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悪魔のパス 天使のゴール



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【この小説が収録されている参考書籍】
悪魔のパス 天使のゴール (幻冬舎文庫)

悪魔のパス 天使のゴールの評価: 3.24/5点 レビュー 29件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(3pt)

確かに中古だけど…

本の汚れとかは気にしないけど、表紙に貼ってある、『中古』のシールがでかすぎ。はがせないしガッカリ⤵⤵
悪魔のパス 天使のゴール (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:悪魔のパス 天使のゴール (幻冬舎文庫)より
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No.12:
(3pt)

二つの意味で不満が残る

村上龍さんが書かれたサッカーを題材にした小説。当初掲載されたのが中田英寿さんのサイトであったこともあり非常に話題になった。

 ……と、まぁこれだけ書けばこの作品の紹介はできるでしょうか。

 導入部は欧州サッカーに密かにはびこる謎の薬品に日本人サッカー選手・夜羽が気づき友人の矢崎に告げるミステリの要素たっぷりの展開で、グイッと首根っこを捕まれたように引きつけられてしまいます。サッカーとミステリなんて有りそうで無い結びつきで、グイグイと読み進めていくのですが……中盤あたりでミステリ的な要素はドンドンと失速していき、気がつくとなんだか紀行文のようなお話に、うーん不満が残るなぁ。
 高く評価されている終盤のサッカーシーンも、もう謎の薬品はどうでも良くなっているんですよね。おぉ、サッカーの試合の一部を巧く切り取っている、夜羽とユヴェントスの対決をじっくりと描いているなぁと思っていたのですが……あれ、number誌の記事を読んでいるんでしたっけ? と思ってしまった時点で、ちょっと冷めてしまいました。

 ミステリ部分いらないよなぁ、これなら。

 サッカー小説と言えば野沢尚さんの『龍時』が読みたくなってきたなぁ。
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No.11:
(3pt)

嫌味な文体ですが、読者を引っ張る巧みさはさすが

リュウ先生のサッカー小説です。
 夜羽冬次=中田英寿、メレーニア=ペルージャ、<わたし>=リュウ先生、読み始めると即わかります。
 「僕、ヒデ君といつもこうやっておつきあいしてるの」てなもんで。嫌味だねぇ。
 舞台は1999-2000シーズンのセリエA。メレーニア以外のチーム、選手は全部?実名。
 ペルージャのところにそっくりメレーニアをはめ込んで、リーグ戦は進展する。
 伏線に謎のドーピング剤アンギオンの存在が。
 設定、展開はきわめて安易。結末はいい加減。
 でも、読ませます。
 いつものように嫌味な文体ですが、読者を引っ張る巧みさはさすがにリュウ先生。
 村上龍の作品群の中では、駄作の部類かもしれません。
 でも、日本人の手になる数少ないサッカー小説としては、かなりのもんでしょ。
 というか、クライマックスのメレーニアVSユーヴェの描写は、スサマジイ。
 「これがサッカーを描いた小説だ」と自画自賛しているだけのことはある。嫌味だねぇ。
 現実の好ゲームをビデオ見ながら描写してもああは書けない?
 ようするに、<サッカー>が書きたかったんでしょうね、センセイは。ストーリーじゃなくてね。
 一読しておけば話のタネには十分、なります。
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No.10:
(3pt)

サッカー小説

ストーリーとしてはたいした話じゃない。
でもサッカーを小説化した村上龍の功績というか、チャレンジング試みは少なからず意義がある。

特に「五分後の世界」のラスト100ページ以上に渡る衝撃的かつ革命的かつ最高の描写を髣髴とさせる、ユベントス戦の描写は圧巻。
そこにはリアルで壮絶な「サッカー」がある。
そこには全盛期のジダンがいてデルピエロがいてダーヴィッツがいる。

主人公は完全に中田英寿をモデルにしている。
中田にしか見えない。

この小説を読んでいて思ったが、やはり日本は今のままでは一生W杯で優勝できない気がする。
サッカー=文化という体系にならない限り。
ヨーロッパ・南米の国々にとってサッカーは文化でありLIFEそのものなのだ。
地元のクラブチームの勝利に一喜一憂する度合いが尋常じゃない。なんせ人が死ぬくらいなんだから。
そんな人間達にたかが数十年の歴史のリーグを持つ国がで勝てるはずが無い。

レッズのように帰属性を感じられるクラブ作りから始めるしかない。
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No.9:
(3pt)

サッカー小説+ミステリー

イタリアセリエAメレーニアのMFは日本代表のエース夜羽冬次だ。冬次はユベントス戦で2得点というセンセーショナルなデビューを飾った。そして、日本代表でも日本を初のW杯出場へと導く活躍をしていた。一方、作家の矢崎はひょんなことから冬次と知り合い、以来友人関係を続けていた。そして、あるとき冬次から心肺機能を高めるドーピング薬の話を聞かされる。そして、そのアンギオンという薬の調査をすることになった矢先に、欧州でプレーするEU圏外の選手が相次いで心臓麻痺で死亡していた。事態は急速に展開し、矢崎はアンギオンに絡んだ黒い陰謀に自ら足を踏み入れていく。やがて、その黒い魔の手は冬次にも襲いかかろうとする。そして、A残留をかけたメレーニアと優勝がかかっているユベントスが最終戦で激突することに。メレーニアは残留できるのか? 冬次はアンギオンの魔の手から逃れられるのか!?
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No.8:
(3pt)

