虎よ、虎よ!

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評判

虎よ、虎よ!の評価:

4.04/5点 レビュー 69件。 B ランク

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平均点4.04pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全147件 61〜80 4/8ページ
No.87
(5pt)

面白くてびっくりした

テレポーテーションが当たり前になった時代。
電話をするよりも直接会ったほうが早い、ということからもわかるように、テレポーテーション時代の社会は、経済や思想がテレポーテーションを基準に考えられるようになっている。そんなある日、ガリー・フォイルは宇宙船で宇宙空間を漂流する。半年も酸素のやりくりをして、孤独に生きて、やっとのことで別の宇宙船を発見する。のだが、何度も送った救難信号が無視されて素通りされてしまう。その宇宙船の名前はヴォーガ。フォイルはヴォーガに復讐を誓うのだった。お前を破滅させてやる。
序盤はこんな感じ。

うおお、と思いますよね。
なんてわくわくする世界観なんだ、と。
これからどんなことが起こるのだろうか、と。

しかもこれ、60年も前につくられたお話なんですね。両親もまだ生まれてないよ!
60年も前につくられたお話で興奮できるのだから、これだから小説というものはいいです。

とにかくテンポがよかった。
次から次へと展開が進んで、ほとんど飽きが来ない。フォイルの乗っていた難破船にはとある重要な物が載せてあり、それでフォイルが全世界から狙われることになる。フォイルにとっては復讐の邪魔だ。だから返り討ちにしてやる。このサスペンスと爽快なアクションが、飽きのこさせない要因なのではないかと思う。

個人的に、テレポーテーションで時差分だけ時間が戻るのがお得、という小話が好きだった。
そりゃそうだよなあ、と思いました。

一方で、勢いがいい分、心理描写に書き込みが少なくてキャラの行動が不可解な部分もあった。
キャラが強引すぎて、作者の吊り糸が見えちゃうんですよね。心理に飛躍というか、読者が置いてけぼりになるといったほうがわかりやすいか。展開重視の弊害でもありますね。もうちょっと丁寧に進めてもよかったのではないかなと思う。
フォイルの行動原理はわかりやすいんですけどね。決して共感できるようなキャラではないが、納得はできます。しかし他のキャラは、特に女キャラは吊り糸がひどい感じです。

まあそんな感じで良い部分も悪い部分もあるのですが、これは間違いなく傑作だと思います。
私はやることがたくさんあるので、休憩がてらに一章を読むという読書スタイルなのですが、これは一章で終わらせるはずが二章分まで読んでしまうということが多々ありました。もう夢中でした。こんなことを言ったら怒られるかもしれませんが、良い意味でライトノベル的であります。是非とも虎よ虎よの世界にどっぷり浸かってみてください。
おすすめです。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)より
4150116342
No.86
(5pt)

面白くてびっくりした

テレポーテーションが当たり前になった時代。
電話をするよりも直接会ったほうが早い、ということからもわかるように、テレポーテーション時代の社会は、経済や思想がテレポーテーションを基準に考えられるようになっている。そんなある日、ガリー・フォイルは宇宙船で宇宙空間を漂流する。半年も酸素のやりくりをして、孤独に生きて、やっとのことで別の宇宙船を発見する。のだが、何度も送った救難信号が無視されて素通りされてしまう。その宇宙船の名前はヴォーガ。フォイルはヴォーガに復讐を誓うのだった。お前を破滅させてやる。
序盤はこんな感じ。

うおお、と思いますよね。
なんてわくわくする世界観なんだ、と。
これからどんなことが起こるのだろうか、と。

しかもこれ、60年も前につくられたお話なんですね。両親もまだ生まれてないよ!
60年も前につくられたお話で興奮できるのだから、これだから小説というものはいいです。

とにかくテンポがよかった。
次から次へと展開が進んで、ほとんど飽きが来ない。フォイルの乗っていた難破船にはとある重要な物が載せてあり、それでフォイルが全世界から狙われることになる。フォイルにとっては復讐の邪魔だ。だから返り討ちにしてやる。このサスペンスと爽快なアクションが、飽きのこさせない要因なのではないかと思う。

個人的に、テレポーテーションで時差分だけ時間が戻るのがお得、という小話が好きだった。
そりゃそうだよなあ、と思いました。

一方で、勢いがいい分、心理描写に書き込みが少なくてキャラの行動が不可解な部分もあった。
キャラが強引すぎて、作者の吊り糸が見えちゃうんですよね。心理に飛躍というか、読者が置いてけぼりになるといったほうがわかりやすいか。展開重視の弊害でもありますね。もうちょっと丁寧に進めてもよかったのではないかなと思う。
フォイルの行動原理はわかりやすいんですけどね。決して共感できるようなキャラではないが、納得はできます。しかし他のキャラは、特に女キャラは吊り糸がひどい感じです。

