ザ・ロード

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評判

ザ・ロードの評価:

4.15/5点 レビュー 73件。 D ランク

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平均点4.15pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全90件 41〜60 3/5ページ
No.50
(4pt)

近未来ではなく、

既に世界規模に波及したChigurhに立ち向かう父の叡智を見出すべし。
ザ・ロード Amazon書評・レビュー: ザ・ロードより
4152089261
No.49
(2pt)

はっきり言って深くない

何か破滅的なことが起こって、絶望的な状況下でさまよう父子の話である。
 荒れ果てた世界の荒涼さはいいと思う。
 だが人肉食に走る人間を自分のこととして書けてないと思った。こういう状況になってみなければ分からないことだ。だいたい、この父子がまともな食べ物を探し出して食べた分だけ、他の誰かが人肉食に走るようになるのかもしれない。
 最後はハッピーエンドのつもりかもしれないが、もしこの破滅が人間のなしたことだとすれば、他の生物は、「我々をさんざん酷い目にあわせてまだ人類だけ生き延びるつもりか?」と言いたくなるのではないか。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.48
(4pt)

たんたんと……

父と子の会話が、シンプルな世紀末の描写の中に繰り返されていく。
時に残酷に。時に美しく。

「血と暴力の国」の方が圧倒的に面白かったけど、これもまた良かった。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.47
(2pt)

そんなにいいかなあ、、、

大森望と北上次郎の対談形式の書評集でけっこう押していた作品だったのでちょっと期待して読んだのですが、何が高評価なのかさっぱりわからなかった作品です。趣味の問題といえばそれまでなんですが、、、
読み終えたとき、まず、アメリカ人には受ける話なのかもしれないなと思いました(ロードムービー的な話ですよね)。ああいう広大な土地に住んでいないと実感が湧きにくいかも。あと原文の英語だと、もっとドライでそっちのほうが、逆に感動する話なのかもしれない。
ほかのレビューアーの方も訳がいまいちといわれた方がおられますが、私もうまくいえないですが、原文の質感を生かした訳ではないような感じがしました。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.46
(5pt)

此の本を読まなかったら、「血と暴力の国」はまだ読んで無かったと思う。

映画も本もロード物って、結構観たり読んだりする事が多いと改めて

感じさせられた。

作者の本を読んだのは此れが最初である。総じて文学からは足が遠のいて

しまった。

世界が終末を迎える様な状況の中で、南へ向かう父親と息子の物語が

静謐な描写で綴られて行く。名前も年齢も二人の会話から推測するしか

無い。セリフにも「 」が付けられて無い。「 」の無い文章がこれ程

読み易いと初めて知らされた。

世界は飢餓状態で極限に達しており、人肉さえ食べるしか無いあり様で

人間が敵である以上、父親は非情にならざるを得ないが、息子には

其の非情さを理解する事は出来ても、受け入れる事が難しい。

そんな息子を心配する父親の心境も読み手の胸に迫る。

途中から父親の体調が悪くなっていく。此の辺りから物語の最後を

作者が如何に終わらせるのか、気になって一気に読み進んでしまった。

読後、久しぶりに泣かされた。

最後の6行に作者の心境と思える文章が吐露されており、その文章が

美しいだけに胸が痛くなる。

此の小説を読んで、すぐに「血と暴力の国」」をAmazonで

購入した。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.45
(5pt)

買いです。

遅ればせながら初めて読みましたが、期待以上の作品でした。同趣向の作品として、訳者解説でも触れられているハーラン・エリスンの「世界の中心で愛を叫んだけもの」や、昨年くらいに読んだマーセル・セローの「極北」等も思い出しましたが、題名通り、ひたすら南を目指して歩く父子の姿を描くだけでありながら、読み飽きさせることなく、緊張感をもって読了させる手腕に脱帽です。ところで、その訳者解説にある、とある日本のテレビドラマと映画との類似性については、たしかに言われてみればと納得できるものがありつつも、どうもその日本の映像作品には、申し訳ないですが、滑稽な印象があって、先に解説に目を通すことがなくて本当によかったです。
ザ・ロード Amazon書評・レビュー: ザ・ロードより
4152089261
No.44
(5pt)

何度も止めようと思った。

重く暗く何時終わるともしれない親と子の旅。何度読むのを止めようと思ったことか。知人に寒い曇った日に読むと良いと進められて読み始めたが、読み終わった時身体が強張った感じが残っていた。読み応えのある素晴らしい一冊だった。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.43
(2pt)

