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(短編集)

魔法少女育成計画



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【この小説が収録されている参考書籍】
魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)

魔法少女育成計画の評価: 3.92/5点 レビュー 48件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.92pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 1~20 1/2ページ
12>>
No.32:
(5pt)

可愛いイラストからは想定外の魔法少女の物語。

このライトノベルは凄い!!

可愛い表紙のイラストからは想像出来ない残酷で切ない作品です。

16人もいる魔法少女の性格と個性をしっかり描いているのは素晴らしいと思いました。想定外のバトルロワイアルとなるのでご注意ください。

残酷で切ない物語ですが、愛と正義の魔法少女への想いが繋がれていて救いがあります。
個人的にはハードゴアアリスさんが好きでした。16人の魔法少女の中でも最強だと思いましたが…健気で忘れられません。

個人名にはこの作品は百合作品だと思っています。百合好きな方にお薦めてです!

またアニメ版もお薦めです!!
このアニメは女性声優さんが本当に豪華です!これだけの豪華女性声優を集結させたアニメはないのではないでしょうか。
アニメ版は主題歌やエンディング曲も素晴らしくて、声優さんが豪華なので是非観て頂きたいです。

レビューを読んで頂きありがとうございました。

追記

番外編の日常編を読むと16人がよく理解出来ますよ。お薦めです。

続編も良いのですが途中でやめてしまいました。続編は時系列が理解出来ません。
最初の作品はお薦めです!
魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)Amazon書評・レビュー:魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)より
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No.31:
(5pt)

早い。

1日で届きました。(*^^*)
めっちゃ早くて助かりました。
魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)Amazon書評・レビュー:魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)より
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No.30:
(5pt)

まほいくファンですが

このシリーズで死者ゼロ人を祈りながら読んだのは初めてです。
キャラクターに魅力を感じました。
魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)Amazon書評・レビュー:魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)より
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No.29:
(5pt)

一番好きなライトノベル

アニメは酷い出来でしたが、小説版は素晴らしい出来です。
多様なキャラクターを、巧みな文体で操り、読者を感情移入させてくれる。小説という表現媒体をこれでもかと活かした文章には、他の小説の文章力を圧倒的に抜きん出ています。

内容についてですが、一見、ただの殺しあいです。かわいいキャラクターがただ殺し合うだけの物語に見えてしまいます。ただ、そこで考えるのをやめてしまわずに、「作者は何を伝えたいのだろうか」と立ち止まって考えてみてください。作者の意図が見えたとき、この作品は真の魅力を発揮します。それに気づけるかどうかで、評価は随分変わってくる気がします。
魔法少女育成計画はシリーズものです。この最初の無印は、あくまでも導入のようなものです。ぜひこの一冊に止まらず、続刊を読み続けてみてください。読めば読むほど面白いです。これは保証できます。

アニメは酷い出来ですが、だからと言って原作が酷いというわけではないのです。原作自体が、一つの完成形なのです。世の中、アニメ化が失敗して、原作の売上が落ち、そのまま打ち切り、なんて作品が多いです。
しかし自分は、この作品にはそんな道を辿ってほしくないです。
とまあ、私がとやかく言っても仕方がないのですが…。
とにかく、ぜひ一度、読んでみてください!魔法少女育成計画というシリーズ、おすすめです!
魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)Amazon書評・レビュー:魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)より
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No.28:
(5pt)

