きつねのはなし

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評判

きつねのはなしの評価:

3.92/5点 レビュー 96件。 C ランク

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平均点3.92pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全194件 141〜160 8/10ページ
No.54
(3pt)

趣が異なる森見作品

京都を舞台にした短編奇譚集ですが、これまで読んだ森見作品とは、趣が異なる作品でした。
4つの作品が収められていますが、「芳蓮堂(古道具屋)」「胴の長いケモノ」「狐の面」などのキーワードで繋がっており、連作集といえなくもありません。
もちろん、個々の作品の内容は独立しているので、ひとつの作品として楽しむことも出来ます。

個人的なおススメは、「魔」という作品です。
人の心に潜む薄暗い部分が、ある瞬間に表出するような展開が、とても怖いです。
京都という古い街が持つ独特の雰囲気が、さらに怖ろしさを煽るのかもしれません。

芳蓮堂は何者か?
胴の長いケモノは、本当は何だったのか?
色々な謎は残ったままに終わっていますが、想像力を働かせながら、その余韻を楽しむことにしましょう。
きつねのはなし (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きつねのはなし (新潮文庫)より
4101290520
No.53
(3pt)

趣が異なる森見作品

京都を舞台にした短編奇譚集ですが、これまで読んだ森見作品とは、趣が異なる作品でした。
4つの作品が収められていますが、「芳蓮堂(古道具屋)」「胴の長いケモノ」「狐の面」などのキーワードで繋がっており、連作集といえなくもありません。
もちろん、個々の作品の内容は独立しているので、ひとつの作品として楽しむことも出来ます。

個人的なおススメは、「魔」という作品です。
人の心に潜む薄暗い部分が、ある瞬間に表出するような展開が、とても怖いです。
京都という古い街が持つ独特の雰囲気が、さらに怖ろしさを煽るのかもしれません。

芳蓮堂は何者か?
胴の長いケモノは、本当は何だったのか?
色々な謎は残ったままに終わっていますが、想像力を働かせながら、その余韻を楽しむことにしましょう。
きつねのはなし Amazon書評・レビュー: きつねのはなしより
4104645028
No.52
(4pt)

一夜の読み物にどうぞ

表題作を含め4編の短編からなる。
すべて京都を舞台にしていて、その設定からか不思議な世界観が存在する。
古都、京都ならあり得るかも知れないと言う、暗黙の了解が読むものを引きずり込んでゆく。

キーワードは古道具屋の蓬蓮堂。
上手いのは、こうした小道具を無理なく設定する事で、全体の統一感が出る事だ。
同じ古道具屋と見せて、実は微妙に違う、まさに異世界を垣間見せてくれる。

決してきつねの話しではない・・・かも知れない(笑)

一夜の読み物にどうぞ!
きつねのはなし (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きつねのはなし (新潮文庫)より
4101290520
No.51
(4pt)

一夜の読み物にどうぞ

表題作を含め4編の短編からなる。
すべて京都を舞台にしていて、その設定からか不思議な世界観が存在する。
古都、京都ならあり得るかも知れないと言う、暗黙の了解が読むものを引きずり込んでゆく。

キーワードは古道具屋の蓬蓮堂。
上手いのは、こうした小道具を無理なく設定する事で、全体の統一感が出る事だ。
同じ古道具屋と見せて、実は微妙に違う、まさに異世界を垣間見せてくれる。

決してきつねの話しではない・・・かも知れない(笑)

一夜の読み物にどうぞ!
きつねのはなし Amazon書評・レビュー: きつねのはなしより
4104645028
No.50
(2pt)

今までに無い森見登美彦

他の作品とは全く違った「妖しい京都」を、
他の作品と同じように京都すきなんだなって感じさせるよーな筆致で描いている作品。
夕の公園で読んだのでぴったりだった。
怖くは無いけど「ケモノ」は想像すると不気味だったし、
オチ無しで暈し気味なストーリーもイイ意味で不思議な世界に迷い込ませてくれる。
森見さんはやはり独特な魅力を持っている。
38/100点
きつねのはなし (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きつねのはなし (新潮文庫)より
4101290520
No.49
(2pt)

