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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全563件 81~100 5/29ページ
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私は村上春樹の熱心な読者ではありませんが、好きなフランツリストの曲が登場するので読んでみる気になりました。 主人公の複雑な心理描写を独特な言葉で表現する辺りが、多くの人に指示されてる理由かな、と思いました。 それにしてもこの主人公って面倒くさいヤツですね。きっと沙羅からもフラれますね。 | ||||
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何気なく読み始めた物語に気がついたら引き込まれ、 自分の貧しい青春時代にこれでもかと回帰させてくれる 作品でした。色気ない日常に短いけれど確かな色彩を与えて くれた、貴重な本でした。 | ||||
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この本にもメタファーのようなものを感じます。 夢の中と現実の間で主人公が変わっていく様に感動を覚えました。 きっとラストはハッピーエンドでいてほしい☆ | ||||
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前作1Q84は村上春樹らしくない作品だったのですが 今回はひさびさに春樹節が炸裂していて、とても面白く読みました。 名古屋が舞台なのは珍しいですね、名古屋人は大喜びのはずです。 名古屋に勤めていたので分かりますが、あの土地の空気感は独特で その微妙にウザイ感じとか、距離感があるようで実はねちっこい 人間関係の微妙な感じや、変わることを嫌うかたくなな姿勢が この本の舞台にピッタリです。 いろんな謎が思わせぶりにちりばめられた楽しい作品です。 謎に意味はないし結末にも意味はないと思います。 雰囲気だけで実際は薄っぺらい内容です。 それがいつもの正しい村上春樹だと思います。 | ||||
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『悪霊』等ドストエフスキー作品へのオマージュもあるのでしょう。高校生時代、名字に色を持つ主人公の4人の親友の一人だった女性シロ(=ユズ=『騎士団長殺しの主人公の妻と同じ名』)について、もう一人の女性の親友クロ(エリ)は終盤このように主人公に吐露します。 「あの子には悪霊がついていた。君のこと(レイプ)にしても、拒食症にして、浜松(殺された)ことにしてもね。」 親友だったシロ(ユズ)に知らぬうちに言われないレイプ犯にされた主人公は理由なく、4人の親友から大学時代に絶縁され、半年間死の淵を彷徨い、やがて心を失った状態で生きて行くことになるのですが、36歳(『騎士団長殺しの主人公と同い年』)で2つ上の沙羅と出会い、彼女の助言でかつての親友たちを巡り、心を回復して行きます。 主人公は「自分の心の中にいったいどんな濃密な闇が潜んでいるのか」とユズを回想しながら考えるシーンがありますが、人間は誰でも顕在意識では気づかなくても心の奥底に闇を持っている。そして、心の闇は、ドストエフスキーの『罪と罰』の主人公ラスコーリニコフのように、時に本物の悪霊を引き寄せて悲劇が生まれる。 クロ(エリ)は言います。 「それでも、生き残った人間には、生き残った人間が果たさなきゃならない義務ある。たとえ色んなことが不完全にしかできないとしても、できるだけこのまましっかりここに生き続ける義務がある。」 いまここを苦しみを抱えながら生きる人々(我々)への、村上春樹さんからの愛とエールに満ちた、素晴らしい小説だと思います。 | ||||
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無性に村上春樹が読みたくなって、ページをめくる手が止まらなくて、一気に読んでしまいました。 他の作品に比べて読みやすいし、長すぎずちょうどよく、おもしろかったです。 | ||||
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切なく、深く、興味持てる作品でした。心の内側と他人から見える心の外側はずれているのだと改めて実感する。 | ||||
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人間関係のはざま、とめどなく流れる有限のタイムラインの中にあってほころびた人間関係の再確認に出るストーリーは非常に感情移入して登場人物全てに自分を当てはめてみてしまう。 『色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年』の中に垣間見れるパラレルワールドは一方向に流れるリアルの世界の中に複数存在し得た、「たられば」の分岐点を一方向に流れるタイムライン上からどのように遡り、再認識するという意味の我々にも起こりうるパラレルワールド。 それは自分が目的を見失った時、生きる力を失った時、あるいは自信を失った時、軌道を大きく外れてしまった自分の分岐点に戻ってもう一度再構築していくこと人生のレジリアントの方途をこの本から教えてもらった気がします。 人生はいいことばかりではない、むしろ、不条理な人間関係のハザマでもがき苦しみながら複数ある回答を正誤を分からないまま答案用紙に埋めていく作業を延々と繰り返していく。新宿駅のような無数の人の数だけ選択肢があり、どれも正解なのか不正解なのか分からない。それは駅をデザインした人ですら人の流れに正解があるのか分からない。ただ黙って見ているだけある。 人は人の流れの中でしか「この選択でよかったんだ」と確信を持てない。 また、それは身近で触れる人間の数だけ「この選択でよかったんだ」と思える場面が存在する。 そんな追体験をさせてもらった気がします。 何かに行き詰まっている時に自信の抜け出すレジリアントの力になるヒントになるのではないでしょうか | ||||
