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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全284件 221~240 12/15ページ
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海辺のカフカあたりから、ほんとにこの人、成長とまってるな、とは思っていましたが、1Q84で、止まったどころか後退してるな、と思い、今回 だいぶダメになったなと思いました。 これでは世に出さず、自分のスケッチにしておいたほうがよかったくらい。 私は主人公と同じ世代ですが、恋人の彼女のリアリティーが全くない。このような謎めいてかつ暗示的な女性に、人の紹介で知り合うとか、し実な彼女が50過ぎのおっさんの愛人チックとか、ほんとリアリティーない設定。三回くらいしかあってないような女の高校時代への話への首のつっこみぶりに普通は引くよね | ||||
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私は、村上春樹さんの「ノルウェイの森」と「1Q84」と本作の3冊しか読んだことがありません。 村上春樹さんのファンでもアンチでもなく、ただ話題になっている新刊という理由で、暇つぶしの為に本を購入し、読了しました。 感想を申し上げると、この作品のテーマは「過去への決別」ではないでしょうか。言い換えると、孤独や喪失感からの克己というか・・・。 「ノルウェイの森」と同じテーマだと感じました。決して、同じテーマを書くのが、悪いなんて思いません。作家として表現したいことの一つを複数の作品で描くことに私は、むしろ賛成です。が、しかし、1987年に作者が37歳に頃、37歳の主人公が、1968年頃学生時代の思い出を描いた「ノルウェイの森」と、2013年に作者が64歳の現在、36歳の主人公が95年頃の学生時代の思い出と現在を描く近作に、発展のようなものは感じることができませんでした。 発展よりも、むしろ後退してます。 物語の冒頭は、特有の「比喩の長回し」がありますが、途中から作者が変ったかのごとく変化する文体(良い意味ではなく)、複線を張りすぎて、収集が付かない物語(それでもなんとかまとめようとしてた「1Q84」)、等。 64歳の作者の世代論みたいなことは置いといて、村上春樹さん限界でしょう。本当にお疲れ様でした。80年代的な文章を読みたい時に、またあなたの過去の作品を多くの人が手に取るでしょう。 | ||||
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広告を参考に購入しましたが、思ったほどではない。描写は、素晴らしいのだが話は、駅は人の生き方の通過点であり、人生は駅を作る作業と同じである比喩を判るまでが途中だれる。あと伏線回収が不十分で、読み終わった後に消化不良のような気持ち悪いわだかまりが残る。誰かもわからない、どんな選択が待ち受けているかもわからない。それが、人生という村上春樹の狙った技法なのかもしれないと割りきらないと面白くないと思います。 | ||||
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出だしは、推理小説か? ――と思うような謎が提示されて…その謎の答えを知りたくて読んでいきました。 終わりのほうに「悪霊呼ばれたものの正体は永遠にわからないだろう」と書いてあって「…えっ!? そんな馬鹿な!」という気分です。 どう考えても納得のいかない憶測が少しあったかと思ったらそこで終わり! この中途半端な感じをブンガクと呼ぶのでしょうか? そもそも、主人公の多崎つくるが「何故、色彩を持たないのか」、「何故、向かうべき場所がないのか」それに「何故、そういう性格になったのか」がまったく語られておらず、理解も納得もできないので、「こういう男がいました〜」と本一冊を使って説明されても、「だから何?」という感じです。 でも、こういう雰囲気が好きな方もいらっしゃるんだろうと思います。わたしはまったく理解できませんでしたが。 星は、一つだってつけたくないですが、一つが最低なのでしかたなく。 | ||||
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20ページほど読んだところで投了。 『1Q84』もそうだったけど、文章表現がまわりくどい&水増しした感じがして個人的にはイライラしてしまう。 そのわりに性的な描写は露骨だったりしてどうも好かん。 | ||||
