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新本格魔法少女りすか
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新本格魔法少女りすかの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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うーん、評価が難しい。西尾維新に対して道徳観とか常識とかを期待してはいないが、さすがに小学生による殺人というのはどうだろう。ヒロインであるりすかが、ばらばらの死体になったり血の海で再生したりするのはかまわないとしても、創貴のサイコパスぶりには賛否が分かれるだろう。 超能力と魔法の違いにも疑問が生じる。りすかの力が魔法で、「美少年探偵団」の眉美の特殊能力は超能力というのもよくわからない。また、長崎県を魔法使いの独立国のように描くのもいろいろ意見が出そうだ。『翔んで埼玉』のように、地元の人間が笑ってくれればいいのだけれども。それでも、作者の饒舌ぶりと蘊蓄を延々と語る表現は嫌いではない。こうした小説を「むふふ」とほくそ笑んで読める幸せをかみしめたい。 | ||||
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異能バトルとミステリーの混合。 ジョジョによく似ています。 まずは相手の異能の応用性に苦戦し、調子に乗った相手を策略にハメて逆転勝利というパターンは、完全にジョジョです。 本書後半に出てくる、つかず離れず戦うことで力を発揮する異能というのも、ジョジョの3部に出てきましたね。 大きく異なるのは主人公像ですかね。 小学生の少女を犠牲にしておいて居直るあたり、少年漫画の主人公としては完全にNGで、この小説の個性です。 この人にジョジョのノベライズをやらせてみたり、逆に荒木飛呂彦にこの小説のコミカライズをやらせてみたりすると、おもしろそうだなと想像したりしました。 出版社が違うという大人の事情で難しいとは思いますが。 | ||||
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昔、ノベルス版を全巻購入していたのですが 長年次巻がでないままだったので処分してしまいました。 久しぶりに読みましたが魔法の設定が西尾維新先生らしくて 面白いです。 今度こそ最終巻まで出してくれることを願っています。 | ||||
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西尾さん尖ってるなぁという感じ。 設定もキャラもエグい。 でもむちゃくちゃ笑える、面白い。 グイグイ読まされてしまった。 最近の物語シリーズより面白かった。 完結してないようなので続きを書いて欲しい。 | ||||
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前々から名前だけは聞いていた作者さんです。 ようやくその一部に触れることができましたね。 魔法少女というタイトルがついていますが メルヘンチックを期待すると大けがします。 いや、チーン(死亡)までいってしまうかもしれません。 それぐらい従来の概念で読んでしまうと裏切られます。 いわゆる子供の概念で子供らしい生活を送れない少年少女が 主人公の物語です。 マサタカが実質利用している水倉りすかも やはり子供の概念には入れられない子です。 そんな二人は魔法使いの枠から外れて 犯罪者になってしまったものたちと戦うことになります。 職業にあるまじきものに快楽を見出した男、 そしていわゆるゆがんだ性犯罪者… 最後に出てくる、最強の力を持った 天才になれなかった男… 最後に関しては決定的に手は下していません。 りすかが手を出せない人間だからです。 他の二人は…お察しください。 残念ながらこの作品は最後の巻に値する作品は 手を付けられていないので未完です(2018年現在) 結末結構見たいんだけどなー… | ||||
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新本格とは何のことかわかりませんが、魔法というより、超能力や異形をモチーフにした伝奇ものシリーズ。主人公は小学生にして、世界を幸せにするとのたまう性格の悪いガキですが、お話は奈須きのこトリビュートというかんじで面白いです.現在3巻まで発行されていて、4巻で完結。ほんとに西尾維新は何でも書けるんですね.この才能はおどろきです。タイトルで食わず嫌いせず、ぜひ読んでください.おすすめのシリーズです. | ||||
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痛いタイトル&表紙だった... 図書館でこの本借りるの、かなり勇気が要りました! 買う人はもっとでしょう。 編集さん!なんか言ってやってくださいよぅー というわけで、自分の目的のために、自分の心を隠しつつひたすら邁進を続けるアダルトな小学五年生・供犠創貴と、『魔法使い』の住む『魔法の王国』長崎県からやってきた転入生・水倉りすかの壮絶な戦が始まる... というか、結構中身はまともです。内容的には、やってることもメンタル的にもかなり厳しい。特に、創貴の行動・思考にはびっくりさせられるものがあります。それだけに、このタイトル、パッケージは痛かった。みなさん、めげずに読んでみてください。 次も楽しみです。 | ||||
