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陰陽師 生成り姫
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陰陽師 生成り姫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.51pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 21~35 2/2ページ
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以前に読んだ陰陽師シリーズを読み返して、持ってなかったものを買って読みました。 シリーズの中で一番よかったかも。長編なので、読みごたえもあるし、小さな出来事がどんどん繋がっていって、もしかして、もしかして、って感じで一人の人物に行き当たる感じがどきどきしました。今回の主役は博雅。切ないという言葉では物足りないくらい悲しくて深い恋の物語。舞台は平安。でもこういう気持ちは人間が生きてる限り変わらないんじゃないか。 ますます博雅が好きになる1冊です。 | ||||
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面白い。ほんとに面白い。女にはふた心があるんだなーと言うのが正直な感想。その微妙な女心と「可愛さ余って憎さ百倍」の女心の不思議さ。男から見れば「なんで?」と思うもののそれが不思議動物の女の性でしょうか。男の身勝手にも怒りがわきます。今も昔も同じなんですね。 | ||||
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ほんとに好き。 ラスト1章読んだだけでも毎回泣けてきます。 そう、毎回です。 簡単に言ってしまえば、嫉妬に狂った女のはなし。 ありきたりかな? でも、ありきたりってことは、誰の身にも起こりうる可能性があるってこと。 誰もが経験することなのかもしれない。 ならば、その哀しみ、哀れさがよくわかるはず。 そこに、現実にはあり得ないほどの純粋さをもった博雅が登場することで、 よくあるはなしが、よく、そうであってほしいと願う物語になっているような気がします。 平安の世だから起こった話なのかも。 とにかく、よいわ。 | ||||
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夢枕獏氏の描いた「陰陽師」“が”面白い!! 晴明 と 博雅 との掛け相いがなんともいい。 全く別のベクトルを持った個性の二人が互いを敬いあう姿をダイレクトに表現せず、言葉少ないながら 素朴な語り口で伝えてしまう書法は見事だと感心する。さて、これは「生成り姫」である。 人間でもなく、鬼にも成りきれない 哀しき存在の物語である。 焦がれた姫の正体が、そのような存在と知ってなお その心を受け止めようとする 博雅の姿は真の愛を教えてくれる。 獏さんの底辺にそういう心がある故に、このようなキャラを生み出せるのだろう。女にとってこれほどの「漢」がいたらたまらない。しかし、一点云わせてもらうと。 長編と銘打ってある割りには半分以上が 晴明 と 博雅 の実伝記を記述してあるだけで、本編に入るのは極短編になってしまってる、と言うことが残念でならない。 | ||||
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おもしろいなぁ~の一言。人を愛する気持ち、恨む気持ち、許す気持ち…ちょっと切なくて、でもエンディングには救いがある。夢枕獏さんの描く陰陽師は本当に素敵です。 | ||||
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以前映画は見ましたが、それの小説版ですね。どっちが先かは僕は知りません。この作品は映画で言うと前半の部分にあたる内容でした。博雅の惚れた女性が別の男に捨てられ嫉妬に狂い、鬼となってしまう話です。キョンキョンを思い出しながら読みました。 | ||||
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このシリーズで私が一番好きなのは、清明の陰陽の技でもなく、平安の黄昏の世界にはびこる幽鬼でもなく、ひたすら清明&博雅の会話です。 今までのシリーズでも、しみじみとした会話によって結びつきを強めてきた二人ですが、この作品でますますその感を強くします。 いつも博雅は事件が起こると清明の手腕を頼り、清明に「よい漢(おとこ)だな、博雅は」と言われて「ばかにしている」と拗ねています。一見、清明が博雅に頼りにされている様に見えて、実は清明の方が切実に博雅を必要としているのです。“この世”へ清明を繋ぎ止める“楔”、それこそが清明にとっての博雅ではないでしょうか。 その生まれについての怪しい風評も、身に付けた技も、どこか“あちらの世界”に近い清明には、まさに「お前がいなくては俺はだれと酒を飲んだらいいのだ」と言わせる、なくてはならない存在です。 そんな二人の関係が、余すところ無く伝わってくる作品。悲しい物語ではありますが、読後、何かしら爽やかな印象が残り(博雅の影響でしょう)、しみじみと読み返してみたくなります。 まだ、陰陽師のあやしの世界を未体験の方。おすすめです。 | ||||
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映画を先に見たのですが、ああ・・これが映画のシーンか・・ と思いながら読み出しましたが、しみじみと泣けました。道満も 本当は淋しい男なのだとしみじみ・・ これは是非読んでほしい一冊です。 | ||||
