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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年



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【この小説が収録されている参考書籍】
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価: 3.41/5点 レビュー 1023件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.41pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全563件 221~240 12/29ページ
No.343:
(5pt)

長年のフアンです

だれもが経験することとても大事な時期の話です。終わり方は残念だけど結構楽しめました。今後も期待の村上春樹の新刊です
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年Amazon書評・レビュー:色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年より
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No.342:
(5pt)

小説を鑑賞する姿勢

皆さんのレビューを見ていて感心したのが、作者の過去の作品のストーリーや登場人物をよく覚えていらっしゃるなあということだ。私自身も熱心な村上春樹の読者ではある(と自負している)が、ほぼすべての作品においてその登場人物の名前やストーリーや物語の結論をまったくと言っていいほど覚えていないのだ。

なぜだろうと考えてみたのだが、どうやら私が村上春樹の小説に求めていることは、彼の文章が作り上げる世界観を味わう、ということなのだと思う。もちろんその時々でストーリーの展開に期待をしたり、登場人物が語る言葉の意味を自分に引き寄せて考えてみたり、今の自分にとって大きな意味を持つ一行のセンテンスに感銘を受けたりはするが、それはあくまでも副次的な収穫に過ぎない。一番重要なのは文章そのものを味わうこと、その文体や言葉の響きや連なりやリズムが生み出す感触というか雰囲気のようなものを、小説を読むという行為を通して感じるということだ。それが村上春樹にしか作り出せないものであることは、ここに投稿しているレビュワーの皆さんの大半が認めるところであると思う。

多分だけれど、作品を通して作者自身が伝えたいことなどは実はないのではないか(あくまでも具体的で明確なメッセージという意味において)。それを探しながら読んでしまうとこの作者の作品は、意味ありげなインテリジェンスをまとっただけの中身のない気取った作品、などと評されてしまうのであろう。作品の意図について作者本人は、「読者は作品を自由に咀嚼する権利を持つ」と語っている。

村上春樹は言葉という表現方法を用いて、美しく均整のとれたオリジナリティのある、さまざまな感情を包含したある種の完結した世界を作り出す。そういう稀有な才能を持つ人なのだと思う。彼の小説は明確な結論やメッセージを持たない芸術表現であり、例えば村上春樹の作中にもしばしば引用されるジャズやクラシックなどのインストゥルメンタルミュージックにも共通する傾向であると思う。人々はその時々で自由にその表現を味わい、感じ、解釈する。そういった姿勢で改めて彼の作品を鑑賞すれば、村上春樹作品に懐疑的だった読者も今までとはまた違った新しい体験を得ることができるかもしれない。そして「音楽を奏でるように小説を書けばいい」と作者が語っているところからも、その鑑賞姿勢はおそらく作者の意図とそう違わないはずだ。
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No.341:
(5pt)

時間の無駄やで

オレにとっては凄く良かった。
それだけ。
内容を掴もうとこっちもパワー使ったからな。
なーんも頭使わんと受け身でおもろいモンもらえるようなエンタメタイプの小説ちゃうし、それは別に「良い悪い」じゃなくてその作家の方向性やがな。そういう小説書く作家さんもおるしそうじゃない作家さんもおるし。
まぁベストセラーやから思ってちょっとムカついてフラフラっと読んでみて、つまらんと思ったんやったらもう自分の心に閉まってほっといたりぃな。
ここのレビューで匿名や思ってホンマにびっくりするような(書評でもなんでもない)しかも小説にっていうか作家さんに対してただの悪口書く人おるけど…ただの考え方の違いやん、作家さんが悪いわけでもあんたが悪いわけでもないけど、この小説で何かを感じ取れる人種もキチッとおんねん。少なくともおるんやから顔見せんと踏みにじるようなことすんな。
オレは良い小説やと思いました。折に触れて読み返してまた理解を深めていこうと思います。
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No.340:
(5pt)

意味はもちろんわからないんだけど...

