ザ・ロード
評判
ザ・ロードの評価:
4.15/5点 レビュー 73件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1〜10 1/1ページ
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ザ・ロードの評価:
4.15/5点 レビュー 73件。 D ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
とりわけて、SF小説的にも映画的にも印象的な出来事がない中で、
次々と食料や物資を“補給できているところ”が余計つまらなさに拍車がかかり、
また自然描写が極端に少ないところ、現在地や時間性が削ぎ落とされているといった不自由の中、
決定的なのは訳者の力量不足、著者本人がどれくらいこういったSFの知識と技量を持っているのか
全く不明瞭なところが随所に見えてきたので、この作品との付き合いをやめてしまおうかと思った。
しかし、最後で父が亡くなるところを見ると、
急にヒトの親としての情緒が生まれ出し、乾いた涙が出てきた。
そこから作品を振り返るに、ショッピグカートというヴィークルに親子が乗り、
「善なるもの」という「火」を荒廃した灰色の極寒の地から“南へ”運ぶ直線的な動線が
なんとも言えず、これは文学的なものに成っているのではないか?と
ぐぐぐっと存在感が増してきた。
運命共同体という中での善なるものを求めての旅。
息子に現実を教えなくてはならない、あるいは見せたくない、
しかし最後は守らなくてはならない父親の背中。
おそらく太陽が出ていたころの青葉茂る頃の大地と空を知らない
善なる心を持っている息子の存在は子連れ狼を例に出すまでもなく、十分文学的である。
ただ、惜しむべくはそこまでの世界観と導線を読者に埋没させることに、
この著者と翻訳者は成功させることができたのか?という一点に尽きると思う。
描き方と舞台の演出、会話の構造やちょっとした過去について、、
これらの提示が足りてなかったことに非常に惜しまれるし、残念に思われた。
また、これが外国小説初めての方や名称や書店での売り込みについ購入してしまった読者諸氏には
ハードルが高かったのではないだろうか?
映画もあるようなので、機会があったら観てみたい。