まあそんな感じで良い部分も悪い部分もあるのですが、これは間違いなく傑作だと思います。
私はやることがたくさんあるので、休憩がてらに一章を読むという読書スタイルなのですが、これは一章で終わらせるはずが二章分まで読んでしまうということが多々ありました。もう夢中でした。こんなことを言ったら怒られるかもしれませんが、良い意味でライトノベル的であります。是非とも虎よ虎よの世界にどっぷり浸かってみてください。
おすすめです。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)より
4150102775
No.85
(4pt)

やばい

作品にみなぎるパワーやエネルギーがとても大きく、スケールの大きさとあいまって気持ちよく一気読みさせてくれ
マイケルタイソンの自伝を読んでるような感じがしました
、瞬間移動や浮く刺青、加速装置という中二心があつくなる設定もかなりかっこよくまたそれを中二設定という形だけで終わらせるのではなくなるほどという形で、きちんと着地させてくれるのがとても好印象

sfアレルギーの方も読める最高に熱い一冊ではないかと!

進撃のキョジンはこれに影響うけてると思うんだけどなあ、、、、
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)より
4150116342
No.84
(4pt)

やばい

作品にみなぎるパワーやエネルギーがとても大きく、スケールの大きさとあいまって気持ちよく一気読みさせてくれ
マイケルタイソンの自伝を読んでるような感じがしました
、瞬間移動や浮く刺青、加速装置という中二心があつくなる設定もかなりかっこよくまたそれを中二設定という形だけで終わらせるのではなくなるほどという形で、きちんと着地させてくれるのがとても好印象

sfアレルギーの方も読める最高に熱い一冊ではないかと!

進撃のキョジンはこれに影響うけてると思うんだけどなあ、、、、
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)より
4150102775
No.83
(5pt)

こういうのが読みたいんだよ

とても凄い、力に満ち満ちた小説です。
溢れるように多彩な未来世界のイメージ……「ハイペリオン」にもそういう魅力がありましたが、こちらはもっと狂ったような、暴力的な感じすらする出し惜しみのなさを感じます。

50年以上も前に書かれた作品ですから、科学的考証には古くさいところがあるはずだし、荒唐無稽だとか破綻してるだとか、そういう見方も出て当然ですが、本作ではそういった点すら、不気味な魅力として鈍く光っているかのような印象です。
思いつく限りのアイデアと読者を楽しませようという情熱をねじ込みまくって、この一作で出し切ってしまおうという作者の姿勢こそが小説にここまで力を与えたのでしょうし、そうでなくては! と読者としては拍手を贈りたいです。
出し惜しみをしながら書かれたようなモノなんか所詮は小物にしかならない。
綺麗に整ってちっこい話なんかより、自分で自分でぶっ壊すようなパワーとか、速すぎるために歪んでしまうようなスピードとか、そういう超越感を感じ取りたいと思ってSFを読んでるんだ、と、初期衝動を思い出させてくれる貴重な一冊になりました。

学生時代に大好きだった傑作SF漫画「銃夢」が、まさにこの作品から多大な影響……というか、様々な要素の拝借というか、もはや部分的漫画化というか(笑)、そんな関係にあったのだということを読みながら気付いたのも面白い体験になりました。
虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAG4FG
No.82
(5pt)

こういうのが読みたいんだよ

とても凄い、力に満ち満ちた小説です。
溢れるように多彩な未来世界のイメージ……「ハイペリオン」にもそういう魅力がありましたが、こちらはもっと狂ったような、暴力的な感じすらする出し惜しみのなさを感じます。

50年以上も前に書かれた作品ですから、科学的考証には古くさいところがあるはずだし、荒唐無稽だとか破綻してるだとか、そういう見方も出て当然ですが、本作ではそういった点すら、不気味な魅力として鈍く光っているかのような印象です。
思いつく限りのアイデアと読者を楽しませようという情熱をねじ込みまくって、この一作で出し切ってしまおうという作者の姿勢こそが小説にここまで力を与えたのでしょうし、そうでなくては! と読者としては拍手を贈りたいです。
出し惜しみをしながら書かれたようなモノなんか所詮は小物にしかならない。
綺麗に整ってちっこい話なんかより、自分で自分でぶっ壊すようなパワーとか、速すぎるために歪んでしまうようなスピードとか、そういう超越感を感じ取りたいと思ってSFを読んでるんだ、と、初期衝動を思い出させてくれる貴重な一冊になりました。

