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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年



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【この小説が収録されている参考書籍】
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価: 3.41/5点 レビュー 1023件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.41pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全563件 201~220 11/29ページ
No.363:
(4pt)

Interesting,but nothing new.

タイトル通りのストーリー。
どういう本?って聞かれたら、このタイトルをそのまま言えばいい。 

作品の立ち位置としては、『スプートニクの恋人』や
『アフターダーク』と同じ、次の長編のための習作って
ことになるんだろうけれど、でも今回はちょっと長め。

読んでいてまず感じたのは、懐かしさ、かな。
『太陽の南、太陽の西』に似てるし、最近の、
村上さん本人言うところの「総合小説」的なスケールの
大きさはなくて、ひたすらシンプルで純粋な「喪失」の物語。

『太陽の西~』の島本さんとハジメくんに代わって、
本作では男3人女2人の5人グループが、「奇跡のような
完璧な時間」を共有するわけだけど、人数が多いせいか、
この5人の一体感を描く場面が少なくて、そのせいで、
それを失ってしまった主人公の喪失感が今ひとつ伝わってこない。
あまり出来がいいとは言えない『太陽の西~』ですら、
あんなにひりひりするような胸苦しさを感じたのに。
正直つくるくんと、白根さん、黒埜さんの3人でよかったような。
まあ、本作は「色」がテーマになっているので、ある程度
頭数をそろえる必要があったんだろうけど。

あとね。フィンランドね。つくるくんは、その「巡礼」の旅の
途中でフィンランドに行くわけだけど。
『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』の中の(これも長いな)、
『スプートニクの恋人』についてのインタビューで、
ギリシャを舞台にした理由について、村上さんは、
「海外に行くと、その体験が何年かかけて自分の中で消化されて、
アウトプットとして出てくるんです」みたいなことを言ってた。
『遠い太鼓』にフィンランドに行ったエピソードがあるから、
なるほど、元ネタはこれか、なんて思ったり。

あとさ、ラップトップ! 古いよ。
高村薫の「ズック」に通じるものがあるな。こそばゆい。
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No.362:
(5pt)

文体にはなじめないが、引き込まれていく

文体にはやはりなじめないところもあるが、今まで読んだ作品のなかでは一番引き込まれた。三十代半ばに読んでいたかった。だけど、五十代の今だからそう思えるのかもしれないし、六十代の村上だから書けたのだとも思う。
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No.361:
(5pt)

文句無し

外野に勝手に騒がれてしまう作者だが、批評している方々は一体何が不満なんだろうか?
「項羽と劉邦」を執筆し、当時代の解釈を司馬遷に対抗した司馬遼太郎のように何かしらモノを書けばよいと思うのだが・・・

とても面白く読ませて頂きました。
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No.360:
(5pt)

メタファー

私は村上春樹は初心者ですが、この作品も、ハルキ流メタファーとそれらを読み解く楽しみは確かにありました。ただ、結局、インターネットで解説を見つけてしまい、それで納得してしまいましたが、、。
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No.359:
(4pt)

どうゆう話かと思ったら、こういう話だった!

タイトルが面白いですね。
まずはタイトルに惹かれました。
買ってみて読んでみて、推理小説を読んでるような気がして
最後まで面白く読めました。

高校時代の美しい友情と、社会人になってからの人間関係が
全く別物であること、または継続しづらいものがある事を強く強調している、
印象深い構成、ストーリーの小説ですね。

主人公の若者の心理は、覚悟、決断はいかほどのものだったのか?
想像を絶する世界です。
よくも自殺しないで生きながらえたものだ、と感心します。

そして中年になって、やっと自分に素直になることができて、
高校生時代のあの出来頃と探っていく行動力にもただならぬものが感じられます。

現実には、あのように、きれいに話が展開するだろうか?
以前の仲間があのように、熱い気持ちでリアルに語れるだろうか?
今少し、なあなあになったり、劇的な変化がその仲間たちに起こっていたり
するのではないだろうか?
だから、あんなに皆が20年近くも前の事をクリアーに思い起こせて、共通の
話題にできるものだろうかと、疑問も抱かせます。

しかし、この物語、話の後編が期待できるかもですね。
この30代の主人公の人生のゆく末がとても気になりますから。
恋人との行く末があり、人生はどう展開するのか?想像しているうちが花ですかね?
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No.358:
(4pt)

村上文学の世界

村上文学の世界にまた一つ新しい面が出たように思えた、ますますフアンになりそうな気がする。
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No.357:
(4pt)

読みやすい

村上春樹さんの本としては読みやすい方かと思います。
自分は奇想天外な村上春樹さんの作品が好きなので、星4つとします(笑)
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No.356:
(4pt)

爽やか

例の批評を読むために読んでみました。

批評を読む前の感想

爽やかでした。
希望が湧いてきました。

批評を読んだ後の感想

確かにその通り(^^;
オシャンティーなとこはハイハイと流して読むのが通なんです。
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No.355:
(5pt)

読んだら「多崎つくる、犯人」で検索

普通に読むと優良な小説程度なんだけど、犯人のわからない事件がありますよね

考察している方がいますので検索してみましょう

犯人がわかると、この小説が持つもう1つの意味がわかります
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No.354:
(5pt)

ちょっとだけ読みました。

ほんのちょっとだけ読んでみました。
はたちの頃はすぐに読んでしまいましたが、
今はがんばらないと本が読めません。
今度よんでみます。
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No.353:
(5pt)