自分が何色だか分からないために皆、とってもとっても苦しいんだろうね。ちなみにとても魅力的だった粋な女性(無論、女性を差別してる訳じゃなくて)に自分はうす〜〜〜〜〜〜い緑らしいですW
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No.339:
(5pt)

いかにも村上文学という作品

読み始めて5、6ページでその先が気になる。どんどん読み進めたくなる。こんな作品はそうそうない。1Q84でもそうだったが。
ファンタジー的要素、主人公を導く役回りの人物の登場など、いかにも村上文学らしい読んでて面白い作品でした。
村上作品は比喩を多用するところにも特徴がありますが、少し多用しすぎるかな…とも感じますね。
先日亡くなられた山崎豊子さんのように「キラッと光る比喩」をここぞという場面で使った方が、読者の心にもっと響くのではないかと素人ながら感じました。
あと、灰田の登場の意味が結局分からなかったですね。レコードを渡すだけ?だったのかと。出来れば村上さんに直接解説していただきたい点ですね。
クライマックスのエリとのやり取りは極めて示唆に富んだ良い展開だと感じました。沙羅との関係が最終的に明確にならなかったところも良かったと思います。明確になったら一気に薄っぺらな内容になったような気がしますし、そもそもそれはこの作品の所詮枝葉の部分ですから。
エリとのやり取りが濃密で充実しすぎていた分、最後の新宿駅からの描写やつくるの感情表現は少々尻すぼみだったかなと感じました。
でも、読み応えのある、良い作品だったと思います。
次作品が楽しみです。
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No.338:
(4pt)

星4つです

村上春樹の世界が十分に展開されていて、あー村上春樹を読んでいるね、という気分になる。
ここのところ日本は経済が停滞気味で、貧すれば鈍するで社会全体がどよーんとしていた。
そんな時代にとてもあっている、世相を反映したかのような作品、これぞ村上ワールドなのだろう。
そろそろ経済が元気取り戻すと、こんな作品誰も相手にしなくなるかもしれない。
いや、昔元気なころも、村上ワールドはやはり存在していた。内面の探求は物事を進めていくと、最終的にたどり着く堂々巡りの世界。研究テーマとしては永遠だ。
精神世界、心理学、フロイト的なもの、映画、音楽、むかし千駄ヶ谷で飲み屋をやっていたときに仕入れたストーリーの数々、陳腐な表現でもなんとか複雑な内面世界を描き出そうとして波状的に迫ってくる描写法・・・これらが村上ワールドではないでしょうか。
そのエッセンスが詰まった本作品は、なかなかこれはこれでいいじゃないか、と思える。実際読みながら世の中の不思議、自分の周りにこれまでおきた不思議についていろいろ考えさせられたしね。
図書館で借りて読みました。買うほどのものでは・・・いや、不思議の世界にどっぷりいつまでも浸りたい場合は、買って置いとくのかなぁ。
浸っているとろくなことにはなりそうにもないがね。
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No.337:
(4pt)

なに言うてんねんワールドクラス

羊男とか壁抜けとか、ユキの超能力とか6本目の指の小袋とか1Q84というパラレルワールドとか青豆とかのあり得へん恋愛とか夢での受精?とかそういう、なに言うてんねんを既成事実として話を成立させるところが彼の真骨頂。彼の妄想の極みで結晶。 新人賞とった時編集長に「君には問題がある」って言われたそう。その問題あるムラカミワールドこそが、アメリカの侵略とか問題から脱却出来ない現代で共感される。 ナルシストの妄想の昇華という、下らん前提の愛すべきサブカルチャーと、アメリカの属国人日本人のメンタリティーが世界を映すというワールドワイドなハイカルチャーとの、ハイブリッドみたいな感じ。ノーベル賞には似合わない、崇高じゃない。下らなく崇高という独自の存在。芥川賞とれなかった太宰のように受賞者より後生に語り継がれる。その書き下ろしをリアルタイムで読める。エクセレント。色々あるでしょうが本当に書きたいものを書いて欲しい
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No.336:
(4pt)

村上春樹の描く「男の子」

ようやく読みました。一言。面白かったです。
村上春樹の文体は1Q84からとてもすっきりしてきて、話の流れがスムーズで読みやすくなったように思います。
ストーリーテラーになったきた感じです。文体も洗練されてきた気がします。

私は女であるせいか、最初村上春樹を読んだ時は「????」でした。
何冊読んでも、「????」が無くなりませんでした。
面白いのだけれど、違和感というか。

でも、色々な男の子と話をし、色々な男の子の感じ方、考え方を知ると、村上春樹のような男の子は確実に存在します。
勿論、村上春樹のような男の子の考え方や価値観と全く相対する男の子も沢山いますが。

私は、村上春樹が描く様な男の子が不思議で、興味を持ちます。
村上春樹が描く女の子も面白いです。男の子が、女の子をこんな風に見てくれるんだと思うと、男の子が愛しくなります。