学生時代に大好きだった傑作SF漫画「銃夢」が、まさにこの作品から多大な影響……というか、様々な要素の拝借というか、もはや部分的漫画化というか(笑)、そんな関係にあったのだということを読みながら気付いたのも面白い体験になりました。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)より
4150116342
No.81
(5pt)

こういうのが読みたいんだよ

とても凄い、力に満ち満ちた小説です。
溢れるように多彩な未来世界のイメージ……「ハイペリオン」にもそういう魅力がありましたが、こちらはもっと狂ったような、暴力的な感じすらする出し惜しみのなさを感じます。

50年以上も前に書かれた作品ですから、科学的考証には古くさいところがあるはずだし、荒唐無稽だとか破綻してるだとか、そういう見方も出て当然ですが、本作ではそういった点すら、不気味な魅力として鈍く光っているかのような印象です。
思いつく限りのアイデアと読者を楽しませようという情熱をねじ込みまくって、この一作で出し切ってしまおうという作者の姿勢こそが小説にここまで力を与えたのでしょうし、そうでなくては! と読者としては拍手を贈りたいです。
出し惜しみをしながら書かれたようなモノなんか所詮は小物にしかならない。
綺麗に整ってちっこい話なんかより、自分で自分でぶっ壊すようなパワーとか、速すぎるために歪んでしまうようなスピードとか、そういう超越感を感じ取りたいと思ってSFを読んでるんだ、と、初期衝動を思い出させてくれる貴重な一冊になりました。

学生時代に大好きだった傑作SF漫画「銃夢」が、まさにこの作品から多大な影響……というか、様々な要素の拝借というか、もはや部分的漫画化というか(笑)、そんな関係にあったのだということを読みながら気付いたのも面白い体験になりました。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)より
4150102775
No.80
(4pt)

新た

旧版からの愛読書。さすがにぼろぼろになったので買い換えることにした。カバーイラストだけは、どうにも我慢ならず、ネットで生頼画伯の画をダウンロードして、表紙を貼り替えました。やはり、ムードは大事。
虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAG4FG
No.79
(4pt)

新た

旧版からの愛読書。さすがにぼろぼろになったので買い換えることにした。カバーイラストだけは、どうにも我慢ならず、ネットで生頼画伯の画をダウンロードして、表紙を貼り替えました。やはり、ムードは大事。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)より
4150116342
No.78
(4pt)

新た

旧版からの愛読書。さすがにぼろぼろになったので買い換えることにした。カバーイラストだけは、どうにも我慢ならず、ネットで生頼画伯の画をダウンロードして、表紙を貼り替えました。やはり、ムードは大事。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)より
4150102775
No.77
(4pt)

爽快さはないが示唆に富む結末

たまにはSFでも読んでみようということで、評判のよい本作品を手に
とった。傑作との呼び声高い本作品は、デュマの『モンテクリスト伯』
から着想を得た復讐譚である。

人類が宇宙に進出し、めざましい発展を遂げた25世紀が舞台となって
いる。そして、内惑星と外衛星の両連合による戦争のさなかで物語は
進んでいく。この戦争を引き起こしたのは、テレポーテーション能力
(通称ジョウント)の開発である。空間という制限から人類が部分的
に解放されたことで、従来の主従関係や権威システムは揺らいだ。そ
れまで従属的立場にあった外衛星群と内惑星群との経済的な軋轢が衝
突をまねき、戦争へと突入した。

主人公はガリヴァー・フォイル、宇宙船の乗りである。外衛星連合の
攻撃によって航行不能となった宇宙船の生き残りとして物語は始まる。
からくも生き残った彼は復讐を果たすべく行動を起こしていく。

世界設定や人物の描写には非常に魅力を感じた。特に会話のなかに鋭
い台詞がちりばめられており、読みながらハッとするような気持ちに
さえなった。
通常、復讐劇は前半の仕打ちに耐える展開で同情や共感を深め、後半
の復讐によって胸の支えがとれ、爽快感が得られるというシナリオだ
ろう。しかし、この復讐譚はそうしたタイプの物語ではない。それに
復讐の元となった出来事は悲劇的ですらある。爽快感を生む内容かと
言えば、そうではないと言っておこう。

では、何が本書を傑作とさせているのかというと、それは結末の力強
いメッセージ性であろう。主人公が復讐に執着する状況をのりこえて、
社会あるいは世界そのものの変革を目指そうとするからである。もし
かすると、悲劇を生んだ社会・世界に対する彼なりの仕返しと言える
かもしれない。
虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAG4FG
No.76
(4pt)