面白かったですよ。

「1Q84」もそうでしたが、まったく先がわからないし、主人公の気持ちが丁寧に丁寧に書かれているからついついページをめくってしまいます。私も人付き合いのなか、よく切ったり切られたりしているので^^、あまりに辛いことが起こると引きこもってしまう気持ちもよくわかります。なんていうか、村上さんのこのところの作品は非常に面白いと思うのです。いままで「読者はこういうのが好きなんでしょう〜〜」というような無理矢理書かれた、そして編集者が「買わせることができればこっちの勝ちだ」といって憚らない煽り文句に飾られたベストセラー小説といわれるものを読んできて、どうしても何が面白いのかわからなかったのですが、この作品は本当に面白いと思いました。それは「降りてきている」話だからだと感じます。誰が殺されて誰が犯人かなんてどうでもいい、こういう湧いてきたり降りてきているお話が私は読みたいのだとしみじみ思いました。中古なんかじゃなくて自分で新刊を買って何度も読み返したい、人には貸したくない、そんな本となりました。とても貴重なことだと思います。
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No.352:
(5pt)

小説作法の教科書

いま村上春樹にこっていて、『ノルウェイの森』や初期の短編と比べてみた。『ノルウェイの森』と比べると、面白くなくなって、迫力がないが、出だしから最後まで、まさに息もつかせぬ設定になっていて、小説のプロットとしては教科書になっている。
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No.351:
(4pt)

春樹さんの本を初めて読みました。

現実と非現実が交差するストーリー、わけの解らない状況に投げ出された多崎つくるくんの嘆きと悲哀、

あるときであったとある彼女の助言で彼は次の1歩を踏み出す、

 勝手の旧友を尋ねる旅、特にイギリスにすむ旧友の彼女の再開は癒しと、慰めがあります。それは救いなのでしょうか?
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No.350:
(5pt)

考えさせられる

創造以上に期待を超える本でした。
次回も期待したいですね。
わくわくさせていただく本です。
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No.349:
(5pt)

思い出を重ねながら読める、懐かしくなる本

本を読んでから、周りの景色が変わった。多崎つくるが、もしくわこの物語自体が、自分と重なり、読んでいながら、自分の今までを、省みていた。過去の自分に当てはめながら、読めた時間は、幸せだった。まさしく夢中。良い本に出会えた。
初めて、時間を忘れて読めた本です。
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No.348:
(4pt)

ひたります。

タイトルと共に装丁に惹かれていたアタシ。
外国の方でしたので、少し納得。

たぶん、コレ村上作品の中でかなり読みやすい。
と、思う。
いつもどおり【生】というより
【死】に向き合っており。
そして
も少し、書いていただいても。の、終わり方だわ。

気になるもの・・・。

30代後半にさしかかった多崎つくるくんのお話。
色彩を持たない彼。

(あはは。な、はず、ないよね。)

名古屋で過ごした高校時代の男女5人グループ。
から、理由もわからず『絶縁』を突きつけられてから。
東京で過ごす彼の『再生』が始まっていく。
『年』と、なっているので。
もしかしたら再会の一年が『巡礼の年』かも・・・。

村上作品は。
ぎゅっと、すぐに日常から離してくれる。

いつも。

ひきこまれる。と、いうより。

無音の世界の中に連れて行ってくれる感。
そして、つかっていられる、心地よくその中にいられるアタシ。
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No.347:
(4pt)

春樹さんの考えていること

1Q84のようなエンターテイメントを期待した人が酷評しているのでしょうか。
小説家は色んな作品に挑戦する生き物なのです。
部数の見込めないような作品を書きたい時もあるでしょう。
それがこんなに話題になって、売れたのは、「村上春樹」という名前を利用した出版社の巧妙な売り方によるもので、少なくない人たちがそれに嵌められたということでしょう。
しかし、別の少なくない人たちが真に求めるのは、今、村上春樹は何を考えているのかということなので、
彼が何を今考えているのか知りたいし、気になるのです。
それには彼の新作を読む以外ないのですから。
私はこれを面白いと思いました。村上春樹が今考えていることに少しは共感するところがありましたから。
エルサレムでの彼のスピーチも、同様に感じたのです。
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No.346:
(4pt)

時間をください2

春樹さんの期待値はいつも高いのですが、ねじまきを読んだ後なので、続けて読みづらいのです。

寝床で開いてみましたが、何故か数ページしか進みません・・出だしが何か違う気配を感じています。

その気配がワーっと眠気を誘います???
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No.345:
(5pt)

作品の中に見るのはいつも自分。

さすが。
共感できました。今までの村上作品よりも具体的に、すんなり入ってきました。作品がそうなのか僕が変わったからなのかはわかりません。すごくストレートで凝縮されていて削がれていて。村上作品の核のような作品だと感じました。
当たり前ですが、村上さんも人間だ!
ありがとうございます。合掌。
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No.344:
(5pt)

素直に読める。

村上春樹の作品はねじまき鳥が好きでしたが、村上春樹は久しぶりに読みました。こんなに素直に読めたのは初めてでした。ちょっと涙ぐみました。 タイトルと主題が明確でストーリーはシンプルで不可解な謎もなく、現実と夢が混ざり合う事もなく進みます。性描写もそれ程激しくないです。 刺激を求めている人や新しいものに飢えてる人には向きませんね。 私は読む本は、慎重に選びます。間違ってもベストセラーだからという理由では読みません。好きな作家であっても 読まない作品もあります。 正直、春樹の文体に飽きてたり、時代遅れだと思ったり、過去作品と比べたり、オシャレなシチュエーションにひがみを持つ人は、そもそも読むべきじゃないですねー。
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