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はっきり言って、なんでこんな本が売れてるの? 色々な話題がみんな投げたら投げっぱなしで、最後にうまくつながるのかと思って読んだのに、解決しないままで、勝手に主人公の中でめちゃくちゃ勝手な解釈して、はい終わり なんだこりゃ? 読み終わったあとに悶々としただけだった 久々に村上春樹の本を読んだけど、やっぱりこんなもんかと思った | ||||
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思わせぶりなだけで、結局何にもわからないし、のこらない。 それが良いんじゃないと言う方もいるのでしょうが、私にはモヤモヤが残るだけで、どうもいけません。 登場人物が…言い方が良くないかもしれませんが、みんなスカした奴に見えて、全く心に響きません。 泣く子も黙る売れっ子作家さんだということは十分わかっていますが、私には合いませんでした。 | ||||
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この小説では、友人からの突然の裏切りや、連絡が取れなくなる等といった、多くの人が経験し傷ついたことがありそうな、普遍的な問題に取り組んでいます。そういった問題に対して、村上春樹さんが長年取り組んできた、多面的な世界の見方を使う事によって、答えを出しています。 神秘主義に走りがちだった過去の作品に比べると、スマートな小説です。その分、芸術家らしい破天荒さや、不道徳さはなりを潜め、節度ある作品になっています。 愛と優しさのある、良いテーマだとは思うんですが、村上春樹さん独特の、洗練され都会的なスキマのある文体が、こういうテーマにはあまりマッチしているとは思いませんでした。 この作品を読むと「神の子供はみな踊る」は奇跡的なバランスのとれた凄い作品だったなぁ、とあらためて思い返されます。 村上春樹という、日本文学の偉大な作家のピークはもう過ぎてしまったのかなぁ、と少し寂しい気持ちになりました。 | ||||
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村上作品はほとんど読んでいますが、こんなにつまらない作品は初めてです。登場人物の設定に新しいことがなく、使い古しのイメージがあります。ストーリーも300ページ弱の小説にしては、中身が薄いです。発売時の話題に流されて新刊を購入しましたが、こんなにがっかりするなら文庫本発売を待てばよかったと後悔しました。 | ||||
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日和ったね。ハグじゃないよ。ちゃんと射精しなくちゃ。そこから現実と夢がわけわかんなくなりながら、トークンとか6本めの指だとか骨壺とかがいろいろ混ざりあいながら夢と真実が曖昧になってうやむやになって実は自分死んでた〜wwwみたいなよくわかんない感じだったらよかった。 金持ちの独身貴族が新しい彼女に面白半分に過去の傷つっつかれたのをきっかけに、青春の思い出にケリ付けに行くってだけの話しで共感もなければ、摩訶不思議な世界観もなく、ただただセレブ臭が鼻についた作品だった。実は子供でもいるのかと邪知。 | ||||
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古くからの村上春樹ファンですが、今回ほどがっかりしたことはありませんでした。 内容が冗長すぎて、もう一度読む気になれませんでした。 次作に期待します。 | ||||
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読む手が進まない‥ なんだろうこのワクワク感の無さは? 今までの村上春樹作品ならどれだけ頁数が多かろうと関係なく終始集中して読めたのに、 今作に限っては全く話に入れないし、今までの作品と同じような主人公だが共感もできない。 結局、読み終えるのに大長編のねじまき鳥クロニクルの二倍以上日数がかかってしまった。 | ||||