これはキツいx_x~☆

「暗いなぁw」というのが印象です。

救いが無いっていうはいいんですが(私は嫌いですが^^;)、
「シュチュエーションもっとなんとかならないの?」って言いたい。

アメリカ人って、文明が崩壊すると銃器乱射して人肉食べるのが普通なの?って聞きたい。
『ザ・ウォーカー』が同じシュチュエーションだったし、近未来の作品は、悪党はびこる世界ばっかり出してくる。
そのほうが作品にしやすいっていうのは解るけど、助け合うとか協調して乗り切るって思想が無いのかなぁ?
読み終わりましたがキツかった・・・
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.42
(3pt)

好みが分かれるが間違いなく傑作。ただ翻訳で魅力70%減

標題通りです。

大きなアクション展開やドラマなどおこらず、割と淡々と進んでいく感が読者を選ぶかと思います。

ただ個人的には読み終えて1か月ほどは正解が一切わからないサバイバル生活の中、
生死をわける選択肢を繰り返し選んでいかなければならない状態にある主人公たちに投影し、
「自分ならどうしただろう」という思いにしばらく耽ることが出来た数少ない作品でした。

面白いですし、たぶん30〜40代男性が感情移入しやすい作品だと思います。

ただ訳が台無しにしています。詩的表現を訳せるスキルを一切持ち合わせてない訳者が
グーグル翻訳でコピペしただけか???というレベルのものに仕上がっています。本当に酷い。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.41
(4pt)

ひたすら南へ

ひたすら南へ向かう親子。
設定も何もわからぬままに物語は進んでいく。
何の希望も見いだせないままなのだ。
それでも生きることを捨てるわけにはいかない。
父親の愛情は切ないほど伝わってくるけれども、それだけの物語だった。
ザ・ロード Amazon書評・レビュー: ザ・ロードより
4152089261
No.40
(5pt)

読み通す勇気をもて。世の父親よ。

「ザ・ロード」(コーマック・マッカーシー)を読み終わった。
読み通すためにはありったけの勇気と自制心をかき集める必要があった。
読む者の魂を直撃する作品である。善き者たちよ永遠であれ。
「おそらく世界は破壊されたときに初めてそれがどう作られているかが遂に見えるのだろう。」(本文より)
ザ・ロード Amazon書評・レビュー: ザ・ロードより
4152089261
No.39
(5pt)

B'zの稲葉さんが読んでいたので

邪道ですがB'zの稲葉さん(ボーカル)が好きな作品として
あげていたので私は読んでみました。

読んでみたらB'zがどうというより素直に面白いと
感じる作品でした。

舞台は何らかの理由で生命がほとんどなくなった灰色の世界。
倫理観がほぼ死滅し暴力がはびこる世界。

そんな中で父と子が旅を続けます。理由は語られていますが、
私には理解できませんでした。

ただ読んでいて、将来訪れるかもしれない退廃世界の雰囲気と、
それでも存在し続ける善意という希望を感じ取ることができました。

個人的にはストーリーではなく雰囲気を読ませる小説だと思います。
上記のように退廃と希望を感じたい人やB'zが好きな人におすすめの
本だと思います。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.38
(5pt)

野心作とはこれのこと!

登場人物に名前がない、会話がかぎかっこに入っていない、固有名詞の徹底した排除などスタイルからみても背景説明の排除といったプロットからみてもぎりぎりまで装飾を取り払った野心作。聖書、神話を読んでいるような気持ちになった。作者が自分への挑戦として書いたのではないかとも思われる。過剰なもの、情報にあふれた現在であるからこそ、こうした問題提議としてミニマリスティックなアプローチがすばらしい。carry the fireという謎めいたフレーズが詩の一節のように強烈。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.37
(4pt)

理想と現実にゆれながら

ピューリッツア賞のSFってどういうのだろ?と思って購入しました。
読み始めで、なんとなく「ああ、核戦争後の親子の話か」と分かり、中盤で親子の過去が明かされます。
(世界がなぜそうなったのかは描かれないけど、描かないところがよかったのだと読後に思いました)
核戦争後の世界、略奪・殺人・共食いが横行する中、世界が荒廃した瞬間に生まれ落ちたわが子に、父親は必死に色んな事を教えようとします。
それは、この荒廃した世界で生きる術、逃げ伸びる術、身を守る術、同時に人間として持ち続けてほしい理想でした。
しかし父子が新天地への旅を続けて行くにつれ、理想と現実の矛盾の多さに苦しみ、時には衝突することとなります。

