ザ・ロード

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ザ・ロードの評価:

4.15/5点 レビュー 73件。 D ランク

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平均点4.15pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全70件 1〜20 1/4ページ
No.70
(5pt)

生きるよすが

核戦争があった後であるのか、文明の崩壊し人類の数多が死滅し荒廃した世界を父と幼い男の子は旅、いや、流浪する。海へとむかって。みずからを火を運びもの、善きものと見なし。それは子を励ます父との創作であるわけだが、それは創作とばかりも言えず。言えず、というのか、そういう創作は、人にとって必要不可欠なものであり。宗教が生まれたこと、宗教のうすれた後に代わるものがでていること等思い併せれば自明なことだろう。もしくは「越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容げて、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。」SFだとかエンターテイメントで馴染みのある設定だが、かつハードボイルドのように心理描写がほとんどないにも関わらず、紛れもなく純文学。叙述が的確で彩りがあり独創性があり、うつくしい。激しくはないものの、しみじみと感動のわく。それは生命の瀬戸際であり、父と子ふたり旅、ということによるものだろうか。上質なロードムービーを観るような心地を堪能できた。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.69
(5pt)

生きるよすが

核戦争があった後であるのか、文明の崩壊し人類の数多が死滅し荒廃した世界を父と幼い男の子は旅、いや、流浪する。海へとむかって。みずからを火を運びもの、善きものと見なし。それは子を励ます父との創作であるわけだが、それは創作とばかりも言えず。言えず、というのか、そういう創作は、人にとって必要不可欠なものであり。宗教が生まれたこと、宗教のうすれた後に代わるものがでていること等思い併せれば自明なことだろう。もしくは「越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容げて、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。」SFだとかエンターテイメントで馴染みのある設定だが、かつハードボイルドのように心理描写がほとんどないにも関わらず、紛れもなく純文学。叙述が的確で彩りがあり独創性があり、うつくしい。激しくはないものの、しみじみと感動のわく。それは生命の瀬戸際であり、父と子ふたり旅、ということによるものだろうか。上質なロードムービーを観るような心地を堪能できた。
ザ・ロード Amazon書評・レビュー: ザ・ロードより
4152089261
No.68
(4pt)

子連れ狼×少女終末旅行=親子終末旅行

おそらく終末戦争が起きて荒廃し草木も枯れ寒冷化が始まった世界を舞台に、暖かい南を目指して、荷物を詰めたショッピングカートを押しながら旅する父子の話。

生き残ったわずかな人間たちは、ある者たちは武装した強盗団となり、ある者たちは人間を文字通り喰らうようになった。
そんな世界をふたり孤独に旅する親子。

自分たち以外は信用できない、とかたくなに説く父
世界が崩壊してから生まれたのに人を信じたいという子
親子の目的である「火を運ぶ」とは……?

淡々とした文章とは裏腹に以外と飽きが来ない。
ただ取り扱うテーマが重たいので元気な時に読まないとまずいです。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.67
(4pt)

子連れ狼×少女終末旅行=親子終末旅行

おそらく終末戦争が起きて荒廃し草木も枯れ寒冷化が始まった世界を舞台に、暖かい南を目指して、荷物を詰めたショッピングカートを押しながら旅する父子の話。

生き残ったわずかな人間たちは、ある者たちは武装した強盗団となり、ある者たちは人間を文字通り喰らうようになった。
そんな世界をふたり孤独に旅する親子。

自分たち以外は信用できない、とかたくなに説く父
世界が崩壊してから生まれたのに人を信じたいという子
親子の目的である「火を運ぶ」とは……?