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個人的にはノルウェイの森より全体的に楽しむことが出来ました。 | ||||
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もう新刊とは言えない本ですが、本棚にしまっておいた本を ようやく読むことができました。 やっぱり村上春樹です。 文章が美しい、このまえスプートニクの恋人を読み直して改めて そう感じたのですが、この本も手応えがありました。 村上春樹文学、ここにありです。 主人公の多崎つくるは、高校時代女2人男3人のとても仲の良い グループを過ごしました。 女はしろとくろ、男はあかとあおです。 つくる以外はみんな名前に色を持っています。 大学に入りつくるだけが、東京の大学に進学し他の4人は名古屋に のこりました。 そんなある日、突然、つくるは5人のグループから排除されてしまいます。 16年が経ち、あるきっかけでつくるは仲間から排除された原因を紐解い てゆきます。 | ||||
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私にとって作者の作品は常に難解で、ストーリーを楽しむというよりは独特な文章を味わうためのものでした。 けれども本作はこれまでの長編の中では一番ストーリー展開に魅せられました。しかも、ポジティブで前向きなメッセージがストレートに感じられ、却って驚かされた程です。 こうした「作者にしては意外な程分り易い」ことに対して厳しめのレビューが見られますが、私は十分楽しめました。 | ||||
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小説を読まない方にもオススメです。 どんどん読みたいと思えました | ||||
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犯人といえる人物は二人ではないでしょうか? つまり最初の事件と次の事件は別の人物が行った. そう考えると,不自然な振る舞いのいくつかが説明でき 話がつながる気がします. いろいろな見方,解釈ができるので, たまに思いかえしてみたいです. | ||||
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村上春樹が子供の時に父親から聞かされた中国大陸での戦争体験。安保紛争時の知人の自殺。この2つの体験が村上春樹の特別な感受性により受け止められて融合した結果、彼の一生の中で「闇」として存在し続けている。彼はその「闇」に捕まらないために作品を書き続けている。その個人的な行為が多くの人を惹きつけることができるのが彼の芸術性である。 母親と弟が自殺した山頭火の芸術性と同じである。 | ||||
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いつもハードカバーはスルーして文庫化されてから読むのであまり熱心な読者ではありませんが 村上作品はだいたい読んできました。 作者の小説にはオカルトめいたというかこの世ならざるものがしばしば登場しますが この物語に関してはそれが登場したのかしなかったのかはっきりしません。 とある事件が人によるものなのか人ではない何かの仕業なのかは謎のままです。 人と人の結びつきの根底にあるものに主人公が思い至るところで 物語りはクライマックスを迎えその後のことやそれらの謎に関してはどうでもいいこととして流れていきます。 おそらくそれ以外ほとんどどうでもいいことなんだと思います。 とかく現実味のないといわれがちなキャラクターも特に気にしなければどうということはありません。 漫画やアニメに出てきそうな古典的な人達だなと思うことはありますが。 ひょっとしたら作者もこんなやつ現実にいたら笑うよなと思いながら書いてるのではないでしょうか。 かろうじて人間の姿形を保っていればいいという程度で楽しみながら。 作中では見たいものを見るのではなく見なくてはならないものを見るとか書いてあったような気がしますが読者としては見たいものだけ見ればいいと思います。 人と人との結びつきの根底にあるものの箇所が気に入ったのでそこだけを持ち帰ることにしました。 瑣末なことですが作品ごとに楽しみにしている性描写について一点不満がありました。 それは私の性的趣向に合致しないものでした。 いわゆるBL要素でしょうか。 あれは勘弁して欲しかったです。 台無しです。 そういうのがお好きな層に媚びたのかなぁ。。。 流行を敏感に取り入れるのは良いことですがもっと別のものを取り入れて欲しいです。 LGBTに関してはスプートニクの恋人や海辺のカフカなどでは興味深く描かれてきましたが 今回のはあまりにも不意打ち過ぎて嫌悪感を抱きました。 まさにレ*プです。 読者を犯すだなんて許せません。 (あの精*はアンチに対する嫌がらせなのでは?とんだとばっちりだ!) ともあれ興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。 | ||||
