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エチュードの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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今野敏氏の著作を読むのは久しぶりです。私の中では横山秀夫氏と並ぶ警察小説の雄という印象ですが、実際にはサスペンス、アクション、伝奇、SFなど幅広い作風を持った方でもあります。 そんな今野氏の本作は、原点に戻った警察小説でした。警部補碓氷シリーズの一作です。 繁華街で起きた連続通り魔事件が題材ですが、犯人すり替えという巧妙なトリックが裏に隠されていて、それを追う碓氷警部補と警察庁から来た見目麗しい心理調査官藤森紗英。見事な頭脳でトリックを解明し、プロファイリングによって犯人を絞り込んでいく紗英とそれを脇で支える碓氷という構図は、これから連続シリーズにしても面白いだろうなと思いました。 ストーリー自体は最初のトリックのあたりだけ意外性があるものの、終盤まで予想の範囲内で進んで終わります。読者としてはもう少し二転三転してもよかったのにと残念です。プロットは弱いものの、リーダビリティはさすがで、最後まで飽きずに読ませる点は評価できます。可もなく不可もなく、地に足の付いた、普通に面白い警察ミステリーかと。 | ||||
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今野敏は,当たり外れが大きい.隠蔽捜査なんかは,特に'Aの果断などは非常におもしろかったし,3.5の伊丹を主人公にした初陣もよかった. 一方でTOKAGEシリーズの天網などはつまらなかった.本書はどちらか.「当たり」である. 刑事が渋谷と新宿で最近現実でも良く起こる「手当たり次第切りつける犯罪」に遭遇する.被疑者を逮捕するのだが,自分は犯人ではないという. 周囲も目撃者とおぼしき人物がどのような風体かを確定できない.刑事は臨床心理士の若い女性と組んで真犯人を突き止める. 日本ではあまり行われていないプロファイリングを駆使した捜査がいい.でも,ほんとはこんな捜査などは行われていないのだろうな. 私は医療分野にいるので,医療ものをよく読むが,かなり現実離れしている.それと同じなんだろうなと思ってしまう. しかし,「記号論」を前面に出して,犯罪心理を逆手にとって,真犯人までも突き止める臨床心理士の推理がおもしろい.したがって星5つ. | ||||
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今野さんの本は、すでに20冊ぐらい読んでいますが、この主人公のシリーズがあるとは知りませんでした。でも本書だけでも 十分、楽しめます。今回プロファイリングする女性捜査員が登場してきます。実際の警察でもプロファイラーが活躍しているみたいで(TVの警察特番にも プロファイラーが登場していた)、こんな捜査方法があるのかと、感心しました。ちょっと犯人の印象が弱いですが、そのおかげで犯人との頭脳ゲームではなく、犯人を絞り込む過程が描かれて良かったと思います。このコンビでまた見たいな | ||||
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警察庁から派遣された女性の心理調査官が、渋谷・新宿で相次いで発生した無差別殺傷事件に挑む。 心理調査官の支援を命じられた警視庁刑事の視点から捜査の経過が語られる。 捜査が歯がゆく感じられるところもあるが、組織での捜査なので、語り手の捜査員には一部しか見えないのもやむを得ないのだろう。 緊張感が持続し、着実に事件解決に迫っていく充実感があって、心地よく読み進められる。 心理調査官は、基本的にはおどおどした人見知りの性格なのだが、 捜査においては毅然とした態度を見せて格好良い。 最後の真犯人逮捕の仕掛けが意表を突いて鮮やかだ。 シリーズ化が期待される。 | ||||
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