眼球堂の殺人 ~The Book~

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評判

眼球堂の殺人 ~The Book~の評価:

3.23/5点 レビュー 48件。 B ランク

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平均点3.23pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全36件 21〜36 2/2ページ
No.16
(4pt)

真犯人が

2013年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。加筆修正されているという。
 デビュー作であり、奇怪な建築が殺人現場となる「堂」シリーズの第1弾。
 かなり異様な建物だ。まさに犯罪のために特別あつらえといった感じだが、終盤まで「その建物がどのように使われたか」がわからない。そして、想像を超えるトリックに、感心するやらあきれるやら。バカミス一歩手前だ。
 真犯人は、以外ではあるが、あまり必然性を感じない。
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫)より
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No.15
(4pt)

【ネタバレなし】物理トリックで読者に挑戦系ミステリ

クローズドサークルミステリです。
建物の図面が随所に使われており、図面を見ながら考えるのが楽しいミステリです。
物理トリックがとても秀逸だと思いました。
いくつか物理トリックがありますが、そのうちの一つは簡単だけれども、
もう一つを自力で見つけるのはセンスがいりますね。難しいです。
答えが判明したときは、「あ~、ここにあったか・・・」と図面の中にありながら気づけなかった悔しさがありました。
しかもそれで終わりではありません。物理トリックを解明して「ハイ、終わり」とならないので、
2度美味しいミステリに仕上がってると思います。

理系ミステリっぽく紹介されてますが、文系の人が読んでも全く問題ありません。
どちらかというと、理論における哲学的側面の蘊蓄が出てくるので、むしろ文系向きと思いました。
トリックがモロに理系だ、というわけではありませんので発想のセンスが良ければ中学生でも解明できると思います。

ただし、通読したあとにまた読み返したくなる要素がそんなに無いのがマイナス点ですね。
まあ著者のデビュー作だし、その辺はしょうがないですね。
ということで星一つマイナスですが、良作ミステリには間違いなし。

追記
ミステリ小説を読みなれている人は、余計なことをせずにさっさと本文を読み始めてください(笑)
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫)より
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No.14
(4pt)

今時珍しいくらいの新本格直球の館もの

周木氏のメフィスト省受賞作でデビュー作となる長編ミステリーである。
近年の受賞作としてはいわゆる90年代初頭の新本格系のテイスト直系の作風で、クローズドサークル内の連続殺人に奇抜な眼球をモチーフにした館ものとしての要素も盛り込んでいる。
まあ最初の館の構造トリックは図面を見たら本格好きにはすぐ分かってしまうだろうが、その後のトリックはそれなりに効果を上げている。
エピローグまで懐かしいコテコテの新本格風味である。
今更こんな20年前の作家がやっていたようなことをやることに対しての批判もあるだろうが、敢えてこの王道のパターンを追及していると評価したい。
稚拙なところもあるが、新本格の館ものとしては標準以上の出来である。
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)より
406182872X
No.13
(4pt)

文系の私には

少し、いやかなり難しい内容でした。(というか理解できてない)トリックとしてはそんなに特別ではないし、ふーんてな感じだけど、建物の特徴が大きく影響しているので建築マニアには嬉しいです。
謎解きが終わった後、え?と思って読み返してみたが、ちょっと会話が納得いかないかな。
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫)より
4062934752
No.12
(4pt)

面白いが、惜しいと思ったのは自分だけか(ネタバレ有り!!)

今まで、綾辻行人の館シリーズや、有栖川有栖のアリスシリーズなど、新本格派やそれに連なる作品ばかり選んで読んできましたが、先日たまたま本屋で見つけ、いわゆるクローズドサークルものが大好きな自分としては非常に興味をそそられ、これは買わざるを得ないと思い早速購入しました。
結論としては、非常に面白かったです。初めの辺りでの十和田と藍子の会話が少し冗長だったので多少不安だったのですが、読んでみるとことのほか面白く、読み終えた後は心地よい余韻に浸ることができました。わずかですが叙述トリックも用いられており、そういう点も私好みで良かったです。
また、最近は、クローズドサークルものなのに建物の見取り図などを載せずに、建物の位置関係や部屋の構造を地の文だけで伝えようとしては読者を混乱させ、結果として大失敗してしまうような、文章力において「自信過剰なんじゃない?」としか思えないような作家がたまにいますが、この本の著者である周木氏は、建築の図面から物語が膨らんだと言っている通り非常に丁寧な見取り図をのせてくれており、それを見ながらトリックを考えるという、クローズドサークルものならではの楽しみも味わうことができました。
ただ、これは自分がまだミステリーに浸って間もなく作品の幅を知らないだけなのかもしれないのですが、少し惜しいを思った点があります。それは、藍子の心理描写についてです。以下ネタバレするので注意です。