今までに無い森見登美彦

他の作品とは全く違った「妖しい京都」を、
他の作品と同じように京都すきなんだなって感じさせるよーな筆致で描いている作品。
夕の公園で読んだのでぴったりだった。
怖くは無いけど「ケモノ」は想像すると不気味だったし、
オチ無しで暈し気味なストーリーもイイ意味で不思議な世界に迷い込ませてくれる。
森見さんはやはり独特な魅力を持っている。
38/100点
きつねのはなし Amazon書評・レビュー: きつねのはなしより
4104645028
No.48
(4pt)

彼には珍しく抑制された筆致

題作をはじめ、ちょっと気味の悪い話が続く。ホラーというより現代版の怪談といった感じ。

森見の独特の文体やユーモアは後方に引いて、むしろ、抑制された筆致が怖さを生み出している。

面白かったけど、彼のほかの作品のはちゃめちゃぶりの方が好きかな
きつねのはなし (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きつねのはなし (新潮文庫)より
4101290520
No.47
(4pt)

彼には珍しく抑制された筆致

題作をはじめ、ちょっと気味の悪い話が続く。ホラーというより現代版の怪談といった感じ。

森見の独特の文体やユーモアは後方に引いて、むしろ、抑制された筆致が怖さを生み出している。

面白かったけど、彼のほかの作品のはちゃめちゃぶりの方が好きかな
きつねのはなし Amazon書評・レビュー: きつねのはなしより
4104645028
No.46
(4pt)

ナニやらうっそりと潜んでおります

06年刊行作がこの度めでたく文庫化されました。京の街を闊歩する四部構成の連作短編、、、と聞くと「いつもの森見スタイル」をイメージもするのだが、本作が醸し出す読感は、どうしてこれまでの森見サンとはかなーり異なっている。

陽陰でいえば陰、ぬくぬくとした光も眩い陽下がりの京都ではなく、森閑として捉えどころがなく、ナニカがうっそりと潜んでおるような不気味を感じさせる、薄からぬ京の暗がりを炙り出したかの如き怪異譚。単純に「怪奇小説」というのとも違うが、しかしナニやら得体の知れぬモノがヒヤリその気配を匂わせるサマが、常になく不穏な景色を描いている。一見ユーモラスだが同時にそこはかとなく暗い情感を湛えた世界は、内田百'閧フソレにもリンクするよう。

凛として嫋やかな黒髪の女性(イメージ色としては青みがかった白を思わせる)が営む骨董店で、バイトとして働く「ぼく」が出てくるという設定こそいつもの森見ワールドなんだけども、しかしそこで浮き彫られるのはセンチメンタルな昂揚を擽る「出会い」ではなくむしろ冷え冷えとした「喪失」の記憶である"きつねのはなし"、「騙る」ことが生む世界の無限の可能性を描いた、というよりはむしろ、相対する現実の儚さこそが強く印象に残る"果実の中の龍"、しきりに強調される陰鬱な空模様を象徴に、四篇中最もダークな結末が迸る"魔"、そしてここに至るまでの端々で、作品のクログロとした気配の象徴として描かれる「主」の棲み処を舞台に一つの怪現象が勃発する"水神"へ・・・

各話を構成する人やモノの様々が、端々で錯綜し繋がり合いながらラストのシンボリックな出来事へと収斂する・・・という毎度の技巧は今作にても存分に発揮される。さらには"果実の中の龍"において現実と妄想のあわいが溶かし込まれ、あるいは全篇に渡ってボカされていく時系列のカラミも相まって、読めば読むほどなんだか「きつねにつままれたような」不可思議さに苛まれること必至。これまでの「ファンタジック」な色合いをガラリ変えてみせることで、作者の並ならぬ技巧を十二分に感得できる快作になっていると思う。あらためてその才能に惚れ惚れ。素晴らしい作品です。
きつねのはなし (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きつねのはなし (新潮文庫)より
4101290520
No.45
(4pt)

ナニやらうっそりと潜んでおります

06年刊行作がこの度めでたく文庫化されました。京の街を闊歩する四部構成の連作短編、、、と聞くと「いつもの森見スタイル」をイメージもするのだが、本作が醸し出す読感は、どうしてこれまでの森見サンとはかなーり異なっている。