約300ページの中に凝縮された濃厚な「デスゲーム」。

「ゲームに巻き込まれて人が次々と死んでいく」といういわゆる「デスゲーム」というジャンルの作品で傑作を書き上げるのは個人的には至難の業ではないかと思います。もちろん、ただ書くだけならそこまで難しくはないのかもしれません。「次々と死んでいく」という展開によって容易にインパクトを出すことができますし、「ゲーム」という設定にすればリアリティをそこまで追求しなくても問題無いように見せることができます。しかし、そういうものは「よく分からないうちにただ次々と死んでいくだけの悪趣味な物語」に陥りがちで、これが数十年前だったら「実験的な作風」と評価できるのかもしれませんが、現在ではこういう作品が乱発されているゆえにある程度ジャンルとして確立してしまい、相当上手くやらないと「陳腐」に見えてしまいます。
 そんな中で、この作品は傑作と呼べる出来になっているのではないでしょうか。あらすじを見ると「魔法少女」という独自の要素はあるもののよくあるデスゲーム物に見えるかもしれませんが、実際に読んでみるとまずその内容の濃さに驚かされます。ゲームに巻き込まれる「魔法少女」個々の説明はもちろんのこと、「魔法少女とはどういう存在なのか」「なぜ彼女達は殺し合いのゲームに参加させられることになったのか」という説明もきちんとされており、また、ゲームにおける彼女達の戦闘や謀略、舞台となる街の描写も細かく、一冊によくこれだけ詰め込んだと感心するくらいです。それにより、「デスゲーム」や「魔法少女」という非現実的な要素がありながらもリアリティがしっかりと根付いており、読んでいて白けるということはほとんどありませんでした。もちろん、こういうジャンルの肝である「キャラクターが次々と死んでいく」という展開もしっかりと用意されており、情報量の多さゆえに下手すると退屈になりかねない展開の中でそれが良い意味で「インパクト」として働いているように思えます。
 また、登場する16人の魔法少女達も、白いコスチュームで人の心の声を聞くことができる「スノーホワイト」、忍者のような見た目で投げた物を百発百中で当てることができる「リップル」、いわゆる「とんがり帽子」を被っていて、ホウキで高速移動することができる「トップスピード」、変わった所ではスクール水着を着ており、体を水のようにして様々な攻撃を無効化できる「スイムスイム」等と非常に個性が豊かです。そのため、16人とかなりの人数が登場するのにもかかわらず、しっかりと個々のキャラクターを把握することができるようになっています。(双子の「ミナエル」と「ユナエル」のようにあえて区別しにくくしている魔法少女もいますが)また、一部の魔法少女においては、「変身前」の様子も細かく描写されており、そういった点によりこの物語の厚みが増幅されていると言えるでしょう。
 物語の中盤辺りから魔法少女達が直接的に殺し合う展開になるため、可愛らしいイラストとは裏腹に随所にストレートに残虐な描写が出てきており、そういうのが苦手な方には受け入れにくいかもしれませんが、「量産されるデスゲーム物に辟易としている」「濃い内容と怒涛の展開を合わせ持った作品を読みたい」と感じている方にはこの作品が向いているのではないでしょうか。レーベル名に「ライトノベル」と冠しておきながらヘビーな要素を強く感じられる一冊でした。
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No.27:
(5pt)

単なる「二番煎じ」に非ず

普通に面白い。昨今のダーク系美少女モノの潮流に乗った作品であることも容易に想像できてしまうけど、ただの二番煎じに終わらない魅力を放っている。
ソリッドで簡潔な文体のおかげで物語がテンポ良く進み、戦闘や暴力描写も相当にドライ。能力バトルの思わぬ相性や応用、それによる予想外の決着のおかげで緊張感もある(ノリ的には『バジリスク 甲賀忍法帖』に近い)。
また美少女×バイオレンスという組み合わせでありながら湿っぽくなりすぎず、終始に渡って乾いた雰囲気が徹底しているのが面白い。悲惨なシチュエーションなのに陰湿なねちっこさがなくて読みやすいのは凄い。
一部キャラの描写や世界観設定まで淡白すぎるきらいはあるものの、主要人物に関してはしっかりと外してこない。特にスノーホワイトとリップルは淡々とした文章の積み重ねだけで終盤にガツンと殴られる。

まほいくはシリーズが続いて魔法の国関連の内輪揉めや生存者のフラグ蓄積などで物語が複雑化していくだけに、最もシンプルで完成度が高かったのは正直本作な気がしてくる。
それとアニメ版は短編のエピソードも回収して1クールに収まるように解りやすく再構成してたけど、原作のドライな緊張感を見てみるとオリジナルの魅力は大幅に損なわれてたなぁとも思う。
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No.26:
(5pt)

