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ソロモンの偽証
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【この小説が収録されている参考書籍】
ソロモンの偽証の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全76件 21~40 2/4ページ
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上巻の評価と同じです。2部、3部を詠むといろいろ評価が分かれるでしょう | ||||
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私も皆さんと同様、長編3巻を読んだ後、「負の方程式」を読むためだけに 買い足しました。んーー、宮部ファンだから、悪くはないけどぉ~ ただ、ただ、ファンの為に、藤野涼子の「その後」を、杉村三郎との共演に よって彩ったに過ぎないサービスカットという印象です。 どうせなら、「夫」とのエピソードをがっつり描いてほしかったな~ ページ数の制限もあったのかな。 でもまあ、ちょっとお得感はあるかも(^^;) | ||||
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単行本を3冊読破した後、司書の方から、「文庫の最後には、藤野涼子さんのその後がわかる中編が掲載されている」と教えていただき、手に取りました。 確かに、藤野さんの20年後の姿が描かれていましたが、全く面白くなく、ガッカリしました。 神原弁護人のことにも少し触れていますが、彼のその後の方が興味があっただけに、数行で残念。 やはり失速は否めないです。 | ||||
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大どんでん返しを期待し、読み進めたのですが、「第2部 決意」の途中で予測したような結末でした。 「第1部 事件」が一番面白く、ジリ貧という感じ。 全巻通して感じたことは、判事、検事、弁護人を務めた中学生があまりに凄すぎ。 でも、どうせならば、本作「第3部 法廷」でも、スーパー中学生である「検事と弁護人」を際立たせ、その対決にスポットを当てて欲しかった。 ユーレイこと美術の丹野先生や塾講師の滝沢氏が語る「日本の教育の現状」がちょっと心に残った。 | ||||
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まあ、とにかく長いです。 果たしてここまで長くする必要があったのか。 とは言え、途中から一気に引き込ませる話の作り方はさすがの一言。特に最後の二巻は一気に読んでしまいました。 それだけに、ラストが大したどんでん返しもなく、6巻あった内容からすると、ある程度予想通りのラストで、ちょっと肩すかしを食らいました。 私の中で宮部みゆきの最高傑作は「火車」なのですが、それを10とすると本作は6という感じでしょうか。 まあ、元々ラストのどんでん返しにそんなに注力しない方なのかもしれませんが、6巻というボリュームにしては、やはりあっさりすぎるとい う感は否めません。 | ||||
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描き下ろしのためだけに文庫買い直しをしたんですが…。 後悔してます。 藤野さんが嫌いなわけではないけど、藤野さんだ後日談はいらないなぁ。 | ||||
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高校生ならまだしも、中学生にここまでできるかな??? という違和感をずっと感じながらも、それなりに作品の世界に入り込み、3部作、全6巻を一気に読んでしまいました。宮部さんの発想のすごさと、文章力の成せる技だったのだと思います。 読後の感想は、面白かったけど、もう少しすっきり短く出来たんじゃないか、 ということです。 個人的には、宮部作品は時代物(江戸物)の短編集の方がずっと好きです。 | ||||
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ハードカバーには載っていない後日談が書かれており、購入。 文庫一冊900円以上って高くないですか。 6巻全部そろえるとハードカバーと変わらない値段になります。ちょっと高すぎると思います。 | ||||
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ようやく話が動き出した感じでしたね。 普通にミステリーを読むように読めたけど、2部だけは。 | ||||