陽陰でいえば陰、ぬくぬくとした光も眩い陽下がりの京都ではなく、森閑として捉えどころがなく、ナニカがうっそりと潜んでおるような不気味を感じさせる、薄からぬ京の暗がりを炙り出したかの如き怪異譚。単純に「怪奇小説」というのとも違うが、しかしナニやら得体の知れぬモノがヒヤリその気配を匂わせるサマが、常になく不穏な景色を描いている。一見ユーモラスだが同時にそこはかとなく暗い情感を湛えた世界は、内田百'閧フソレにもリンクするよう。

凛として嫋やかな黒髪の女性(イメージ色としては青みがかった白を思わせる)が営む骨董店で、バイトとして働く「ぼく」が出てくるという設定こそいつもの森見ワールドなんだけども、しかしそこで浮き彫られるのはセンチメンタルな昂揚を擽る「出会い」ではなくむしろ冷え冷えとした「喪失」の記憶である"きつねのはなし"、「騙る」ことが生む世界の無限の可能性を描いた、というよりはむしろ、相対する現実の儚さこそが強く印象に残る"果実の中の龍"、しきりに強調される陰鬱な空模様を象徴に、四篇中最もダークな結末が迸る"魔"、そしてここに至るまでの端々で、作品のクログロとした気配の象徴として描かれる「主」の棲み処を舞台に一つの怪現象が勃発する"水神"へ・・・

各話を構成する人やモノの様々が、端々で錯綜し繋がり合いながらラストのシンボリックな出来事へと収斂する・・・という毎度の技巧は今作にても存分に発揮される。さらには"果実の中の龍"において現実と妄想のあわいが溶かし込まれ、あるいは全篇に渡ってボカされていく時系列のカラミも相まって、読めば読むほどなんだか「きつねにつままれたような」不可思議さに苛まれること必至。これまでの「ファンタジック」な色合いをガラリ変えてみせることで、作者の並ならぬ技巧を十二分に感得できる快作になっていると思う。あらためてその才能に惚れ惚れ。素晴らしい作品です。
きつねのはなし Amazon書評・レビュー: きつねのはなしより
4104645028
No.44
(5pt)

夜は短し〜は苦手でしたが。

『夜は短し〜』は、どうもオタ臭い感じや登場人物が苦手でした。

今回の物語は、まさに幻想ファンタジー。
どの話もどこか余韻を残すような終わり方ですが
物語の世界観にワクワクします。

恒川光太郎など好きな人にもおすすめだと思います。

万城目学さんとよく比べられる森見さんですが
私は万城目さんはハマレたけど、森見さんはどうも苦手でしたが
このようなテイストが他の作品にもあるのなら、
もっと読んでみたいと思います。
きつねのはなし (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きつねのはなし (新潮文庫)より
4101290520
No.43
(5pt)

夜は短し〜は苦手でしたが。

『夜は短し〜』は、どうもオタ臭い感じや登場人物が苦手でした。

今回の物語は、まさに幻想ファンタジー。
どの話もどこか余韻を残すような終わり方ですが
物語の世界観にワクワクします。

恒川光太郎など好きな人にもおすすめだと思います。

万城目学さんとよく比べられる森見さんですが
私は万城目さんはハマレたけど、森見さんはどうも苦手でしたが
このようなテイストが他の作品にもあるのなら、
もっと読んでみたいと思います。
きつねのはなし Amazon書評・レビュー: きつねのはなしより
4104645028
No.42
(4pt)

美しくてぼんやりとしたはなし

06年10月の単行本の文庫化で,4本の奇譚が収められている短編集になります.

『奇譚』と謳われているように,少し不思議で怖めの物語が収められているのですが,
怪談など直接的なそれらとは違い,後からじわじわとくる怖さといった印象を受けます.
また,奇譚自体もよいのですが,そこに至るまでの大半を占める会話や日常描写が美しく,
はなしの性質とは裏腹な,暖かく柔らかみのあるきれいな表現がなんとも心地よく感じます.

ともすれば呆気なく,あれは誰だったのか,何だったのかとどれもが曖昧に終わったり,
それぞれが別の時間や人たちのはなしのはずも,どこか繋がりのようなものが見えるなど,
ぼんやりとしながらもじっとり汗がにじみ,気がつくとその世界へと引き込まれていきます.