淡々とした文章とは裏腹に以外と飽きが来ない。
ただ取り扱うテーマが重たいので元気な時に読まないとまずいです。
ザ・ロード Amazon書評・レビュー: ザ・ロードより
4152089261
No.66
(4pt)

切なく美しくツラい

自分が娘と旅をしているような感覚になる。絶望の中、たまに生き延び、でも確実に衰弱していく。読むのがツラくなるが、読み進めずにはいられない。グッと心を握られた。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.65
(4pt)

切なく美しくツラい

自分が娘と旅をしているような感覚になる。絶望の中、たまに生き延び、でも確実に衰弱していく。読むのがツラくなるが、読み進めずにはいられない。グッと心を握られた。
ザ・ロード Amazon書評・レビュー: ザ・ロードより
4152089261
No.64
(5pt)

信じられない作品

真の芸術は現実の時間と空間を忘れさせてくれるように、この本は本当の天才によって書かれたように思います。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.63
(5pt)

信じられない作品

真の芸術は現実の時間と空間を忘れさせてくれるように、この本は本当の天才によって書かれたように思います。
ザ・ロード Amazon書評・レビュー: ザ・ロードより
4152089261
No.62
(5pt)

よそよそしい世界を旅する親子

灰で曇った空、冷たい雨と雪、薙ぎ倒された森、荒れた街、黒い海、溶けたアスファルトの道。この物語の世界の全てがよそよそしい。
そんな世界を善き者である親子が南を目指しひたすら旅をしている。
親子が安住できる場所はなく、常に飢えと寒さ危険と隣り合わせである。
このよそよそしく、タフな世界にあって、少年の底抜けの純粋さと、脆さの対比が印象的であった。
何故世界はこうも荒廃したのか、火を運ぶ者とは何なのか。想像力を掻き立てられる、素晴らしい作品であった。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.61
(5pt)

よそよそしい世界を旅する親子

灰で曇った空、冷たい雨と雪、薙ぎ倒された森、荒れた街、黒い海、溶けたアスファルトの道。この物語の世界の全てがよそよそしい。
そんな世界を善き者である親子が南を目指しひたすら旅をしている。
親子が安住できる場所はなく、常に飢えと寒さ危険と隣り合わせである。
このよそよそしく、タフな世界にあって、少年の底抜けの純粋さと、脆さの対比が印象的であった。
何故世界はこうも荒廃したのか、火を運ぶ者とは何なのか。想像力を掻き立てられる、素晴らしい作品であった。
ザ・ロード Amazon書評・レビュー: ザ・ロードより
4152089261
No.60
(5pt)

ロードノベル

序盤の装飾された文体による詩的な情景描写の連続は
このまま最後までこれが続くなら読みにくいなあとうんざりしていましたが、
この世界の設定に馴染み始めるころにはすっきりとした簡潔な文章になり、
気づいた時には物語にすっかり夢中になっていました。

親子以外の登場人物や視点が広がり始めると、
物語は断然おもしろくなっていきます。
「血と暴力の国」のような激烈さや鋭利な文体に比べるとはるかに読みやすいですが
やはりマッカーシーにしか書けない魅力がこの本にも詰まっていました。
すばらしい小説でした。
ザ・ロード Amazon書評・レビュー: ザ・ロードより
4152089261
No.59
(5pt)

ロードノベル

序盤の装飾された文体による詩的な情景描写の連続は
このまま最後までこれが続くなら読みにくいなあとうんざりしていましたが、
この世界の設定に馴染み始めるころにはすっきりとした簡潔な文章になり、
気づいた時には物語にすっかり夢中になっていました。

親子以外の登場人物や視点が広がり始めると、
物語は断然おもしろくなっていきます。
「血と暴力の国」のような激烈さや鋭利な文体に比べるとはるかに読みやすいですが
やはりマッカーシーにしか書けない魅力がこの本にも詰まっていました。
すばらしい小説でした。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.58
(4pt)

読む価値があります。

昔からSFが好きで良く読んでいます。これは核戦争の後、絶望の中を彷徨う父と子の話ですが子供の汚れないまるで天使のような性格が救いになっています。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.57
(4pt)

読む価値があります。

昔からSFが好きで良く読んでいます。これは核戦争の後、絶望の中を彷徨う父と子の話ですが子供の汚れないまるで天使のような性格が救いになっています。
ザ・ロード Amazon書評・レビュー: ザ・ロードより
4152089261
No.56
(4pt)

