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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年



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【この小説が収録されている参考書籍】
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価: 3.41/5点 レビュー 1023件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.41pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全563件 121~140 7/29ページ
No.443:
(4pt)

賛否両論

評価がわかれる作品だと思います。

まず、この物語には結末がありません。
謎をたくさん残して終わります。
何度か読んで謎についての解釈を探してみて初めて読み終わったと感じる本でした。
読み込むひとにとっては深いと感じる本だと思います。

結論がないのでスッキリしないのが苦手な方には合わないと思います。
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No.442:
(4pt)

いまいちピンときてません

他者との繋がりを喪った主人公が繋がりを取り戻し再生していく、そのような話として読みました。一つ一つのエピソードにはいつもの村上流の描写がちりばめられて、丁寧に描かれていますが、全体を通すと少し印象が薄いように感じました(一部、生理的嫌悪を感じる描写もありましたが…)。初期三部作のハードボイルドな雰囲気が好きな自分としては少し物足らない感じです。
とはいえ全体のエピソードの有機的な絡まり合いが掴めなかったので、もう一回読み直そうかなとも思ったりして。やはり心のどこかにしっかりと引っかかる作品だと思います。
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No.441:
(5pt)

素晴らしい文章力。

村上春樹初心者でしたがかなり楽しめました。

評価が賛否両論だったので心配していましたがおもしろかったので安心しました。

流石です。
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No.440:
(5pt)

文庫化を待っていた作品

内容は知っていて、文庫化を待っていた作品でした。
初版本をきれいな状態で入手でき良かったです。
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No.439:
(5pt)

状態、良かったです

痛みもなくきれいな状態でした。話題の本でもすぐ読めて良かった。
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No.438:
(5pt)

久しぶりに村上春樹さん

何点か謎が残る作品でしたが、明らかにしてほしい!とか、そんな事は全くなくて。過去の人とのすれ違いから、死にたいと考え、死の淵から戻って来た主人公、つくるさんは、生きていく上で一番大切な、色々なものを失い、それでも生還します。
人はどんなに苦しくてもなかなか死ねない。
心臓はそう簡単には止まらない。
それでも人生は続いて行くんですね。
そんな中でも、新しい出会いがあり、過去と向き合う決心をします。
過去の真相を知ろうとする事、それ以上に、他人に対して、自分の時間を割き、真摯に向き合おうとする勇気、その行為そのものが、つくるさんにとって、人生始まって以来の経験であり、自分探しの旅になったのかなーって思いました。
ラスト付近で、恋人の沙羅を失う事の恐怖感から、混乱し、また冒頭のつくるさんに戻ってしまったかのようになってしまいましたが、この物語を読んできた私には、つくるさんは困難を乗り越えていける力が、前よりずっと強くなっていると確信しているので、頑張って!どんな結果になっても、あなたは自信をもって、生きていって大丈夫だよ!と、応援しながら、読了したのでした。
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No.437:
(4pt)

おもしろかった。

心の機微が具体的に、芸術的に表現されていて、私には共感できる部分が大いにありました。
こき下ろしている人たちは、例えば抽象画のここが変だ、あそこが変だ、辻褄が合わない、と言っているようなものでしょうか。
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No.436:
(5pt)

久しぶりに面白かった。

ボリューム、内容ともに調度良い感じでした。
アフターダーク以降しっかり読めたの無かったのでなんだか久しぶり。
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No.435:
(4pt)

色彩を持たない小説

遅れ馳せながら、各所多々様々な波紋を呼んでいる今作を読んでみました。

まず、毎度の事ながら著者の容姿等を非難するレビューが散見され、更にそのレビューが多くの人に「支持」されているという事実が、
ティータイム感覚でセックスする今作の主人公、多崎つくると同程度に下品であると感じます。
各国のアマゾンレビューを読ませて頂きましたが、その様なレビューが表に立っているのは日本くらいです。

私が今作を読んで感じた事は、彼の小説はファンタジーであり、ミステリー小説であるという事です。
なぜここで多崎つくるはセックスをしたのか、なぜそんな不可思議な行動を取るのか、
そういうミステリーやファンタジーを究明していく小説です。

そして、彼にとって人間というのは何らかのメタファーに過ぎず、それは実際の人間と同等ではない。
この二点を頭に入れればあらゆるツッコミどころもうまく呑み込めるのではないかと思います。
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No.434:
(5pt)

