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流星ワゴン
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流星ワゴンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 41~45 3/3ページ
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この作品は父と息子の物語。だから、男性の方が共感するところが多いのではないだろうか。3組の父子によって繰り広げられる時空を超えたストーリー自体は面白く、一気に読めてしまう。だが、父と息子のエピソード一つ一つを取り上げると、「ほう。男同士ってこんな感じなんだな」と想像は出来るものの、今ひとつピンと来ないというか、独身20代女性の自分には『身近』ではなかった。基本的に読書に必ずしも”共感”は必要ではないと思っているが、この話は“共感”できることが話にすんなり入れるポイントかもしれない。息子をもつお父さん世代にはきっと感じる部分が多いでしょう。 | ||||
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ホントは「疾走」を購入するはずだったが、ちょうど滅入っていた時だったので、敢えて見送り。 まあ、タイトルを見る限りそんなに重い話ではないだろうなと踏んだのが購入の決め手だった。 あらすじは、未読の方にオススメするという前提があるのであまり話したくないが、主人公は冴えないリストラされた妻子持ちのサラリーマン(リストラされてるので、もとサラリーマンか)がもうどうでもいいやと言う気持ちで酒に呑まれた夜、最寄りの駅前で目に付くワゴン車を気にしたことから物語はゆっくりと始まる。 ワゴン車というとフジテレビの「あいのり」のラブワゴンしか想像できない貧困な想像力しか持ち合わせていないのだが、この物語に出てくるのは「オデッセイ」という名前。きっとそのカッコイイ響きからするとカッコイイ車なのだろうか?車に無頓着なワタクシのことはさておき、主人公は行きずりでこの車に乗り込み、世にも奇妙なドライブに付き合うこととなる。 タイトルから感じたちょっとロマンチックな話を想い描いていたのだが、まるっきり裏切られた。どちらかというとハッピーエンドにはなり得ないのだ。 しかし、裏切られたという部分にクローズアップすると、時折ジンとしてぶっきらぼうな優しさに目頭が熱くなるのだ。 現実というのは期待をおおよそ裏切るものだ。しかし、その裏切られた時に垣間見る優しさがこの物語を見事に完成させていることに気づく。 辛さや悲しさを受けたとしても、それがすべてではなく、優しさも時折訪れるということを痛感できる物語。 季節感の憤りを感じる秋の前ではあるけれども、是非ご一読あれ。 きっと、明日をみることが出来るドライブにあなたを連れて行ってくれると思う。 | ||||
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主人公とその父親、主人公とその子供の関係を通して親子としてやっていく難しさを描いています。ただ、肝心のお互いのすれ違いやそれぞれの感情の機微があまり伝わってきませんでした。読書中、東野圭吾さんの「秘密」を思い出し、父と子の関係を描いたという点では秘密の方がうまかったと思います。ただ流星ワゴンは、最後にありがちなハッピーエンドに収まらず、厳しい現実で終わったのが逆に良かったと思います。 | ||||
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親子、親と息子の物語。 割とページ数がありますが、すぐにひきこまれ、1日で読んでしまいました。 でも読み進めている時は面白かったけれど、やっぱり予想できてしまう伏線。 現実的な私にはちょっと馴染まないかと思いましたが、終わり方には納得。甘くはない。 痛い、どうしてこんなに上手くいかないんだろう、なんて息子は勝手なんだろう。 いつからか、私も子供ではなくなってしまったんだなぁ。自分もそうだったのに。私は女で、まだ親にはなっていないし、息子に共感できる程幼くもありません。 だから息子と父親、という関係に納得のいかない所もあったし、誰かに共感して読む、という事は出来ませんでした でももっと時を経て、親になった時に、もう一度本棚から出して読みたいなと思う、 また、友達や知人がお父さんになったらそっとあげたい本です。 | ||||
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うーん、重松節、GOOD! 父との不和、家庭崩壊。人間関係改善法は、まず自分が変わることが重要。過去は変えられないが、現在は変えられる。結末に救いがありましたね。よかった~大局には満足するものの、妻・美代子に不満が残る。<~略~、このお話、女性がほとんど出てこない。もしかしたら、そこに、お話の書き手として致命的な「弱さ」がひそんでいるのかもしれない>とあとがきにもありましたが、重松、女性を描くのは苦手なのかな?なぜ美代子はテレクラ浮気に依存するのか。「自分でもどうしようもないって感じなの」「欲しくなるの、あなた以外の人が」とおっしゃりますけど、欲望の赴くままなんて、動物的でいやですね、え、数え切れないほど、やっちゃってるって、精神をどこかに置き去りにしちゃったの? やけにアンニュイな雰囲気でその行動指針を告白されると、夫も常識を忘れちゃうのか、自分のことで精一杯なのか。これは病気なんだから、苦悩していないで、すぐに精神科へ連れていってあげてください。ということをつい思っちゃったので、素直に感動できませんでした。 | ||||
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