虎よ、虎よ!

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虎よ、虎よ!の評価:

4.04/5点 レビュー 69件。 B ランク

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平均点4.04pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全147件 21〜40 2/8ページ
No.127
(5pt)

アルフレッド・べスター渾身の金字塔にして、最高傑作『虎よ、虎よ!』は究極の快心作である。

いやはやもの凄いSF小説である。超高速ローリングジェットコースターと呼べる凄まじい生きざま、主人公ガリー・フォイルの物語である。彼はジョウント,不定空間ジョウント、不定時間ジョウントができます。このことが惑星間戦争に影を落とし、ここに【ヴォーガ】に対する恨みを爆発させる。特に後半から、ピースがはまりだすとジェットコースターももの凄いで回りだし、振り落とされないよう注意が必要です。長く読み継がれる聖典でしょう。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)より
4150116342
No.126
(5pt)

アルフレッド・べスター渾身の金字塔にして、最高傑作『虎よ、虎よ!』は究極の快心作である。

いやはやもの凄いSF小説である。超高速ローリングジェットコースターと呼べる凄まじい生きざま、主人公ガリー・フォイルの物語である。彼はジョウント,不定空間ジョウント、不定時間ジョウントができます。このことが惑星間戦争に影を落とし、ここに【ヴォーガ】に対する恨みを爆発させる。特に後半から、ピースがはまりだすとジェットコースターももの凄いで回りだし、振り落とされないよう注意が必要です。長く読み継がれる聖典でしょう。
虎よ、虎よ! (1978年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (1978年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8ROHA
No.125
(5pt)

アルフレッド・べスター渾身の金字塔にして、最高傑作『虎よ、虎よ!』は究極の快心作である。

いやはやもの凄いSF小説である。超高速ローリングジェットコースターと呼べる凄まじい生きざま、主人公ガリー・フォイルの物語である。彼はジョウント,不定空間ジョウント、不定時間ジョウントができます。このことが惑星間戦争に影を落とし、ここに【ヴォーガ】に対する恨みを爆発させる。特に後半から、ピースがはまりだすとジェットコースターももの凄いで回りだし、振り落とされないよう注意が必要です。長く読み継がれる聖典でしょう。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)より
4150102775
No.124
(5pt)

アルフレッド・べスター渾身の金字塔にして、最高傑作『虎よ、虎よ!』は究極の快心作である。

いやはやもの凄いSF小説である。超高速ローリングジェットコースターと呼べる凄まじい生きざま、主人公ガリー・フォイルの物語である。彼はジョウント,不定空間ジョウント、不定時間ジョウントができます。このことが惑星間戦争に影を落とし、ここに【ヴォーガ】に対する恨みを爆発させる。特に後半から、ピースがはまりだすとジェットコースターももの凄いで回りだし、振り落とされないよう注意が必要です。長く読み継がれる聖典でしょう。
虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAG4FG
No.123
(5pt)

わが赴くは星の群

粗野で怠惰な男は見殺しにされた怒りで虎と化した。
退廃、悪趣味、ガラクタのカオス。絢爛たる混乱。ワイドスクリーンバロック。極彩色の万華鏡。
物語は異様な熱気と迫力で爆走する。
宇宙を股に掛けた復讐は、やがて圧倒的なフィナーレへ。
繰り返す跳躍、湾曲する宇宙を、脈動する時空を。ありとあらゆる場所に燃える男が現れる。
遂に男は真の敵を見出し、力の壟断に辿り着く。

やがて、世界中の人々が男の呼びかけを聞くだろう。

シビレル。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)より
4150116342
No.122
(5pt)

わが赴くは星の群

粗野で怠惰な男は見殺しにされた怒りで虎と化した。
退廃、悪趣味、ガラクタのカオス。絢爛たる混乱。ワイドスクリーンバロック。極彩色の万華鏡。
物語は異様な熱気と迫力で爆走する。
宇宙を股に掛けた復讐は、やがて圧倒的なフィナーレへ。
繰り返す跳躍、湾曲する宇宙を、脈動する時空を。ありとあらゆる場所に燃える男が現れる。
遂に男は真の敵を見出し、力の壟断に辿り着く。

やがて、世界中の人々が男の呼びかけを聞くだろう。

シビレル。
虎よ、虎よ! (1978年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (1978年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8ROHA
No.121
(5pt)

