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三匹のおっさん ふたたび
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三匹のおっさん ふたたびの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全112件 101~112 6/6ページ
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単行本より文庫本になってほしいです。 文庫本になったら買います。 | ||||
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作品に登場するキャラクターがしっかりしているので、印象に残ります。 読んだあとも、キャラの性格などがはっきりと頭に残るくらいです。 作品の内容ですが、ファンタジーのようなものではなく、ごくごく身近でも起こりうることが テーマになっている短編物です。性格や職業の全く違うおっさん3匹が地元のために活躍する という物語で、問題に対して奮闘します。その奮闘内容ではうなずけるような内容が多く、現 実社会でも見直さなければならないことも多かったです。 非常に読みやすい作品で、すらすらっと読めます。一作目を読まずとも楽しめる内容となって いますが、一作目から読むことをお勧めします。 | ||||
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一作目を興味本位で読んでからずぶずぶはまり、書店で新刊を見つけてから迷わず手に取りました。 やはり購入してよかった。 前作よりも三匹が迎え撃つ諸問題の根は複雑化して前作ほど勧善懲悪、という体ではありませんでしたが だからこそ各話ごとの登場人物の人間らしい葛藤や心意気や職にかける意地や優しさがじんわりしみて 胸に迫って仕方なく、ページをめくる手が思わずのろのろと遅くなるほどでした。 須藤先生の描かれる画も登場人物を本当に生き生きさせてくれて嬉しかったです。 個人的には第二話が大好きでラストには思わず目頭が熱くなりました。 最後のあとがき、作品や登場人物、ひいては本の流通に関わる全ての人への想いが伝わってきて 胸が熱くなり、買ってよかったと心から思います。 | ||||
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有川作品らしくキャラが立っていて、しばらくぶりに読んだのだがすぐにキャラ達を思い出すことができた。 前作とはちょっと違って、おっさん達による痛快お裁きストーリーというよりも、おっさんの周りの人たちの心温まるストーリーがメインのような気がした。 だからちょっと違うおもしろさになっているが、おもしろことには違いないのでご安心を。 | ||||
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正義の味方としての三匹のおっさんの活躍場面だけでなく、それぞれの家族の一員の悩みや問題にスポットが当てられます。 全体を通して、高校生の恋愛が少しずつ進展していきます。 それぞれ読みどころがあって、楽しく読めます。 巻末に『植物図鑑』とのクロスオーバー作品 「好きだよと言えずに初恋は、」が掲載されています。 甘く切ない初恋話です。 恋愛小説の名人の作と言えるでしょう。 | ||||
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この作者独特の、テンポの良い会話、爽やかな読後感は折り紙つき。 1作目で登場した脇役達にも新しいエピソードと過去が描かれ、人物のディテールがより深く生き生きとしてきました。 この作者の他の作品には、吐き気を催す邪悪ッ的な輩も結構いますが、このシリーズでは悪人は若干ソフト気味で、そういう点では安心してページをめくる事ができます。 ひとつ気になったのは2話目の中で「東京の劇団」というフレーズが出てきます。これはひょっとして、「シアター!3」とのクロスオーバーの布石? 巻末に、「植物図鑑」とのクロスオーバー短編が収録されていたので、勘繰ってしまいました。 | ||||
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もちろん「三匹」とあれば、「三匹が斬る」あるいは、そのモチーフとなった先達作品が念頭にあるのだろうが、敢えて「水戸黄門」を持ってきてみた。 このシリーズは、市井の「捨て置けない問題」に、義侠心厚い(熱いの方が当たってそうな人もいるが)三匹+αがお節介な親切をしていくのが基本だが、個々のアラスジを素人が書いてもどうにもピンと来ない。しかし、一旦読み始めると、泣き笑いから、おっさん達の配役やらまで次々と読者の頭を駆け巡るのは、正に有川マジック。 第1作では、正に「懲悪」という悪者と三匹の爽快な働きが描かれていた。しかし、第2作では、敢えて、悪者然とした連中は多くは登場しない。三匹が不完全燃焼なエピソードもあるし、「勧善懲悪」とは無関係な話もある。それでも、否、そうであるが故に、読者の心は腑に落ち、決して嫌な後味は残らない。これは、大きく見得を切るものではないが、「勧善」が現代的にまた読者の心に染みる形で基調となっていることが本作のポイントだろう。 「水戸黄門」が完全に絵空事にされ終にはブラウン管(これも死語だが)から退場した世では、善も悪もステロな形が薄れているし、その中で皆がどこかにモヤモヤを抱えて過ごしている。なんなんだろ、このモヤモヤ、なんか嫌だな、でもどうしたらいいんだろ? 「三匹のおっさん」は一つの解だが、別にあの三匹だけが出来る芸当じゃない。本作では、三匹に関わる人々が三匹とは違う自分なりの取り組みに試行錯誤する。その試行錯誤の中で、小さいがそれでも一歩前に踏み出すラストがあって、読者はカタルシスを得る。 一つのリトマス試験紙として、第二話でのラストに心動かされるか、それと、第四話でのキヨさん(三匹のリーダー格)が初めて仲間や孫に教えられるくだりがあると思う。持ちつ持たれつだが、脇の人々にリアリティ&スパイスを持たせる技では、有川さんはダントツといつもながら感服させられる。 ポイ捨てゴミ、万引き、知人同士のイサカイ・・・それは老若男女を問わず、今を生きるなら避けて通れない。そんな小さな出来事を、嫌味もケレンもなくスッとする短編に仕上げていく力量は、有川浩ならではといえる。 | ||||