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戯言シリーズを先に読まれた方には、世界観や人物像の深さで物足りなく思えるかもしれません。私もその点で少しがっかりしました。 しかし、読み進むうちにそれは作品の目指す方向性の違いだということが理解できました。 このシリーズでは「魔法」を使った「戦い」= 「ゲーム」を楽しんでください。 JOJOファンを公言する作者が「スタンド」を「魔法」に置き換えて自分流にやってみたということだと思います。 | ||||
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「戯言シリーズ」で人気の西尾さんの新シリーズ。 魔法とか魔女とかの概念が西尾さんらしい設定になっています。 今までの魔法とか魔女とかとは一味違う!! まず主人公が野望を持ってる。 戯言のいーちゃんとは一見全く違う性格です。 あとキヌさんの絵はすごいです! これは必見。(いうまでも無いかな(^^;)) | ||||
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確かに西尾維新の雰囲気は出てるし、決してつまらなくはない。 ただ、戯言シリーズに見られたある種の、高揚感みたいなものが消えている。自然、この作品に期待していない僕がいる。他の作品を早く書けよ、と。きみと僕の壊れたせかいの続き、というか、なんと言うか、早く書けよ、と。 もう、こんなの書かないでくれ。ミステリちっくなものに戻ってくれ、と願ってやまない。 | ||||
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『新本格 魔法少女りすか』は、年三回刊行のノベルスマガジン『ファウスト』で連載中の物語。一巻はファウスト創刊号とvol.2に掲載された『やさしい魔法はつかえない』と、『影あるところに光あれ』に、書き下ろしの第三話、『不幸中の災い』をプラスした一冊です。内容としては、第一話こそ、『推理モノ』と『魔法』という要素を合わせたような話でしたが、以降は全て、全盛期のジョジョを思い出させる、特殊かつ特異なアクションバトルといった印象。また、イラストには『ストリートファイター』でお馴染みの西村キヌ先生を採用している辺り、講談社の西尾先生に対する期待の高さが窺えます。とりあえず、『西尾先生らしい作品』という気持ちでもって読み始めてもらえば、ハズレはありません。 間違っても、『テクマクマヤコンテクマクマヤコン、お姫様になぁれ♪』なんていうノリではないので、あしからず。 | ||||
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確かに「魔法少女」はでてくるけど、リリカルでもマジカルでもなくどっちかってゆーとハードSFぽい。魔法の体系は理詰めなんだけど、はじけてるし、主人公たちもかわいいのか凶悪なのかそれとも冷静なのか最初は判断つきにくいです。徐々にかわいく思えてくるけどね。イラストの使い方凝ってます。2巻がすぐ読みたくなること請け合います。 | ||||
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まず、純粋に作品としての個人的評価は、星の数のとおりです。 戯言シリーズが好きな方、本作品は、西尾節が炸裂しています。迷わず買いましょう。ただし、以下を読んでくださると幸いです。本作品は、西尾維新氏の新作として、ファウスト創刊号から連載されている作品です。今回、待望の単行本化となったわけです。それはいいんです。良い作品はこうして日の目を見るべきでしょう。 しかし、納得がいかないのは、その発表形態です。既発表作品に、書下ろしを一章だけ書き加えた本作品。こういう形で、発表されるのは、何も本の出版業界だけではありません。例えば、音楽業界においても、ベスト盤をうたった作品に「書き下ろしの新曲を一曲追加!ファンは迷わず買え」だの何だのというタタキで数多のCDが出回っています。あたかもファンのためと錯覚させるために。そんなもんは、ファンのためでも何でもありません。単なるレーベルの金儲けの言い訳に過ぎないのです。そのアーティストが好きで、全ての作品を持っているようなファンに無駄な出費を強いるものでしかないのです。 本作品も同じです。既発表作品を純粋にまとめて、加筆修正し、単行本化するのであれば文句はありません。初見の読者に対してもそうですし、一冊の作品として揃えたいファンのニーズに応えるものであると思います。しかし、新書という形態で、しかもこの値段で、たった一章分の書下ろしを読ませることを消費者に強いるというのは如何なものでしょうか?以上、本来のレビューとはまったくかけ離れており、非常に申し訳ないのですが、一消費者として何か言いたくてたまらなかった次第です。 | ||||
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俺が読んだ限りではとても面白かった。 オマエ(あくまでただの人間であるキズタカ)本当に10歳かよ!?とは思いましたが、その仕草や嗜好などが年相応でギャップが面白い。 りすかはいつもいつも殺されて17年分歳をとって復活し、敵を殲滅する。だけどやっぱり10歳の多感なお年頃。可愛いです。ただし、こういった新しい流れがどうも苦手な読者には、特にキズタカの他者を駒扱いする思考と野望のためなら何でもするという行動が気に入らないことがあると思います。わりとひどいヤツですから。 | ||||
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可愛らしい装丁・絵柄から中身を想像して入ると、とんでもなく裏切られる。直ぐに頭の切り替えが必要な作品だと思う。 りすかが主人公というより、「魔法使い」使いであるキズタカ君の視点で描かれている。このキズタカ君の、根拠の無いあまりある自信……。彼は魔法が使えるわけですらないのに、自己評価のあまりの高さ。子供の高慢さを極限まであらわしたということなんだろうか。 子供向けノベルのようなイラストの可愛さを、見事に裏切る中身のえぐさ。このえぐみが好きな人と、嫌いな人はっきり分かれるだろう。私は、ちょっと残酷だなとは思うけれど、続きが出たら読んでしまうと思う。 | ||||