確かにハッキリしない部分は残りますが,それを含めた余韻を膨らませるのが楽しみどころ.
暑い日の昼下がり,たまにはこういう作品で気分を入れ替えるのもいいのではないでしょうか.
一つ一つは100ページにも満たないのですが,思いのほかに濃厚でじっくりと読ませてくれます.

なお,巻末の記述によると,今回の文庫化にあたり改訂が行われているとのことです.
きつねのはなし (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きつねのはなし (新潮文庫)より
4101290520
No.41
(4pt)

美しくてぼんやりとしたはなし

06年10月の単行本の文庫化で,4本の奇譚が収められている短編集になります.

『奇譚』と謳われているように,少し不思議で怖めの物語が収められているのですが,
怪談など直接的なそれらとは違い,後からじわじわとくる怖さといった印象を受けます.
また,奇譚自体もよいのですが,そこに至るまでの大半を占める会話や日常描写が美しく,
はなしの性質とは裏腹な,暖かく柔らかみのあるきれいな表現がなんとも心地よく感じます.

ともすれば呆気なく,あれは誰だったのか,何だったのかとどれもが曖昧に終わったり,
それぞれが別の時間や人たちのはなしのはずも,どこか繋がりのようなものが見えるなど,
ぼんやりとしながらもじっとり汗がにじみ,気がつくとその世界へと引き込まれていきます.

確かにハッキリしない部分は残りますが,それを含めた余韻を膨らませるのが楽しみどころ.
暑い日の昼下がり,たまにはこういう作品で気分を入れ替えるのもいいのではないでしょうか.
一つ一つは100ページにも満たないのですが,思いのほかに濃厚でじっくりと読ませてくれます.

なお,巻末の記述によると,今回の文庫化にあたり改訂が行われているとのことです.
きつねのはなし Amazon書評・レビュー: きつねのはなしより
4104645028
No.40
(3pt)

表題作は文句なく最高

京都を舞台にした、幻想短編小説集。
 奇妙な骨董品を商いする法漣堂、薄気味の悪い何かを飼いならす老人、狐の面を被った男、そして細長い身体をしたケモノ。そういったものをモチーフにした、繋がっているような繋がっていないような全作品が繋がっているようないないような短編集です。
 前に読んだ「夜は短し歩けよ乙女」とは全く逆ベクトルといっていい、暗く幻想的なタッチの作品で読む前の印象と読んでからの印象が大きく違った本でした。
 ただ、作品の評価としては表題作の「きつねのはなし」はずいぶん高くつけますが(この話はとても面白かったし、幻想的だったし、叙情的だったし、怪談としての完成度も高くて文句のつけようがなかったです)、それ以外の作品や本全体としては微妙な感じでした。あくまで個人的な感想ですが、どこかしっくりとこない、こなれていない感じがしました。それは最初に書いたように、いくつかの共通するモチーフや、人物が4作品を通じて出てくるのですが、それが作品ごとに別々の人物・モノとなってでてくるので違和感がどうしても先にたってしまうというのが第一点。それから、もう一つは、こちらは自分の能力的な衰えなのかも知れませんが、幻想小説の持ち味であるはずの見えないものが見え、見えるものが見えないといった幻視能力をかきたてる部分ですんなり世界に入り込めなかったのがもう一点です。
 尤も、これはさきに個人的な能力の衰えと書きましたように、自分自身の持っている幻視的に小説世界に入り込める力が弱っているからかも知れません。昔は小説の世界、漫画の世界に簡単にそのまま入り込めてどっぷりと浸かりこめたのが、最近はそういう風にさらりと世界に入り込むことがときおり出来ない時があります。だから、作品そのものがどうというよりはこちらの能力の衰え(もしくは欠如)部分が、作品全体の評価を微妙とさせているのかも知れません。
 ミステリ小説や、純文学と違って、幻想小説や怪奇小説などはその能力・感じ方によって評価が変わってしまう特性がありますので、そのあたり注釈としてつけておきます。また、この作品において描かれる京都は現在もしくは近過去の京都であるものの、その闇の濃さ、不条理さ、そして幻想的な美しさという点では他の作品にない濃い色合いを見せてくれていて、そのあたりにはとても感服したことも付け加えておきます。恒川光太郎のような風合いでした。
きつねのはなし (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きつねのはなし (新潮文庫)より
4101290520
No.39
(3pt)

