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(短編集)
クジラの彼
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クジラの彼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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数年前にstory sellerで『ヒトモドキ』を読み、好印象を抱いていた気がして購入したが、愕然とした。 文庫のタイトルになっている「クジラの彼」について。 「顔はそんなに良くないし、頭が良いわけでもないけど、我慢強い性格とちょっとした言葉のチョイスの良さで複数の男に言い寄られる主人公」が「仕事熱心で顔も良く気も効いて(でも付き合うとちょっと鈍感なとこあり)、かつ話をしていて面白いパーフェクトな男」と付き合いだして、「潜水艦乗りの海自という職業の関係で全然会えないし連絡もとりあえない」、「自分が勤めている会社のボンクラ2代目に好かれて邪魔される」といった社会的な障害を乗り越えて、やっぱり好きだという気持ちを確かめる。 という話である。 信じられないかもしれないが、本当にこれでおしまいである。ちょっと文学が好きな女子中学生が書いた願望をモリモリ詰め込んだシナリオかと疑いたくなる。文章も「おっ」と思わせるようなフレーズが1つもなかった。 短編ということを差し引いても、人物をもう少し掘り下げるとか何かしらできたはずで、これではあんまりだ。「世間の読者はこのくらいの分かりやすくて簡単な話のほうがお好みでしょう?」と言われているような気がしてしまったほどだ。 以前読んだ時の好印象があったから、読んでいる途中のウンザリ感を最後に大逆転させてくれるはずだと信じて最後までて読んだが、そのまま終わってしまった。 有川浩は自分で面白い作品だと思ってこれを書いたのか、自分が以前読んだ短編は記憶違いで有川浩の作品ではなかったのか、と叫びたくなった。 別の短編を読んでいないのでこんなに酷評するのはどうかと思うが、正直他の短編まで読む気になれなかった。 | ||||
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日本を部隊にした珍しいミリタリーラブロマンである。自著からのスピンオフの多い短篇集。 「軍」という組織は国家の暴力装置であり、その刃は対外的にも、時には自国民にも向けられる。また、仕事が戦争故に、軍人に死傷者が出るのはあたりまえである。 だが、日本における「軍」には、過去半世紀というものほとんどの軍事的な衝突を起こしておらず、死傷者を出していない。ましてや、安保条約により、有事には米軍の指揮下に入ることも考えられる。 一般に軍における恋愛は悲劇的な要素を帯びることが多いように思う。しかし、自衛隊に限っては、上記の特殊性の故、あまりその本性がむき出しにされていない。むしろ、「災害対策で活躍する自衛隊」の印象が強い(東北地震の時も総数24万人のうち10万人が動員された)。 結果として、軍としての厳しさを見せつつも、どこかに「ゆったり感」がある。それは「どうせ戦争なっか起こりっこない」という漠然とした認識が、舞台としての自衛隊を、筆者曰く「ベタ甘ラブロマ」と親和性を高くする理由になっているのではないか?話に「死」の影がほとんどない この点故に本書はラブストーリーをして成功していると思う。 | ||||
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あまりにもご都合主義というか、まず、登場する女性 たちに魅力を感じられないので、その女性のことを好きな 男性たちのことも好きになれない。まさに女が少ない男社会 だからこういうたぐいのヒロインたちでも恋愛 できるんだなーって感じです。この人たちをそこらへんでみたら バカップル(死語ですが)だと思います。 | ||||
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