読んでる最中は「なーんか、ぱっとしなくて面白くないな」と思ったのが本音。
宗教的(?)な隠喩も多くて、仏教徒の私には、多分作者の意図が伝わっていない部分も多いのだと思います。
ほんとに終盤まで作品の良さが分からなかったのですが、ラスト数ページに差し掛かると急に感動が湧きあがってきました。小さな沢山の積み重ねが生んだラスト、そんな感じです。

似たような出来事が繰り返されますが、斜め読みせずに、しっかり最後まで読むことをお勧めします。

ちなみに、この本は映画にもなってます。そっちもいい作品に仕上がってます。(キャストの肉付きがいいので、荒廃した世界に生きる人に見えませんが、そこは目をつぶってください)
ザ・ロード Amazon書評・レビュー: ザ・ロードより
4152089261
No.36
(5pt)

今までも、これからも・・・これが最高

最初の三行

森の夜の闇と寒さの中で眼を醒ますと彼はいつも手を伸ばしてかたわらで眠る子供に触れた。
夜は闇より暗く昼は日一日と灰色を濃くしていく。
まるで冷たい緑内障が世界を霞ませていくように。
彼の手はかけがえのない息に合わせて柔らかく上下した。

この文を読んで今までもこれからも私にとってこの作品が最高と思いました。

父親は最後の神である少年を連れて
灰色の世界をカートを押して「火を運ぶ人」(善き人)にならなければならない。
それは過酷な運命を背負うということ

句読点がなく。会話も詩のように「 」がなく感情も抑えられた文は
たとえば感情的に歌う歌より感情を抑えて歌うほうが聞き手の感情に訴えかけるように
読者の心に深く浸透していきます、

とにかく美しい。奇跡的なほど美しい少年と、それを包み込み、守り、未来につなげていこうとする父親の姿はキリスト教的なにおいが強いかもしれませんが、

とにかく美しい。
ザ・ロード Amazon書評・レビュー: ザ・ロードより
4152089261
No.35
(3pt)

原因が分からない

SFが好きなので、ハヤカワの棚の前で「今売れてます」だけで核戦争終末ものと思い購入しました。
内容的には他のレビューのとおりです、読ませてくれます。うそ寒くて暗い気持ちになります。
しかし、SFファンおじさんは状況に至る原因が気になって困ります。

1、核戦争? 北米大陸と思われるが放射能汚染の兆候がまったくない。
2、地殻変動による火山の噴火? 温暖化していない、却って寒冷化している。
3、第○次氷河期? 子供が生まれる前後の長くても数週間という短時間で状況が変化しているし、海が凍結していない。
4、隕石の落下による気候変動? 恐竜も絶滅したのだが、やはり当初は高温化すると思うけど

放射能汚染がないのに塵が降り積もっている、地上はともかく海中にも生物がいないのが不思議。植物も再生できないようだ、でも一部の人間だけが普通に生存している。
どうにも気になります。
ここが分からないと、ラストでのコミュニティーの将来が見えないので読み終わった気がしない。

どなたか教えてください。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.34
(5pt)

衝撃的な世紀末の世界

(おそらく)核によるものとおもわれる世紀末を迎えた近未来のアメリカ(おそらく)。
すべてが死に絶え、灰色の雲と灰に覆われた地上を、ショッピングカートにわずかばかりの日常品を積み込んだ父子が南の土地を目指す。
子は世紀末後に誕生、それ以前の世界を、知らない。
生き延びた人々が生死をかけ、殺戮を繰り返す日常。
ひたすら歩き続ける父子。
…ストーリーは極めてシンプルなロード・ストーリーだが、衝撃的な読後感だ。
ほぼ、何の説明もなく、唐突に始まる世紀末の世界の不気味さ。
モノクロの、生物の死に絶えた地上の漠とした寂寥感。
ラストをどう迎えるのかハラハラものだ。
著者のほかの作品は、どうも肌にあわないのだが、
この作品は、評価はともかく、長くその読後感が刻み込まれ、記憶に残るだろうと確信した。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.33
(5pt)

素晴らしい!