わが赴くは星の群

粗野で怠惰な男は見殺しにされた怒りで虎と化した。
退廃、悪趣味、ガラクタのカオス。絢爛たる混乱。ワイドスクリーンバロック。極彩色の万華鏡。
物語は異様な熱気と迫力で爆走する。
宇宙を股に掛けた復讐は、やがて圧倒的なフィナーレへ。
繰り返す跳躍、湾曲する宇宙を、脈動する時空を。ありとあらゆる場所に燃える男が現れる。
遂に男は真の敵を見出し、力の壟断に辿り着く。

やがて、世界中の人々が男の呼びかけを聞くだろう。

シビレル。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)より
4150102775
No.120
(5pt)

わが赴くは星の群

粗野で怠惰な男は見殺しにされた怒りで虎と化した。
退廃、悪趣味、ガラクタのカオス。絢爛たる混乱。ワイドスクリーンバロック。極彩色の万華鏡。
物語は異様な熱気と迫力で爆走する。
宇宙を股に掛けた復讐は、やがて圧倒的なフィナーレへ。
繰り返す跳躍、湾曲する宇宙を、脈動する時空を。ありとあらゆる場所に燃える男が現れる。
遂に男は真の敵を見出し、力の壟断に辿り着く。

やがて、世界中の人々が男の呼びかけを聞くだろう。

シビレル。
虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAG4FG
No.119
(5pt)

古き良きSFを読み直したい方、巌窟王ファンな方に

日本が敗戦を迎えて間もない1950年に発刊された本書は最近ネット上で、その文書表現が"まるでライトノベルみたい!"とあらためて紹介されていたのを見て逆に興味をもったのだけど。実際に読んでみるとモンテ・クリスト伯をベースに超能力や怪物といったSF的ギミックをこれでもかと詰め込んでいて、これは当時の大量生産大量消費アメリカの空気感なのか?と思わせられる内容だった。

ただ、そういった複雑で本来ならまとまらない内容を、ただひたすら単純に【動いて突っ込んでいく】主人公を中心に置く事で、テンポよく最後まで話が進み、最後にはなんとなくキレイにまとまって終わった印象を残すのは流石だな。と。

そして、この作品に登場する設定が仮面ライダーやサイボーグ009に活かされたのを知り、ちょっと"なるほど。。"と、ビックリしました。

オススメ。
虎よ、虎よ! (1978年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (1978年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8ROHA
No.118
(5pt)

古き良きSFを読み直したい方、巌窟王ファンな方に

日本が敗戦を迎えて間もない1950年に発刊された本書は最近ネット上で、その文書表現が"まるでライトノベルみたい!"とあらためて紹介されていたのを見て逆に興味をもったのだけど。実際に読んでみるとモンテ・クリスト伯をベースに超能力や怪物といったSF的ギミックをこれでもかと詰め込んでいて、これは当時の大量生産大量消費アメリカの空気感なのか?と思わせられる内容だった。

ただ、そういった複雑で本来ならまとまらない内容を、ただひたすら単純に【動いて突っ込んでいく】主人公を中心に置く事で、テンポよく最後まで話が進み、最後にはなんとなくキレイにまとまって終わった印象を残すのは流石だな。と。

そして、この作品に登場する設定が仮面ライダーやサイボーグ009に活かされたのを知り、ちょっと"なるほど。。"と、ビックリしました。

オススメ。
虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAG4FG
No.117
(5pt)

古き良きSFを読み直したい方、巌窟王ファンな方に

日本が敗戦を迎えて間もない1950年に発刊された本書は最近ネット上で、その文書表現が"まるでライトノベルみたい!"とあらためて紹介されていたのを見て逆に興味をもったのだけど。実際に読んでみるとモンテ・クリスト伯をベースに超能力や怪物といったSF的ギミックをこれでもかと詰め込んでいて、これは当時の大量生産大量消費アメリカの空気感なのか?と思わせられる内容だった。

ただ、そういった複雑で本来ならまとまらない内容を、ただひたすら単純に【動いて突っ込んでいく】主人公を中心に置く事で、テンポよく最後まで話が進み、最後にはなんとなくキレイにまとまって終わった印象を残すのは流石だな。と。