作者に賞賛を

だいぶ前に買ったのですが気が向いたので、改めてレビューを
魔法少女ものですが和やかなものではなく、生き残りをかけたバトルロワイヤルものです。
バトルロワイヤルだけあって人数が多く、戦闘がテンポ早めに進みます。キャラの掘り下げはこの巻では殆ど無いです。
こう書くと印象が悪く感じるでしょうが、そうでは無いです。
キャラの掘り下げを最低限にしつつ、戦闘もテンポよく、大人数を上手く回していて群像劇初心者にも読みやすい。
綺麗に1冊に纏めたこの手腕は凄い。これでデビューしたての新人だと言うのだから尚更

一度は読んでみて欲しい作品

ちなみにこの本を読んでみて、続きにも手を出してみようかなと思ったのなら、是非迷わず手を出して欲しい。
作者が成長していて完成度が上がってます。
本編外の日常を纏めた短編集もあるのでそちらもどうぞ
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No.25:
(5pt)

読む価値あり

キャラクター性、サスペンス色、ミステリー色が折り重なった良作。
アニメから入った人は、是非この先も読み進められることを進める。
更なる面白さが待ち受けているので。
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No.24:
(5pt)

一気読み

暇な日とかにスカーッと読めます
何も残りませんが、面白いです!
続けて 続二冊読みました♪
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No.23:
(4pt)

続編の順序が分かりづらい

アニメ放映時に気にはなったのですが、よくあるバトルロワイヤルものだと思って敬遠してました。
実際読んでみると、バトルロワイヤルものとして普通に面白いです。
キャラクターも魅力的で、文章も読みやすいし、話もテンポよく展開するので飽きずに読むことが出来ました。
誰が生き残るのか楽しみながら読めて、バトルロワイヤルものの面白さを再認識させてくれた作品です。
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No.22:
(5pt)

ライトノベル初経験のおじさんの意見

おじさんはビジネスや哲学・啓発の洋書和書ばかり読んでたんだけど
読書の時間が多くとれるようになったもんで、エンターテイメント性の高いミステリーなんかの文庫を買い漁ってたんだ
貴志祐介氏のものをメインに、「密室殺人ゲーム」「ハサミ男」「殺戮に~」「向日葵の~」「慟哭」みたいなものをね
そうしたらオススメのところにこれが紹介されてたんだよ
淡い色で描かれた女の子が闇の中にいる表紙にまず目を引かれた

キャラは可愛いけどその子たちがバンバン死んでいくんだ、それこそ感情移入できずに消えていく子もいる
魔法少女というより能力バトルものな作品なんだけど、漫画やアニメであるように
真正面から一対一で互いの想いをぶつけ合いながら全力で戦ったのちに倒れるってことはまず無くて
実際殺意満々だったらすぐにカタがつくよねってのを地でいってるタイプだね
「魔法」とは銘打っていてもいろいろ生臭いし安易にハッピーエンドとはならない

ライトノベルってものを端から読む対象にしていなかったおじさんは考えを改めた
今はミステリーにしろ何にしろ、かなりライトな文章になってきているしね
予想以上に楽しませてくれたのでおじさん続編も買っちゃったんだ、limitedまで読破したけど気分が悪いよ
テレビアニメ化もしてたらしくDVDを買おうか迷っているよ
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No.21:
(4pt)

鬱になりそうなんだけど止まらない

他の方も書いているので、ネタバレにはならないですよね、とにかく凄惨。あっさりひどいことが起こっていく。
アニメを観てて続きが気になり、原作を購入したのですが、ライトノベルって言うけどぜんぜんライトじゃないじゃん!と文句の一つも言いたくなる。
小説を読んでいるというより、戦いの記録を読んでいるようです。それなりに心理描写はもちろんありますが。まぁ、キャラの気持ちにもっと寄り添って書かれていたら、読むのがもっとつらくなると思うけど。
うーん。好きか嫌いかというと難しいけど、すごいものを読んだなぁという気持ちはずっしり残ります。(ふだんあまりライトノベル読まないので、アニメになるまで知らなかったのです、無知ですみません)
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No.20:
(4pt)