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ネタバレとそしられてもいい、私はいいたい、ひーろーまーさー!!! 本当にこの漢(おとこ)はもーーーー! バクをぢさん(作者のことです)の書く平安の闇は広く深く濃く、 怖いのだけれど、人の気配が色濃くてそして稀代のオカルティスト 清明をも、熱い人として描いておられます。クールで恐くてヤバい のに、あつい! 人としてたまらなく魅力的。凡百の書き手が束になってもかなわないのはココ。 登場人物の情熱がそのまま作品世界の体温になって読んだ後、 「人間って素晴らしい!」「生きていくことはいいことだ」と 素直に思えてしまうのです。ついでに「友達っていいな!」とか 「酒がのみてえ!」とかもつい雄たけびをあげてしまうのがアレですが。いやー、面白い。すごい。徳子姫と博雅との会話で涙がぶわっと出てし まいました。こーゆうおとこに惚れると女はヤバいのであります。 | ||||
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鉄輪スペシャル文庫本バージョンです。 この陰陽師シリーズの初めての長編ですね。 やはりずいぶんと雅に面白いです。 博雅活躍してますねえ。かっこいいです。 ただの平安妖怪バスターではなく、人の心に住む鬼を退治すると言うのがいいですね。 今のところ一番好きなシリーズです。 余談ですがこれをきっかけに横笛を始めました。もちろん鬼と交換したわけでもないし、むしろ龍笛ですらないんですけど…。 和風のものが好きであれば一度yonでみては? @> | ||||
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毎回思うのは誰もが清明と博雅に 誰もが好感を持たずには居られないのではないだろうかと言うこと。 (多分、一番好きで堪らないのは著者自身だと思うけど。笑 本当は、其処で会話してるんじゃないかと 空気さえも傍に感じてしまうディテールと雰囲気のある文。 自分もその場に居合わせているような感覚。此処まで読み終わるのが惜しいと思わせるストーリィは然う々無いと思うんですよね。 個人的にだけど、折原一の首吊り島/監禁者以来です。笑 読み終っても物凄く余韻が残るんですよ。 色んな本があるけど、読んでその時何か感じる本より 読んだ後もふとしたコトで思い出させ 何か衝動的行動に駆り立てられる本って云うのは本当に数少ないと思うんですよね。衝動的行動って言うのは??しす'''る言い方だけど・・・モノの見方が変わるって言うのかな。 ・・・此れじゃあ少し柔らか過ぎるな。難しいです・・。 上手くは云えないけれど、何だか少し博雅が宿るんです。笑 世界中の誰にも如何にも出来なくて 苦しくて辛くて仕方が無い博雅が痛い程に判るから一緒に悲しい思いをした分だけ自分の中に其れが留まるような感じ。 そうすると、何だかふとした瞬間 許容範囲が広くなるって云うか 何でもないモノやコト全て愛せちゃうような気持ちになるんですよ。 今まで何でもなかった空とか空気とか、ちょっと色づくって云うか。 ホント、穏やかな気持ちになる。笑気持ちにゆとりが持てないヒトにもオススメです。笑 | ||||
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陰陽師シリーズ初の長編小説で、とても読みごたえがあります。特に後半はどんどん読み進められます。人の優しさに心が和み、他人の力ではどうすることもできない心に胸が締め付けられる思いでした。また、色々なところで話がつながっており、最後は「なるほど…。こういうことね~。」って感想をもらさずにはいれません!個人的に、話の最後での意外なつながりが大好きなので、この本は大満足でした☆話自体はとても哀しいものなのですが、読み終わった後にはなんともいえない落ち着きがあることに驚きます。 今までの陰陽師シリーズでは見られなかった晴明と博雅が見られることも魅力の一つだと思いますよ! これは買いですっ★☆★☆★ | ||||
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特に「陰陽師」初心者の方にオススメします。 「陰陽師」の世界についての説明を交えながら話が進んでいくので、話に入り易いと思います。 ただ、何らかの形で陰陽師に触れた事のある人は、話がノルまで少々退屈かもしれません。 が、話はとても面白かったです。 | ||||
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博雅の切ない恋の話だが、その他にも晴明や博雅の ちょっとした話が書かれている。 そのすべてが、今回の主な内容である、 博雅の恋の話にどこかしら繋がっていて、 おもしろい(^ ^) そして、やはり悲しいお話。 映画でも、この話は使われていたが、 映画よりも濃い内容で、映画を見た方も 読みふけれる話ではないかと。博雅の純真さや切なさが伝わってくるのはもちろん、 人の心には誰しも鬼を持っているという事を 気づかされる内容。 陰陽師ファンじゃない方にも読んでほしい1冊。 | ||||
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生成り姫は映画の原作にかなり近いものです。 博雅の感動の恋のお話です。 映画を見た人ならばかなりもしろいはず。 | ||||
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