そして、この作品に登場する設定が仮面ライダーやサイボーグ009に活かされたのを知り、ちょっと"なるほど。。"と、ビックリしました。

オススメ。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)より
4150116342
No.116
(5pt)

古き良きSFを読み直したい方、巌窟王ファンな方に

日本が敗戦を迎えて間もない1950年に発刊された本書は最近ネット上で、その文書表現が"まるでライトノベルみたい!"とあらためて紹介されていたのを見て逆に興味をもったのだけど。実際に読んでみるとモンテ・クリスト伯をベースに超能力や怪物といったSF的ギミックをこれでもかと詰め込んでいて、これは当時の大量生産大量消費アメリカの空気感なのか?と思わせられる内容だった。

ただ、そういった複雑で本来ならまとまらない内容を、ただひたすら単純に【動いて突っ込んでいく】主人公を中心に置く事で、テンポよく最後まで話が進み、最後にはなんとなくキレイにまとまって終わった印象を残すのは流石だな。と。

そして、この作品に登場する設定が仮面ライダーやサイボーグ009に活かされたのを知り、ちょっと"なるほど。。"と、ビックリしました。

オススメ。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)より
4150102775
No.115
(5pt)

すごい物を読まされた

名作SFでよく名前が挙がるので、全く下調べせずにとりあえず手に取ってみることに。
これがまた、いつまで経っても面白くならない。
ほぼ破綻してる設定、突然の場面転換、全く感情移入できない登場人物達、盛り込みすぎて混乱した世界観。
しかし、我慢して読み続けてみると、突如としてギアが上がる。
気がつけば時空も想像力も小説としてのフォーマットもぶっ飛んで、
まるで三次元にばら撒かれていたガラクタが四次元の荒縄で無理やりゴチャゴチャに丸められて、
そのままポンと目の前に放り出されたような感覚。
これが、案外美しい。

よくよく考えてみれば小説の内容なんて、所詮はどうでもいい話である。
細かいディティールなんていちいち覚えてられず、後には体験だけが残るからだ。
そしてこの作品はその体験に全振りしたものである・・と、私は理解しました(人は選ぶと思います)。
虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAG4FG
No.114
(5pt)

すごい物を読まされた

名作SFでよく名前が挙がるので、全く下調べせずにとりあえず手に取ってみることに。
これがまた、いつまで経っても面白くならない。
ほぼ破綻してる設定、突然の場面転換、全く感情移入できない登場人物達、盛り込みすぎて混乱した世界観。
しかし、我慢して読み続けてみると、突如としてギアが上がる。
気がつけば時空も想像力も小説としてのフォーマットもぶっ飛んで、
まるで三次元にばら撒かれていたガラクタが四次元の荒縄で無理やりゴチャゴチャに丸められて、
そのままポンと目の前に放り出されたような感覚。
これが、案外美しい。

よくよく考えてみれば小説の内容なんて、所詮はどうでもいい話である。
細かいディティールなんていちいち覚えてられず、後には体験だけが残るからだ。
そしてこの作品はその体験に全振りしたものである・・と、私は理解しました(人は選ぶと思います)。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)より
4150116342
No.113
(5pt)

すごい物を読まされた

名作SFでよく名前が挙がるので、全く下調べせずにとりあえず手に取ってみることに。
これがまた、いつまで経っても面白くならない。
ほぼ破綻してる設定、突然の場面転換、全く感情移入できない登場人物達、盛り込みすぎて混乱した世界観。
しかし、我慢して読み続けてみると、突如としてギアが上がる。
気がつけば時空も想像力も小説としてのフォーマットもぶっ飛んで、
まるで三次元にばら撒かれていたガラクタが四次元の荒縄で無理やりゴチャゴチャに丸められて、
そのままポンと目の前に放り出されたような感覚。
これが、案外美しい。

よくよく考えてみれば小説の内容なんて、所詮はどうでもいい話である。
細かいディティールなんていちいち覚えてられず、後には体験だけが残るからだ。
そしてこの作品はその体験に全振りしたものである・・と、私は理解しました(人は選ぶと思います)。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)より
4150102775
No.112
(4pt)

