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ソロモンの偽証
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【この小説が収録されている参考書籍】
ソロモンの偽証の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全351件 261~280 14/18ページ
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700余りを3巻。こんな中学生はいない・・・と思いつつ、読破したのは宮部みゆきだからでしょう。 一人一人の人物描写が見事です。 | ||||
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全巻まとめて購入しました。そのため、123巻について特に個々のレビューを書く必要性は感じません。傑作です、とだけ。 | ||||
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傑作です。個人的には2巻中盤あたりで真相が判ってしまいましたので、3巻で裁判が進行していくにつれ確信を深めるといった読み方をしてしまいましたが、それでも丁寧に過去をなぞっていく展開はスリリングで楽しめました。定価で買っても決して損ではない内容。 | ||||
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全巻まとめて購入しました。そのため、123巻について特に個々のレビューを書く必要性は感じません。傑作です、とだけ。 | ||||
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欲を言えば、たしかバブルがはじける瞬間の時代設定なので「著者はバブルの真っ只中と主張されますが」、証券マンに勧められて大損した人間なんかが、生徒の親にいて、なんていうのもありだったと思います。本当に、子供の陪審員の結論が正しかったのかとか、自分で想像を膨らませる読後感でした。それに、「花火師」の件がどうなったか、大出家のおばあさんは本当に火事で死んだのか?とか、まだこの2000ページ超という分量でも、はっきりしません。一方、携帯電話、インターネット、現在流行りのSNSなどありませんが、最後の教師になった「健一君」の「みんな仲良くなった」の結びで、そんなの無くても良いって言っておられるように感じました。 | ||||
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分厚い本ですけど、読みやすいので3部まで一気に読めました。 面白いことは面白いんですが、斜め上の展開というものがなくて、少し残念でした。 この作者の法廷ミステリーは初めてですが、今までの作品と比べて、斬新かというと、そうでもないです。 その点は、宮部みゆきの作品を初めて読む人はあまり気にならないかもしれません。 ただ、色々と都合の良すぎる展開があるので、これは気になる人も多いと思います。 具体的には、出てくる中学生が頭良すぎるとか、保護者や教師が協力的すぎるとか、細かいことです。 この手の話にリアリティを求めているのなら、あまりオススメできる作品じゃないかもしれません。 ありえないものを書くから小説になるのだし、特に矛盾があるわけではないから小説としては全然問題ないのだけれど、読み進めている内に、どうしても「現実じゃあり得ない」って思ってしまいます。 中学生の自殺事件がメインの話なので、読めば色々と考えさせられるのですが、ストーリーそのものについては、あまり深いこと考えない方が楽しく読めるでしょう。 色々書きましたが、要は、細かいことを気にしない人は8割方楽しめるので、買って損はないということです。 見た目は難しそうな小説ですが、別に難しくはないし、気楽に読めます。 | ||||
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すんごい面白かったです!! あっと驚くようなオチとか待ってなくってむしろよかったと思う。 ただ、表紙デザインは人気漫画家やイラストレーターにしたほうが この作品を求める層には向いていたのじゃないかなあ? 登場人物たちのその後が描かれなかったことで不満な人もいらしゃるようですが むしろこの中の誰かが出てくる他作品がこの先、でてくるんじゃないかな と期待が広がります。 求む、続編。 井上君あたりがいいな。 | ||||
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こんなページ数の多いのはどうしても、なかだるみがあります。煽るのは良くないと一言申し上げます。速読術の方ならいざ知らず、この本を読むのにかなりの時間がかかり、それゆえ、いわゆる「機会損失」が発生します。途中で退屈しましたが、作者の筆力からすると満点と思います。 | ||||