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1巻から一気に読んだ疲れも倦みもなく、「まだ終わらないの?」と 作者の息切れを疑いそうになると、グッとくる台詞を思いがけない人物に言われ、 夜中寝床で枕を濡らしながら本編は読み終えました。 動物に泣かされるのはよくあるが、人間は珍しい。 結局‘被害者’はいったいどんな人間だったのか? 何人もの登場人物が語るエピソードや証言から 組み立てようとしても、私の中ではキメラのままで整合性のある人物像には至らない気持ち悪さ。 それも宮部さんの目論みどおりなのだろう。 神原和彦の養父母。ずっと影が薄かったのだが、最後の最後にその意図が分かる。 生きる意欲を育てるために必須なものは何か?が、この二人の人物像に投影され、 神崎の致命的だったかもしれない心の傷がどんな風に癒されたかが腑に落ちた。 「やっぱりね」の真相に早くに辿りつきながら、 ≪思春期特有の高慢で滑稽な厭世≫対≪自明の生き残り欲求≫が残酷な結末を招く経緯と 神原の痛みの丹念な描写は、ページを繰る手を止めさせなかった。 人間が抱える厄介がひき起こす悲惨な出来事を、温・冷両方の目線で編んでいく巧みさと洞察力を 本作でも再確認すると同時に、人によって物事を見る目や考える力・品性は随分な差があって、 優れた者が劣る者に代って力を尽くし補てんしているように見える世の中に「なんだかなー」と モヤモヤする私に、せめて自分は真摯に傍聴するぐらいの人間でいようと心に誓わせてくれた作品。 ただ、巻末のオマケ作品は感心できないので辛目に☆−2。 せめてヒロインのお相手はそっちじゃなくあのコにしてくれた方がホンワカしたのに。 | ||||
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一人の中学生の死の真相を探るというのが柱。 ですが、 事件の犯人(というか当事者)が誰かという点は、 物語の序盤で出て来るある人物なんだろうなと 普通の読者ならすぐわかると思います。 (むしろミステリー好きであるが故うがった見方をして 何らかのミスリードがあるのではないかと疑ってしまうかも) 事件の当事者がわかってしまえばあとはどんな動機や状況だったのかが興味の対象ですが そこにたどりつくまでが長すぎますね。 別にこれだけの分量にする必然性があれば全く読むのに苦はないのですが 少々冗長だと思いました。 ただ、弁護人の最終弁論にはなかなか心打たれるものがありましたし、 読後感も爽やかです。 いわゆる「救いのない話」が嫌いな人にとっては、これはいいかもしれませんね。 (個人的には「救いようのない話」も嫌いじゃないので別にいいのですが) まあミステリーというより 青春群像劇と割り切って読むのもいいかもしれませんね。 | ||||
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手早く変えて良かった。近所のほんやさんでは売り切れだったので。 | ||||
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ミステリーではなく、青春小説と思って読めば面白いのかな。 重要でない登場人物の背景も丁寧に書きこむのは宮部作品の 魅力でもあるが、まり子やヤマシン、佐々木刑事からの 視点で書かれた章はいらないのではないか。 それらを削ってもっと短くした方がダラダラしないでよかったと思う。 あと、中学生が賢すぎることに加え、やたら目の色や顔色で 相手の心理状態を察知するという場面がとても多かったのに違和感を覚えた。 人生経験積んでも、人間そんなに見た目で他人の気持ちがわかるものではない。 主役とおぼしき藤野涼子に全く好感を持てなかったのも残念。 欠点のない出来過ぎな人物には、魅力を感じません。 | ||||
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作者の文章力でなんとか最後まで読みました(いくつか、無くてもよさそうなエピソードの挿入がありますが)。気になるのは、中学生がこんなこと言うか?中学生相手に(中学生でなくてもあかの他人相手に)大人がこんな対応するか?ということがあまりにも多い(というかそれが本書の主な設定なのでほとんど)ということです。途中で読むのを何度も止めかけました。人によって評価が大きく変わる本だと思います。映画化されるということですが、見に行かないと思います(不自然な設定なので、知らない国のSF仕立てか、超能力者の出てくる話になりそうで、どっちも好きではない)。 | ||||
