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「童石」をめぐる奇妙な物語
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「童石」をめぐる奇妙な物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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童石という書籍のタイトルと石コレクターの老人という帯の説明から、木内石亭の雲根志を髣髴とさせるものがあったので興味をそそられ中身を見ずに購入した。民俗学的な題材を扱ったミステリーかと思いきや、学園ライトノベルと伝奇小説という異質なジャンルを併せたユニークな作品である。シュールな最初の40頁と、理不尽さが漂う最後の40頁ほどは興味をそそられた。ただ著作の大半はライトノベル調なので読んでいて正直うんざりした。終盤の石の来歴のくだりから文章の調ががらりと変わり、明かされる真相も興味深く、構想として発展性があると思うのだが、如何せんエピローグ的な扱いで短く済ませられてしまっているのが残念だ。小説全体の構成に難があるのではないだろうか。構想というかネタを紹介するだけの作品になってしまっている。ライトノベルの長調と伝奇小説の短調を交互に散りばめる展開もあったのではないかと思う。「このミステリーがすごい!」で優秀賞を取っているが、評価が甘いと感じた。 | ||||
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