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読んでいる間中、「これはすごい」と呟いていた。 一巻で挫折した読者もいるようだが、実に勿体ない。 方向性はまったく逆だが、『模倣犯』に匹敵する傑作である。 物語は中学校で起きたある生徒の転落死を巡る、生徒たちによる「裁判」を核とする。第1部は事件発生から裁判を決意するまでの約8ヶ月の出来事、第2部では裁判の準備が進められて行く一月余りの出来事、そして第3部は僅か六日間の裁判そのものに割かれている。 宮部みゆきの物語に名探偵は登場しない。名探偵がいない代わりに、多様な人物が多様な立場から謎を解明して行く。『ソロモンの偽証』は、その役割を中学生たちによる「裁判」が担う。その物語の結構は実に緻密である。それを緻密どころか粗雑であると判断する読者も少なくはない。しかしその見解は決定的に間違っている。 たとえば舞台が高校であるならば、被告人の行動はより悪質であったとともに、暴力団などとの関連も生じてきて、物語は一際錯綜したことは間違いない。それゆえ舞台は中学にせざるをえなかったのだし、ブログやメールなどの「記述」を取り除いて最終的な解決をすっきりとさせるため、「公衆電話」という小道具を有効にするためにも90年代という時代を選択せねばならなかったのである。だからこそ、そこに登場する中学生は現実よりも「頭が良い」。これも一部の読者によって批判されていることだが、明らかに、批判する側に誤りがある。物語は現実の記述ではない。虚構である。超能力者が主人公の物語において、超能力そのものを批判する読者がいるだろうか? もちろんそれにも「御都合主義」と呼ばれるのも仕方ないような「程度」というものがあるが、本書がその「程度」を逸脱しているとは言えない。 大人が協力的過ぎるという批判もあるが、これも「木を見て森を見ず」の類である。名目上「課題活動」としての裁判を潰す方策は即座に五つや六つは誰でも思いつくはずであり、そうした妨害者を幾人も登場させたならば、「協力的な大人」の数もさらに一層増加しただろうし、数を減らすとすれば一人の大人が複数の活躍をするしかない。結果として大人がヒーローとなってしまう可能性がある。それは本書の目的に反するのだ。 物語は最終的に「実存」を焦点とする。いや、肥大した自我が、肥大したにも関わらず「実存」というあり方に気付けないがゆえの悲劇と言った方が適切だろう。その悲劇を回収するのは法廷用語である。法廷用語をそのような方法で用いるには現実の裁判では不可能だ。だからこその舞台設定でもある。一人の人間の死によって傷ついた多くの人々の傷口が、「告白すること」によって次第に塞がれていく。傷跡は残るとしても、もはや血を流すことはない。ここでは「法廷」は、自己修復システムである。 主人公クラスではない登場人物の何人かの佇まいも実に粋である。藤野剛、河野所長、井上康夫、そして一際「奇跡の男」、山崎晋吾。 | ||||
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残り100ページくらいで結論が見え始めるけれども、そこまでの過程がしっかり構成されていて一気にページをめくらせる。 中学3年生の仕組んだこととは思えないリアルなのだ。 エピローグでほっとすることができるのだけれども、アクロイド殺人事件と並んでトリックを認めるかどうかで評価は分かれるかもしれない。 | ||||
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宮部作品は 時代物の方が好きですが現代物もそれなりに評価しています。ただし子供を扱った作品ではその年齢にくらべて常に多少のズレを感じていました。たいてい子供達があまりに幼すぎ、純粋過ぎ、良い子すぎでほとんど非現実的だったのがこん今回は珍しく年齢と時代にあっていたと思います。裁判に関しては中学生がこの日数でまとめ上げたのはちょっと無理があったかなと思いましたけど 大出くんの有罪、無罪を決める裁判という形をとったのはあくまでもほんとうのことを知りたいという手段にすぎないということはよく分かりました。ただしこの場合子供達の(せめて主要5~6人)その後に関して言及しなかったのはまずかったと思います。エンジョイしていた上よく書けていると思っていたので残念です。消化不良を解消するため自分で結末を考えて自分を納得させるはめになりました。 | ||||
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クリスマスの朝に発見されたある中学生の遺体。 彼の死は自殺なのか、それとも…? そして彼の死によって周りの人間の心の闇があぶり出され、 ほんのちょっとの悪意がさらなる不幸を生み出す 展開にぞわりとさせられます。 本当に読み応えがあります。 子供たちのいじめや自殺の問題と、 それに絡む教師、保護者、警察、マスコミの在り方。 それぞれの人物描写の丁寧さと 連鎖的に起こる事件に、いつしかどっぷりとはまり込む。 非常に面白いです。 | ||||
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帯で盛んに煽り立てるような特別な謎や驚きがあるわけでわないが、とにかく読む手が止まらなかった。 最後がまぁハッピーエンドってのが、やや物足りない気もする。 | ||||
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宮部ファンです。 やっぱし、いいです・・・ これと、時代劇シリーズの間で、もてあそばれる感じが、またよろしい | ||||