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1作目は、理屈抜きに爽快でした。 世間的にじいさん扱いされているオヤジたちが、町内レベルの正義の味方で 縦横無尽に活躍する、冒険活劇でした。 2作目は、この冒険の要素に登場人物の心模様が投影され 何ともいえない奥行きのある味わいになっています。 パートでの人間関係、しつけの悪い若い親、中高生の万引き 町内行事との関わり方。 どれも身近にありそうなトピックです。 爽快な中に、少し身近な現実への問題提起もあり なかなか興味深い仕上がりです。 オススメの1冊です。 | ||||
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前作は、定年世代の三人が自警団「三匹」を立ち上げて生き甲斐を見つけ、男をあげた痛快な物語で、孫世代の祐希や早苗たち高校生の自然な感性がそれにからんで、心あたたまる商店街のファミリードラマになっていました。 今度は、事件解決が中心というよりも、人間ひとりひとりの生き方に焦点があてられ、前半は、パートに出て苦労する清一の嫁、万引きに悩む書店長、泥棒をとらえた則夫にロマンティックに惚れてしまうお見合い相手の女性、と、それぞれの抱える優しさや生きづらさが等身大に描かれます。 後半では世代の問題もとりあげられ、不法ゴミ投棄をするのは若者だけではないことがわかった「三匹」がちょっと苦い思いをしたり、商店街の次世代が協力して寄付を集め、お祭りの再開を成功させたり、しかも最終話ではなんと、「三匹」の活躍に触発されたらしい「偽三匹」も登場し、お互いぎくしゃくするうちに、自分たちの鏡を突きつけられた思いがするなど、人間ドラマの彫りが深くなりました。 前作の「スカッと解決」の痛快さは薄れたものの、「三匹」は存在感と渋みと、そしてなにより影響力を増したようです。 たとえば、遠くの大学を受験するはずだった祐希が、 「逃げようとした万引き中学生を一喝で従わせた清一の胆力と真っ当さを家族の距離で見ていたい。・・ちょっと手伝ってくれ、と頼まれたときに、「おう」と腰を上げられる位置にいたいのだ」 と、家にとどまるため、志望校を偏差値の高い県内の大学に変える場面があります。以前はやる気がなかったのに、剣道場にも復帰するなど、いつしか祖父に心服してしまい、両親をもおとなびた目線でかばうようになった彼の成長は著しいです。 三世代が支える「商店街」全体に厚みが出てきたところで、古武士のようなヒーロー『三匹』の次なる活躍が待たれます。 | ||||
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還暦ヒーロー3人組と子、孫が織りなす痛快シリーズ第2弾、今回三匹が斬る 近所の悪は本の万引き、ゴミ問題、放火魔等厄介な問題に立ち上がります。又 真ん中世代のキヨの息子夫婦の頑張る姿も見どころで前作同様楽しめます。 この作品が人気があり幅広い読者層に支持されるのは前作同様、痛快な話である 一方、きっと世代間で遮断されがちな個々の人となりを浮き上がらせてるところ です。時代劇を現代でやったらというテーマが見事に描かれており、お薦めの一冊 です。 | ||||
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剣道の達人・キヨ、柔道の達人・シゲ、機械をいじらせたら右に出る者なしのノリ。 「還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか!」と、ご近所の悪を斬るあの三人が帰ってきた! 書店万引き、不法投棄、お祭りの資金繰りなど、日本中に転がっている、身近だからこそ厄介な問題に、今回も三匹が立ち上がる! ノリのお見合い話や、息子世代の活躍、キヨの孫・祐希とノリの娘・早苗の初々しいラブ要素も見逃せない、痛快活劇小説第2弾! | ||||
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爽快感抜群の三匹のおっさんの続編です。 前作はじーばー世代と孫世代がメインでしたが、今回はパパママ世代がメイン。 前作ではあまりいい印象をもてなかった祐希の両親が頑張ってる姿や、「良く出来た息子」のイメージしかなかった康生の葛藤なんかも丁寧に描かれていて、ああ、やっぱり有川作品はいいな・・・!と思える一冊でした。 もちろん三匹の素敵っぷりも健在です。パパママ世代の視点から見る三匹はまた違った良さがあって良い! 今回は挿絵だけでなく、前回のあらすじのような感じで、挿絵を描かれている須藤真澄さんのマンガも収録されていておお!!っととても得した気分になりました。 須藤さんで三匹のおっさんのコミック化あったらいいのにな・・・と思っていたのでちょっとだけ叶って嬉しい。 また続きが出るといいな・・・!と心から願ってしまう、素敵な作品でした! | ||||
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