表題作は文句なく最高

京都を舞台にした、幻想短編小説集。
 奇妙な骨董品を商いする法漣堂、薄気味の悪い何かを飼いならす老人、狐の面を被った男、そして細長い身体をしたケモノ。そういったものをモチーフにした、繋がっているような繋がっていないような全作品が繋がっているようないないような短編集です。
 前に読んだ「夜は短し歩けよ乙女」とは全く逆ベクトルといっていい、暗く幻想的なタッチの作品で読む前の印象と読んでからの印象が大きく違った本でした。
 ただ、作品の評価としては表題作の「きつねのはなし」はずいぶん高くつけますが(この話はとても面白かったし、幻想的だったし、叙情的だったし、怪談としての完成度も高くて文句のつけようがなかったです)、それ以外の作品や本全体としては微妙な感じでした。あくまで個人的な感想ですが、どこかしっくりとこない、こなれていない感じがしました。それは最初に書いたように、いくつかの共通するモチーフや、人物が4作品を通じて出てくるのですが、それが作品ごとに別々の人物・モノとなってでてくるので違和感がどうしても先にたってしまうというのが第一点。それから、もう一つは、こちらは自分の能力的な衰えなのかも知れませんが、幻想小説の持ち味であるはずの見えないものが見え、見えるものが見えないといった幻視能力をかきたてる部分ですんなり世界に入り込めなかったのがもう一点です。
 尤も、これはさきに個人的な能力の衰えと書きましたように、自分自身の持っている幻視的に小説世界に入り込める力が弱っているからかも知れません。昔は小説の世界、漫画の世界に簡単にそのまま入り込めてどっぷりと浸かりこめたのが、最近はそういう風にさらりと世界に入り込むことがときおり出来ない時があります。だから、作品そのものがどうというよりはこちらの能力の衰え(もしくは欠如)部分が、作品全体の評価を微妙とさせているのかも知れません。
 ミステリ小説や、純文学と違って、幻想小説や怪奇小説などはその能力・感じ方によって評価が変わってしまう特性がありますので、そのあたり注釈としてつけておきます。また、この作品において描かれる京都は現在もしくは近過去の京都であるものの、その闇の濃さ、不条理さ、そして幻想的な美しさという点では他の作品にない濃い色合いを見せてくれていて、そのあたりにはとても感服したことも付け加えておきます。恒川光太郎のような風合いでした。
きつねのはなし Amazon書評・レビュー: きつねのはなしより
4104645028
No.38
(5pt)

ホラーとは一線を画する

短編集なのだが、どの作品もいくつかのキーワードで世界が繋がっているところが面白い。
森見作品には珍しいホラーなのだが、戦慄するような恐ろしさではなく肌にまとわり付くような湿り気を帯びた冷気を窺わせる上質の"怪談"である。
私個人としては『果実の中の龍』が面白かった。ある短編のメタファーになっているところは驚かされた。
きつねのはなし (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きつねのはなし (新潮文庫)より
4101290520
No.37
(5pt)

ホラーとは一線を画する

短編集なのだが、どの作品もいくつかのキーワードで世界が繋がっているところが面白い。
森見作品には珍しいホラーなのだが、戦慄するような恐ろしさではなく肌にまとわり付くような湿り気を帯びた冷気を窺わせる上質の"怪談"である。
私個人としては『果実の中の龍』が面白かった。ある短編のメタファーになっているところは驚かされた。
きつねのはなし Amazon書評・レビュー: きつねのはなしより
4104645028
No.36
(5pt)

好き嫌いわかれるだろうけど

好き嫌いわかれるだろうけど私は好きです。怪しいなって感じがすごい出てて。見えるようで見えない感じとか、ああいう感じが私のドツボでした。おおっぴろげーなホラーは好きじゃないんで。
きつねのはなし (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きつねのはなし (新潮文庫)より
4101290520
No.35
(5pt)

好き嫌いわかれるだろうけど

好き嫌いわかれるだろうけど私は好きです。怪しいなって感じがすごい出てて。見えるようで見えない感じとか、ああいう感じが私のドツボでした。おおっぴろげーなホラーは好きじゃないんで。
きつねのはなし Amazon書評・レビュー: きつねのはなしより
4104645028