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この巻では冒頭から最後まで法廷パートです。 検事側・弁護士側が次々と証人を呼んで様々質疑応答する場面は緊迫感があり、ぐいぐい読ませます。 正直時間を忘れて読みふけました。 で、この巻を読むにあたりいくつか残ってた疑問があるのですが ・小林電器店の前の公衆電話から電話したのは誰だったのか? ・柏木は本当に自殺だったのか? (読者は自殺と知っているが、別の真相など用意できるのか?) ・告発文はどう扱うのか? (読者は偽者と知ってるが、裁判でどう扱われるのか?) ・弁護人・神原の意図はなんなのか? ・事件当日に柏木家にかかってきた電話は何だったのか? これらは鮮やかに料理され、長い長い本作を読んできた読者に十分報いる内容だったと思います。 最後の方で明らかになる事件の真相もかなりのカタルシスがあります。 作者の小説の特徴に、賢い人物の含蓄ある発言がよくでてくることがあげられるのですが、本作では、神原が養母に対して、自分だけ生き残ることに意味はあるのかという問いかけ対する答えがすごいよかったです。 ただ消化不良のまま終わった部分もあることは否めません。せっかくこれだけのページがあるのだからもっと裁判のその後や、登場人物それぞれの裁判後の描写を書いてほしかったです。それが残念だったので☆1つ減らしました。 | ||||
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第1部で、これまでに起きた事件の謎の解明に挑むと決意した藤野涼子が、学校で裁判をやることを決め、判事、検事、弁護士、陪審員を決める流れから、わずか15日間の間に様々な証言や証拠を集める内容です。 第1部では学校関係者や保護者など、いくつかの視点から描かれていましたが、この第2部では検事の藤野涼子と、弁護士の助手・野田健一の二人の視点でほぼ描かれています。そのため話しの広がりが第1部と比べると極端に狭く感じ、失速感は否めないと思いました。 とはいえ、新たな事件も起こり、関係者それぞれに新展開を迎えながらの調査パートは、やはり行き着く暇もない展開です。 告発文がでっち上げというのは読者視点からは明白なのですが、これを残された謎のように扱う展開にはとまどいを覚えますが、逆に作者がどう料理するのか、非常に興味をそそられます。 それに、自殺の真意や屋上の鍵をどうやって開けたか、という読者に解答が提示されてない謎もまだ残っているので第3部も楽しみです。 3部構成のため、最後まで読まないで評価することはできません。最後まで読んだ時、どういう評価になるか、期待もあるけど不安もあるというのが第2部の感想です。 | ||||
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公立中学校で起きた、不登校生徒の飛び降り自殺?事件。 これに端を発した、様々な怪事件。 これから先どういう展開になるんだろう、とまったく予断を許さない展開。 しかも第1部だけでもものすごい分厚い内容で、これと同じボリュームがあと2冊も続くっていったいどんなストーリーなんだよ!と思わずにはいられません。多分多くの読者が同じ思いを抱いているのではないでしょうか? 個人的には著者の現代ミステリーの最高峰は『模倣犯』だと思っていますが、これを読み終わったときには評価がかわってるかも、、、そんな予感を抱いています。 主人公は、物語開始当初は中学2年生。第1部終了時点では3年生に進級していますが、中学生ならではの多感さ、傷つきやすさなどをあますところなく描いてて、なんとなく懐かしい気分にもなります。 骨太のミステリーを読んでみたい人にお薦めです。 | ||||
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宮部みゆき大好きです。気力が落ちた時には「ぼんくら」「日暮し」を読みます。最近はそれに「おまえさん」が加わりました。特に歴史物が好きですが、現代物では、短編集「地下街の街」が私の中ではベスト1。1部の「事件」は、読み進めるのに時間がかかりました。2部は一気に。3部は宮部小説ではいつものことですが、読み終えるが惜しい、でも読み進めたい・・・の葛藤。結末の想像はついていましたが、それでも3部も読み応えがありました。「模倣犯」でも感じましたが、最後がちょっと物足りない感じはしました。あれだけ広がってしまうと仕方ないのかなとも思います。これで終わり?!と思ったところで最後の野田君の話。ほわっとした気持ちで読み終えることができました。さすがです。2部と3部では、知らず知らずの内に涙を出している自分がいました。もう一度、今度はゆっくりと読みます。 | ||||
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期待通り面白い。 三部まであるので、今後どんな風に話がすすんでいくのか 期待したい | ||||
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一人の少年の死をきっかけに動き出す物語。 この少年の死をきっかけにして起こる事件が複数あり、 様々な謎を残したまま第一部は終わるので第二部への期待を膨らませる、 700ページにもわたるプロローグと言えるのではないだろうか。 また、登場人物一人一人の心理描写が細かく、人間の汚い部分や良い部分がリアルに表現されている。 そのため物語にリアリティを与え没頭して読んでいくことが出来る本でした。 事件に立ち向かう少年少女たちの動向、、 第2部に期待です! | ||||
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