この話は基本的に藍子の視点から語られ進んでいくのですが、実はこの藍子、作品に名前が出てくるある登場人物と同一人物であることが分かり、事件に大きく関与していたことが最後に分かりました。恥ずかしながらそれに気付けず、だからこその気持ちいいアハ体験をすることができたのですが、だとするとです。彼女は最初から、この後眼球堂で起こることや、他の登場人物話している小難しい専門的会話の内容、建物の構造など、すべてを理解していたということになります。となると、さんざん地の文で、あたかも初めて見たかのような彼女の心理描写をのせたり、専門家同士の会話の内容が分からない的なことを思っていたり、唐突な事件発生に気分が悪くなったりしているといったような描き方は、「正直どうなの?」と思ってしまいます。
たとえば、非常に巧妙に「初めて見たとも、実は知っていたともとれるような書き方」をしているのであれば、まあそれは素晴らしいと思います。というか、そんなことができてるなら相当レベルが高いです。ですが、その館の初心者で、事件において(読者の分身としての役割通り)メンバーの中では最も一般的な反応をしておきながら、実は黒幕の一人で、最後の方にある「犯人である藍子の本心がことさら抑制されている」といった一文で帳尻を合わせてしまおうとするのは、正直雑というか、極端に言うと不公平な気がします。
ただ、そういう手法がごく普通で、過去他の作品でも当たり前のように使われており、自分が知らないだけという可能性もあります。そうであれば、ただ自分が無知なだけなのですが、そうでないなら、ちょっと残念だなとは思います。

もっとも、それ以外は非常に面白かったので、★は4つとさせていただき、レビューを終えたいと思います。
あと、もし今後のシリーズが楽しみで、次の作品の双孔堂の建物の形や展開の一部(というほどでもないわずかな片鱗ですが)をネタバレされたくないと思っている方がいらっしゃるなら、本著の最後にある解説は読まないことをお勧めします。さらっとネタバレされて正直がっかりしましたから。解説はその作品の解説だけしてればいいんです。余計なことはしないでください千街晶之さん。
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫)より
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No.11
(5pt)

改稿あり

デビュー作がついに文庫に!!
私はこの作家さんの作品が大好きなので嬉しいです。
細かく改稿がなされていて、ノベルス版と読み比べるのが楽しい。
初めて、あとがきを書いていらっしゃいます。
クールで端正な文章をお楽しみ頂けます。
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫)より
4062934752
No.10
(4pt)

秀作。

作者がミステリ道のどこを歩んできたのか、よく分かる。
面白いのは保障します。
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫)より
4062934752
No.9
(5pt)

私はミステリー初心者ですが、読みやすかったです。

主人公が数学者で、ちょっと難しいとは思ったんですが、文章が抜群に上手く、スルスルと読み進められました。
専門的な話題は難解なのですが、それは物語を装飾する要素として楽しめるので、カッコイイからありだと思います。
十和田さんのキャラは、一部の女性にはたまらないデザインなので、「スーツ・白衣・眼鏡・天才・奇人」好きにはお勧めです。
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)より
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No.8
(5pt)

私はミステリー初心者ですが、読みやすかったです。

主人公が数学者で、ちょっと難しいとは思ったんですが、文章が抜群に上手く、スルスルと読み進められました。 専門的な話題は難解なのですが、それは物語を装飾する要素として楽しめるので、カッコイイからありだと思います。 十和田さんのキャラは、一部の女性にはたまらないデザインなので、「スーツ・白衣・眼鏡・天才・奇人」好きにはお勧めです。
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)より
406182872X
No.7
(4pt)

閉じた伏線

読書家でないにもかかわらず、京極堂みたいに数学(あるいはそれ以外)のウンチクを傾ける十和田。
その他の先生方も事件と無関係に専門知識を披瀝し、明らかに京極さんの影響を受けているものと思われる。

スケールの大きな物理トリックが要となっているが、それ自体はともかく、主題が建築(綾辻さんの影響だろう)、
数学者を探偵役にもってきただけあって、"対称性"がウリとなり、事件と直結しているのがおもしろい。
"眼球堂"という建築物、眼球堂のロケーション、眼球の機能を、そのまま伏線としている周木さんの企みもニクい。
閉じた伏線とでも呼ぶべきか。
ラストは、ある程度、予想できるものの、幕切れがすがすがしい。
ただ、テキストにもあるとおり、建築学は物理学が密接に絡んでくるので、南部先生のあっけない銃殺は、
もったいないと思った。
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)より
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No.6
(4pt)

綾辻行人と森博嗣の影響が色濃いメフィスト賞受賞作

『眼球堂の殺人 〜The Book〜』は、周木律が2013年に発表した第47回メフィスト賞受賞作だ。

最近のメフィスト賞受賞作だと、北夏輝『恋都の狐さん』が恋愛小説、高田大介『図書館の魔女』がファンタジー、近本洋一『愛の徴(しるし) 天国の方角』がSFと、いずれもミステリ要素が低いようで食指はそそられなかった。 そんな中、本作は天祢涼『キョウカンカク』以来の本格ミステリ要素の強い作品だと思われ手にとった。