村上春樹をここまで面白く読めるようになって、「村上春樹を読み続けて良かった・・」と思います。
これからも、村上春樹を読み続けたいです。
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No.335:
(5pt)

村上春樹

皆を喜ばせるものは誰にも書けませんよね。自分が好きなスタイルの作家の作品をそれぞれ楽しめば良いだけのこと。酸っぱいものが嫌いなのにわざわざグレープフルーツを買って、砂糖を塗りたくって食べるよりは、いつものようにバナナでもたべていれば良いことです。
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No.334:
(4pt)

面白かった。

家族のだれもが、それぞれの感慨も抱きました。
読んでよかった本です。
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No.333:
(5pt)

最高!

村上春樹ではずれたことはありません。今回は、続きが是非読みたい・・・と思うのは私だけではないと思います。
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No.332:
(4pt)

色彩を持たない多崎つくると、彼の夜の彷徨い

やや消化不良の感があった前作に続いて書かれたのは、”色彩を持たない多崎つくると彼の夜の彷徨い”と題された、緑色のピアニストと灰色の美少年をfeatureしたお話である。名曲"Round midnight"を通奏低音に、沙羅とのその後の恋愛模様を絡めながら描かれている。前回の青春期と違い、大人のややビターな恋愛が描かれ、前作に不満を感じていた読者諸兄諸姉にもお薦めできる作品である。
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No.331:
(4pt)

静かな名作

村上春樹の新作。
確かに今ひとつのように思えた。
ところが、よく読んでみるとすごい作品だとわかる。
なぜか。その根拠は?

多崎つくるが作る「駅」が何を意味しているのか、ここが読み取れていないようだ。
ちまたでは、「駅は人と人を結びつけるメタファー。彼はここで、大切なものを書いているのだ」など言う専門家もいるが、
そんなものじゃあない。

これは翻訳がわからないと、この本の良さはわからない。
「翻訳夜話」を読まないといけない。
著者は「訳」をつくることに喜びを感じているのだ。
主人公の名前が「多くの訳をつくる」人間を連想させる。
この作品は、ストーリとして読む人に対して「チクッ」と刺している。小説の醍醐味は話の「筋」だけではないのだ、と。

 プロといわれる人がすごいと言われる時代。村上春樹は素人ながら,好きで翻訳を続けてきた。
今回の作品は、カポーティの「無頭の鷹」の一場面が出てくる。具体的には、主人公がクラクションを鳴らされるところ。
また、「熊を放つ」のベンチにすわって紙を丸めるところ。この作品では、ベンチに座って鳩にえさを与える場面が出てくる。

 「限定された目的は人生を簡潔にする」と沙羅は言った。
 まさに翻訳という作業を続けてきた村上春樹が言いたい確信だと思う。(断定的な読み方はしたくないが)

 この小説は、村上春樹が「遊びごころ」で楽しんで書いたのではないか。
そう思えてくる。
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No.330:
(4pt)

暗い

みなさんの評価とほぼ同じような評価です。
海辺のカフカのほうが良かったな。 ノルウエイよりは暗くないですね!
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No.329:
(5pt)

優しい物語

レビュー、普段全然書かない人なのですが、なんだかびっくりするほどこき下ろされているので、とても良かったとひと言伝えたくて書きます。
とてもさびしい、優しい物語でした。後半のフィンランドでの再会のシーンは、涙をふきながら読みました。心を温かく癒してくれる、色んなことを考えさせられる魅力的な小説です。

村上作品が、発売する前からベストセラー!という扱いのうえで登場してくるようになって、メディアでの扱いにも、ブームのような消費のされかたにも違和感をもってきたけれど、この本のレビューを見てみて、いやはや大変なものだなあと思った。こういう不特定多数の悪意に晒される大変さというか。もはや書評ともよべない、下品な言葉の羅列でこき下ろすばかりの文章に共感する人がたくさんいたり、匿名性のネットという場所は、怖いな、何かはけ口みたいになってしまって。厭ならさわらなければいいのに、色んな考え方があるというだけでいいのに、どうしても怒り、憎まないではいられない。そういうターゲットを必要としなくては、人がやってゆけないくらい、ぎすぎすと生き難い世の中なのだと思う。とても過激なことを書いているような人も、きっと普段はふつうのおとなしい人だったりするのだろうな。

それでも、映画でも小説でも、何年もかけてほんとうの評価が落ち着いてくるものと思います。それほど良くなければ忘れられていくだけだし、良ければ長く読みつがれていくのでしょう。私はこれからも楽しみに村上作品を読み続けていきます。淡々と、力強い作品を生み出し続けてほしいです。
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No.328:
(4pt)

ややあっさりめ?