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三部構成のうちどれが一番面白いと感じるかは人それぞれだと思いますが、自分の感想としては、 一部…ひたすら事件の背景と人間関係の説明ばかりで、陰鬱で退屈。 二部…捜査パート。子供達だけで裁判に備えてあれこれ準備するのが読んでてわくわくする。 三部…今まで判明したことの「まとめ」が多く、意外と盛り上がらない。 最後の証人が誰かも二部でとっくに予想がついてて期待外れ。 こんな感じでした。二部読んでる時が一番面白かった。 最後まで読んで「えっ、これで終わり!?」ってのが一番正直な気持ちです。 人物描写は力が入っていて、サブエピソードまでずっしり読み応えはあるんですが、 宮部みゆきには中学生を書くのはもう限界なんじゃないかとちょっと思いました。 中学生にしては有能すぎる、という意味ではありません。むしろそういう大人びた天才秀才中学生キャラは違和感ないのですが、 彼らの「年頃の中学生らしいところ」を書いたり、「平凡な脇役中学生」を書くと途端に違和感があるというか…。 1990年代の中学生だということを差し引いても、そんな死語使ってる子供いなかっただろと言いたくなるような場面が多い。 自分が近い年代だからそう思うのかもしれませんが。 一昔前でこの古臭さなんだから、2014年現代の中学生はとても書けないのだろうなあ。 | ||||
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文庫本で6冊、ん~長い。3冊めまでは一気に読み進みました。1・2は文句なしに面白い!早く次の展開を知りたくて、待ちきれなかったです。ですが、4.5.6冊と続く後半は現実離れし過ぎ・・・。こんな中学生いるか?の思いをぬぐいきれないです。期待が大きすぎました。かつて火車の最後に鳥肌が立った、あの感覚を求めていたので・・・。 | ||||
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一部のハラハラ感やドキドキ感に比べて、第二部は本当にかったるいです☆ 話がほとんど進みません。すでに最後の第三部まで、すべて読み終わっているので書きますが、重要なストーリーや伏線は一切ありません。 無駄に長かった気がします。それでも自殺の真相が知りたくて我慢して読み進めました。 全部で700ページ以上あるのですが、100ページくらいにまとめられる気がします。 今、振り返ってみても第二部の内容は、ほとんど印象に残っていません。それくらい内容の薄いものでした☆ でもクライマックスの3部は絶対に、読むべきだと思いますので、2部は我慢して読まなきゃいけません☆ | ||||
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冒頭からぐいぐい引き込まれて、夢中で読みました。 でも裁判が始まるとだんだん億劫になってきて、飛ばし読みしてしまいました。 「ごっこ」感すごいのに、なんの照れもなくなりきり過ぎの中学生に違和感… 一人一人の人間の魅力は、さすが宮部さんという感じでした。 やな奴はストレスになるくらいやな奴で(笑) ラストはいろいろ想像していたけど、それを上回る衝撃がありました。 飛ばし読みの真ん中と違い、冒頭動揺夢中で読みました。 たまに、宮部さんの作品はまさかのうやむやで終わるので、ドキドキしてましたが、真実がスッキリ明らかになったので良かったです。 | ||||
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作者の『ヤマシン』に対する妙な入れ込み(固執)が鼻につき、途中から鼻白み残念でした。 沢山いる登場人物の中。 なぜ中途から唐突に彼だけを短縮形(ヤマシン)で呼び。 大して意味のないその視点を、不必要に語らせるのか。 一読者として、もっと『内なる声』を語って欲しい登場人物はいたので。 山崎くんなんか、どうでもいいんですが‥‥と宮部さんに伝えたい。 | ||||
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「20年後の”偽証”事件を描く、書き下ろし中編「負の方程式」を収録」(カバー裏面)した文庫版の最終巻です。藤野涼子は検事になると想像していたのですが、「弁護士」(オビ裏面)になったとは。そして、神原くんとの関係は如何に? 「負の方程式だと、私は思った。教師と生徒、教える側と教わる側、導く側と導かれる側、圧する側と圧される側の組み合わせが間違っていて、だからどんな数字を入れたところで、マイナスの解ばかりが出てくる」(574頁)。 手練の作者の手になるだけあって、独立の中編としても十分に読ませる出来だとは思うのですが、『ソロモンの偽証』という作品世界を知ってしまった一読者としては、何かこうもう少しそれと濃密に連続した「その後の登場人物たち」みたいな構成を期待してしまっただけに、これは(正直に云うと)やや期待はずれ。『白線流し』のように、困っている藤野涼子をかつての仲間が助ける的なストーリーであれば、★5つでした。(あくまでも私見、というか評者の好みのみです。ちなみに、単行本は三巻全て★5つ。) | ||||
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