夢でなく現実に生きる、その正しい苦さ

主人公多崎つくるは36歳の駅専門の建築家。彼は高校時代に親密だった友人グループから20歳の時にいきなり絶交を言い渡されて自殺を考えるほどのショックを受け、それから他人と親密になる事ができなくなってしまう。
絶交の理由を友人たちははっきり言わなかったし、つくるも敢えて尋ねようとはしなかった。けれどそれから16年がすぎても、彼の心の傷は癒えていない。
彼の恋人の沙羅は2つ年上のかなり賢い女性で、つきあっているうちに彼のそういう事情を見抜いたのだろう。これからも交際していくのなら、その問題を解決してほしいと望む。
それから彼は、かつての友達グループのメンバーに16年ぶりに会いに行き、絶交の真相を探ることになる。
これは村上春樹にしては珍しいストーリー展開ではないだろうか。そんなにたくさん読んだわけじゃないが、私の印象では、春樹さんは辛い現実を傷ついた人の目の前に突きつけようとはせず、人を傷つけることは言わず、人が言いたがらないことを無理に聞きだそうとはしない人なのだ。それなのに、つくるは手間も厭わず外国にまで絶交の理由を尋ねに行くのである。しかも今作ではいつものようなファンタジー要素が全く無い。
以下、ネタバレです。

絶交の理由は、グループの1人で美少女だったシロが「つくるが自分をレイプした」と事実ではない事を主張したからだった。しかしそれはシロのファンタジーであり、グループの他のメンバーもそれにうすうす気づいていた。しかし彼らは、シロの夢の世界を守るために事実に目を閉じて、罪のないつくるを切り捨てたのだ。
こんな場合、いつもの春樹ならシロの味方をするはずだと思う。傷ついた心を守るための美しい嘘なら、春樹は決して否定しない。
しかし今回は違う。主人公はつくる、夢のために切り捨てられた現実の方であり、ファンタジーの世界にいたシロは滅びてしまうのだ。
「1Q84」では、発作を起こすほどのトラウマを抱えていた天吾に、春樹はその真相を決して明かさなかった。まだそんなに老齢ではない彼の父親を認知症と老衰で死なせるという無理な展開をしてまでも、苦い現実を天吾に突きつけなかった。だけどつくるは、それでは幸せになれなかった。優しくてあいまいな、傷つかない夢の中にいたら人を愛することもできない。だからつくるは、夢から現実に踏み出した。
どんなに居心地がよくても夢は夢。現実の世界は苦いけれど、それは正しい苦さであり、つくるは今度こそ本気で沙羅を求める事ができる。求めなければ拒まれて傷つくこともない、けれど手に入れることも永久にできないのだ。個人的には、これは春樹の最高傑作ではないかと思う。
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No.433:
(4pt)

ファンです

人はある時から変わり、後戻りして元の自分に戻ることはできない。
ある時点で輝きを失ってしまったり、意識が全く変わってしまったりする。
ときにはそれがその人に致命的な影響を与えてしまうこともある。
50年以上生きてきてそのことは痛いほどよくわかる。
実際にはありえないような物語や、男女の会話。
それでもそこには日常以上の真実がある。
私は、事実や日常を連ねた小説にはあまり興味がない。
また、あまりにシンプルで飾り気のなさすぎる文章にも魅力を感じない。
小説はあくまでエンターテイメントであり、ある種の美しさを感じられて
引き込まれるようなストーリーがあって
そこからなにがしか学んだり、自分の気持ちを
代弁する部分があってくれれば満足できる。
そういう意味では私は村上ワールドにいたく満足しているファンの一人である。

なぜむきになってアンチ村上的なまるで村上氏を敵視したようなレビューがあるのだろう。
そういったレビューを少し読んでみたがうんざりしてしまった。
あまりに失礼なレビューもあり、内容がないなどと、書いたご本人は何様でいかほどの方なのだろうと
思ってしまう。
まあ、ネット上での感想なので、自由といえば自由なのだが、これほど賛否両論の分かれる作家も
珍しい気がする。
それだけ話題になっているということなのだろうか。

1984は村上氏にしては珍しくハッピーエンドで、若い人へのエールだろうかと思ったが、
この作品はまたいつものなんとなくすっきりしない終わり方だった。
これはこれで余韻が残り想像力を掻き立てられるので悪くはないのだが、
私は氏の作品の中では1984と世界の終わりとハードボイルドワンダーランドがとても好きだ。
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No.432:
(5pt)

意識の最後尾の明かりは 希望へのガイドか?

凄く面白い作品でした。

最初は数年前に読み、
次は昨年末に
出版された文庫版で
読みました。

いろいろなレビュー、
深い解釈がありますが、
個人的に
率直に感じたことは、
近年の村上作品には
ときめきがあるなと。
(1Q84と今作ですが。)

過去の村上作品にも、
恋愛にまつわるエピソードは
たくさんありましたが、
登場人物の
感情の動きが浅いように
思えてました。
(それが村上作品らしさでも
ありますが。)

しかし、
近年の作品には
愛への衝動や
人間の内側の感情などが
リアリティを帯びている
と思います。

受動的ではなく、
微々たるものですが
能動的になった印象です。

今作は
フィンランドでの
再会の場面に
そのときめきが
あったと思います。
(どこが?と思われる人も
いると思います。)

人の心の揺れ動きに、
人の心は
共鳴するものですね。

フィクションだと
分かっていてもです。

話はずれますが、
昔の村上作品なら
ガールフレンドとの
電話のシーンで
終わっていたよなと
推測してます。

ちょっと最後の文を
文学的な一節に変えて。
(偉そうな推測ですが。)