最後まで虎であって欲しかった

虎よ、虎よ!
このタイトルは上手い。単に顔の刺青が虎であると言う事とは別に、本作の主人公ガリー・フォイルの本質は正に虎、獣のような男だ。
他者に対する優しさ、愛情など道徳的な感情は一切持たず、触れるもの全てを傷つける男。目的のためには平気で他者を踏みにじり、殴り、殺す。ただの犯罪者だが、快楽の為にそうしているわけではない。彼の底にあるのは、野良犬のような攻撃性。自らを見捨てたものに対する、純粋な殺意。
徹底的なアウトロー、冷酷なアウトサイダー。この主人公にほれ込んで一気に読んでしまったが、この主人公をダークヒーローと考え、感情移入してしまったのは本作を読む上で致命的な過ちであったようである。

ここからちょっとネタバレするから注意。

要するに最後、改心してしまうのだ。主人公は愚鈍な凡人だったが、怒りにより虎となり、終盤で信仰者となってしまう。
まあ、人によっては感動する話かもしれない。それは重々わかるし、面白かったと言えば面白かったが、一方で虎である主人公に感情移入していた私としてはがっかりしてしまった。
無論、主人公が愛を知らない虎のままでは結末は主人公の破滅しかなかったと思うのだが、正にそれを望んでいたものとしてはがっかりだった。とは言え、それは全体の面白さを損なうものではなく、寧ろある種のカタルシスを与えてくれたので、それにより評価を減らす事はしていない。ただ前半を読んで主人公を気に入ってしまう人は注意が必要だ。
それと、女性キャラ達が主人公にあまりに都合よく動き過ぎである。
自分をレイプしたり見殺しにしたりする相手をあっさり許したり、何だかんだ尽くしたり、あろうことか愛したりもする。この辺はなろうと変わらんのでは。雄々しい男が主人公の話において主人公を好きになる都合の好いヒロインはいない方が良いと思う。
虎よ、虎よ! (1978年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (1978年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8ROHA
No.111
(4pt)

最後まで虎であって欲しかった

虎よ、虎よ!
このタイトルは上手い。単に顔の刺青が虎であると言う事とは別に、本作の主人公ガリー・フォイルの本質は正に虎、獣のような男だ。
他者に対する優しさ、愛情など道徳的な感情は一切持たず、触れるもの全てを傷つける男。目的のためには平気で他者を踏みにじり、殴り、殺す。ただの犯罪者だが、快楽の為にそうしているわけではない。彼の底にあるのは、野良犬のような攻撃性。自らを見捨てたものに対する、純粋な殺意。
徹底的なアウトロー、冷酷なアウトサイダー。この主人公にほれ込んで一気に読んでしまったが、この主人公をダークヒーローと考え、感情移入してしまったのは本作を読む上で致命的な過ちであったようである。

ここからちょっとネタバレするから注意。

要するに最後、改心してしまうのだ。主人公は愚鈍な凡人だったが、怒りにより虎となり、終盤で信仰者となってしまう。
まあ、人によっては感動する話かもしれない。それは重々わかるし、面白かったと言えば面白かったが、一方で虎である主人公に感情移入していた私としてはがっかりしてしまった。
無論、主人公が愛を知らない虎のままでは結末は主人公の破滅しかなかったと思うのだが、正にそれを望んでいたものとしてはがっかりだった。とは言え、それは全体の面白さを損なうものではなく、寧ろある種のカタルシスを与えてくれたので、それにより評価を減らす事はしていない。ただ前半を読んで主人公を気に入ってしまう人は注意が必要だ。
それと、女性キャラ達が主人公にあまりに都合よく動き過ぎである。
自分をレイプしたり見殺しにしたりする相手をあっさり許したり、何だかんだ尽くしたり、あろうことか愛したりもする。この辺はなろうと変わらんのでは。雄々しい男が主人公の話において主人公を好きになる都合の好いヒロインはいない方が良いと思う。
虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAG4FG
No.110
(4pt)

最後まで虎であって欲しかった

虎よ、虎よ!
このタイトルは上手い。単に顔の刺青が虎であると言う事とは別に、本作の主人公ガリー・フォイルの本質は正に虎、獣のような男だ。
他者に対する優しさ、愛情など道徳的な感情は一切持たず、触れるもの全てを傷つける男。目的のためには平気で他者を踏みにじり、殴り、殺す。ただの犯罪者だが、快楽の為にそうしているわけではない。彼の底にあるのは、野良犬のような攻撃性。自らを見捨てたものに対する、純粋な殺意。
徹底的なアウトロー、冷酷なアウトサイダー。この主人公にほれ込んで一気に読んでしまったが、この主人公をダークヒーローと考え、感情移入してしまったのは本作を読む上で致命的な過ちであったようである。

