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Arknoah1 僕のつくった怪物
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Arknoah1 僕のつくった怪物の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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表現が下手。元々ファンタジー的な表現力、想像力がある人間でもないのに、こういった見栄えのするような世界を無理に描くからこうなる。 序盤の描写で、そびえ立つ巨大な本棚が「ぼんやりと青みがかっている」という表現がある。 それは、世界の天井(この世界は巨大な幾つもの箱のような「部屋」で出来ている)が空の色を出すために真っ青であるから、その青を反射してそうなっている。ということだろうが、そもそも、空の色が完全な青でそれを反射しているというのなら、本棚だけでなくその空間にある全てのものがある程度青く映るはずです。なのに、その描写で初めて、まるで本棚だけが青みがかっているような表現の仕方をしていました。 これが仮に主人公目線での「認識」のタイミングだったとしても、そもそも空間上の全てのモノがぼんやりと青い時点で、「対比」が出来ません。 対比が出来るからこそ、そこにある青いものを他と比べて「青い」と認識することができます。 空間上の全てのものが青みがかっている時点で対比は出来ないので、たまたまその時に注視した巨大な本棚だけを、青みがかっていると認識することは出来ません。 細かいことを言っているように思われるかもしれませんが、何故このような表現のちょっとした誤りが起こるかというと、それは想像力が足りていないのと、単純に描写が下手で「安易」だからです。 安易に物事を描写しようとすると、それはストーリーや文章中の一つのアイテム、つまり思いつきにしか過ぎないのでこういった適当な描写をしてしまうのです。 あと、同じ巨大な本棚での描写なんですが、その本棚が下に沈み込む(地盤が沈下したため)描写で、「沈みこむように下にスライドした」といった風に表現されていましたが、「下にスライドする」ってどういうことですか?全く理解出来ないので誰か教えて下さい。 スライドって横方向の動きですよ。「滑り」とも表現出来ますが、真下方向への滑りならそれはもう滑りではなく「沈み」です。 普通に「沈んだ」だけで良かったのに、安易に表現を増やして文章量をかさ増ししようとするからこうなるのです。 以上です。私は別に乙一さん自体が嫌いな訳ではありません。そこはあしからず。 | ||||
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まだ答えを出すのが早急な気がするな。 答え=評。 最後にありゃと思ったのが、「To be Continued」・・続くのかよ!(気づけ←) てっきり一冊で完結するのかと思ったら続いたもので、 それにより感想も変わります。もしこれで終わっていたらあまりよろしくない感想だったでしょうけど。 3部作予定だって? はぁそうですか・・ まずは、世界観の紹介といったところでしょうか。 だから、退屈感はありますね。間延びというか、いくらでもカットできそうな。 じ~っくりとこの世界観を学習して下さいみたいな。 恐らく動き出すのが次巻でしょうと思い「たい」かと。 ファンタジーです。 ダークとも言えるし、いいスパイスとも言える。 途中で視点がわからなくなったり、やけに文章が幼くなるのは故意な気がしますね。 いるなぁ、こういう作家さんも時々・・ あんまり作家にプレッシャーを与えるのは嫌だけどね・・ | ||||
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デビュー当時からの乙一さんファンです。 乙一さんといえば、澄み切った湖の様な穏やかで美しい文章表現と、奥底に溜まった泥の様に暗く不気味な雰囲気を併せ持った稀有な作風が魅力だと思っています。 ただ、今回のアークノアからは乙一さんらしい文章の美しさ、主人公と自分がいつの間にか一体化してしまう没入感をあまり感じる事は出来ませんでした。 他の方のレビューに「読みづらい」という表現が多かったのは、一人称の視点があちこちに飛んでしまうのもそうですが、勢いが大事な戦いの描写が多くいつもの美しい風景描写が損なわれてしまっている事、さらに低年齢向けの作品の為か勢いのあるシーンで解説的な心情描写が挟まれることで勢いが削がれてしまう事にあるのかもしれません。 ダークな部分はあるものの、精神に訴えかけてくる様な恐ろしさではなく、直接的なグロ表現が多かったように思います。 アークノアの住人が人間とは違う世界観・設定を持っている為感情移入し辛く「もっとこうすればいいのに」「なぜこう考えないんだろう」と、頑張っている姿を素直に応援できないのも気になりました。 とはいえ主人公と怪物の絆というか奇妙な繋がりには、乙一さんらしいいびつな美しさを感じましたし、まだ1巻という事で描かれていない設定や今後の展開次第では幾らでも面白くなる可能性は秘められていると思います。 ぜひ次巻では乙一さんらしい確かな表現力と、成長して魅力的になった主人公、納得のいくアークノア住民の世界観を見せていただきたいです。 | ||||
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日頃はファンタジーには苦手意識があるので読まないのだけれど、乙一ならば読んでみる価値ありそうと思った。 さすがに文章力、展開力が巧みで、拒否反応を起こすことなくサクサクと読み進められる。 ただし、勝手に期待していたダークな雰囲気は控えめ。ところどころ乙一らしい怖い部分はあるものの、そこはファンタジーということで抑え気味なのか物足りなさを感じた。 『1』とタイトルにあるように、続き物なので現時点での読了感は希薄。じゃあ続きを読むかというと、そこまでの期待感もあまり感じられず、どうしようか迷っている。乙一だから、それなりの展開・結末を用意しているとは思うのだが・・・。 | ||||
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デビューから乙一先生の作品を全て購入している大ファンです(別名義の本も 全て買っております)。 今作にももちろん、乙一先生らしいくすっと笑ってしまう表現や 感動する表現は多々あります。 ネタバレになるのですが、今回は3部作を予定されている様ですが、 続きが気になる伏線も特になくちょっと残念です。 でも、乙一先生の事なので、最後は大どんでん返しが待っていると 思うので、今後に期待です。 | ||||
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ここ五年くらい活動によってぺンネームをつかいわけている人だ。 自主映画は本名でつくる。 小説では黒を山白朝子に、白を中田永一に分担させた。 乙一名義ではなにをするのか気になっていた。 この本はひとつの答えになっているはずと期待した。 結果どっちつかずの灰色になっていた。 残酷ととれなくもない描写はあるが打ち消しの設定をもってくる。 年ごろの異性はだしてもロマンスに発展させない。 またシリーズものの上巻なのでひっくりかえしもない。 この一冊に関しての満足度はいまいちだった。 きたるべき下巻を目指して力をためているのだと思いたい。 次巻は来年らしい。のんびりと待つことにする。 | ||||
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これまで乙一産の小説はほとんど読んできましたが、本書は色々と控え目に感じます。 普通のファンタジーと思えばなんの違和感も無いのですが、どこかダークな雰囲気を予感させるキャッチコピーから かつての黒乙一・・・とまでは行かなくても、凄惨でどこか美しいフェティシズムを多分に含んだ展開に期待した分 がっかりするくらいの真っ当さで肩透かしを喰らいました。 物語自体は屈折した主人公二人の言葉の掛け合いも面白く、心引かれる登場人物も多いため飽きずに読み進められます。 また、アークノアの世界に出てくる独特の固有名詞も相まって世界観はバッチリなのでファンタジー好きな人には堪らないと思います。 最後に気になったことですが、語り手が小学生目線なためか文章が平仮名ばかりです。 全部が全部ではないですが、まるで低学年時の教科書を読んでいるようで慣れるまで違和感がありました。 | ||||
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