しかし、
続くプロットで
駅でのシーンが
あることが
個人的に凄く良かったです。

数多くの物語が交差する
巨大で複雑な駅と
希望を掴みかけている
1人の男の描写が
素晴らしいと思いました。

駅というファクターが
村上作品の象徴のように
感じました。

確かな余韻を残してくれる
一冊だと思います。

ただ、仲間5人の内、
4人の名前に色が入っている
設定は、フィクション感が
強くてあまり好きでは
ありません。
(フィクションとは
そういう物ですが。)

名前に色々と意味があると
思いますが、
最初はそこの部分で
ちょっと冷めました。

多くの批判的な意見も
ありますが、
(ユーモアがあり面白いですが。)
それほど村上作品の
独自色があるからだと思います。

何もないより、
もちろん
あったほうがいいですよね。
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No.431:
(5pt)

春樹臭プンプン

単行本で話題になっていた時は我慢して、文庫化されたので、やっと読了。 ちょっと不思議な出来事に、酒と音楽とセックス。ザ・村上春樹。 高校時代の仲良しグループかと、思い出に耽ろうかと思ったけど、俺は男子校だった。残念。 名古屋のレクサスは星ヶ丘店がモデルの一つだって話だったから、週末にでも行ってみることにします。アオに会いに。 ちなみに、今度もiTunesで、リストの「巡礼の年」をダウンロード。ラザール・ベルマンとアルフレッド・ブレンデルそれぞれの響きを愉しみながら読みました。
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No.430:
(5pt)

さらりと読めました。

純粋に、面白かったです。
主人公よりやや上の年齢ですが、自分自身の高校時代の友人のことや、大学生の頃を思い出しながら、村上春樹さんらしい音楽や思索や様々なエピソードを楽しみながら読みました。
ちょっと切ない別れや終わり方も好きでした。
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No.429:
(4pt)

気が付くと夢中になって読み進めた作品

あらゆるメディアで取り上げられていたため、本著を読んでみた。
村上作品は本書で初めてとなるが、比喩が多く、その比喩を考えながら読んでいたこともあり、なかなか先に進めなかった。
しかしながら、面白いことに中盤あたりになると頭が慣れたせいか、また物語の展開も気になり始め、暇さえあれば本書を読み進めていた。
ただ、個人的につくると沙羅との今後の展開がとても気になった。
本書をきっかけに、他の村上作品についても読んでみたいと思えた作品である。
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No.428:
(4pt)

年齢による衰えはあるが、まだまだやれる。面白い。

村上春樹の作品はどれも面白いが、短編は別として、中・長編に関しては、読者の評価が落ちてきている。確かに、中編に関しては、傑作「国境の南、太陽の西」の後、「スプートニクの恋人」、「アフターダーク」とそれなりに面白いが、傑作度は徐々に落ちて来ていると感じていたので、この作品にはあまり期待していなかった。ところがこの作品、期待に反して面白かった。まだまだ村上春樹は衰えていないと感じた。傑作揃いの中で、「ノルウェイの森」のような構想のまとまりを欠く駄作もあるので、傑作度の低下は、単なる年齢による衰えだけではなさそうだ。短編には、今後も大きな期待を寄せている。
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No.427:
(5pt)

いわれのない差別の原因は?

「女のいない男たち」を読んで目から鱗で感動したので、この本も購入しました。 ストーリーに引きずられて一気に読みました。 いわれのない差別とイジメを受けて、その原因が分からず苦しむ内容なので、 アメリカでベストセラーになったのでしょう。 結局、原因は自分ではなかったことが分かるが、 知人から突然厳しい視線を浴びたとき、自分のどこが悪いのか分からず トラウマになることも多い気がする。
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No.426:
(5pt)

なんか頭が良くなったように感じる

読もうと思っているうちに文庫化されたのを見つけ、これ幸いと購入しました。
村上春樹の文章に触れているとなんか頭が良くなったような気がするのは私だけでしょうか?
本の質感もテカテカして柔らかくて好きです。

なんかすごいことが起こっていて、書かれていて読まなきゃっていう感じでどんどん読み進められました。
ストーリーの中では実際にはそれほど世界の命運を握るようなすごいことが起こるわけでもない。
一人の男の喪失と再生を描いた心の物語でした。
レクサスについて詳しくなれたアオとの再会のシーンやクロとの別れのシーンに文学の本質を感じたりして、
読みながらああ、好きだなあとしみじみ思ったりもしました。
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No.425:
(5pt)

こういった作品を村上春樹の小説では面白いと言う

深夜4時に好きな人に愛の告白をしたくなるくらいには面白い作品です。
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No.424:
(4pt)

村上ワールドへようこそ!

独特の文体ですがとても読みやすく、感動を与えてくれます。 しかし、田崎つくるが名前だったとは・・・
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