ここ5年ほど仕事にかまけ、読書からかなり遠ざかっていたため最近乱読中でコーマック・マッカーシーも初体験となった。まず、本作は素晴らしいの一言に尽きる。怜悧でありながら力感のある文体が不毛の世界を見事に描ききり、その力はラストまで枯れる事がない。著者はすでに70歳を超えていると聞いたが、そんな高齢にも関わらず創造性や文章の瑞々しさが失われていないのは驚くべき事だ。本作のようなストーリー展開の幅と具体性に制約があるタイプの作品は読者を飽きさせずに描く文章力が要になる。特にその点に関して僕は脱帽した。〜本作はアメリカでハードカバー、ペーパーバック合計で170万部の売上だと側聞した。純文学は売れないのが常識のようになってしまっている。それは時代背景など様々な要因もあるが、まず第一に面白くないから売れないのだ。つまり、本作のように内容、文章ともに素晴らしく面白ければ売れる。アメリカの純文学界はリチャード・パワーズ、トマス・ピンチョン、ポール・オースター、ジョン・アーヴィング、ドン・デリーロら、凄い現役作家が何人もいる。無論、コーマック・マッカーシーもその中の一人だ。
追記:ハヤカワ書店はカズオ・イシグロ、本著者、アゴタ・クリストフなど本当に良い作家の良い本を意欲的に出版していますね。しかも文庫で廉価に入手できるようにするところが素晴らしい。ドン・デリーロなど文庫にする事すらなくすぐに絶版にしてしまう新潮社などは見習ってほしいものです・・・。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.32
(2pt)

絶賛するほどでは・・・

評価が分かれる小説です。
私には今ひとつ現実感がなく、近未来小説としてはあまり評価できません。
なるほど「世界の終わり」に、主人公が子供を生きるためのよすがとしているのは分かりますが・・
他の動物がほとんど死に絶え、植物も枯死する状況で果たしてこのような状況がありうるのかと疑問だらけ。
南をめざして(海)移動を何年も過ごし、悪鬼のごとき人間が跋扈する世界。
漫画では面白いだろうが、小説としてはピンとくるものがない。
この小説が受賞したこと自体が、現代小説の貧しさを示しているようです。
最後に何を言いたかったのか?とって付けたような最後の場面は???の連続。

途中で何か同じようなプロットで・・・と考えたら、スティーブン・キングの
「死のロングウォーク」を思い出しました。
キングの作品はもっと「不条理」でシチュエーションも「漫画もどき」ですが
さすがにストーリーテラーとしての面目躍如。

この小説は、「スカスカの小説」としか思えず、余り評価はできません。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.31
(5pt)

淡々として延々…でもどこか悟性に働きかけてくる

この物語に登場する人たちはみな生存者ではない。
焼き尽くされ既に灰となってしまった世界が
完全な終わりに向かうプロセスの中で
ただ死に遅れてしまった人々です。

明確なものは何もない。
今がいつなのか…明日はどうなるのか…
確かなのはただ今という瞬間にまだ死んではいないという事実と、
きっともう長くは生きられないだろうという静かな覚悟。

すべてを諦め、すべてを疑わなければ生き延びられない…
ただひたすら父を信じ父を見つめ続ける少年と、
父親が交わす短い言葉での対話が哀しく胸に迫ります。

死滅した世界の遺灰がただ風に舞うだけの…
凍てつく道をふたりは歩きつづける。
ただひたすら南へ向かう父子の行程を見つめながら、
この物語を読む側も瞼を閉じ息が絶えそうな
疲労と寒さを重く感じてくる。

本当の世界の終わりとは…
もしかしたらこうなのかもしれない。

淡々として延々…
描写される父子の毎日を読み取るには、
想像力が求められる独特の筆致で書かれた作品。
でも本当は、現実の将来を考えるのにも、
同じ想像力がもとめられるのだと思う。

世の中には、決して元に戻せないもの、
ふたたび創り上げることなどできないもの…
そういったものがたくさんある。
人間はすべてに手を付けてしまった。

たとえば50年後…
絶えずに続いてきた人間という一団は、
自分たちを種として存続できているのだろうか…?

生気と色を失くした世界…ひと組の父子…
延々とつづくふたりの行程…
そこには安易な平和や自然保護についての主調があるわけでも、
ましてや読者に何かを判らせようとするような
押し付けがましいメッセージがあるわけでもない。
でも自分の中の悟性のどこかに静かに働きかけてくる力を感じます。

世界には罪の数よりも罰のほうが多い…
自分たちは自らの罪によりどれほど多くの罰を後代に残すのだろう。
読み終わった時についつい、
子供たちの笑顔に救いと気づきを求めたくなってしまった。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606