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読んでみましたが、これは何? これが偽りないかんそうでした。 昏昏とした現在誰もが漠然と生き、感じている中で、毎日の生活のなかにふと感じる,あのぽかりとあいた穴をふさぐような、自分探し。あまりにも大衆受けを狙った小説?エッセイ。こんな幼稚な文章、文体に踊り、感銘を受ける人読者が多いことがふしぎである。読まないと遅れる、そんな恐怖感。このような文体じたいあまりにも、読者を馬鹿にした小説ではないだろうか。時代が、著者自身、読者がそんな程度と考えて書いているのか。海外で読まれているというが、相当レベルの高い方が翻訳しておるので、かなり高度の解釈で翻訳されている,また哲学的階層で翻約している点が原作より翻訳のほうが勝っているのではないだろうか。むしろ英文で読むのがが村上春樹らしいのでは。 | ||||
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買わずに借りましたが内容は普通の小説で、 『ねじまき鳥クロニクル』の頃の面白さは無いですね。 握手券の無いAKBのCDという感じでしょうか。 話題性と「村上春樹」というネームブランドだけで売ってます。 もちろんこの本を持っているだけでモテるわけはないのでマスゴミに騙されないように。 騙されて買うのはミーハーだけだと思いますが・・・。 | ||||
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村上春樹作品の多くを読んでいる人なら、登場人物が出た段階で、彼らがどのような役割を担っているかはすぐに分かるだろう。 だが、分かったから何なのだ? 久しぶりの新作。あの春樹節を堪能出来ればそれでいいじゃないか! 私を含め、きっと多くの人がこのような気持ちで読み進めたと思う。 しかし、それでも胸に突っかかるものがある。 おそらく、私たちは、今作で出てきた登場人物の内面をより深く知る機会に恵まれていた。 それも、当の村上春樹作品を読むことによって、それを知っていた。 もちろん、物語が違えば人物も変わるので、何から何まで同じ人というわけではないけど、やっぱり「同じ種類の木なんだけど、今回のは幹が細いなぁ」という印象が否めない。 「巡礼」ってワードでちょっと期待値上げすぎちゃったかな? | ||||
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マスコミが連日大騒ぎして、ヴォジョレーヌーボーのような扱いだった本著。自分もまんまと乗せられた一人です。 村上作品はデビュー作の「風の歌を聴け」がとにかくカッコよくてすっかりはまってしまい、それから全部読んでいますが 今回で完全にがっかりしました。 一言でいえば、主人公に全く魅力を感じなかった。終始イライラさせられました。 年上の女性に指示されるまで自分の抱えている問題について何も行動を起こさないし。姉がいたから年上の女性が落ち着く 云々は、一生甘ったれ坊やなんだなぁという感じで、ちょっと気持ち悪かったし。 大体、電話くらいサッサとでなさい。自分は非常識な時間に平気で電話するくせに、相手からの電話は「話したくないんだ」 と無視。36歳の設定が痛いんですよね・・・・。せめて大学生ならまだ共感できたかも。 いい歳した社会人が何やってるの、としか思えない。 そして思わせぶりに登場してその後一切出てこない、人やエピソードは一体どう処理すればいいのでしょうか。 これまでの作品ではここまでの放置はなかったような気がします。 主人公の悩みも、仲良しグループの悩みも、全てが薄っぺらく感じてしまいます。大体この主人公お金持ちのぼんぼんだし 母親や姉達に甘やかされすぎて精神的な成長が止まっているのでは? 主人公の恋人も理解不可能。もっともらしい理屈をこねても所詮していることは・・・・、そういうことでしょう。 もう村上節に乗れなくなってしまい、完全にしらけてしまいました。 | ||||
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ふと疑問に思うんです。 どんな分野でもいい。 小説だろうと漫画だろうと音楽だろうと陶芸だろうと舞台だろうと、ある一つの目立たない作品(凡作)があって、それを世間の人が評価する時、作者の経歴やネームバリューってどのくらいの影響力があるものなのかと。 例えば音楽。初めはキャッチーなメロディで人気を不動のものとしたアーティストが、その後自己満ともとれるお世辞にも万人受けするとは言い難い曲を世に発表する。売れる。ミリオンで売れる。この曲にはきっと深い意味が、メッセージが込められているに違いないと感じるファンによって。若しくは売れているから間違いないだろうという風潮に従う人々によって。 もしその曲を名も知れない自称ミュージシャンがレコード会社に持ち込んだら、担当者はどんな評価をするんだろう?『君凄いね!これは100万枚売れなきゃおかしいくらいの名曲だよ君!』ってなるかなってことです。 今回の小説、、、 ハルキストの仮面を被り、得意気に意味を語るような器用なことは出来ません。 私やあなたの名前だったら本になることも無かったでしょう。 大好きな人だけに、、、残念。 | ||||