爽快さはないが示唆に富む結末

たまにはSFでも読んでみようということで、評判のよい本作品を手に
とった。傑作との呼び声高い本作品は、デュマの『モンテクリスト伯』
から着想を得た復讐譚である。

人類が宇宙に進出し、めざましい発展を遂げた25世紀が舞台となって
いる。そして、内惑星と外衛星の両連合による戦争のさなかで物語は
進んでいく。この戦争を引き起こしたのは、テレポーテーション能力
(通称ジョウント)の開発である。空間という制限から人類が部分的
に解放されたことで、従来の主従関係や権威システムは揺らいだ。そ
れまで従属的立場にあった外衛星群と内惑星群との経済的な軋轢が衝
突をまねき、戦争へと突入した。

主人公はガリヴァー・フォイル、宇宙船の乗りである。外衛星連合の
攻撃によって航行不能となった宇宙船の生き残りとして物語は始まる。
からくも生き残った彼は復讐を果たすべく行動を起こしていく。

世界設定や人物の描写には非常に魅力を感じた。特に会話のなかに鋭
い台詞がちりばめられており、読みながらハッとするような気持ちに
さえなった。
通常、復讐劇は前半の仕打ちに耐える展開で同情や共感を深め、後半
の復讐によって胸の支えがとれ、爽快感が得られるというシナリオだ
ろう。しかし、この復讐譚はそうしたタイプの物語ではない。それに
復讐の元となった出来事は悲劇的ですらある。爽快感を生む内容かと
言えば、そうではないと言っておこう。

では、何が本書を傑作とさせているのかというと、それは結末の力強
いメッセージ性であろう。主人公が復讐に執着する状況をのりこえて、
社会あるいは世界そのものの変革を目指そうとするからである。もし
かすると、悲劇を生んだ社会・世界に対する彼なりの仕返しと言える
かもしれない。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)より
4150116342
No.75
(4pt)

爽快さはないが示唆に富む結末

たまにはSFでも読んでみようということで、評判のよい本作品を手に
とった。傑作との呼び声高い本作品は、デュマの『モンテクリスト伯』
から着想を得た復讐譚である。

人類が宇宙に進出し、めざましい発展を遂げた25世紀が舞台となって
いる。そして、内惑星と外衛星の両連合による戦争のさなかで物語は
進んでいく。この戦争を引き起こしたのは、テレポーテーション能力
(通称ジョウント)の開発である。空間という制限から人類が部分的
に解放されたことで、従来の主従関係や権威システムは揺らいだ。そ
れまで従属的立場にあった外衛星群と内惑星群との経済的な軋轢が衝
突をまねき、戦争へと突入した。

主人公はガリヴァー・フォイル、宇宙船の乗りである。外衛星連合の
攻撃によって航行不能となった宇宙船の生き残りとして物語は始まる。
からくも生き残った彼は復讐を果たすべく行動を起こしていく。

世界設定や人物の描写には非常に魅力を感じた。特に会話のなかに鋭
い台詞がちりばめられており、読みながらハッとするような気持ちに
さえなった。
通常、復讐劇は前半の仕打ちに耐える展開で同情や共感を深め、後半
の復讐によって胸の支えがとれ、爽快感が得られるというシナリオだ
ろう。しかし、この復讐譚はそうしたタイプの物語ではない。それに
復讐の元となった出来事は悲劇的ですらある。爽快感を生む内容かと
言えば、そうではないと言っておこう。

では、何が本書を傑作とさせているのかというと、それは結末の力強
いメッセージ性であろう。主人公が復讐に執着する状況をのりこえて、
社会あるいは世界そのものの変革を目指そうとするからである。もし
かすると、悲劇を生んだ社会・世界に対する彼なりの仕返しと言える
かもしれない。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)より
4150102775
No.74
(5pt)

時空を超えた、ハチャメチャな傑作

正直いって、生まれる前に出版されたSF。
しかし、評判は高かったが・・今日まで、なぜか手をつけてませんでした。
あらすじは、なんとなく知っていたような気もします。

しかし、やっと今頃読んで、ブッ飛ぶ。
こんな小説は稀有。

話は、ほとんどついていけませんでした。
原文がそうなのか、翻訳がそうなのかはわかりませんが、とにかく、
何を言っているのか、よくわからない。
しかも、SFガジェットがこれでもか、と登場する。その凄まじさは、
フィリップ・K・ディックの比ではない。