アニメ化が非常に映えそうな作品

16人の少女の群像劇ということで、ひとりひとりの心情や設定などはあまり掘り下げてありません。
どちらかというと、その辺りはファンが推測して楽しむ部分です。
「魔法少女たちが殺し合う」となると、ありがちな力任せのバトルロワイヤルになっているのかと思いきや、
能力の相性、チームワークや個人の性格によって複雑なバトルとなり、
そして鮮やかな伏線回収に、見事の一言でした。とても面白かったです。
個人の背景までが描かれていないことで、激情に入り込みづらいところがありましたが、
そこはアニメとなれば声や映像と相まって、かなりの良作になると思います。楽しみです。
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No.19:
(5pt)

一回読むと止まらない作品です!

2016年アニメが放送されるので、買ってみました。280ページくらいの中で16人の人間を動かせるのか少し疑問でしたが、話がしっかりまとまっていて。一回読み始めると止まらなくなる作品です!はじめのうちはキャラの名前を覚えることができず、キャラクターが出てくるたびにはじめの人物紹介ページを見直すのはすごいめんどくさかったですがw終盤になるにつれて人数が減ってくるので後半はわざわざ確認する必要はなくなりました。
ただ。一つ欠点としては
短いページ数で多くキャラを動かすのでキャラによって、登場するページ数に大きく偏ってしまい、登場してからいなくなるまで数ページしかないキャラもいます。個人的に気になっていったキャラなので、残念でした。
次は前編と後編に分かれているので、描写の少なさが改善されるのではという期待を込めて☆5にさせていただきました。
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No.18:
(4pt)

コミカライズ→原作

漫画版を読み、続き気になったので。
漫画版では描かれなかった舞台裏の詳細やメイン2人以外のキャラクターの掘り下げ部分など見られてとてもよかったです。
展開も緩急つけてあり、後半はかなりのペースで一気に進むのでページをめくる手が止まらなくなります。
ただ、個人的な好みになるかもしれませんが、すべてが戦略すぎる書かれ方というか、この現象を起こすために
こうつじつまをつけました、というような後付の文章が多く、流れを悪くしているように思えました。
それから一部キャラクターの行動原理にハテナのつくようなものもあり、そこが引っかかってしまいました。
16人もキャラクターがいるため、話の展開上、仕方のないことかなとも思いましたが。
でもその辺は漫画版ではしっかりとキャラクターの行動原理が変更がされており、ペースは速いですが
話の流れはスムーズです。
原作が好きな方にも先入観なしに楽しめる方にはおすすめしたいです。
原作のイメージが脳内で仕上がってる方には反発があるかもしれませんが、私は漫画版もお勧めします
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No.17:
(5pt)

可憐で悲しいバトルロワイヤル

はじめからさまざまな評価を見てある程度は予想して買ったのですが予想をはるかに上回っている作品でした
正直、ライトノベルを読みなれていても、他の物とは違う展開、
そして「表紙とカラー面の絵、キャラ説明」のほのぼ雰囲気全開状態は何だったのか?と言うほどのバトル
日常と制約に縛られた中で、全員制限付き能力ひとつのみと言うどのような結末でもおかしくない状況
それなのに悲惨さを「重い」と感じづらい読みやすいようになっている作者の腕前
カルチャーショックを受け、今まで何で無かったんだろうと即座に全巻買ってしまいました

魔法少女物としても、私が読んできたライトノベルの中でも特異な面白さを持つ作品になっています
可憐な少女たちの戦いに期待の一冊です
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No.16:
(4pt)