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村上春樹のファンの方ほど、がっかりされたという方も多いのではないでしょうか。 まず、シロについてもっとちゃんと描かないとつまらないと思います。悪霊に憑かれたように理由なく(あるいは、宿命的に)人が損なわれていくことがあるとしても、その過程をもっとちゃんと描いてほしい。ノルウェイの森の直子のように。あるいは、多崎つくるがそれをどう受け止めるのかということを。 それから何より、夢の中で交わり意識の中に射精する的なプロットはさすがにもう飽きました。加納クレタはいいとしても、その後、佐伯さんもフカエリも青豆も皆そう。「またこれか」と思って冷めてしまいます。 自分自身、団塊ジュニアと言われる世代ですし、その気になれば社会的にある程度以上成功することのできる能力と環境に恵まれながら限定された事柄にしか関心を持てず、人と一定の距離を置きながら、細々とした事柄には几帳面で、ときどき何かに真剣に腹を立てたりするといった村上春樹の小説の主人公のいつもの生き方には共感を覚えますが(だからこそ村上春樹のファンなのですが)、「羊をめぐる冒険」や「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」、「ねじまき鳥クロニクル」、「ノルウェイの森」といった初期から中期の作品と比べると、数段落ちると言わざるを得ないと思います。 という訳で、村上春樹を読んだことのない方には初期から中期の作品をお勧めしますし、初期から中期の作品を既に読まれたという方ならあえて読まなくてもいい、という程度の作品だと思います。 村上春樹の新作が出ればまた読んでしまうとは思いますが、もうだめなのかもしれないと思いました…。 | ||||
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5時間ぐらいで読み終えました。あとがきがないのでPart2も出版されるのかな?と思いましたが、とりあえず読後の感想として一番に感じたのは、レビューのタイトル通り『これなら古本で購入しても良かったかな?』というのが素直な気持ちでした。 今まで村上さんの作品は(エッセー数冊、対談を除いて)全て読んで参りました。作品後との好き嫌いははっきりしていて、幾度も読んでしまったのはハードボイルド〜、クロニクル、羊〜、1Q84、国境の南〜等々。ただ、この『色彩を持たない多崎つくる〜』は灰田さんが妙に気になっただけで、主人公のつくるに関しては、今までの主人公とほぼ同じ人間像で、それだけでちょっと食傷気味になってしまって。(P231後半からP232前半部分につくるが自らを表してますが、) それ抜きでは村上さんご自身は話が進められないのかもしれないなんて思ってしまいますが、こちらの居心地の悪さに拍車を駆けるのが例の性描写です。パターンが一緒。(でも今回はそこに年下の男性も入って来ましたが)これはパターンが変わればいいとか、そういう話ではなく、自分が女だからかもしれませんが、ノルウェイでの性描写から、あまり成長してないなという感想だけで、これって必要なのかな?と毎度首を傾げてしまいます。 これが村上さん流の表現方法であり、個性であると言う方もいらっしゃるかもしれません。 ただ個人的には、今回は才能の無駄遣いをされてる気がして残念に思いました。 | ||||
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レビューを書くか迷うほど“空っぽ”な「紙の束」だった。 前作以降、日本では東日本大震災があった。 出てきたのがコレか?との落胆は大きかった。 常々感じるが、著者の魂は祖国から漂流してしまっている。 疎外、喪失感、無国籍性。 こうした心象を殊更に押し出す彼の作風は、マルクスやレーニンが読んだら大絶賛しただろう。 とくに若い方々には、知らぬ間に妙な思考回路を植え付けられることに注意した方がいい。 自分の子供には絶対に読ませたくないと思った。表題の本を読んで解毒したい。 | ||||
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