(短編集)
魔法少女育成計画 episodes
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「魔法少女育成計画」シリーズの番外編に当たる短編集。15もの短編が収録されており、それらを全て合わせると、これまでシリーズに登場した魔法少女が30人以上も登場しています。本編で出番が多かったスノーホワイトやペチカ等の出番は抑えられており(特に、ペチカに至っては回想にしか出てきません)、その代わりに本編で出番が少なかった魔法少女の出番が多い傾向にあり、今巻は本編で語り切れなかった面を掘り下げるためのものと言えるかもしれません。 やはり興味深いのは、「魔法少女」というファンタジックな要素にリアリティが上手く融合しているところと言えるでしょう。今巻は短編集ということもあって、魔法少女、もしくはその変身前の日常を描いたものが多く、本編よりもその傾向が強いように思えます。特に、変身前の魔法少女の境遇は「こんな人実際にいるんじゃないか」と思いたくなるほどリアリティがあるものが多く、そんな人がフィクションじみた要素の集合体である「魔法少女」として活動しているという状況自体が面白く感じられます。その中でも、中卒のフリーターである真琴(マジカロイド44の変身前)に関しては短い描写の中で「適当さの中にある信念」を上手く表現しており、彼女を主人公にしてもっと長い話を書けるのではないかと思うほどでした。また、「マジカルデイジー第二十二話」に関しては、話全体がまるで「表現規制に対する皮肉」のように感じられ、ある意味リアルを反映した短編と言えるでしょう。 ただし、今巻はあくまでも日常を描いたものが多く、本編のように「生きるか死ぬかを描いたヒリヒリした雰囲気」は少なく(「ゾンビウェスタン」のようにグロテスクさを徹底的に追求した話もあるのですが)、物語としてのインパクトは少し弱めに感じられます。「トップスピードと遊ぼう」や「青い魔法少女の記憶」のように本編を知っていればかなり残酷に見える話もあるのですが、それはあくまでも「本編を知っていれば」の話であり、そのうえである程度の「深読み」をする必要もあり、これらのエピソード単体の印象はそこまで強いものではありません。 紹介文に「この本からシリーズを読み始めるというのもアリ、かも!?」とありますが、個人的にはあまりお薦めしません(だからこそ「かも」なのかもしれませんが)。「このシリーズの世界観をより広げるための副読本」的な立ち位置の作品と言えるのではないでしょうか。 | ||||
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本編のシリアスシーンを忘れさせるほど戦闘や憂鬱になるシーンはほとんどありません 特に、シャドウゲールの素顔を見てクランテイルが驚いた理由が笑えます でも、一番好きなのはゲームが始まる前のチェルナーマウスの活動ですね、これは必見です | ||||
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キュートでキッチュ、プリチーでパワフル。 いずれ劣らぬ強烈な個性の魔法少女たちが知略と策謀と各々持てる魔法を駆使し生き残りバトルロワイヤルを演じるライトノベル第四弾は、既刊の魔法少女総出演の贅沢な短編集。 結論から言いますと大満足! 長編では伏せられていた魔法少女たちのプライベートな日常のアレコレ、語られなかった心情や葛藤が硬軟織り交ぜた達者な文章で盛り込まれています。 特に株を上げたのはルーラ! 本編では意地悪で我儘、殆ど見せ場なく終わってしまったルーラが仲間に対して面倒見の良さを発揮するシーンで好感度アップ。 ツンデレ好きのハートをくすぐる萌えキャラに仕上がってます。 魔法少女育成計画の魅力の一つに、神秘的で不思議ちゃんな黒髪ショートの魔法少女の実体が「~っス!」と舎弟喋りのナンパギャルだったり、クールな狩人スタイルの魔法少女が実は田舎っぺの訛りまだるだし等数々のギャップが挙げられるのですが、短編集でもそれは健在。 本編ではあっさりさくっと退場してしまった魔法少女が殺伐からほのぼのまで持ち回り主役を張る短編は、本編のエピソードとリンクし、ある時は本編の行間の空白を埋める形で同時進行し、意外なキャラとキャラの接点や因縁が開示されたりと終始サプライズに満ちたアグレッシブな構成になってます。 ねむりんに至ってはMVP並の大活躍!本編での印象の薄さが嘘の如くある時は頼もしい助っ人として、ある時は余計な事を吹きこんだ善意の元凶として、複数の魔法少女の夢に登場します。 チェルナーマウスの意外すぎる正体やスイムスイムの純粋さ故の狂気、プフレとシャドウゲールの百合主従のクランテイルも食わない夫婦漫才など、読者が「読みたい!」「知りたい!」と思った要求に可能な限り応えてくれるサービス精神は素晴らしい。 カラー口絵もとても可愛く華やかで見応えあります。 難点を挙げるなら、短編集を読んで魔法少女一人一人に感情移入し愛着が湧くほどに本編を読み返すのが辛くなること。 特に戦闘狂の復讐鬼一辺倒だったアカネのイメージは180度変わります。あれは病むわ | ||||
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本作品は『魔法少女育成計画』および、『魔法少女育成計画restart』に登場する魔法少女――その数なんと33名――が全員登場する短編集。15ものエピソードが収録されており、ボリューム感、オトク感は十分。 本編の殺伐とした雰囲気はほぼなく、彼女らの日常を扱ったほのぼのとしたエピソードが多い。 本編で早々に死亡してしまい、見せ場のなかった魔法少女が活躍したり、無口で無愛想と思っていたキャラの意外な一面を知ることができたり、本編では謎に包まれていたキャラクターの素性が明らかになるなど、世界感・キャラ造詣の理解をぐんと広げてくれる。ファンにはうれしい一冊だと思う。 | ||||
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前作、前々作とサバイバルを繰り広げていた魔法少女育成計画でしたが、今回は短編集です。 表紙は人気のトップスピードとラズリーヌ。 シリーズから早々に退場してしまったキャラはもちろん、無印やrestartにて「このキャラはどうしてこんなことをしたのか…」などの疑問や経緯、restartのその後など補完してくれる短編集になっています。 33人も短編できるのか?と思っていましたが、やはり影が薄いキャラがいました(笑) しかしながら、そのことを観点にいれても個人的には満足な一冊でした。 restartまで読んだ方には是非お勧めしたいです。 | ||||
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