村上春樹さんの小説は殆ど読んでるいると思います。
この『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』は
良くも悪くも村上春樹節ですが、ややあっさりめ?僕は好きですけどね…
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No.327:
(5pt)

切捨てられる、あるいは、切捨てる事

ふとした不注意でクラス全体から無視される、という村上氏の体験(?)談があった。
 それは、小品「沈黙」に展開する。そこで最も恐ろしいのは自分で考えずに無視する側に回る大半の者だ。
 そして今回、アカが言う「しかしその二つのグループの中間には、上から命令を受けてその意のままに行動する層があり、その層が人口の大部分を占めている。全体のおおよそ85%とおれは概算している。」
 しかし今回、自分で考えられるはずの残り数%に属する4人により、主人公は無視されるあるいは切捨てられる。
 切捨てられるのはきつい、しかし切捨てた側もきつい。きついながらも「悪霊」に取付かれないで生き延びなければならない。

 以上、本作品のほんの一面を述べた。村上氏の作品は常に多面的だけど、基本的に健康な肉体に基礎を置いていてバランスのとれたものだ。

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No.326:
(4pt)

無理して読んでもいいことない

私は2日程度で、特に不満もなく楽しく読み終えた。特に難しいとも思わず、むしろなんだか今までの作品より読みやすくなった印象を持った。多分、それは今まで村上春樹作品を何度も読んだ経験の積み重ねが活きているのだと思う。 村上春樹作品は5年前に海辺のカフカを読んだのが最初だが、その時は話がほとんど理解できなかった。にもかかわらず、私はその作品を理解しようと何度も読み込んだ。そんな面倒なことをする気になったのは、その時の私は暇でよくわからないものがあったら理解してやろうという気概もあったからだと思う。
多分私は村上春樹作品と良い出会い方をしたのだろう。村上春樹の文体を何度も読み、慣れさえすればそれは中毒のようになっくる。これはいつか解けるのかもしれないが、中毒になっている間は村上春樹作品を楽しく読めるので、出来るだけ長く続くといいなぁと思っている。はたからみたら、何でこんなよくわからない話にハマってんの、と思われてしまうのかもしれない。はじめて村上春樹作品を読んで、すらすら読めて楽しめたという人は実は凄い人なのではないだろうか。
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No.325:
(4pt)

突っ込みどころと、謎が残る

はじめて、村上小説を読んだものです。
感想としては、「面白かった」です。
読んでいる時の文章が心地よいです。ただ、読み終えたあとの謎の多さと、物足りなさは、いつもこんな感じなの?と感じました。
いろいろと突っ込みどころが多いですね。わざとですか?
気になった点としては、以下。(昔からの村上ファンなら納得なのかもしれませんが)

・灰田くんの伏線回収は!?回収しないならなんで出てくるの?読者の想像におまかせってこと?

・(わたし東海地方出身なので特に気になる)名古屋出身なら、地元に帰った時や、地元の旧友はみんな名古屋弁バリバリだよね?名古屋弁であんなきざったらしいこと言ってたら吹き出しちまいそうです(笑)そういうのはなしの方向?

・シロが殺害されたのを知らなかったのは疑問。なぜなら、殺人事件なら、当然容疑者として旧友の残り4人は警察にマークされ、事情聴取されるはず。狭い地方都市の街ですからね。誰かが隠蔽工作した?

・なんで海外初旅行でそんなに外国人と交流できる?英語しゃべれるの(頭いいかもだけどネイティブ無理だよね)?なんで海外でレンタカー運転できるの?国際免許は?

まあ、細かいことは気にせず、娯楽小説として、一気に読んでしまえるくらいに面白かったです。
ぜひ過去の村上作品にも挑戦したいと思いました。
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No.324:
(5pt)

少しずつ味わいます

発売してすぐに一回目読みました。
ファンとしては今まで読んだことが有るような内容のような気もしますが、
やはり今までの村上さんとは違った味わいが出ているし、
これまでの積み重ねがあって、この作品があるという気がします。
またこれから何度も読むことによってこの作品の深みを感じられると思います。
タイトルの響きが好きです。
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