ここからちょっとネタバレするから注意。

要するに最後、改心してしまうのだ。主人公は愚鈍な凡人だったが、怒りにより虎となり、終盤で信仰者となってしまう。
まあ、人によっては感動する話かもしれない。それは重々わかるし、面白かったと言えば面白かったが、一方で虎である主人公に感情移入していた私としてはがっかりしてしまった。
無論、主人公が愛を知らない虎のままでは結末は主人公の破滅しかなかったと思うのだが、正にそれを望んでいたものとしてはがっかりだった。とは言え、それは全体の面白さを損なうものではなく、寧ろある種のカタルシスを与えてくれたので、それにより評価を減らす事はしていない。ただ前半を読んで主人公を気に入ってしまう人は注意が必要だ。
それと、女性キャラ達が主人公にあまりに都合よく動き過ぎである。
自分をレイプしたり見殺しにしたりする相手をあっさり許したり、何だかんだ尽くしたり、あろうことか愛したりもする。この辺はなろうと変わらんのでは。雄々しい男が主人公の話において主人公を好きになる都合の好いヒロインはいない方が良いと思う。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)より
4150116342
No.109
(4pt)

最後まで虎であって欲しかった

虎よ、虎よ!
このタイトルは上手い。単に顔の刺青が虎であると言う事とは別に、本作の主人公ガリー・フォイルの本質は正に虎、獣のような男だ。
他者に対する優しさ、愛情など道徳的な感情は一切持たず、触れるもの全てを傷つける男。目的のためには平気で他者を踏みにじり、殴り、殺す。ただの犯罪者だが、快楽の為にそうしているわけではない。彼の底にあるのは、野良犬のような攻撃性。自らを見捨てたものに対する、純粋な殺意。
徹底的なアウトロー、冷酷なアウトサイダー。この主人公にほれ込んで一気に読んでしまったが、この主人公をダークヒーローと考え、感情移入してしまったのは本作を読む上で致命的な過ちであったようである。

ここからちょっとネタバレするから注意。

要するに最後、改心してしまうのだ。主人公は愚鈍な凡人だったが、怒りにより虎となり、終盤で信仰者となってしまう。
まあ、人によっては感動する話かもしれない。それは重々わかるし、面白かったと言えば面白かったが、一方で虎である主人公に感情移入していた私としてはがっかりしてしまった。
無論、主人公が愛を知らない虎のままでは結末は主人公の破滅しかなかったと思うのだが、正にそれを望んでいたものとしてはがっかりだった。とは言え、それは全体の面白さを損なうものではなく、寧ろある種のカタルシスを与えてくれたので、それにより評価を減らす事はしていない。ただ前半を読んで主人公を気に入ってしまう人は注意が必要だ。
それと、女性キャラ達が主人公にあまりに都合よく動き過ぎである。
自分をレイプしたり見殺しにしたりする相手をあっさり許したり、何だかんだ尽くしたり、あろうことか愛したりもする。この辺はなろうと変わらんのでは。雄々しい男が主人公の話において主人公を好きになる都合の好いヒロインはいない方が良いと思う。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)より
4150102775
No.108
(5pt)

「AKIRA」ファンに薦める

大友克洋が書いた帯につられて紀伊国屋で購入。アマゾンってどこのライダーですか。
金田のユーレイ?やタカシ=28号もここからオマージュ(発想を得たと言うにはそのまんまだが、パクリとは言えないくらい昇華されている)されており、思わずニヤニヤ。
この本のストーリーも岩窟王をベースにしていることを考えば「巨人の肩の上に立って、そのまた上に…」ということか。創造とは先人の偉業の先っぽに付け足すこと也。
そういえば加速装置なんてのも今や苔むしたSFガシェットだが、初出はここかな?
映画化も期待大だが、洞窟監獄やタイポグラフィの映像化なんてのはさすがにムリかねぇ。
1956年発表、いつ読んでも古さを微塵も感じない名作。読み倒してぼろぼろなのでココらで買い換えるか…。
虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 虎よ、虎よ! (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAG4FG