荒廃した世界の一筋の希望

終始ほのかな絶望感を漂わす物語。
年齢を重ねるごとに味が出る小説である。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.55
(4pt)

荒廃した世界の一筋の希望

終始ほのかな絶望感を漂わす物語。
年齢を重ねるごとに味が出る小説である。
ザ・ロード Amazon書評・レビュー: ザ・ロードより
4152089261
No.54
(5pt)

火は闇を照らす光の源である

先ず世界があった。
世界は"二度とはもとには戻せないもの。ふたたび同じようには作れないもの。"であり、そこにある"すべてのものが人間より古い存在"である。
唯一無二にして完全無欠、奇跡のような。その世界の有り様を「善」と呼ぶ。

すべての生命はその出自である環境に適応することが生存の条件であり、人間も例外ではない。人間が他の生命と異なるのは、その欲望が肉体という檻を破り無制限に肥大してしまったことだ。
生まれたての人間はニュートラルな存在であり、生き延びるためにはその微妙なバランスを常に「善」の側に加重し続けなければならない。愛する者を守りたいなら、その者にも「善くあれ」と教え込まねばならない。自らと愛する者へのたゆまぬ働きかけ、「善」への駆動だけが人間と世界の共存を成立させる。

しかしその不断の努力を怠った瞬間、欲望を抑え込むことに失敗した瞬間、人間はいとも簡単に「悪」へと転落し、その罪業は自らの母体さえも地獄に変える。人間は世界を道連れに自滅しながら、初めて取り返しのつかない無知を自覚する。もはやすべてが手遅れであり、無意味である。

"おそらく世界は破壊されたときに初めてそれがどう作られているかが遂に見えるのだろう。"

シビレている場合ではない。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.53
(5pt)

火は闇を照らす光の源である

先ず世界があった。
世界は"二度とはもとには戻せないもの。ふたたび同じようには作れないもの。"であり、そこにある"すべてのものが人間より古い存在"である。
唯一無二にして完全無欠、奇跡のような。その世界の有り様を「善」と呼ぶ。

すべての生命はその出自である環境に適応することが生存の条件であり、人間も例外ではない。人間が他の生命と異なるのは、その欲望が肉体という檻を破り無制限に肥大してしまったことだ。
生まれたての人間はニュートラルな存在であり、生き延びるためにはその微妙なバランスを常に「善」の側に加重し続けなければならない。愛する者を守りたいなら、その者にも「善くあれ」と教え込まねばならない。自らと愛する者へのたゆまぬ働きかけ、「善」への駆動だけが人間と世界の共存を成立させる。

しかしその不断の努力を怠った瞬間、欲望を抑え込むことに失敗した瞬間、人間はいとも簡単に「悪」へと転落し、その罪業は自らの母体さえも地獄に変える。人間は世界を道連れに自滅しながら、初めて取り返しのつかない無知を自覚する。もはやすべてが手遅れであり、無意味である。

"おそらく世界は破壊されたときに初めてそれがどう作られているかが遂に見えるのだろう。"

シビレている場合ではない。
ザ・ロード Amazon書評・レビュー: ザ・ロードより
4152089261
No.52
(4pt)

善悪の素因数分解

リドリー・スコットの『悪の法則』を観て衝撃を受けたので、脚本を書いたコーマック・マッカーシーの小説を読んでみた。
『ザ・ロード』は、多分戦争が原因で滅び、冷えていきつつある世界を、主人公の父と息子が、寒冷化から逃げるように南を目指して旅をするという話。
終末がテーマの映画や小説は数多あるが、これほど悲惨な終末世界の描写はなかなかないのではなかろうか。
そういう状況のなかで発生する葛藤は、善悪や生死の素因数分解をしているような感覚を味わえた。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.51
(5pt)

美しい詩のような物語。

何回か読んだ後でも、たまにパラパラと開いてそこに書いてある文章を読み返しています。
小説でありながら、全編がとても美しい詩を思わせます。
美しい文章だけではなく、物語もとても完成度が高いと思います。
たいていの物語は一度読んだきりですが、この本はこれから何度も読み返していこうと思います。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606