また、検証したわけではないけれども、プロットの破綻している可能性が大。
しかも、よく読まないと、登場人物の関係が複雑で、見失ってしまう。

しかし、なぜか、途中でやめないで最後までぐんぐん読み切ってしまいました。
この不思議な、破天荒な魅力はなんなんでしょう。
評判にたがわない、不思議でセンス・オブ・ワンダー満載の傑作でした。

さて、順番はさておき、次は『分解された男』を読むか・・。
虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAG4FG
No.73
(5pt)

時空を超えた、ハチャメチャな傑作

正直いって、生まれる前に出版されたSF。
しかし、評判は高かったが・・今日まで、なぜか手をつけてませんでした。
あらすじは、なんとなく知っていたような気もします。

しかし、やっと今頃読んで、ブッ飛ぶ。
こんな小説は稀有。

話は、ほとんどついていけませんでした。
原文がそうなのか、翻訳がそうなのかはわかりませんが、とにかく、
何を言っているのか、よくわからない。
しかも、SFガジェットがこれでもか、と登場する。その凄まじさは、
フィリップ・K・ディックの比ではない。

また、検証したわけではないけれども、プロットの破綻している可能性が大。
しかも、よく読まないと、登場人物の関係が複雑で、見失ってしまう。

しかし、なぜか、途中でやめないで最後までぐんぐん読み切ってしまいました。
この不思議な、破天荒な魅力はなんなんでしょう。
評判にたがわない、不思議でセンス・オブ・ワンダー満載の傑作でした。

さて、順番はさておき、次は『分解された男』を読むか・・。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)より
4150116342
No.72
(5pt)

時空を超えた、ハチャメチャな傑作

正直いって、生まれる前に出版されたSF。
しかし、評判は高かったが・・今日まで、なぜか手をつけてませんでした。
あらすじは、なんとなく知っていたような気もします。

しかし、やっと今頃読んで、ブッ飛ぶ。
こんな小説は稀有。

話は、ほとんどついていけませんでした。
原文がそうなのか、翻訳がそうなのかはわかりませんが、とにかく、
何を言っているのか、よくわからない。
しかも、SFガジェットがこれでもか、と登場する。その凄まじさは、
フィリップ・K・ディックの比ではない。

また、検証したわけではないけれども、プロットの破綻している可能性が大。
しかも、よく読まないと、登場人物の関係が複雑で、見失ってしまう。

しかし、なぜか、途中でやめないで最後までぐんぐん読み切ってしまいました。
この不思議な、破天荒な魅力はなんなんでしょう。
評判にたがわない、不思議でセンス・オブ・ワンダー満載の傑作でした。

さて、順番はさておき、次は『分解された男』を読むか・・。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)より
4150102775
No.71
(4pt)

一気に読めます

物語そのものに深みがあるわけではないですが展開が早くて最後まで一気に読めます。読み終わった後に何か考えさせられるような事もないですが「面白かったなぁ」という感覚が残ってます。エンディングも良かったです。意外とさっぱりしたSFですよ。
虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAG4FG
No.70
(4pt)

一気に読めます

物語そのものに深みがあるわけではないですが展開が早くて最後まで一気に読めます。読み終わった後に何か考えさせられるような事もないですが「面白かったなぁ」という感覚が残ってます。エンディングも良かったです。意外とさっぱりしたSFですよ。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)より
4150116342
No.69
(4pt)

一気に読めます

物語そのものに深みがあるわけではないですが展開が早くて最後まで一気に読めます。読み終わった後に何か考えさせられるような事もないですが「面白かったなぁ」という感覚が残ってます。エンディングも良かったです。意外とさっぱりしたSFですよ。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)より
4150102775
No.68
(5pt)

トラ

10年に一度の傑作
この評につられて手を出した。
私は集中力のないほうで、小説などは日に2〜30分読むともうダメなたちなのだが
この作品は違った。
とにかく熱い。で、ノレる。
この手の感覚はニューロマンサーでも体験したが
それの比ではない。
ご都合主義的に捨てられた女達がくっついたとか
ガリー宇宙に出て死なへんの?とか
脳内会議どないしたん?とか
電車で屋敷に乗り付ける?冗談やろ?とか
突っ込みどころは多々あれど、それを感じさせない熱がこの作品にはある。
ゆえに、読後はただ「面白かった」という感じだけが残る。
帯を見たときにこの作品が50年も前に出版されたものだと知った。
私には信じられない。この作品の持つ熱は半世紀たった今でも燃え尽きていない。
虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAG4FG