (5)誠一は定年後どこに住むつもりだったのか?社宅には定年までしか住めないので、いくら趣味にお金と使うと言えど、将来どうするかくらい考えていたでしょうに…。だったら少し早めて家を購入してもよいのでは、という考えに至らないのがおかしい (6)どうせフリーターが家を買わないのなら、子供の貯めたお金に手を付けずに家を購入してほしかった (7)就職後の好待遇に疑問。新人にそこまで任せないだろ (8)次々と資格を取る主人公。仕事もバリバリこなす。そこまで有能なら、最初の会社でも続けていく忍耐があったのでは? | ||||
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前半と後半でここまでカラーががらりと変わる小説も珍しいなあ 前半は現実から逃げまくる駄目息子が自分のよく知ってるようで全然知らなかった隣組的ご近所づきあいの中で 20年間延々と磨り潰され続けて心が折れた母親の姿を嫁ぎ先から戻ってきた姉に突きつけられ一念発起する話 逞しく「男前な」女性がちっぽけなプライドにしがみ付いて全ての犠牲を母親に押し付ける男性陣の尻を蹴飛ばし (典型的ホワイトカラー管理職の父親の描き方は残酷なぐらい「あるある…あるけど、そこまで言わんでも」と思う位です) 機能不全に陥った家族を再起動させる、ある意味女性にしか書けない話です 後半は打って変わって実家にパラサイトしていた駄目息子が土建会社での半年間の肉体労働の末に周りの「気の良いおっちゃんたち」 から認められて、その元締めに見込まれて正社員として採用され前半とは別人のように、人生を駆け上がります… こう言っちゃ何ですが島耕作やサラリーマン金太郎並のトントン拍子です。小説に一部の隙も無いリアリティを求める読者には この展開を受け入れるのは難しいかな…男性の描き方が前半と打って変わって「女性から見た理想像」になり過ぎなのは確かですが 個人的にはその辺のご都合主義以上に後半に登場する国立大土木科出身で現場監督志望の女性と元バンドマンの下りが気になりましたね この二人が登場した後は前半でまがりなりにも主人公の原動力となっていた母親のストレスの元となっていた「家」の問題や 就職先を「ドカタ」呼ばわりまでした父親との確執は主人公と現場志望の女性の恋愛模様の背景に押しやられてしまったのは唖然としました 前半で回復に何年かかるか分からんほど磨り減った母親をそのストレスの根本である近所からの虐めから開放する為の家の購入を タイトルにまでしているのに、エピローグは完全に主人公を中心とした職場の若者三人の恋愛模様にして 主題をそんなに簡単に書き流してしまっていいんかい、と…この辺も女性作家、それも若い読者層を相手に書いてきた作者の癖なのかなあ? 良くも悪くも女性作家の書いた作品でした | ||||
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三根梓さんがイメージ・キャラクターの、幻冬舎文庫の夏バージョンですか〜っ!! ということで、 そういえばTVドラマ化されていたっけ・・・・・ といった知識程度で、この作品は購入。 他の有川浩氏の作品、『図書館戦争』シリーズは全巻読破。うんうんうんっ!! 『県庁おもてなし課』だって、しっかり新本を購入して拝読した身として。 “地味な”自衛隊という存在に、しっかり焦点をあてた作品を書かれる、有川氏に 対して。 えっ〜〜〜!、“職業・コンビニ店員”というものの、描き方。 コンビニ店員歴10数年を経た身として、声を大にして、ブーイングのひとつでも。 有川氏でしたら、それを乗り越える筆力をお持ちだと、信じます。 | ||||
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『フリーター、家を買う。』というタイトルから、「フリーター、どうやって家を買う?」な姿勢で読みましたが、 ある意味、想像通りの終わり方でした。 母親を襲う複合的な精神疾患と、出口なき就職活動に立ち向かう過程で、人間的に成長する主人公や、崩壊した家族の 再生・・・・というのが主なストーリー(だと思う)なのですが、肝心の主人公の成長過程が、母の病気ですっ飛ばされ ているため、もう展開が軽い軽い。 己のプライドの高さから、就職先を3カ月で逃走。「俺、悪くない。悪いの、会社」な考えが治らず、就職活動は全滅だし、 親にはたてつくし、バイトはすぐ逃げる。そんな若造が、「俺のかーちゃんがビョーキだぁぁぁ!」で、一足飛びにヘタレ卒業。 新たな土建のバイトでは、期待の新人扱いで、事情はあるが、6か月のバイトから破格の待遇で幹部候補の正社員へ。 パソコンを操り、過去の事業実績を短期間で分析し、脅威の速さで事業改善、更には淡い恋愛・・・・ないない。ないわ。 某学習教材の勧誘マンガじゃあるまいし。 こんな展開なら、「遺伝子改良されたクモに噛まれた翌朝、スパイダーマンになっちゃったよ!」の方が、まだしっくりする。 前半は、なかなか読ませてくれる展開なのに、終わってみると、サクサク食べて「どんな味だったっけ?」と忘れてしまう、 薄味スナック菓子のような、軽ーい小説でした。着想がいいだけに、非常に残念。 | ||||