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とても面白い小説です。村上春樹さんの長編の中では、個人的にかなり好きな方です! | ||||
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20年前にノルウェーの森を読んでから村上作品を読んでます。 心を病んだ友人、宗教団体、賢くて積極的な恋人、チャーミングで突然消えるサブキャラクター、夢か現実かあやふやな場面、などなど。またか~と思いつつにやり。 いろいろな感想があるけれど、私は正しく適度な運動とバランスのとれた食事、一人の時間を有効に使う主人公に、世界観にいつも羨ましく憧れを感じます。 | ||||
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あまりにも延々と作者への誹謗中傷を綴っている人が多いので、驚きました。 しかもその理由が、「あまりにも話題になっているので読んでみたら、中身のない、気取った内容で、金払って買って損した。」というような物。 マスコミの宣伝に踊らされて、自分に合わない本を、単行本の新刊の値段で買ったのは、貴方の責任です。 貴方がマスコミに踊らされたのは、村上春樹さんの責任ではない。貴方は自分自身の判断で高い本を買ったんです。 挙げ句の果てに、「読み終わってすぐにBook Offに売りに行ったのに、100円にしかならなかった。」みたいな文句を書いてる人もいます。 そんなの作者に責任があるはずもありません。全て、その本を自分の意志で買った貴方自身の責任です。 まず、『マスコミであまりにも話題沸騰になっているから、買ってみた。』なんていう本の買い方はやめましょう。 貴方がそんな俗悪な本の選び方をしているのも、村上春樹さんの責任ではありません。 そもそも、『テレビや新聞で話題沸騰で本屋で売り切れになっているような本』が、必ず文学的な名作だったり、誰が読んでも楽しめるような本だなんて、どうしてそんなことを期待して買うんだろう? そしてその自分の勝手な期待が裏切られた(自分にはその本の良さが分からなかった)からって、その怒りの矛先を、どうして作者への誹謗中傷に向けるんだろう? 村上春樹さんがマスコミを操って、ベストセラーやフィーバーを作り出してるとでも思ってるんだろうか? 繰り返しますが、勝手にマスコミに踊らされたのは、貴方自身の責任です。村上春樹さんはそんなことは全く意図していない。 村上春樹さんは、全力で、自分が良いと思う作品を書いて、それを好きになってくれる人に読んで欲しいと思ってるだけです。 村上春樹さんは貴方に読んで欲しいなんて頼んでもいないし、「あまりにも話題になっているから、仕方なく買って読んだ。」なんて言うような人に買って欲しいとも思っていない。そんな人に評価されたいとも思っていない。 また、自分がこの本の良さを理解出来ないからって、「こんな本がベストセラーになるようでは、日本の文学も終わりだ。」なんて言っている人、 まずこの本が名作か駄作かにはぜんぜん関係なく、アメリカでも日本でもヨーロッパでも、いつの時代でも、ベストセラーなんていう物は、くだらない駄作であふれています。 そんなのは誰でも知っている、当たり前のことです。 ベストセラーが常に名作で満ちあふれているなんてことは、人類史上、一度もありません。 だから、自分がこの本の良さを理解出来なかったことを以て日本の文学会の現状を嘆くなんていうのは、二重の意味でナンセンスだし、傲慢な欺瞞です。 また、そういう人たちが、繰り返し同じレビューを載せている悪意と執念にも驚きます。 自分の意志で本を買って読んだのに、どうしてそこまで作者を逆恨みするんだろう? もしかしたら… 作家になりたくてなりたくてずーっと努力しているのに、作家になれない人とか、作家になってはみたものの、自分が書いた物が全く売れなくて悪戦苦闘を続けているような人たちが、 自分には理解出来ない物が売れているのを見て、強く嫉妬しているのかな?なんて思ったりもします。 | ||||
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大変早く送っていただきました。また購入したいと思います。 いままで10冊ぐらい購入しました。 | ||||
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「ノルウェイの森」の雰囲気の小説で、面白く、2日間で読んでしまいました。20年以上前に、初めて読んだ村上春樹の小説が「ノルウェイの森」でした。 最後の結末が納得いかなかったのですが、これ、「推理小説」だったんですね。最初からそう言って欲しかったです。推理小説であれば、そういう意識で読みたかったです。 先の展開が知りたくなってしまうストーリー展開はさすがで、一気に読んでしまいました。登場人物も、私は魅力的だと思いました(特に沙羅とつくる。)。ただ、繰り返しですが、推理小説なら、もっと考えながら読んだと思います。 | ||||
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