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運命の強敵



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【この小説が収録されている参考書籍】
運命の強敵 (ハヤカワ文庫NV)

運命の強敵の評価: 4.25/5点 レビュー 4件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

「冒険」「軍務」「傭兵」よりは「テロ」「パニック」色強し

かつて演習で交わったことのあるアメリカとイギリスの海兵隊員のまさに「ガチンコ勝負」。出自からテロリストとなったイギリス人は、なんと皇太子ウエディングに沸くロンドン市街やメジャーリーグ試合中のサンフランシスコで毒ガステロを敢行。数千人の死者を出す最悪の結果となってしまう。

これを追うアメリカ人はすでに死亡したことになっており、過去の履歴を完全にクリーニングされていて軍や警察、情報機関から完全に離れた(後半ですべての組織力が結集されるのだが)極秘のチームを率いる。従来のこのタイプの小説にありがちな対決の段階として「ライフル」→「マシンガン」→「ピストル」→「ナイフ」→「素手のタイマン」という過程は一切なく、凄腕同士の対決は、たった1発の銃弾で最後の最後に雌雄を決する。

映画的なハッピーエンドとなることもなく、第3作に続くようなラストや小説とはいえあまりに凄惨なテロの描写、民間人もあっという間に殺してしまうシーンなどには意見が分かれるかも知れないが、かなり従来型の「正規軍務忠実型」「スーパーヒーロー型」「ダーティー傭兵型」などの枠にはおさまりきらない新ジャンルとして貴重な作品に仕上がっている。
運命の強敵 (ハヤカワ文庫NV)Amazon書評・レビュー:運命の強敵 (ハヤカワ文庫NV)より
4150412642

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