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正直、題名を見てかなり引いた(痛かった)人は結構いるのではないかと想像します。かく言う私もその一人。しかし、そこはそれ、勇気(種類は問わず)を出して踏み込んでみましょう。きっと、ご満足いただけるかと存じます。主役は、わずか10歳(小学生)にしてどうしようもないほどの大志(むしろ野望)を抱いてしまった供犠創貴(くぎきずたか)と「魔法の国」長崎からやってきた魔法使い・水倉りすか(10歳)。 ぶっちゃけ、何をやっているのかというと、(穏便な言い方で)悪い魔法使い退治とりすかの親父さん探し。なわけですが、その過程が、「これが、10歳の子供を主人公とした物語か」と戦慄してしまうようなものでして。 ファンタジーとしてしまうには少々、刺激が強いです。何よりも、創貴の思考(人格?)とアダルトなりすかちゃんが、ですが。『戯言シリーズ』と比べると、いや、比べても内容の完成度は変わりません。『戯言シリーズ』のいーちゃんと比べると『りすかシリーズ』の視点である創貴は、考え方が(当然ながら)幼く、ある種、いーちゃんよりも鈍いところがあるわけなのですが、その分、大胆でとても前向きです。そして何よりも『恐ろしい』。他の西尾氏の、どのシリーズの、どの登場人物たちよりも、この話の、このシリーズの登場人物たちよりも『恐ろしい』。子供ゆえの、純粋さゆえの、無邪気ゆえの、邪気ゆえの恐ろしさか。その恐ろしさは、もちろん創貴だけではなく、りすかも所有しております。 西尾維新は、また恐ろしい子供たちを、面白い物語をつくり出したものです。 | ||||
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戯事シリーズ、きみとぼくシリーズとは一味も二味も違った作品です。 ですが、笑い転げて読む活字マンガとでもいうのでしょうか? そういったスタンスは全く崩れておらず、非常に楽しめます。 存在感の「濃すぎる」キャラクターも健在です。 西尾節炸裂!といったところでしょう。 "私は自他共に認める西尾氏の愛読者だ"と思う方は買って損は無いでしょう。 | ||||
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西尾氏の他の作品にも言えることだが、この作品にも「普通の人々」など出てこない。しかしながら、魔法の存在を除けば世界はごく普通だ。天才という「異能」が、旅するでもなく「身の回り」で織りなす物語の楽しさは、さすが西尾作品。どこまで突き抜けたキャラクターが現れるのか、今後を期待させてくれる。 ただ、戯言シリーズの「ぼく」と「玖渚友」のコンビに比べれば、若干パワーに欠ける主人公たちかも知れない。小学生と大学生、という年齢差を考慮して、マイナス星は一つということで。 | ||||
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僕は西尾維新の作品が大好きで、『きみとぼく』『戯言』『JDCトリビュート』『人間試験』と今では全巻所有しています。しかし、その僕でも、初めてこの作品のことを知ったときはイタかった。誤解を恐れず正直に言います。 『うわ~・・・西尾維新先生、こんなの書いちゃだめでしょう』 といたたまれない気持ちになりました。いや、維新さんの作品に燃えと謎を求めてきた人は、あからさまに『萌え』に突っ走ったタイトルのこの作品には退くでしょう。間違いなく。 しかし、考え方を変えたのは第三巻から読み始めたファウストです。 『りすか』を1ページ、一行読みました。 そして先入観は砕かれます。たしかに絵は萌えです。内容も大きいお兄さん向けの場所が無いとは言いません。しかし、維新節はやはり健在でした。 面白いんです。文体、語り部のキズタカ君の思考や赤い人とダブって見えるりすかの強さ。バトルシーン、それに西尾維新の本の独特の雰囲気は損なわれていません。 先入観をなくして。ぜひ、騙されたと思って友人に見つからないようこっそり3行読んでみてください。萌えを理由に敬遠していた人も、買わざるをえなくなります。 | ||||
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世界中のみんなを幸せにするという一見無邪気な目標のために、語り手の少年、供儀創貴(くぎきずたか)は周囲の人々を演技で騙しつづけ、『駒』と呼んで利用している。 その『駒』の一人である、魔法使いの少女・水倉りすかとの物語が、この話の主軸となっている。 そんなこの本を手にとって、まずは数ページ読む。すると多分、彼の内面に違和感を覚える方がほとんどだろう。 それは、彼の内面があまりにも私たちの思う『10歳の男の子』とはかけ離れているからだ。 しかし、本当にそうであろうか? 私たちが10歳だったころ、漠然とした大人への対抗心のようなものがあっただろう。自分は自分だという確かな確信があっただろう。何でもできる、という感覚だってあっただろう。 創貴ほど極端な形でなくとも、誰もが、心の奥底に彼と同じものを抱えて10歳を過ごしてきたのだと、私は思う。 それが、この物語にはいっぱい詰まっている。 私たちが「無邪気」と決め付けて、閉じ込めてしまった『10歳』の気持ちは、たしかにここにあると思う。 | ||||
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