☆デスゲーム☆

16人の魔法少女同士が生き残りをかけた熾烈なバトルを繰り広げるという「うっわー」な設定なのですが、読んでみると不思議と悲壮感は感じませんでした。
ソーシャルゲーム『魔法少女育成計画』をやっていた人が何万人かに一人の割合で魔法少女に選ばれるという設定のためか、生死をかけたバトルの方もゲーム感覚の延長でやっているような軽さを感じました。
その代わりと言っちゃなんですが、ゲーム的なかけひき部分は面白いです。ひとりに1種類づつ配られているカードとも言える「魔法」をどのように使うか。
最初のページのキャラ紹介は、魔法少女と一緒にそれぞれが使用する魔法が紹介されており、想像をかきたてます。

 ルーラ:目の前の相手になんでも命令できるよ ・・・(かなり強そうだなあ)
 たま:いろんなものに素早く穴をあけられるよ ・・・(こいつはエグそうだ)
 スノーホワイト:困っている人の心の声が聞こえるよ ・・・(魔法少女の力としては王道っぽいけどこれでどうやって「戦う」んだろう)

それぞれの魔法を有効活用して戦ってくれたのでよかったです。スノーホワイト強い。
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No.15:
(5pt)

“バトロワもの”の王道を突き詰めた秀作

00年代、ジャンル物とバトルロワイアルを掛け合わせた「バトロワもの」は漫画・アニメ界を席巻しました。
「金色のガッシュ」「Fate/stay night」「未来日記」など、その例は枚挙に暇がありません。

本作も「バトロワもの」の系譜に連なる一作ですが、それらの数々の名作と比べても
・複数の視点で描かれる殺伐とした群像劇
・バトロワものの王道を踏まえた展開
・ショッキングな殺し合い描写
などは本家「バトルロワイアル」に最も近いテイストが描けていると言って過言ないでしょう。
ピリピリとした緊張感が終盤まで物語中を充満しており、能力バトル的な趣も相まって息つく間を与えません。

また魔法少女という題材に対しても誠実なアプローチが図られており、そのあたりのバランス感覚もすばらしい。
とくに後半のある展開には思わず泣かされてしまいました。
魔法少女たちが残酷な戦いに巻き込まれる「「まどマギ」フォロワー的な作品群のなかでも、これは突出した完成度を誇っていると言えます。

続刊が6本ほど出ていますが、これ単体でもしっかり完結しているので、シリーズ物の一巻としてはかなり手を伸ばしやすいでしょう。
流通量が少ないため知名度が低いことだけが惜しい、そんなおすすめの一冊です。
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No.14:
(5pt)

魔法少女忍法帖

まるで忍法帖。山風を読んでいるかのようなパズル的ストーリーライン。ドライに描かれるキャラクター関係性と、極めてあっさりとした死亡描写も山風を想起させる。これだけの登場人物のバトルロイヤルを、たったこれだけの分量で纏め上げた技量は凄まじい。

 最初に示された謎はドキドキでも開示された解答には首を傾げちゃう作品が多い中、この殺戮劇の秘密には無理がなく、キーとなる登場人物の精神性を考えれば清々しくさえある。各登場人物の使う魔法も冒頭説明に偽りがなく、作劇に対し真摯。各魔法に込められたアイデアもいちいち秀逸。作中に二組(三組?)存在する、守る者・守られる者の関係性にも目頭が熱くなる。特にレズが熱くなった! レズがすごくいい!

 コンパクトにまとまった隙の無い作品で、山風不足に困ってる人にもオススメできる一品。バトロワというよりまどマギというより、これは圧倒的に山風!
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No.13:
(5pt)

絵の可愛さにだまされないように

レビューで拝見したとおり、凄惨の一言です。いまさら愛と夢の魔法少女、なんていいだす人はいないと思いますが(特に大きなお友達のみなさん)、それにしてもシビアです。その分、なまぬるいラノベに食傷気味のかたにはお勧めかもしれません。ストーリーはしっかりしているし、大人数のキャラを見事にとりまわして物語を紡いでゆく作者の手腕に拍手です。続編もありますので、そちらも併せて見られるとよいかと思います。外はまだまだ寒いですし、コタツの中で、胸を熱くさせてくれる少女たちのお話に臨んでみられてはいかがでしょうか。
魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)Amazon書評・レビュー:魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)より
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