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『フリーター、家を買う』 ↑ 自分はバカだからフリーターの人がどうやって家を買うのかな?と思って読んでしまいました。 実際の内容はぜんぜん違います。 ただこのタイトルはインパクトあります。 | ||||
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なんというか、この作者はすごいと思う。 ここまで悪意を持って世界を見ることってなかなかできない。 『阪急電車』の時も思ったが、オバちゃん憎悪というか、何か現実に相当酷いことをされたのだろうか? とにかく、オバちゃんには容赦がない。 母親が20年間、近所のオバちゃん達に苛められ鬱病になるという話だが、そのイジメられ方が… ・息子に賞味期限切れのチョコレートを食べさせる。 ・キャンプ中に山の中に子供を遭難させようとする。 ・子供のおもちゃを盗んで火をつける。 ・飼い猫の背中の皮を切られオイルをなすりつけられ殺される。 なんだろう、何か逆に笑わせようとしてる?これイジメなの?イジメでなくて狂人の冗談か犯罪でしょ。 しかも、イジメられる理由、安い家賃でいい住居に住んでるのとお父さんの酒癖が悪いからだって! もはや、冗談というか質の悪いギャグだ…。 で、で、お母さんが、鬱になったしイジメられるし引っ越そうと!引越ししたいとお父さんに頼む。 お父さんは鬱病に理解がないので、断る。 そこで、医者の家に嫁いだ姉はぶちギレる。 「あんたのせいで、お母さんは、こんなになったのよ!!?」 この作品、ず〜〜〜〜〜〜っと、これ。 とにかく、お父さんを娘と息子がず〜〜〜〜っと責め続ける。 「あんたのせいだ、あんたのせいだ、あんたのせいだ」 これをず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと言い続ける。 もはや読んでいるほうが鬱になりそうだ…。 それにしても、この物語の姉は、ものっすごい強い。もう最強みたいな。誰も文句言えませんみたいな。 それだけに、思ってしまうのが、じゃ、姉の嫁ぎ先で一緒に暮らせばいんでない?ということだ。 嫁、嫁ぎ先でもすご〜くうまくやってる設定だし。 気の強さは神のごとく。そんなに母親のことが心配なら、一考したいところだ。父親をイジメるよりは全然、建設的だし。 だ・が、そんな話には微塵も触れることも掠ることもない。 だ〜って、そんな話したら、この話始らないもんね。(普通に、姉、嫁ぎ先でうまくやれてない設定だったら、回避できるのに。ちなみにドラマ版では、そういう設定) この家族の力関係はこんなかんじ。姉>>父>主人公>母。 父より遥かに強い姉がいるため、父は物語上、乗り越えるべき存在として成り立っていない。 主人公は、姉を見習って父を軽蔑し、見下すばかりだ。 つまり、主人公が成長しない。 乗り越えるべき相手がいないから。 最強の姉は乗り越えるべき相手足り得ない。 なぜなら、名古屋にいるし、味方側にいるから。 主人公は、姉の尻馬にのって常に上から目線。 逆に父親が成長した事に喜ぶ有様(なんじゃ、そりゃ) も〜〜〜〜っと、イロイロ、つうか全部ツッコミどころみたいな作品だが、もうひとつだけ言うとしたら。 半年、土木作業に耐えられる奴は、はなっから、会社三か月でやめねぇし、バイトすぐやめない。 (なぜか、ここらへんの土木しんでぇ〜みたいな描写ゼロなのが、この作品の全てを象徴している。なんか面度そげな事・主人公が成長しそうなとこは描かない精神なのか?ちなみに、ドラマ版は滅茶苦茶、丹念に描いている。) あ、ごめん、もう一つ言いたい!ここは、譲れない!この主人公は最低の屑だ。 こいつは、もうホント、ぜ〜〜〜〜〜〜んぶ、「母親が鬱なので」を水戸黄門の印籠のように使って、全てをうまくやっていく。 