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春を背負って
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春を背負っての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 21~40 2/2ページ
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登山を扱った小説を読み漁っていて、この本に出会いました。 登山をされる方にとっては、「実在しない場所」という設定が気に食わない方もいるようですが、だからこそ神秘的で、僕は素晴らしい設定だと思いました。 また、登場人物一人ひとりが生き生きとしていて、それぞれに個性があり、読んでいて次の展開で誰がどう動くのか、ワクワクしました。 たしかに、ストーリーとしては実際には起こりえないであろう内容が多いのですが、だからこそ小説であり得て、ドラマがあるように思います。 実話をベースとして書かれた小説のもっとも残念なのは、「連載」ができない事だと思います。 フィクションだからこそ、実際にない場所、実際にいない人、実際にあり得ないシチュエーションが許されると思います。 そして、だからこそできるのは、連載だと思います。 私は、平岩弓枝さんの小説「御宿かわせみ」が大好きですべて読みましたが、登場人物が徐々に年齢を重ねながら新たな展開があり、作品全体にホンワカとした心温まるものがあり、設定は全く異なりますが、この作品に近いものを感じました。 「ゴロさんのテラス」のような、単発的なものではなく、是非とも連載にして、登場人物一人ひとりの物語を少しずつ作り上げ、是非とも壮大な連載小説に仕上げていただきたいと存じます。 小説のあとがきにもありましたが、確かにゴロさんは何かと書きやすい側面があると思います。しかし、例えば亨のお父さんの物語、お母さんとの出会いから結婚までの物語があってもよいと思います。 また、亨と美由紀が恋愛に目覚め、付き合い始め、結婚し、子供を作り・・・、といったストーリーが連載であってもよいと思います。 いつか、ゴロさんがやっぱり体調を崩して山を下り、新しいスタッフが加わる話などもあってよいと思います。 いずれにしても、強く続編-連載を望みます。 | ||||
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映画を見てから原作を読んだ。 内容としては映画と似ている部分もあるが、違う設定もあり楽しめた。 映画を見たのでやや先入観はあったが、山の情景も浮かんできた。 山小屋を舞台にした小説は始めて読んだが、爽やかな気持ちになり山に登りたくなった。 | ||||
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映画は立山、原作は違います。 山を愛する描写があふれているように感じました。 最後の二人は同になるのかな・ | ||||
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秩父の山小屋を舞台にした連作短篇集。亡父の山小屋を継いだ主人公と支える二人、いずれも都会暮らしで挫折してここに辿り着いた人々の再生と、山小屋に関わる様々な人たちの交流が温かく描かれている。ゴロさんの生き方も魅力的。賛否両論あると思いますが、読み終えた後、やさしい気持ちになれる作品です。また、人は自分のために生きているから苦しい、しかし誰かのために何かをすることで生き方も楽になるのだと気付かされれる作品でもありました。 | ||||
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映画は期待外れでした。映画のレビューにも原作の良さが描かれてないような投稿があったので購入しました。 若いころに歩き回った奥秩父の山小屋が(しかも宿泊したことのある梓小屋)舞台。厳冬期の甲武信岳や雁坂峠など懐かしい場面が出てきます。ドラマは淡々と描かれていますが四季折々の情景が目に浮かぶようでした。映画は木村大作さんのドラマで別物。立山の景色は美しいですが、「春を背負って」とは別のものだと思いました。 | ||||
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映画化されていますがその前に原作本を読んでみたかったのでお願いしました。 中古本とのことでお安く手に入りましたけれどもとても綺麗な本でした。 その後映画も見ました。 山の厳しさを映画人として撮って来られた監督兼撮影者に感謝の気持ちです。 自身が経験しているような 錯覚さえ覚えました。 | ||||
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読んでみての感想。 「イッキ読み」しちゃうほど読みやすく面白い。 <あらすじ> 主人公は、都会でエリートサラリーマンとして 生きていく中で、精神的に疲れ切ってしまった亨(とおる)。 山小屋のオーナーであった父の事故死をきっかけに 山小屋を継ぐことを決意する亨。 そこからはじまる。 山に訪れる人々が織りなす人間模様と四季の移り変わり。 その中で亨が一人の人間として成長していく。 人は偉大な自然と対峙するとき、 何を考え何を思うのか。 自然に人間らしく生きるってどういうことか。 そういうモノを考えさせてくれる小説です。 では、本文より抜粋。 「そうだよね。周りからいくら幸福に見えても、 その人が本当に幸福かどうかは本人にしかわからない。 でも心の中に自分の宝物を持っている人は、 周りからどう見られおうと幸福なんだよ」 「幸福を測る万人共通のモノサシなんてないからね。 いくら容れ物が立派でも、中身がすかすかじゃどうしようもない。 ところが世の中には、人から幸せそうに見られることが 幸せだと勘違いしてるひとが大勢いるんだよ」 「人間て、誰かのために生きようと思ったとき、 本当に幸せになれるものなのかもしれないね。 そう考えると、幸福の種は、 そこにもここにも、いくらでもあるような気がしくるね」 以上、抜粋。 「幸福の種」を見つけたら、 お水をあげようっと♪ | ||||
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山の景色が、眼に浮かぶようです。 人との関わり、人生を考える作品かな | ||||