サッカーファンならずとも楽しめます。

この小説は、中田英寿さんのサイト上で連載されたものだそうで、
準備段階から中田さんが協力をしているとのこと。著者の村上龍さんとサッカー選手の中田英寿さんは友人で、
小説に登場する夜羽は中田さんをモデルに
そして矢崎は村上さん自身をモデルにしているのだと思います。巻末には中田さんの解説もあります。ジダン、デル・ピエーロ、インザーギなど
セリエAの実在選手も登場し、
クライマックスの試合シーンは112ページに渡り綿密に描かれています。サッカーファンの方にはぜひ、お勧めします。
サッカーファンでない私でも十分に楽しめました。村上さんのサッカーへの愛情が感じられました。
読み終わった後に、セリエAの試合が見たくなります。
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No.7:
(3pt)

サッカー好きなら読める

これほどまでにサッカーを主体にした小説を読んだのは初めてだった。サッカー&小説好きなら読めるが、それ以外の人は結構つらいと思う。それだけサッカーの描写が凄いということ。スタジアムの温度、観客の熱気がありありと伝わってくる。おまけに日本人選手・夜羽冬次のチーム以外、選手・チーム名すべて実名で登場。
ちなみに、著者・村上氏は友人の中田英寿選手からサッカーにまつわる話を聞いて書いたらしい。
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No.6:
(3pt)

サッカー好きの意見

メレーニアという架空のチーム、そこに属する架空の日本人選手と、主人公である多趣味な中年男性の話です。ちょっと昔のパルマ、フィオレンティーナ、ユヴェントスの選手が実名で出てきて試合をしています。初めはメレーニアの選手の名前がなかなか覚えられず、苦労しました。ですが、最後のほうのメレーニアVSユヴェントスのセリエA最終節は100ページを越える内容になっており、かなり読みごたえがあり、そしてすごい興奮しました。文字を読んで、映像が頭に流れる。実在する選手の顔などを覚えている人はなおさらです。
 ですが、半分は推理小説なので、サッカーは好きだけど活字はちょっとという人はつらいかもしれません。僕がまさにそれでした。。。
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No.5:
(3pt)

言葉で展開するサッカー

正直言ってあまりサッカー好きとは言えない僕だから、この本のレビューを書いてはいけないのかもしれないけれど、「言葉で展開するサッカー」というのは、僕の頭の中では展開しきれなかった。例えて言うのも変だけれど、将棋の棋譜を読むような読解力がないと最後のシュートシーンしか楽しめないんじゃないかな。 でも、前半から中盤にかけての主人公自体が言うスパイ映画みたいな展開は、なかなか楽しめました。特に美人女史と会う辺りはワクワクしました。だからこそ、後半の怒濤のサッカーシーンで、肝心のドーピング剤は誰が何の目的で実行していたのかをうやむやにした終わり方が、とても残念です。 最後に解説の中で、中田英寿が「愛と幻想のファシズム」の主人公のトウジに憧れていたことを書いているけれど、あらゆる災難をはねのけ自分で解決できる男って、まさにミッドフィルダーに求められる資質なんだろうね。中田にエール送りたいです。
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No.4:
(3pt)

パス?ゴール?

ネット連載されていて気になったので買ってみた・・・
細かい描写について所々興味を惹いたが、読み終わっての感想は「グルメツアー」と言う感じだった・・・
しかも終わり方がノホホンってな感じで拍子抜けだった気がする。
期待していたのだが、イマイチ納得できないストーリーで残念だった。
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No.3:
(3pt)

描写がゴイスー

文章という表現方法でここまでサッカーを書けるってすごいことだなと感動した。村上龍がサッカー経験者かどうかは知らないけどもし未経験者だったらこれは本当にすごいこと。
これだけ誉めて星3つなのはほかに見るべきところが無いから。でもそれは伏線的なものなのかも。
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No.2:
(3pt)

ストーリー

作者のサッカーの知識、その理解度、交友、情熱には敬意を払うが、
作品としてはやや中途半端な印象を持つ。
技術のある作者だけに惜しい。
やや漫画的なストーリーをなくして、徹底的にゲームを描写すれば
また違った面白みが出たと思う。
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No.1:
(3pt)

これまでと違った形

村上龍がなりたかった自分を書いたんじゃないだろうか、中田英寿にこうであってほしいということを書いたのではないかという小説。アンギオンを持ち出してマスコミの体質批判なのだろうかと思っていたら、どうやら味付けであったらしく、一番書きたかったのはプレーのシーンなのではないだろうか。頭の中でプレーを描きながら読むのだけれど、相当ヨーロッパサッカーに詳しい人でないと、思い描ききれないのではないだろうか。試合後の描写がもう少しあってほしかったし、考察ももっと深いものであって欲しかった。
今後のスタイルにつながるものであってほしい。
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