土木のおっちゃん達にも、就活の時も、彼女に好かれるためにも、イジメてるおばちゃんにも。 もう、ありとあらゆる出会う人にこの印籠を見せ、「どう?俺ってかわいそうじゃね?」と見せつける。 そりゃ、かわいそうだ、と言われた方も言わざるを得ない。しょうがない、仲良くしよう、就職させよう、恋人になろう、イジメやめよう(オイオイ)。 屑!! 母親を自分の成功する材料に使うって一番サイテーだろ…。 父親にも軽蔑してけなしまくる癖に、就活や簿記資格の勉強の手伝いをさせ、ちゃっかり利用はする。 結局、大切なのは自分、自分、自分。…も〜ウンザリっす。 コイツの価値基準は自分にとって有益かそうでないかでしかない。 嫌な気持ちにさせた人間には容赦がない。 ハローワークで、職員にテキトウな応対されたらホームページに無記名で、その職員の悪口を書くという陰惨なやり口で溜飲を下げる。 とにかく、こんな奴がいたら絶対に仲良くなりたくないし、近づきたくもない。 死にそうな猫には優しくても自分を不快にする人間にはとことん容赦がないのが、この主人公だ。 もし、この主人公が筆者の投影なのだとしたら、余計なことだが、言ってあげたい。 「人間、そんなに悪意の塊じゃないですから!」 *ドラマ版のシナリオライターの人(橋部敦子さん)は本当に頑張っていると思う。とても、この原作から書いているとは思えない。 | ||||
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今年うっかり読んでしまった本の中で ワースト1に躍り出た本。 彼が会社を辞めてしまった理由はなんとなくわかるとしても コンビニで一度注意されただけで逆切れし、即日やめて しまうような根性ない人間が、母親の病気が発覚したことだけで、 ここまで綺麗に立ち直れるものなの?! 前半と後半の主人公は全く別の人格て一体…。 いかなる理由があろうとも、人は短期間でこんなに変わることは できないのではないか、と(笑)。 また、建設現場で長く働くというのは並大抵のことではないし、 相当体力がないと続かないはず。会社を辞め、バイトも辞め、 家では引きこもってゲームばかりしていたような人間が、 いきなり事務作業を任されたとたんにここまでできるの…(笑)?! 「ええええ?」「はあああ?」という疑問の嵐… 途中からは呆れて脱力… ストーリーの組み立ては悪くはないと思うけど、どこをとっても非常に 浅く、多くの方のレビューにもあるようにリアリティに欠けている。 こんな本が売れ、良い評価を受けているなんて…。嗚呼、この国の未来は もうないな(笑)。今同じようにフリーター生活してる人沢山いると思うけど 世の中こんなに簡単じゃないですよ。読んで影響受けないように。 読んだ私が鬱になりそう(笑)。一言で言えば「時間の無駄」本。 おりを見て焚書の予定 | ||||
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この本の内容と作者の考えを言葉に表せば以下のようになるでしょうか。 大卒、専業主婦の妻のいる中流家庭、正社員志向…。 恐らく、特定の社会層の方しかこの本は楽しめないでしょう。 アルバイト、派遣社員など正社員以外の非正規雇用で働いている方がたくさんいるなかで、 この本の価値観は、初めから終わりまで大卒の新卒、正社員という価値づけから揺るぎません。 その根拠は、この本では一貫して、主人公の「振り出しに戻ること」を新卒、就職活動、正社員内定と考えていること。 そして、ホワイトカラーのブルーカラーに対する差別を指摘しながらも、一貫して正社員以外の非正規労働を、社会の「敗残者」として考えていること。 医者と結婚して主婦になった姉は、なぜあれほどまでに実家の家族や求職中の弟に権威的なのか。 結局、正社員となって、家族で家を買う結末自体が、中流家庭の閉塞感を感じつつも、この時代に頑なに中流家庭の生活を維持していこうとする気持ちを表しています。 「学のない」ブルーカラーのおっちゃんたちの仕事は、結局、主人公とその家族から見たら正社員になるまでの小遣い稼ぎ程度の「アルバイト」にしかすぎません。 中流の家庭で育ち、盲目的、無自覚的に中流家庭の価値観をしっかりと抱き、再び中流家庭を作ろうと奮闘する一青年を描いた小説です。 中流家庭の方しか共感できないし、楽しむこともできない小説です。 | ||||
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