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山の情景が伝わってきました。 もう20年も登ってないが、また登りたくなりました。 | ||||
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笹本さんの本は、2冊目です。今回は、日本の山小屋を舞台に広げられる物語でした。家族や人との不思議な繋がりが、繰り広げられます。山イコール世捨て人みたいにおもいますが、その通り見栄や体裁などの余計なモノを捨てているので人としての根本がわかりやすく表現されているように思いました。夫婦愛の話がジンとします。 | ||||
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所謂山岳小説の範疇の小説だと思いますが、山岳小説にありがちな暗いイメージは無く、希望が持てるような明るい内容でしたので、知人にも紹介しました。映画作品の6月の封切が待たれます。 | ||||
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『還るべき場所』に感動して購入しました。 『還るべき場所』とは、全く違ったほのぼのとした気持ちなりました。 ただ、登場人物の構成が『未踏峰』を類似していました。 その分だけ☆を引かせていただきました。 | ||||
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奥秩父の山小屋を舞台にしたハートウォーミングな連作山岳短編小説。 脱サラし、亡き父の遺した山小屋を継いだ長嶺亨、訳ありのホームレスのゴロさんこと多田悟郎、自殺願望を抱き、山に訪れた高沢美由紀の三人を中心に山で起きる様々な事件が連作形式で描かれる。 笹本稜平の傑作山岳冒険小説『還るべき場所』のような圧倒的な面白さは無いが、じんわりと心に沁みる6編の連作短編。 文庫化と映画化を記念し、笹本稜平と映画監督・木村大作の特別対談を収録。映画では、松山ケンイチが長嶺亨、蒼井優が高沢美由紀、豊川悦司が多田悟郎という配役のようだ。 | ||||
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東宝で映画化される、木村大作監督がメガホンを撮られる、しかも山がテーマと聞き、 早速原作が気になって、購入に至りました。 山の四季毎の移り変わり、厳しさ、やさしさ、そのままでの美しさ。 いろんな場面をそれぞれの登場人物の心の機微や変化に沿って感じられる、 そんな作品でした。 この本を読み、登山がしたくなりました! 2014年6月、どういう形で映像化されるのか非常に気になります。 期待の作品であることは間違いありません。 | ||||
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ダイナミックに展開する笹本さんの冒険小説とは180度趣の異なる作品。 でもOKです。これはこれで味わい深くて。しっとりとした文章で読みやすいし。上手いなあ。 ゴロさんのキャラが光ってる。どん底まで落ちたのに遠慮なしにいろいろ講釈たれて……。反省はしても引け目のかけらもないゴロさん、にっくいね〜。 作品を盛り上げてるわ。 ラスト、トマトちゃんと登場する真奈美ちゃん、ママを想う気持ちが切なく伝わってきて、じーんときちゃいました。 亨さんと美由紀さん、この先どうなるのかしら。ちょっぴり気になります。 不快感のないどこか優しい気分に包んでくれる小説ですね。 オススメ。 | ||||
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山岳小説というと命をかけた自己との闘い的な本が多いが、この本は山小屋を舞台にほのぼのとしていて良かった。笹本さんの小説の中でもしっとりしていて、それでいて次の展開を読みたくなります。 | ||||
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若い人、ある程度年齢を重ねた人達がそれぞれの思いを抱えていて、 皆が一つになっていく感じが印象的である。 | ||||
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大変読みやすく、また人物描写もきめ細かく 展開もバラエティーにとんでおもしろかった。 | ||||
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著者の山岳小説は、『還るべき場所』、『未踏峰』などがあり、『還るべき場所』は圧倒的な迫力の山岳小説、『未踏峰』はヒマラヤ登頂を目指す話だったのに対して、本書は山小屋の主人という異なった視点で描かれていた。 今までの作品では、「登山を通した主人公たちの成長」に重点がおかれていたのだが、今回は「登山を通した人と人との触れ合い」が中心だったので、過去の作品とは違った意味で楽しめた。 物語は、山小屋を経営しながら直面する問題に対処していく流れになっており、6つの短編に分かれていて読みやすかった。どの話もきれいにまとまっていたのだが、逆にきれいにまとまりすぎていた気がするので、もう少し予想外の展開がほしかった。 最後も終わり方も続編を期待させるような感じだったので、次回作にも期待したい。 | ||||
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短編が一つのストーリーを構成している山岳小説で楽しめます。 山小屋の生活は過酷ですが、下界とは違った人間ドラマがあり ます。ストーリーの中にオカルトっぽい演出やミステリーも含 まれていて飽きさせません。 ただ、いくらかご都合主義が多いかなと感じます。遭難者の 美由紀があっさり山小屋で住み込みで働くようなったり、ゴロ さんが脳梗塞で倒れた時、たまたま民宿に医者の客が泊って いたりするのは何か出来すぎの感じです。 全体のトーンとしては、生きる意味を考えるには、山は絶好の 環境であることを再認識しました。山にいると俗世間のくだら ない悩みからは解放されることはよくあります。 まあ、人と争って何ぼの世界で生きている人は山登りがオススメ です。 | ||||
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