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浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理
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浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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子供と一緒に読んでいますが、次から次へと巻が増える一方です。とてもおもしろい! | ||||
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高校生諸君は、絶対読んだ方が得だ。読んだら間違いなく渚ちゃんファンになる。すると嫌でも数学にはまってしまうのだ。数学にはまったら、数学の成績が上が~る。だからお得になる。うん、これ間違いなし。中学生でも、数学好きなら読める本だ。数学オタクになって、学校で数学の先生を困らすような質問をしてみるのも、また楽しからずや。 | ||||
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少年犯罪対策として学校教育で数学をはじめとした理数系教科の時間が削減され、 文系や芸術系教科が重視された世界。それに反発した数学者・高木源一郎が率いる数学テロリスト集団 『黒い三角定規』に対抗するべく警視庁が白羽の矢を立てた、千葉県警から紹介された 中学二年の女の子・浜村渚の活躍を描いたシリーズ初の長編。 七月。岡山県にある帆辻島(おそらく瀬戸内海に浮かぶ架空の島と思われる)が『黒い三角定規』に 占拠され、活発な活動が行われていることが県警によって明らかになり、警視庁の特別対策室から 本作の語り手である武藤、同僚の大山あずさ、瀬島直樹そしてアドバイザーである浜村渚は 岡山に向かうこととなるが、終業式とその後の打ち上げに参加したいという渚の意向から 瀬島のみが先に現地入りし、一日遅れで渚たちが合流する手筈となっていたが、案内役である 岡山県警捜査二課(つまり経済犯罪・知能犯罪・選挙違反・公務員職権乱用を扱う部署である)の寺森が チャーターした漁船で帆辻島に渡るはずがたどり着いたのは増留間島。寺森は、島内の宿泊施設である ホテル・ド・フェルマーで不可解な転落死を遂げた、翻意にしていたキャバクラ嬢・今西優奈が 他殺であると信じ個人的な捜査を続けており、渚たちの知恵を借りるべくわざと増留間島へと 連れ込んだのだ。名だたる数学者の名前を通名として使用している風変わりなホテルの従業員たち、 携帯電話の電波は届かない、迎えの漁船がやって来るのが二日後という状況の中、彼等は 思い思いに過ごしていくのだが――というのが序盤のあらすじ。 一応館ものという形は取ってはいるが読者層のことを考慮に入れてか、メタフィクションとして 作者が登場したり、この手の話のお約束である直接的な殺人は描かれておらず、あくまで発生してから 時間が経過し、一応死亡事故として処理されている案件の再捜査しかも連続殺人ではなく死者は一名と いう形はとられていたりするものの、ストーリーは成立しており、フーダニットからホワイダニットへの 焦点の移動、明らかになる実行犯とその動機、殺された今西優奈の正体そして創業者が遺した 10億円のありかという問題の提示と解決を時間差でうまく展開させているのが分かる。 強いていえば、舞台を絶海の孤島にしてしまうと、黒い三角定規が活動拠点とするエクスキューズが 薄くなると考えたのか、舞台は岡山県に属する瀬戸内海の島になっているが、実際瀬戸内海の島々は 本土の基地局からの電波が届くため圏外になりにくい。 瀬戸内海や長崎の五島列島のようにフェリーを就航させるほどでない人口の少ない島が点在する 地域では海上タクシーが発達しているため荒天でない限り数千円で渡航できる。 早い段階で二階と三階の間の階段の段数が妙に多いといった伏線も入れたほうが『後出しジャンケン』 みたいにはならなかったはずである といった部分は物語の主題はあくまで数学であるという観点から目を瞑るべきなのだろう。 | ||||
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ニガテだった数学が楽しく読めてます。 待ち時間に気軽に読めるのがうれしいです。 シリーズ全踏破したいです。 | ||||
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この作品は、「数学面白くない」という人にこそ読んで欲しいと思います。私もこの作品を読んで、「数学って神秘的だ。こんなにも面白いものなんだ」と感じることができました。★5つつけるほどの喜びを感じることができます。 | ||||
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今回は長編と言う事で、 今までよりミステリー色が強めになっています。 私はこの描き方が一番好きです。このシリーズで最も楽しく読めました。 しっかりミステリしているということもありますが、 それよりも何よりも数学や数学者のうんちくが 非常に増量されているところが好みです。 これ一冊に目一杯詰め込まれています。 ただし今までの描き方とは比べ物にならないくらい説明臭いことになるので、 そういった書き方がお嫌いな方は (直接的には黒い三角定規のテロとは無関係なので) 本巻を飛ばしても大丈夫なのかなぁと思います。 私個人は今後も長編希望 | ||||
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シリーズの4作目は初の長編で書き下ろし.『4さつめ』ではなく『3と1/2さつめ』と題され, 番外編とまではいかないものの,これまでの3冊からは少しばかり異なる雰囲気となっており, カバーを飾る少女も,夏休み中ということで,いつもの制服姿から夏らしい格好での登場です. 1作目から上がり続けていた題材の難しさは,長編になったことでほどよく薄められた印象で, 他にも,シリーズの背景であったり,ここまでのあらすじが序盤の内にさらりと語られるなど, はじめてこのシリーズを手にする人でも,スッと入っていける1冊になっているように感じます. ただ,中盤過ぎに『なかがき』として,著者からの『メッセージ』が投げ掛けられますが, こちらに『近づきすぎ』の感があり,物語から現実へと引き戻されてしまうのが少し残念…. 『あとがき』で謝られていましたが,同じノリの『まえがき』も含め,好みが分かれそうです. とはいえ,その『メッセージ』を経ての終盤,トリック自体は珍しいものではありませんが, 論理がつながってつながって導き出される『答え』は,これでもかというほどの数学尽くしで, 仕掛けられていた謎に驚かされ,それがキレイにハマっていく様子は心地のよいものがあります. 次巻からはまた本筋へと戻り,数学テロリストたちのやり取りが描かれていくようですが, 語り部のなにやら意味ありげな過去を匂わせたり,はたまた少女の恋の行方(?)だったり, 新しい楽しみもいくつか出てきて,前巻からの続きはもちろん,そちらも気になるところです. | ||||
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浜村渚シリーズ4冊目にして初の長編、そして初の 文庫本書下ろしである第3(と1/2)巻。 今回は渚、武藤刑事、大山刑事が外界から遮断された 孤島にてある事件に巻き込まれる事になる。 相変わらず島で携帯電話は使えないのか、電話は無かったのか、 刑事が行方不明になってるのに全然騒ぎにならなかったのか、 といった感じで舞台設定には突っ込みどころが満載ではあるものの、 話の作りはしっかりしており、そして何より事件解決がいつもの 数学クイズで終わることなく、きちんとした推理モノになって いたのは嬉しい誤算。 難しい数学の話になっても大山刑事が我ら一般人(読者)の意見を 代弁してくれるため、ストレスなく読むことができるのも上手いな と感心させられる。 地味に渚のノートの出自や武藤刑事の過去に触れられている点も 見逃せない。 総じて過去作を読んでいる人には違和感なく楽しんで読める作品に 仕上がっているのではないかと思われる。 | ||||
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