あらすじを書くと、天才建築家が設計した奇矯な建物に各界の天才たちが招かれ、閉鎖状況となった建物で起こる連続殺人事件を探偵役が解くという典型的なクローズド・サークルものである。

『謎解きはディナーのあとで』や『ビブリア古書堂の事件手帖』のヒット以降、二匹目のドジョウを狙ったようなユーモア・ミステリやライトノベル+日常の謎の作品が増えている。1990年前後の新本格初期にたくさん書かれたクローズド・サークルものの新作は少なく(近年だと米澤穂信『インシテミル』、古野まほろ『群衆リドル』ぐらいか)、そういった作品を愛するひとりとしては、それだけで楽しく読めた。

しかし、他のレビュアーも指摘しているように、綾辻行人「館シリーズ」や森博嗣「S&Mシリーズ」の影響が色濃いのも確かで、「二番煎じ」や「劣化コピー」と言われても仕方がない。複数あるトリックも既視感があるし、犯人についても意外性はない。そんな中、作者のオリジナリティが強く感じられるのは、数学に関する蘊蓄だ。数学が苦手なので上滑りしてしまうというレビューも見かけたが、個人的には作者が好きで書いているのがわかり好ましく感じた。

決して傑作ではないが、今現在書き手が少ないジャンルであり、その愛好者であれば手にとってみるのもいいだろう。
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)より
406182872X
No.5
(4pt)

綾辻行人と森博嗣の影響が色濃いメフィスト賞受賞作。

『眼球堂の殺人 ~The Book~』は、周木律が2013年に発表した第47回メフィスト賞受賞作だ。

最近のメフィスト賞受賞作だと、北夏輝『恋都の狐さん』が恋愛小説、高田大介『図書館の魔女』がファンタジー、近本洋一『愛の徴(しるし) 天国の方角』がSFと、いずれもミステリ要素が低いようで食指はそそられなかった。 そんな中、本作は天祢涼『キョウカンカク』以来の本格ミステリ要素の強い作品だと思われ手にとった。

あらすじを書くと、天才建築家が設計した奇矯な建物に各界の天才たちが招かれ、閉鎖状況となった建物で起こる連続殺人事件を探偵役が解くという典型的なクローズド・サークルものである。

『謎解きはディナーのあとで』や『ビブリア古書堂の事件手帖』のヒット以降、二匹目のドジョウを狙ったようなユーモア・ミステリやライトノベル+日常の謎の作品が増えている。1990年前後の新本格初期にたくさん書かれたクローズド・サークルものの新作は少なく(近年だと米澤穂信『インシテミル』、古野まほろ『群衆リドル』ぐらいか)、そういった作品を愛するひとりとしては、それだけで楽しく読めた。

しかし、他のレビュアーも指摘しているように、綾辻行人「館シリーズ」や森博嗣「S&Mシリーズ」の影響が色濃いのも確かで、「二番煎じ」や「劣化コピー」と言われても仕方がない。そんな中、作者のオリジナリティが強く感じられるのは、数学に関する蘊蓄だ。数学が苦手なので上滑りしてしまうというレビューも見かけたが、個人的には作者が好きで書いているのがわかり好ましく感じた。

決して傑作ではないが、今現在書き手が少ないジャンルであり、その愛好者であれば手にとってみるのもいいだろう。
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)より
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No.4
(5pt)

今後の活躍に期待

森博嗣などに変わる新たな作家になるかもしれませんね。 ミステリーは沢山読むけれど、ネタバレはしませんが面白かったです。
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫)より
4062934752
No.3
(5pt)

今後の活躍に期待

森博嗣などに変わる新たな作家になるかもしれませんね。 ミステリーは沢山読むけれど、ネタバレはしませんが面白かったです。
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)より
406182872X
No.2
(4pt)

館物好きには堪らない楽しさ!

本格ミステリで見取り図が付いていればそれだけでわくわくしてしまう、という人は読まなきゃ損だと思います。
すらすら読める文章だけど所々「ん?」とひっかかる場所があるなと思ったら最後に皆解決してくれて快哉を叫びました。
探偵役の変人数学者以外の人物の描写がとても薄いことや動機は二の次な感じ、
そして倫理的な疑問が残ることを合わせて☆1つマイナスにしました。
でも、何より読み終わった後いつまでも眼球堂の世界から現実に戻れなかった感覚こそ、この作品が楽しかった証拠です。
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)より
406182872X
No.1
(5pt)

メフィスト直系

47回メフィスト賞の本書。

設定や構成から、森博嗣や綾辻行人、西尾維新など、人気ノベルス作家の影響が垣間見えますが、模倣にはならずに、ちゃんと昇華されてます。クオリティ高いですよ

読み慣れてる人ならトリックと結末はなんとなく予想つきますが、それで面白さが損なわれることはないです。
新本格好きは是非とも手にとってみてほしい一作。
文章も端正で読みやすいです。

あと、図面でトリックがネタバレになるから、ぱらぱらめくるのはやめてね!
ってところも古き良き本格っぽくてよい。
星5つなり!
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)より
406182872X